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【定義】

甘露門』の「蒙甘露法味陀羅尼」の次に詠まれる偈文で、行者が毘盧舎那仏の加護によって、食器の中にある水を広大なる海のほどにして、甘露や醍醐として流れ出させて、一切衆生に施さんと願うこと。
右手を展ばし、食器上に臨ませ、鋄字を右の掌中に在き、猶、乳色の如きを、変じて八功徳海と為し、一切の甘露・醍醐を流出し、一切鬼等、皆飽満なることを得て、乏少有ること無しと観ず。 面山施餓鬼作法

大施食会では、七遍読誦(または施食棚の作法が終わるまで)され、この間に施食棚に向かって様々な作法を行う。「五如来宝号招請陀羅尼」に続く。

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