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仁王2
仁王2 
いやあ良かったですね。前作をやったばっかりで慣れていたので楽しかったです。
良いところは、前作と変わりがないところです。悪いところも、前作と変わりがないところです。
一応、違いはあります。武器の種類が増え、魂代という新たな装備品が増え、妖怪技とそれによるカウンターという戦法が増え、雑魚の種類も増え、システムは複雑化しています。でもまあ、前作に慣れていればすぐに対応できるレベルかと思います。
他方で前作で不評だったバランスが良くない部分の調整もきちんとされています。遅鈍符という敵の動きを遅くできる術は効果時間が大幅に短くなりました。また理不尽なだけの数的不利を強いられるミッションもほとんどなくなっています（今作でも数的不利の状況はあることはあるんですが、こちらにも味方がいる場合が多く、そうでなければはっきりとした対処法がある場合がほとんどです）。だから、私は最後まで熱狂的にプレイし続けることができました。死にゲーに毒された私にはとてもおもしろかったのです。
上記の通りシステムは若干複雑化しているので、このシリーズを始めたい人は前作から入った方が良いです（とはいえやはり調整不足の点がいくらかあるのは注意）。これも上記の通りですが、大して違いはないので、前作もきちんとおもしろいです。
ゆえにこのゲームに一番効きそうな悪口は「仁王1.5」とか「仁王のDLC」とかになるんでしょうね。まあ、仁王がおもしろいのであんまり違いがなくても僕はいいと思います。ジグソーパズルが好きな人は別のジグソーパズルをもらえたらうれしいでしょう。そういうことです。続編ということであれば必然的に「変化」が求められる部分もあるでしょうから、何も変えないわけにはいかないのでしょうが、変化させた要素がゲームバランスを崩して叩かれることもあるので、非常に難しい部分ではあります。変わらないのも良さなので、あんまり変わりがない場合はそれこそナンバリングの続編ではなくて、大型拡張DLCという形で出すのも手でしょう。看板の数字が増えるから変に期待をしてしまうのが、「ヒト」というしょうもない生き物です。
<その他>
・今作の主人公はプレイヤーが自由に性別や容姿を設定できるようになっています。キャラメイクの自由度は高いようです。私はこういうのは面倒くさく感じてしまうタチなので、ほぼデフォルトのまんまでやっています。ただこの自由度の高さゆえか、主人公はゲーム中ほとんどしゃべりません。狼よりしゃべりません。GTA3のクロードなみに無口です。
・ストーリーは前作の前日譚に当たる部分が描かれています（詳しいことはここには書きませんが、終盤で前作の時系列に追いつき、前作主人公のウィリアムも登場します）。ただモデルとなった豊臣秀吉の若き日から天下人になるまでの40年ほどを20弱しかないメインミッションで再現したストーリーになっているため、かなり駆け足です。戦国時代のビッグネームが登場したかと思ったらすぐ退場するという展開を繰り返します。詳しい人じゃないと、ついていくのは結構辛いものがあると思います。特に海外の方はあんまり理解が追い付かないのではないでしょうか。まあ、元々あってないようなストーリーなのでこんなもんでいいのかもしれません。
・徳川家康は前作で市村正親が演じていたからか、今作では本当にちょろっとしか登場しません。こういうことになるぐらいなら最初から役者さんを起用するなと言いたいですね。龍が如くと同じ轍を踏んでいる気がします。
・今作でも役者さんは起用されています。波瑠には文句ありません。桶狭間から大坂夏の陣までの50年以上変わらないピッチピチの容姿でプレイヤーを出迎えてくれます。藤吉郎役の竹中直人はもうひとつかな……。特に藤吉郎が若い頃の演技が少し上ずっていてフワフワしている感じがします。役を自分に憑依させきれていない感じですね。藤吉郎が年をとるにつれて、だんだん違和感がなくなっていきます。
・相変わらずステージは結構使い回されていますが、設定上も同じ場所の探索であることが明記されていることが多いので、前作よりは違和感が少ないです。前作のステージもいくつか今作で使い回されています。
・ボス部屋（と大部分のザコラッシュ部屋）で死んで落としたアムリタ（経験値）が再戦時は入室とともに即時で自動回収されるようになっていたのは非常に快適でした。前作までだと自分で落とした場所まで移動して回収する必要があったので、その隙を狙われることも多く、ストレスのもとになっていました。
・ボスとの戦いにフロムの本家死にゲーほどの「シビレ」（死闘感というか、サイヤ人が強敵と戦う時のワクワク感のようなもの）を感じられないのはどうしてなんでしょうね（個人的な感想なので当然人によって違いはあるでしょう）。2周目以降でもボス部屋の前に来ると「シビレ」よりも「めんどくせえな」という感情が先に来ます。以下に原因となっているのではないかと思われることを列挙しておきます。
�，修發修發瞭麋崟�じ感
�∩澗療�にBGMやグラフィックが安っぽい
�４袷瓦並仆菲，鬟泪好拭爾擦困砲覆鵑箸覆�でごり押している部分があるがゆえに、勝てた時の喜びもあまりない
�ぅ椒垢�妙に硬く時間がかかる
�イ匹離椒垢皸娚阿塙況皀僖拭璽鵑�豊富で格ゲーの2択みたいなものも入れ込んでくるので、立ち回りを完璧にするのが難しい
�きイ蓮△茲�考えたら別にフロムの作品とどっこいどっこいだとは思います。
��はこちら側の問題です。ただ��ができるのは、本作が育成や装備をとことん突き詰めれば冗談みたいな高火力を出せるゲームだからです。ゆえに結局のところ、壁となるような強敵にぶち当たった時に「戦い方を覚えてきちんと立ち回ろう」よりも「どういう育成・装備にすれば楽に勝てるか」というマインドが優先されてしまうから、楽に勝てない相手には「めんどくせえな」という感情が先に来てしまうのでしょう。ゲームのコンセプトの違いでしょうね。
私は相変わらずクナイマンでやっています。クナイは専用ビルドを組めばかなり火力が上がり、ごり押しをかなり楽にはしてくれますが、これさえ連発しておけばボスを溶かせるというほどのものではなくなっています。今作になってきちんと調整が入っており、持ち歩ける数は大幅に減っているので、普通の立ち回りも併せて覚えていく必要があります。個人的には、序盤ゆえに苦労した煙々羅や作中最強との呼び声も高い柴田勝家（妖怪）相手にはほぼ完璧に立ち回れるようになっているので、本家で私が好きな煙の騎士やゲールみたいに「シビレ」を感じてもよさそうなものですが、正直そこまででもないんですよねえ。結局原因は�´△傍�着するのではないかという話になります。
ちなみに本作のボスで私が一番好きなのは真柄直隆です。多分、ベッタベタな意見です。
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良いところは、前作と変わりがないところです。悪いところも、前作と変わりがないところです。
一応、違いはあります。武器の種類が増え、魂代という新たな装備品が増え、妖怪技とそれによるカウンターという戦法が増え、雑魚の種類も増え、システムは複雑化しています。でもまあ、前作に慣れていればすぐに対応できるレベルかと思います。
他方で前作で不評だったバランスが良くない部分の調整もきちんとされています。遅鈍符という敵の動きを遅くできる術は効果時間が大幅に短くなりました。また理不尽なだけの数的不利を強いられるミッションもほとんどなくなっています（今作でも数的不利の状況はあることはあるんですが、こちらにも味方がいる場合が多く、そうでなければはっきりとした対処法がある場合がほとんどです）。だから、私は最後まで熱狂的にプレイし続けることができました。死にゲーに毒された私にはとてもおもしろかったのです。
上記の通りシステムは若干複雑化しているので、このシリーズを始めたい人は前作から入った方が良いです（とはいえやはり調整不足の点がいくらかあるのは注意）。これも上記の通りですが、大して違いはないので、前作もきちんとおもしろいです。
ゆえにこのゲームに一番効きそうな悪口は「仁王1.5」とか「仁王のDLC」とかになるんでしょうね。まあ、仁王がおもしろいのであんまり違いがなくても僕はいいと思います。ジグソーパズルが好きな人は別のジグソーパズルをもらえたらうれしいでしょう。そういうことです。続編ということであれば必然的に「変化」が求められる部分もあるでしょうから、何も変えないわけにはいかないのでしょうが、変化させた要素がゲームバランスを崩して叩かれることもあるので、非常に難しい部分ではあります。変わらないのも良さなので、あんまり変わりがない場合はそれこそナンバリングの続編ではなくて、大型拡張DLCという形で出すのも手でしょう。看板の数字が増えるから変に期待をしてしまうのが、「ヒト」というしょうもない生き物です。
<その他>
・今作の主人公はプレイヤーが自由に性別や容姿を設定できるようになっています。キャラメイクの自由度は高いようです。私はこういうのは面倒くさく感じてしまうタチなので、ほぼデフォルトのまんまでやっています。ただこの自由度の高さゆえか、主人公はゲーム中ほとんどしゃべりません。狼よりしゃべりません。GTA3のクロードなみに無口です。
・ストーリーは前作の前日譚に当たる部分が描かれています（詳しいことはここには書きませんが、終盤で前作の時系列に追いつき、前作主人公のウィリアムも登場します）。ただモデルとなった豊臣秀吉の若き日から天下人になるまでの40年ほどを20弱しかないメインミッションで再現したストーリーになっているため、かなり駆け足です。戦国時代のビッグネームが登場したかと思ったらすぐ退場するという展開を繰り返します。詳しい人じゃないと、ついていくのは結構辛いものがあると思います。特に海外の方はあんまり理解が追い付かないのではないでしょうか。まあ、元々あってないようなストーリーなのでこんなもんでいいのかもしれません。
・徳川家康は前作で市村正親が演じていたからか、今作では本当にちょろっとしか登場しません。こういうことになるぐらいなら最初から役者さんを起用するなと言いたいですね。龍が如くと同じ轍を踏んでいる気がします。
・今作でも役者さんは起用されています。波瑠には文句ありません。桶狭間から大坂夏の陣までの50年以上変わらないピッチピチの容姿でプレイヤーを出迎えてくれます。藤吉郎役の竹中直人はもうひとつかな……。特に藤吉郎が若い頃の演技が少し上ずっていてフワフワしている感じがします。役を自分に憑依させきれていない感じですね。藤吉郎が年をとるにつれて、だんだん違和感がなくなっていきます。
・相変わらずステージは結構使い回されていますが、設定上も同じ場所の探索であることが明記されていることが多いので、前作よりは違和感が少ないです。前作のステージもいくつか今作で使い回されています。
・ボス部屋（と大部分のザコラッシュ部屋）で死んで落としたアムリタ（経験値）が再戦時は入室とともに即時で自動回収されるようになっていたのは非常に快適でした。前作までだと自分で落とした場所まで移動して回収する必要があったので、その隙を狙われることも多く、ストレスのもとになっていました。
・ボスとの戦いにフロムの本家死にゲーほどの「シビレ」（死闘感というか、サイヤ人が強敵と戦う時のワクワク感のようなもの）を感じられないのはどうしてなんでしょうね（個人的な感想なので当然人によって違いはあるでしょう）。2周目以降でもボス部屋の前に来ると「シビレ」よりも「めんどくせえな」という感情が先に来ます。以下に原因となっているのではないかと思われることを列挙しておきます。
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�４袷瓦並仆菲，鬟泪好拭爾擦困砲覆鵑箸覆�でごり押している部分があるがゆえに、勝てた時の喜びもあまりない
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��はこちら側の問題です。ただ��ができるのは、本作が育成や装備をとことん突き詰めれば冗談みたいな高火力を出せるゲームだからです。ゆえに結局のところ、壁となるような強敵にぶち当たった時に「戦い方を覚えてきちんと立ち回ろう」よりも「どういう育成・装備にすれば楽に勝てるか」というマインドが優先されてしまうから、楽に勝てない相手には「めんどくせえな」という感情が先に来てしまうのでしょう。ゲームのコンセプトの違いでしょうね。
私は相変わらずクナイマンでやっています。クナイは専用ビルドを組めばかなり火力が上がり、ごり押しをかなり楽にはしてくれますが、これさえ連発しておけばボスを溶かせるというほどのものではなくなっています。今作になってきちんと調整が入っており、持ち歩ける数は大幅に減っているので、普通の立ち回りも併せて覚えていく必要があります。個人的には、序盤ゆえに苦労した煙々羅や作中最強との呼び声も高い柴田勝家（妖怪）相手にはほぼ完璧に立ち回れるようになっているので、本家で私が好きな煙の騎士やゲールみたいに「シビレ」を感じてもよさそうなものですが、正直そこまででもないんですよねえ。結局原因は�´△傍�着するのではないかという話になります。
ちなみに本作のボスで私が一番好きなのは真柄直隆です。多分、ベッタベタな意見です。
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