クローズアップ現代「建物に潜む未知の揺れ〜“地盤との共振”の脅威〜」2012年2月13日(月) 19時30分〜19時58分東日本大震災で、一部の建物が選ばれたように激しく揺れるケースがあった。原因と見られるのが、建物と地盤の固有周期が一致し共振する現象。未知の揺れの謎に迫る。出演は 名古屋大学大学院教授の福和伸夫さん。キャスターの国谷裕子さん。東日本大震災は、かつてない「揺れ」の脅威も浮き彫りにした。今回、震源から遠い場所にある高層ビルが大きく揺れたり、同じ敷地にありながら特定の建物だけに被害が出たりするなどの不思議な現象が起きたのだ。原因は、建物と地盤の「固有周期」が一致することで共振現象を引き起こしたことにあると見られている。名古屋大学の研究者たちは、今後起こりうる巨大地震によって、大阪、名古屋などの大都市の高層ビルでも、建物と地盤が共振し被害が出る可能性があると警鐘を鳴らしている。番組では、初めて明らかになった“建物と地盤の共振”の脅威に迫る。

2003年日本建築学会賞(論文) 構造物と地盤の振動現象の解明と都市地震防災への活用に関する研究。

強震時の都市−建築物−地盤系の挙動解明と環境振動に関する研究
地震災害に対する都市環境の安全性を確保するには、都市が立地する堆積平野の地震時挙動を明らかにすると共に、建築物の地震応答性状と耐震性能を解明することによって、的確な耐震技術を構築したり、都市の防災施策を立案することが必要となる。そこで、濃尾平野に立地する中京圏を対象に、堆積平野の地下構造の解明、強震動の予測、地震被害の予測を行うと共に、理論・実験・観測に基づいた建築物−地盤系の地震時挙動の解明、建築物の免震・制震技術の開発、構造物−地盤系の振動解析方法の開発などに関して一連の研究を実施してきている。また、都市の振動環境の改善のため、交通振動や工事振動の発生メカニズムの解明と振動問題解決法に関する研究も併せて実施してきた。これにより、安全で快適な都市環境デザインの基礎を作っている。

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