【定義】
日本曹洞宗に於いて、いわゆる檀信徒以外の在家信者を認定する際に行われる儀式全般に関連する言葉だと思われ、またこの認定された信者を「在家得度者」などと呼ぶ。ただし、この用語は『曹洞宗宗制』には見えず、昭和25年に改訂された『行持軌範』にて採用されたが、その後の改訂で削除されてしまい、現在は用いないと見られる。「一般得度」などの言い換えもあるが、同じことを指し、やはり用いるべきではない。
なお、現在では授戒会をはじめとする「生前授戒(生前戒名の取得)」が相当すると考えられる。道元禅師がご指摘されるように「出家」にのみ「得度」を使うべきだという見解(『正法眼蔵』「三十七品菩提分法」巻参照)からすれば、「在家得度」は語義矛盾しているため、用語については改めるべきであろう(一例、「在家授戒」「在家信者」「俗弟子」など)。ただ、『宗制』『行持軌範』にはない用語であるため、改める機会すら無いようである。
日本曹洞宗に於いて、いわゆる檀信徒以外の在家信者を認定する際に行われる儀式全般に関連する言葉だと思われ、またこの認定された信者を「在家得度者」などと呼ぶ。ただし、この用語は『曹洞宗宗制』には見えず、昭和25年に改訂された『行持軌範』にて採用されたが、その後の改訂で削除されてしまい、現在は用いないと見られる。「一般得度」などの言い換えもあるが、同じことを指し、やはり用いるべきではない。
なお、現在では授戒会をはじめとする「生前授戒(生前戒名の取得)」が相当すると考えられる。道元禅師がご指摘されるように「出家」にのみ「得度」を使うべきだという見解(『正法眼蔵』「三十七品菩提分法」巻参照)からすれば、「在家得度」は語義矛盾しているため、用語については改めるべきであろう(一例、「在家授戒」「在家信者」「俗弟子」など)。ただ、『宗制』『行持軌範』にはない用語であるため、改める機会すら無いようである。
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