つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

鎌倉〜南北朝時代の日本曹洞宗の僧侶。元々臨済宗であったが、その後、肥後大慈寺の寒巌義尹禅師から嗣法し、大慈寺の発展に寄与する。筑後二尊寺?開山。号は鉄山、名は士安。

出身：肥後国
生没年：寛元4年（1246）〜延元元年（1336）

【内容】

鉄山禅師は出家の後、東福寺の南山士雲の下で随侍していたが、後に肥後大慈寺の寒巌義尹禅師に就いて嗣法した。寒巌禅師遷化の後は、大慈寺に住して、同寺の発展に寄与した。また、筑後の檀越が、二尊寺を草創するや、鉄山禅師を開山に請している。

しかし、また大慈寺に帰ると、同寺にて延元元年2月12日に遷化した。世寿91歳。伝記資料は『延宝伝灯録?』巻7、『重続洞上諸祖伝?』巻1、『洞上聯灯録?』巻2など。