子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

 
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砂時計の七不思議―粉粒体の動力学 (中公新書)



目次

はじめに

第1章 流れ落ちる
 砂時計の七不思議/砂時計の原理/砂時計の砂はどう流れる?/目詰まりはなぜ起きる?/粉粒体の流れはなぜ一定か?/満員電車、再び/交通渋滞/1/fノイズ/雪崩/粉粒体の固体を維持する力/粉粒体に形はあるか?/粉粒体が「融ける」とき/過加熱固体(?)としての粉粒体

1年計砂時計『砂暦』(タイムホール). 仁摩サンドミュージアム

第2章 吹き飛ばされる
 縞模様の起源/風紋/砂の運動/風紋を作る/縞模様の起源、再び/風が作り上げる丘、砂丘/重いものがなぜ上に来るのか?/一度にどれくらい「融ける」か?/砂山と地震は関係があるか?―天災の法則

第3章 かき混ぜられる
 パイこねの原理/粉粒体をかき混ぜる/水平面内のかき混ぜ/鉛直面内/混合物の分離―大きさの違い/桶流れの中の分離/ホッパー流の中の分離/パイプの中で回る混合物の分離/エントロピー増大と宇宙の熱的死/生命の起源

第4章 吹き上げられる
 液体とは何か/粉粒体の固体状態/風の中のひと粒―無重力状態を作る/粉粒体の液体状態―粉粒体の中で泳ごう/粉粒体の気体状態―沸騰する粉/沸騰の先にあるもの―雨が降る時

第5章 ゆすられる
 対流する粉/流体における対流/粉粒体の対流とは?/下から熱して上から融ける/粉粒体の液体状態その二―重くても浮き上がる?/表面張力はあるか?―毛管現象/砂の中の音

第6章 粉粒体とは何か
 粉粒体の物理学/物理学の目的―現実認識の追及/物質主義の成立―ニュートンから素粒子物理学まで/認識論における問題点―物質主義と唯物論/物質主義の限界/統計力学の現実認識/散逸構造―現象主義の復活/結局、何がわかっているか?/もっと知るにはどうするか?/なぜ、物理学は粉粒体を理解できないか?/物理学には粉粒体を理解できるか?/物理学はどうなっていくか?/何をもって「わかった」とするか?

おわりに
参考文献
 

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