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【定義】

著者不明であるが、授戒会に於ける説戒の要旨、戒法の典拠、その註釈、備忘などを記したものである。大乗寺にある同著は、1巻8冊の大著ではあるが、内容には多くの重複があるため、『続曹洞宗全書』「宗源補遺?禅戒室中」巻に収録されるに当たって、重複箇所が削除された。

【内容】

本書の撰者や撰述年代は不明なるも、『巨海禅師戒説』の作者である巨海匡津のことや、文政9年(1826)の記事があるため、それ以降の編集であると分かる。実際の説戒では『梵網経』、及び『教授戒文』の所説を中心に(実際には万仭道坦『禅戒鈔』からの引用)、譬喩因縁談が見られ、他にも資料が多く、説戒師を勤めた自分自身か、説戒する人のためを思って編まれたものと考えられる。

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