五輪 - つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

①五大の別表現、密教などで用いられる。地・水・火・風・空の五大元素のこと。なお、曹洞宗でも通常の塔婆は、五輪塔を模したものを用いている。

五輪浄潔たり天投の水、一念円明にして珠盤を走る。　面山瑞方師『建康普説』「〈第十〉懺場證明普説」

②五体のこと。両肘・両膝・頭頂の5つが全て円転しているため、五輪という。

礼拝は、品多き中に、今時は専ら五輪著地なり。釈氏要覧に、長阿含経を引て云く、二肘二膝、頭頂、之を五輪と謂う。輪は円転の義なり。亦た、五体と云う。　面山瑞方師『洞上僧堂清規行法鈔』巻5「僧堂新到須知」項

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