多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

書物

少女宰相」として知られる再光后ロズリア・ヴュ・ガウリンの活躍を描いた小説。全十三巻。著者はリーデ・ヘルサルと劇作家ラダムストン、監修はロズゴール王国文部科学省。

7月事件のせいで意識不明のまま即位してしまったロズゴール国王ヴィルジールに代わり、当時15歳(一説には14歳)であったロズリア・ヴュ・ガウリンが宰相に就任して5年間ほど執政を行ったという史実を基にしている。


概要

伝子通信網シプトツェルムの普及とグローバル化に伴い、国民意識が薄れてきたロズゴール国民に再び愛国心を抱かせる為、政府主導の下で行われた歴史教育の一環。この小説の場合、主に若年層をターゲットにしている。
シプトツェルム上で閲覧可能な、いわゆる伝子書籍?と呼ばれる形態で刊行されている。

特徴

ほぼノンフィクションという触れ込みで発表されてはいるが、著者の趣味が多分に入っていると専らの評判。
七巻の日常回に於ける「王立研究所での実験失敗が原因でロズリアに猫耳と鉤尻尾が生える」という展開には、流石にファンからも「これは史実と一切関係なくないですか?いえ、可愛いから良いのですが......」「語尾に『にゃん』は流石にあざとすぎる」「再光后はそんな事言わない」などの意見が公式のお便り投稿フォームに寄せられた。
なお、監修という立場にある文部科学省は公式見解として「ありか無しかで言えばあり。国民が自国の歴史に興味を持つきっかけになってくれれば幸い」と発表している。

また、冊子の扉絵がこれまでの伝統であった義国流の写実的な画風ではなく、新進気鋭の画家ハレ・キクサキが手掛けたデフォルメチックなイラストである事も特徴として挙げられる。第二次性徴を強調したその画風は若年層にはキャッチーであるものの、保守層からは「顔から歴史の厚みが感じられない」などと指摘されている。
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