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肩峰下滑液包炎

【概念】

肩関節上方には肩峰、烏口肩峰靱帯?および烏口突起?からなる烏口肩峰アーチ?が存在する。肩関節挙上によって、肩腱板(棘上筋腱)および肩峰下滑液包は烏口肩峰アーチ?との間で挟まれる。このような運動が長い間繰り返されると、腱板の慢性炎症と慢性肩峰下滑液包炎が発生し、徐々に疼痛を中心としった症状が出現する。

【症状】

徐々に発生する肩挙上時の疼痛、ひっかかり感、筋力低下やこわばりstiffnessによる肩機能障害およびしばしば夜間に強い自発痛がみられる。症状を再現する誘発テストにimpingement signがある。これには肩峰との挟み込みを誘発する古典的なNeerの手技と烏口肩峰靱帯?との挟み込みに対するHawkins-Kennedyの手技がある。前者は肩峰を圧迫しながら最大挙上するもの、後者は肩を90°屈曲位で内旋を強制するものである。

【診断】

BOSWORTHは腱板の不全断裂と大結節損傷が同じ症状を呈するところから、棘上筋症候群Supraspinatus syndromeとして総括した。実際、腱板炎と肩峰下滑液包炎は区別できるものではなく、同じ病態と考え腱板炎の範疇に包括してよいとされる。本症には滑液包自体の炎症によるもののほかに、腱板の穿孔で関節液が外に漏出、あるいは増殖した滑膜組織が肩関節の内から小孔を通って押し出され、広く肩峰下・三角筋下・烏口突起下に広がるリウマチ?や結核などの炎症性疾患による二次性のものがある。肩峰下滑液包?に液が貯留し腫脹が強く、時に熱感があり、自発痛や各方向へ運動痛、水腫による運動制限のあるものを肩峰下滑液包炎としてとられている。

【治療】

一次性のものなら安静、消炎鎮痛剤?の投与、理学療法および穿刺・ステロイド剤の注射などが有効になる。
二次性のものの多くは無効で、原疾患の治療と滑膜切除が必要となることが多い。
2007年12月06日(木) 22:25:24 Modified by medireha_jiten




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