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【定義】

万仭道坦が記した、禅戒論を展開する著作。全1巻、安永3年(1774)序・刊。詳しくは『仏祖正伝禅戒本義』という。

【内容】

この著作は、江戸時代の学僧である万仭道坦が、明和8年(1771)に、出雲永昌寺の授戒会に呼ばれ、その際に禅門戒義の大本を示した。その際、参随していた安芸勝運寺の瑞天は、この講義を広く世に見られるようにすべきと願い、万仭に請うたところ、その求めに応じた万仭が、勝運寺にて、経豪の『教授戒文抄』に註を付して、禅戒の本義を示した。趣旨は、万仭の『禅戒鈔』と似たようなものである。

現在このテキストは、『曹洞宗全書』「禅戒」巻にて見ることが可能である。

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