【定義】
経行または
坐禅を終える時に
僧堂内で鳴らされる小鐘一声のこと。
【内容】
経行または坐禅を終える時に、僧堂内で鳴らされる小鐘一声について、明治期の『
洞上行持軌範』巻上「日分行持」の「早晨坐禅」項では特別な名称を定めていなかった。その後、『昭和改訂曹洞宗
行持軌範』では初めて、「鳴らし物」の項目で「
抽解鐘」という名称を定め、更に『昭和訂補曹洞宗行時軌範』以降で「放禅鐘」と名称を変更し、現在に至っている。変更の理由は不明だが、「
抽解」という用語の研究がなされたものか。
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