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肩こり

【概念】

項頚部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。
頸肩腕症候群?の初期症状とも言われている。


【原因】

同じ姿勢をとり続けるなどして頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉(肩甲挙筋上後鋸筋菱形筋群頭板状筋頸板状筋脊柱起立筋?)の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。


【症状】

僧帽筋エリア(特に肩上部)の局部の圧痛から始まる。僧帽筋は肩上部では厚みがあり、それも肩こりの大きな一因となっている。
進行すると圧痛点やこり感を感じる部位が拡大する。
筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深層筋(肩甲挙筋棘上筋菱形筋脊柱起立筋?上後鋸筋)にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになる。
主観的には頚部〜肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨と脊柱の間(肩甲間部)に「鉄板が入ったような感じ」として感じられることが多い。
重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり(「頚部まで痛い」「凝りすぎて背中が痛くて眠れない」)、進行すると緊張性頭痛や顔面・上肢の関連痛が生じるようになる。

【診断】

触診で愁訴部の圧痛や筋緊張・硬結(凝り)などが見られる。
頚椎椎間板ヘルニアなどがないか、X線写真やCTなどで鑑別することもある。

【治療】

薬物療法
消炎鎮痛剤?(内服または外用)・筋弛緩剤?抗不安薬?などが用いられる。
症状の強いときはトリガーポイント注射や神経ブロックも行われる。

理学療法
運動療法・マッサージ・温熱療法?水治療法?電気療法?などが行われる。
血流の改善を目的に温熱療法?電気療法?は整形外科医院でよく行われているが、根治療法としては必ず運動療法は必要になってくる。
肩甲骨には、僧帽筋をはじめ、肩甲挙筋菱形筋などの肩甲骨と頭部をつなぐ筋が多く存在する。肩こりを訴える症例の多くは、頭部前方突出位(Forword-head)でいる事が多い。そのため、重い頭部を僧帽筋肩甲挙筋などの頸背筋で支えなければいけなくなる。それにより頸背筋の過緊張は促される。
頭部前方突出位(forword-head)でいる事を問題とするならば、これらの筋を正常な位置で正常に働くようにするべきである。頸板状筋斜角筋群など頸部前後面の筋バランスを整える事が重要になる。
僧帽筋(中・下部繊維)や広背筋などの活動を利用して肩甲骨の正常アライメントを整えることが準備段階として重要である。
また、頭部前方突出位(forword-head)は円背?骨盤?後傾を伴っていることが多く、体幹上部のみならず、体幹下部へのアプローチも必要になってくる。
腹横筋?骨盤底筋群?横隔膜?などのコア?と呼ばれる腹部中枢の安定性獲得も間接的に肩こりへのアプローチとなる。


【備考】

肩こりは、『いつでも治せる病気』と受け止められやすい。もちろん、自然改善が起きやすい疾患の一つではあるが、症状が強くなれば、胸郭出口症候群肩関節周囲炎頸椎椎間板症?頸椎椎間板ヘルニアなどの疾患へとつながる可能性があるため、注意は必要である。
2007年12月25日(火) 17:12:23 Modified by ID:syBbkRa/3A




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