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バカップル応援日記

乗ったなのは・ユーノ・ヴィヴィオ・恭也・がやってきた。 早番のバイトと入れ替わりに、なのははエプロンに袖を通し始める。 「朝はちゃんと起きられた? 愛しのユーノ君に」 「お、お母さんっ!?」 ちょっとからかうとすぐ顔を真っ赤にするなのは。多分、目覚めのキスでようやく起きたとかだろう。 あんまり慌てるものだからクスリと笑うと、なのははまた両手をぶんぶん振って俯いた。 「ははは、冗談よ。早速だけど、ホールに行ってもらえる?」 「はぁい」 この場の常套手段としては、なのはとユーノは引き離すのが最善なのだが、敢…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a5... - 2010年08月23日更新

高町家の爛れた饗宴

ったり、 眠っている間にこっそりベッドにび込んだり、食事の最中に堂々とフェラチオさせたりとやりたい放題である。なので、これは高町家ではごく当たり前の光景なのだ。 「みんなの家はこんなことしていないよ」 「みんなはみんなよ。個性を大切にしなきゃね」 「そうだぞ、その家にはその家のやり方というものがあるんだ」 こんなやり取りもいつものことだった。 誰もがこの状況を当たり前と感じている中で、なのはだけが違和感を覚えて頑なにセックスすることを拒んでいるのである。 桃子達もあくまで本人の意思を尊重するとい…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%b9... - 2008年08月23日更新

−その想い、緋に染まる暁のように−

-[[第1話 烈火の将の異変]] -[[第二話 主と癒し手、画策する]] -[[第三話 覚えていること、忘れたこと、知ったこと]] -[[第四話 水面に映るは、それぞれの想い]] -[[第五話 回帰線 前編]] -[[第六話 回帰線 後編]] -[[第七話 ウォーター・パニック?]] -[[第八話 ウォーター・パニック!!]] -[[第九話 幻影は、儚く]] -[[第十話 甘えと剣と]] -[[第十一話 君のいない世界に見出す意味]] -[[最終話 君と悠久の旅を]] ---- 著者:[[640]]…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a1... - 2008年05月16日更新

第六話 回帰線 後編

 *     *     * はシグナムの質問にだまりこんで、しばらく考えた末に顔をあげてこう答えた。 「多分……死にたくなるんじゃないかしらね。実際に起こってみないと、どうなるかはわからないでしょうけど」 「お姉ちゃん……」 「部屋に閉じこもって、泣いて。自分を責めて、結構な間、凹み続けると思う。……けど」 「けど?」 それは、シグナムにとってはある程度予想の範囲内であった答え。 しかしそれを返したあともは言葉を止めない。 苦笑のような表情を浮かべながら、彼女は彼女なりの答えをシグナム…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c2... - 2008年05月14日更新

第五話 回帰線 前編

自分達のドリンクを片手に傍に来ていた。 は当然のように、その横へとすずかが一言「失礼します」と断ってから腰を下ろす。 性格はあまり似ていなくても、その仕草は姉妹らしく、実によく似ている。 「何?まだ何か悩んでるの?」 「……ああ、いや。そういうわけでは。恭也はよかったのか?」 「ええ、今はクロノくんと男同士、話し込んでるわ。だからこっちも女同士、ってことで」 正確に言えば、その悩みの原因を自覚したが故に、 憂鬱なのだけれど。そのようなことを、言えようはずもなくシグナムは言葉を濁す。 「飲み物、よか…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c2... - 2008年05月14日更新

第三話 覚えていること、忘れたこと、知ったこと

     * 翌日のこと。 「……、まだ見るのか?」 「見るのか、ってシグナム。まだ買ってないでしょ?」 「いや、私は……いいよ、やっぱり」 「ダーメ。そんなんじゃ来た意味、ないでしょうが」 海鳴市内にある、デパートの水着売り場。 シーズンも終わりを告げようかというこの時期、わざわざ水着を買い求めにやってくる女性は少ない。 「大体、話聞いて驚いたわよ。シグナム、水着も持ってないだなんて」 人の波もなく、展示されている水着をゆっくり、時間をかけて見て回れる売り場に、 シグナムはに連れられてや…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c2... - 2008年05月14日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第11話 Bpart

にはバレバレだ。 「もう気にしてないさ。も無事だったし仲直りも出来たしな。終わりよければ全て良しってやつだ」  激励代わりに頭をくしゃくしゃと撫でてやる。 「あと取りあえず父さんたちには黙っていたほうが良いか? 話すなら俺もいろいろフォローしてやれるが」 「できれば秘密のままが良いかな……。やっぱり危ないことだから心配かけたくないし」 「確かに危ないな。俺もに一発もらった身だし」  深くはなかったが左肩を切り裂かれたのは事実なのだ。  ただ幸いだったのは魔法のおかげでその日のうちに傷は塞がったことか。…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第10話 Cpart

とこれなら隙は作れる」 「それで今度こそさんを」 「助けなきゃいけない、泣いても笑っても今夜が最後よ!」  夜の街を眼下に見据えてじめっとした夜風に気持ちを持っていかれないように気を引き締めて――。  『みんな! 目標確認したよ。魔力垂れ流しだからこっちでも簡単に引っかかったわ』  即座に送られてくる座標は驚いたことに昨日の戦いの舞台である月村邸だった。 「ね、ねぇアリサちゃん。確か家にはすずかちゃんが」  なのはの問いに頷くことしかできないアタシ。  てっきり山とか森とか人気の無い場所かと思ってた。身…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第10話 Bpart

* *  ――もう夕暮れか……。 「お嬢様……」  時刻はもう五時を回ろうとしていた。屋敷を出たのは十時を過ぎた頃だから私は半日以上海鳴の町を彷徨っていたことになる。  日ごろから広い屋敷の中で働いている身にとっては歩くことなどどうということはないと思っていたのだが……。 「さすがに……疲れましたね」  足は棒だった。  明日は筋肉痛がいいところだ。ファリンには無理をするなとは言っていたが私も十分に無理を強いている。 「まったく私に似たのでしょうね」  苦笑しつつ傍のベンチに腰掛けた。  この時間帯…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第10話 Apart

0 ID:NZf8yEds ----  さんが……敵?  信じられない……。なんでこんなことになってしまったのか、原因なんてアタシにはわかるはずもなくて。  だけど戦わなきゃならないのは絶対に避けられない。 「二人とも……なにぼさっとしてんのよ!」 「だ、だけど!」  そんな顔しないでよなのは。戸惑いたいのはアタシだって同じなのに!  だけどアタシは歯を食いしばって、真っ直ぐさんを見つめて、絶対に動揺が悟られないように。  弱みは見せない。アタシまで折れたら誰がこの子達を立ち直らせるの?  言い聞かせ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第9話 Cpart

前にいるのは私のお姉ちゃん。  ――月村。 「ああ、でも今は私あなたのお姉ちゃんじゃないわね。今の私は――」  一歩、前に踏み出てお姉ちゃんは言った。  いつも通りの優しい笑みじゃなくて、どこか冷たくて、綺麗で妖しい笑みを添えながら。 「――夜の一族……なんだから」  なんでだろう……お姉ちゃんがすごく遠く見えた。 ---- [[前へ>魔法少女リリカルなのは Step 第9話 Bpart]] [[次へ>魔法少女リリカルなのは Step 第10話 Apart]] 目次:[[魔法少女リリカル…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第9話 Apart

にも忘れていたらしい。 (この時間帯……か?)  このまま放っておくのも失礼だ。  厨房の母さんに一声かけて俺は奥の休憩所へ向かい携帯を引っ張り出した。  案の定、液晶には月村の二文字。 「か? どうした?」    * * * 「あっ恭也」  耳に届いた凛々しい声。やっぱり大好きな人の声は電話越しでも嬉しい。 『何か用か?』 「用ってほどじゃないんだけどね……」  ただ声が聞きたかっただけってのは恋人ならではの免罪符だと思う。  私にも今は恭也が翠屋で働いていることを知っている。電話越しにでも微かに…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

魔法少女リリカルなのは Step 第9話 Bpart

けて俺は携帯の電源を入れた。  てっきりからメールがあるかと思ったが受信しても来るのはクラスの友人だけで他には何もなし。 「…………」  着信も何もない液晶を見つめながら携帯を閉じた。  たまにはこういう日もあるのだろう。それとも俺の態度に呆れられたか……。 「大丈夫か……のことだしな」  彼女を驚かすためとはいえを最近は邪険にしすぎたかもしれない。  けど目的の額にはまだ微妙に足りないのが現実だ。もう少しバイトに専念しないといけないだろう。  少しくらい嫌われることは覚悟しなくちゃならないみたいだ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cb... - 2008年05月13日更新

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