2004年(平成16年)2月12日(木)晴れ。

 半日の仕事を終えて仕事場近くの銀行へ行き、最新のキャッシュカードへの変更手続きをした。十日程して出来上がり、郵送してくるという話だった。その間はキャッシュカードが使えないということだったので、急遽お金を引き出した。その後カレー専門店でコロッケカレーを食べてから、両国へ向かった。江戸東京博物館で開催されている『丸山応挙展』鑑賞するためだった。東武東上線で池袋駅に出て次に山手線外回りに乗り秋葉原駅まで行き、そこで総武線に乗り換え隅田川を渡り両国駅で下車した。江戸東京博物館は駅のそばにあった。隣には国技館があった。
 丸山応挙の絵は素晴らしく、観に来た甲斐があった。絵を観ながら胸がジーンとして、感動するものがこみ上げてきた。久しぶりに味わう感情だった。夢中で観ていて、ふと隣の人を見ると石原慎太郎東京都知事だった。お付きの人が五、六人いて、学芸員と思われる人が絵の説明を都知事にしていた。都知事御一行様には人を威圧するような雰囲気はなかった。絵を見終ってから2500円の『丸山応挙展』カタログを購入した。今日は携帯用(アイワ製)のラジオでVOAの英語放送を聴きながら移動した。








2004年(平成16年)2月14日(土)晴れ。

 今朝もMP3でグレン・グールドのピアノ演奏を聴きながら通勤する。午前中の仕事を終えて、寄り道をせず真っすぐに帰宅する。職場でバレンタインデーということで8個のプレゼントをいただく。義理チョコ、義理クッキーであっても、いただいたことに感謝である。ホワイトデーを忘れないようにしなければと自分に言い聞かせる。風邪気味で体調が悪く、帰宅後は何もする気が起らず身を横たえて休む。







2004年(平成16年)2月15日(日)晴れ。

 午前3時頃に目が覚めてしまう。体調は少しよくなった。テレビを見ながら時間を過ごす。午後5時半頃に毎日新聞の朝刊に目を通す。窓から朝日が射しこみ、眩しい。テレビ朝日の番組「サンデー・プロジェクト」を見る。中曽根元総理大臣と牛丼チェーン店吉野家の社長の話に耳を傾ける。また中田横浜市長の積極的な仕事ぶりを知る。例えば横浜市独自のマンション条例の制定と、談合入札に対して毅然とした姿勢は評価できると思った。
 午後4時からテレビ東京の番組「日高義樹のワシントンリポート」を視聴する。番組では元NHK特派員で現在ブルッキング研究所主席研究員の日高義樹氏とアメリカの政治評論家キム・ノバック氏が、エバンズ商務長官にインビューした。商務長官が二人から受けた質問は一、アメリカ国内の経済状況の先行き 二、中国との自由貿易に関する問題点 三、日本の構造改革に対する評価 四、石油と天然ガスの需要と供給に関する見通し等であった。
 午後6時半頃に声楽とピアノのレッスンを受けに、浦和まで出かける。声楽で練習している曲は「マイ・ウェイ」である。










2004年(平成16年)2月16日(月)晴れ。

 風が強い1日であった。仕事を終えていったん帰宅して夕食を摂り、それから東口図書館へ行った。CDとビデオを返却して、新たにグレン・グールドのCD二枚、J.S.バッハの「トッカータ集」(全七曲)とギタリスト山下和仁氏のCD、「主よ、人の望みの喜びよ」(バッハ小品集)とビデオ『二〇世紀の冒険(3)』を借り出した。









2004年(平成16年)2月19日(木)晴れ。

 半日の仕事を終えて、まっすぐ帰宅する。図書館から借りてきたビデオ『二十世紀の冒険(3)』を鑑賞する。内容は飛行機による大西洋横断と太平洋横断と世界一周に挑む数々の記録映像であった。大西洋横断に成功したリンドバーグの映像もあった。
 申請していた新しいキャッシュカードが届いた。最寄りの駅ビルにルミネが開業して、スターバックス(コーヒー)、ブックファースト(書籍)、ポンパドール(パン)、成城石井(食料品)、ロフト(文具)、パステル(洋菓子)、新星堂(音楽)が営業を始めた。








2004年(平成16年)2月21日(土)晴れ。

 今朝もグレン・グールドのピアノ演奏を聴きながら通勤する。半日の仕事を終えて、ふじみ野駅で下車し徒歩で大井町サティへ行く。映画『赤い月』を観るためであった。観る前に一階で太巻きと紙パックのお茶二つ買って腹ごしらえをする。ワーナーマイカルは四階にあった。大井町サティに来たのは初めてであった。
 『赤い月』(2003年製作)の原作者はなかにし礼氏、脚本は井上由美子と降旗康男、監督は降旗康男、撮影は木村大作、美術は福澤勝広、音楽は朝川朋之、製作は富山省吾、プロデューサーは山田健一、主演は常盤貴子氏、他の出演者には伊勢谷友介、香川照之、布袋寅泰、大杉漣、山本太郎などが出ていた。舞台となった場所は旧満州の牡丹江とハルピンである。『赤い月』(新潮社刊)はなかにし礼氏の自伝小説で、氏の母親と思われる一人の女性の生きざまを小説にしたものである。なかにし礼氏の原作による映画は『長崎ぶらぶら節』(2000年製作・監督は深町幸男、脚本は市川森一、撮影は鈴木達夫、音楽は大島ミチル、主演は吉永小百合、渡哲也、他に原田知世、藤村志保、いしだあゆみ、高島礼子、尾上紫、永島敏行、勝野洋、岸部一徳、松村達夫、渡辺いっけい等が出ていた。)以来である。映画を観終わって午後六時頃に帰宅する。
 午後9時から9時50分までNHKスペシャルを観る。午後10からNHKの教育番組「詩人山之口漠」を観る。山之口獏氏は沖縄県出身の詩人で、今年生誕100年を迎えた。本名は山口重八郎。名前は知っていたが、今回初めて山之口獏氏の具体的な生活ぶりを知った。番組に登場したシンガーソングライターの高田渡氏の歌は、味があってまた聴きたいと思った。










2004年(平成16年)2月22日(日)晴れ。

 午後9時頃から嵐となる。窓ガラスが割れるのではと思うくらい強い風が吹いた。








2004年(平成16年)2月23日(月)晴れ。

 風強し。仕事を終えてからワーナーマイカル板橋でトム・クルーズ主演の新作映画『THE LAST SAMURAI』を鑑賞する。駄作ではないが名作とは言えない作品だと思った。何かが足りない。渡辺謙氏のアカデミー助演賞受賞はないとみた。さてどうなるか興味津々である。午後10時半頃に帰宅する。









2004年(平成16年)2月24日(火)晴れ。

 午後九時から格闘技の「K1マックス」を見る。小比類巻貴夫選手の完全復活を観戦することが出来た。山本キッド選手は一時的に冷静さを欠き暴発するところがあり、問題となる試合をする。トルコの選手が今回初めてK1に参加した。K1の広がりを証明するものだ。








2004年(平成16年)2月25日(水)晴れ。

 通勤の往復時にグレン・グールドのピアノ演奏によるバッハの「イギリス組曲」をMP3で聴く。グレン・グールドのピアノ演奏が身体に沁み込んでくる。午後9時からNHKの番組「その時歴史が動いた」を観る。薩摩藩の島津義弘、長州藩の毛利輝元、伊達藩の伊達政宗の処世術と生き方が取り上げられていた。6年前に79歳で亡くなった父の事を、もっと深く知りたいという思いが込み上げてきた。
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