多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

ラダムストンによる戯曲

概要

メクセトとハイダル・マリクの戦争の中、ハイダル・マリクの援軍として赴いた末妹の『キュトスの魔女』は戦いに負け、メクセトの愛人にされてしまう。最初はメクセトを恨んでいた彼女だったが、次第にその心はメクセトに惹かれ、「心を許した相手にしか教えない」と宣言していた名前(ムランカ)を教えるまでになる。しかし、地の全てを支配したメクセトもやがて神に負け、処刑されることになる。彼女は悲しみと怒りのあまりに世界を破壊しようとするが、他の姉妹に止められ、投獄の中メクセトの最後の言葉を思い出しそれを諦める。

後に他国において出版会社から翻訳されて出版される際に、その出版社がタイトルの使用権を購入することを忘れていたため「ハイダル・マリク」というタイトルで売り出され、こちらのタイトルの方が有名になったため、本来の出版国においても再販の際に「ハイダル・マリク」というタイトルに改題された。

一読するとメクセトムランカの艶っぽい話のように思えるが、実際は、いかなる権力も栄華も永遠ではない、という話。
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この物語にまつわる奇妙な話

この戯曲が発表された時、友人が「この話をどうやって考えたのか?」と聞いたが、彼は「ある酒場で、そこにいた魔女からたまたま教えてもらった話だ」と答えた。その友人は最初、その話が冗談だと思ったが、ラダムストンが戯曲の中以外で嘘をつかない性格なのを思い出し、「まさか……」と後で驚いたそうである。
無論、ラダムストンの冗談だろうが、案外本当の話なのかもしれない。

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