クローズアップ現代「突然の脳死 臓器提供にゆれる家族たち」2012年2月1日(水) 19時30分〜19時58分 ノンフィクション作家…柳田邦男,キャスター国谷裕子。
臓器移植法の改正で、家族の承諾さえあれば認められることになった脳死患者からの臓器提供。過酷な選択を迫られ、悩みや葛藤を抱える家族をどう支えていけばよいか考える。ある日突然、家族が「脳死」状態となり、医師から「心臓や肺などの臓器を別の患者に提供できる」と告げられたら、あなたはどう答えるだろうか?“家族の了承”さえあれば、脳死からの臓器提供を認めるとした改正臓器移植法の施行から一年半。“本人の意思表示”がなく、家族だけで重い選択を迫られるケースが増える中、その悩みや葛藤は以前にも増して深まっている。法改正によって脳死移植の適合事例が急増し、医療現場でも混乱が続く中、脳死になった人の家族をどのように支え、納得のいく選択をしてもらうか?家族の視点から法改正後の脳死移植の課題を見つめ、解決に向けた手がかりを探る。
もし家族が脳死になったらどうする?という問題です。
card.gif「"家族の了承"さえあれば、脳死患者からの臓器提供を認める」とした「改正臓器移植法」の施行から一年半。改正法の施行後、脳死の臓器移植の8割は「家族の承諾」だけで提供されているそうです。番組では、"本人の意思表示"がなく、家族が重い選択を迫られる例が増える中、家族の悩みや葛藤が以前にも増して深まっているという現場を取材しています。プレビュー(試写)をのぞいてきました。取材では、家族が突然脳死になって、選択を迫られる現場を追っています。もちろん、医師の側も、移植コーディネーターも、家族の意思を尊重して、説明を重ねます。ただ、ほとんどの人にとって、「家族が脳死になる」ということ自体、ほとんど考えていない話です。臓器"移植"とは何か?臓器"提供"とは何か?こうしたことを、突然の事態のなかで十分理解するのはやはり大変だと、取材VTRを見て改めて感じました。
(臓器の移植・提供については「日本臓器移植ネットワーク」のHPに詳しく書かれています)
一方で、臓器移植を本当に待ち望んでいるかたも、とてもたくさんいます。だからこそ、脳死になった患者の家族にとっては、重い判断が迫られてしまうことになってしまうのですね。
VTRでは、家族の判断で臓器提供を決めたあとの葛藤も取材されています。また、では今後、家族の悩みにどう向き合っていくのかという点も考えていきます。「生」と「死」の最前線の、とても緊張感のある現場の取材。取材にご協力いただいた家族のみなさんの姿を通して、自分ならどうするのか・・・?と考え続けた、プレビューの時間でした。

☆市立札幌病院の事例、医療従事者の男性突然の脳死 決断を迫られる家族。医師は臓器提供を説明。オプション提供。意思表示のカードを持っていなかった。人のためになるのであれば、臓器提供をお願いしますと家族が医師に伝える。臓器移植コーディネーターが家族に臓器提供のプロセスを説明します。患者の妻が悩む。夫の死を家族が決めなければればならないことに、悩み始めます。家族は臓器提供に一度は了承しますが、最終的には臓器提供をしませんでした。    鹿野恒医師

☆聖マリアンナ医科大学付属病院の小野元医師を中心に家族にたいする支援チームを作る。救急医療チームにおいて臓器提供を視野に入れた家族への支援をするようになりました。
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