飛行船通信MLの主催者(few01)が気になった事を記録するWIKI

祖師ケ谷大蔵で妻と夕食をとった。娘が塾に行くため、夕食を先にとって出かけたので、妻と二人、外で食事をすることにした。思いつきで出かけているので、当然店を決めたり、ましてや予約などしていない。

こういうシチュエーションで、店を選ぶ時、また客がいっぱいで入れない時に「どう行動するか」に、その人のライフスタイルが濃厚に現れる。例えば同僚や上司と出張に行き、食事や酒に行こうとするような時に、人となりが良く見える。

まず先導する人と、従う人がいる。
先導しないと気が済まない人がいる。
先導したくはないが、仕方なしに先導する役回りだと思っている人もいる。もちろん、その人の地元であるなど、誰がどう見ても、この人に先導してもらわねば、という場合もあるし、あれ?彼が先導してくれるのか、じゃまかせよう、という場合もある。

当然従う方が楽だが、必ずしも自分の行きたい所に行けるとは限らない。
そういう時に、従いつつも、文句をたくさん言う人もいる。これは困ったタイプの人だ。文句があるなら、あんたが探せよ、となる。

一見の店に行く、知った店に行く、もしくは調べた店に出向く。人気のある店だと一杯だったりする。そこでまた人となりが見える。
状況を全く気にせず待とうと言う人がいる。
さっさと別の店に引っ張って行こうとする人がいる。
思考停止に陥る人がいる。

先日、先輩と町田で飲んだ時は、微妙に店選びを失敗した。
先輩のお気に入りの店が定休日で、その近くの店が一つの候補となったが、実は携帯電話で調べてみると、先輩の苦手な食べ物の専門店だった。
ここで、たぶん私が先導して店を探せば良かったのだが、微妙な「空気」から先輩に選んでもらった。彼は風邪が十分治っておらず、鼻が利かなかったのだろう、そこそこ美味しかったが、必ずしも満足のいかない店であった。

今晩、妻と最初に向かったのは、広味房(中華)で、人気店なので外まで人が並んでいて、それを見たとたん移動し、由良(居酒屋)でも良いかなとか言いながら、ぼちぼち(お好み焼き)に行ったら、満席で二組待っていると言われたので、その上の馴染みのキヨビスカ(自然食)に行った。ここは素朴に美味しい。満足して帰った。

毎日の生活の中で、私たちは小さな選択を繰り返している。それぞれに小さくはあるが、リスクの違いがあって、予測したり、検証したりしながら、自分の行動を決めて行く。特に、他人と一緒に行動する時は、不確定要素が増えるので、選択は難しくなり、勢いそれまで培って来たベースとなるライフスタイルが表面に現れてくる。

私は、結果が上手く行こうが行くまいが、人のスタイルが見える瞬間が面白いと思う。自分が先導する時には、あまり表面化していなかった自分のスタイルが、有効だったり無効だったりするのを確認するのが面白い。

ただ楽しめない人も世の中にはいて、そういうメンツがいると時に辛い気がする。それもまたありか。

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