今までの関節リウマチの診断基準は、1987年につくられた米国リウマチ学会のRA分類基準であった。それが昨年(2010年)の6月に開催された欧州リウマチ学会総会において、米国リウマチ学会と欧州リウマチ学会の共同制作による新RA分類基準が決定された。新しいRA分類基準がつくられた背景には、以前のものが平均7年7ヶ月という長期の罹病期間のRA患者を基に作られたものであり、それを早期診断に使用することには限界があったのである。そこで臨床現場からの強い要請もあり、”持続性の関節炎や骨びらん(構造異常)を予防するために早期に抗リウマチ薬による治療開始が必要な患者を見つけること”を目標につくられた分類基準であった。※RA:rheumatoid arthritis
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