作品紹介――
日本語版一巻　二巻　三巻　四巻　五巻　徳間文庫

　金庸を代表する「射雕三部作」の第一作目。
　南宋を舞台とし北は蒙古草原、南は桃花島までを旅する壮大やビルドゥングスロマン。金庸は青年侠客より癖のある老年侠客の描写に優れているという定評があるが、そのよさが最も発揮された作品である。

　日本においてもドラマ版（中国中央電視台2002年度製作版）が2004年にMAXAMよりDVD化、2005年よりチャンネルNECOで放映され好評を博し、東洋唯一の武侠後進国に遂にその名を知らしめることとなった。


簡易あらすじ――

　時代は南宋の中期。義侠心で結ばれた二人の男、郭嘯天と楊鐵心は全真教の道士・丘処機と出会い意気投合した。数日後、丘処機は村に戻って愕然とした。郭嘯天と楊鐵心は何者とかによって惨殺され、それぞれの身重の妻が別々に連れ去られていた。全ての原因が自分にあると知った丘処機は救出に向かうが、途中で七人の侠客・江南七怪と戦う羽目になり、ある提案を持ちかけた。

　行方不明の二人の妻を見つけ出して、産まれた子どもに武術を教え、18年後に武術を競わせて勝敗を決するというものだ。

　それから18年後、モンゴルで生まれた郭靖はチンギスハーンの庇護の元で育ち、6歳の時に江南七怪の弟子となる。

　真面目だが物覚えの悪い郭靖に苛立ちを隠せない江南七怪。しかし、郭靖が偶然出会った全真教の馬玉道士、そしてテムジンらモンゴルの精鋭たちの助力によって次第に郭靖は武術を習熟してゆく――。


登場人物――
郭靖、黄蓉、楊康、穆念慈、丘処機、江南七怪、洪七公、黄薬師、欧陽鋒、梅超風など


ドラマ版日本語公式サイト
チャンネルNECO
MAXAM


ドラマ版中国語公式サイト
新浪網影音娯楽世界


過去に製作されたドラマ一覧――

■1970年代　香港　佳視
射雕英雄傳　（白彪、米雪）

■1983年　香港　TVB
射雕英雄傳　（黄日華、翁美玲）

■1988年　台湾　中視
射雕英雄傳　（黄文豪、陳玉蓮）

■1994年　香港　TVB
射雕英雄傳　（張智霖、朱茵）

■2002年　中国　大陸央視
射雕英雄傳　（李亞鵬、周迅）


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