午後8時からBS日テレで、『パリで逢いましょう 5区カルチェラタン・パンテオン界隈、学問と映画の街のカフェ』を観ています。この番組はパリ全20区の魅力を1区ずつ紹介していく内容で、今夜はパリ5区を取り上げています。5区にはソルボンヌ大学があります。若者が集まるところであり、学問と映画の街でもあります。5区に限らずパリではカフェが欠かせません。文化の起点ともなったカフェ文化が今も息づいています。イランからパリに移住してきた映画評論家がシャンポリオン通りのミニ映画館を案内しています。このイラン出身の映画評論家はイランの映画監督であるアッバス・キアロスタミ(Abbas Kiarostami)をフランスに初めて紹介したことで知られています。食の地理学者と呼ばれる人が5区にある市場を案内しています。市場でチーズを売っている主人にチーズと地理の話をしてくれと食の地理学者は頼みます。フランスには1000種ものチーズがあるそうです。歴史学者が数百年前に造られた5区の中に残っている城壁を案内しています。食の地理学者は大学の講義を終えて取材班と再び合流します。階段教室で食に関する講座を食の地理学者は主宰しています。今夜のテーマはチョコレートです。フランスで有名な女性のチョコレート研究家が講師を務めます。話が終わると彼女が出版している本をその場で購入してサインを求めている人がたくさんいました。次の講師はこの方も有名なチョコレート職人で、代々チョコレート作りを150年前からやっているお家の出身です。彼は自分の家が1850年代に初めてカカオからチョコレートを作って最初に食べたのは5人の日本人でしたよと、日本との縁を語っていました。食の地理学者は聴衆に向かって、次回のテーマは「日本酒」ですと大きな声で知らせていました。番組ではほかに「キリクと魔女」というアニメーション作品で知られるミッシェル・オスロ(Michel Ocelot)監督のインタビューもありました。オスロ監督も日本との結びつきを語っていました。ほかに5区にはフランス政府が支援して作られた回教寺院があります。フランス軍人としてフランスに命を捧げたイスラム教徒のために建てられたそうです。フランスには210万人のイスラム教徒が暮らしています。
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