【定義】
法要の際に、
導師(
住持)に随侍して
香台を持つ配役のこと。
侍者と並んで
住持の後辺に侍する。なお、
法要の際に香台を持つため侍香と呼ばれるが、清規にはなく正式な名称ではない。江戸時代、
面山和尚が侍香とは、
五侍者の焼香侍者を指すとして、以下のような批判をしている。
しかるに今時は、侍者・侍香と云もの二人あり。侍者は五侍者の内なに侍者ともしれず、侍香は焼香侍者にて、古規に外侍者の頭にて〈中略〉しかるを今時は、なに侍者やらしれぬ侍者がひとり頂上にありて、下に侍香と云をそへをく。清規にくらきなり。 『考訂別録』巻6
コメントをかく