午後6時からBS世界のドキュメンタリー・シリーズ謎に挑む「深海の科学〜闇の生物に迫る〜」を観る。制作はドイツのFlowmotion Film。海面から数千メートルの太陽光が届かない、暗い冷たく深海の底には、奇妙奇天烈な生態が全く分からない不思議な生物が数多く住んでいる。ドイツの取材班は新種の生物を探し求めて世界各地の深海生物を調査・研究しているドイツのマックスプランク海洋微生物研究所チームに、2年間も密着してカメラを回している。ドイツのマックスプランク海洋微生物研究所チームは大西洋のアゾレス諸島付近の海底火山で採取した二枚貝から、バクテリアを発見する。二枚貝とバクテリアは共生関係にあること考えられている。そのことを証明するために実験を試みていた。地中海のシシリー島付近で熱水噴出口の山を越えるときに、油圧系統に問題が起きて有人深海潜水艇が真っ暗になり通信が途絶え動かなくなった時には、観ていて緊張した。何とか無事に浮上することが出来た。原因は油圧ケーブルの中に海水が入り込んだために起きた事故であった。技術班は油圧ケーブル全部を取り替えた。深海の作業がいかに危険で困難なものかを如実に物語る場面であった。番組を見て深海生物の探査の技術的な方法は日本やアメリカと大きく変わっているところはなかったが、ドイツの主にマックスプランク海洋微生物研究所だが深海生物研究の取り組みを知ることができた。(2013/平成25年2月21日:記)
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