Virtual Skipper 情報サイト

ここでの目的は、ヨットを走らせるのに必要な知識を得ることです。


セール(帆)とキール(センターボード、ダガーボード)
:ヨットは風を受けて走ります。
:水の上で風を受けるので、何もないと風下に流されていきます。それを少なくするためにヨットの艇体にはキールと呼ばれる板が水中に伸びています。
:多くのヨットのキールは固定式(VSKのヨットは全て)ですので、あまり水深の浅いところでは座礁してしまいます。
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:セールの前側はマストやリギン(ワイヤー)によって固定されており、後ろ側はロープでボートにつなげてあります。そのロープの長さを長くしたり(セールを開く)、短くする(セールを引き込む)ことでボートや風に対するセールの角度を調整します。
:VSKでは、AUTOモードの場合、この調整はコンピュータが自動でちょうど良いように行ってくれます。
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:セールは翼です。学校で揚力というのを習ったことがある方も多いと思います。真っ直ぐ風下に向かっているとき以外は、風を翼の真横から受けるのではなく、翼に風を流すことで得られる揚力を使って走ります。
:その揚力を使って風上方向に走っていけるわけですが、飛行機の翼と違って、左右どちらから風を受けても翼になるよう、布のようなものでできており、ある程度風上から角度をつけないと、きちんと翼の形にならずバタバタとはためいてしまい、翼の役割を果たしません。(シバーと言います)
:レースでは、スタートラインに近づきすぎたとき、わざとボートを風上に向けてシバーさせたり、セールを必要以上に開いて同じ様な状態を作って減速させたりします。
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:ヨットは進み始めると、止まっているときに受けている風の方向よりも、進行方向から風を受けるようになります。スピードが上がると、より進行方向から風を受けるようになります。これを見かけの風と言い、AUTOモードでは関係ないですが、ヨットのスピードにあわせてセールの角度も調整しなければ早く走れません。
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:このようなことから、セールやボートの大きさ、性能、風の強さなどにより、風に対する最適な進行方向がきまります。VSKのマニュアルモード以外では緑色の矢印がその方向を示します。風下に走るときもジャイブしながらジグザグに走った方が早いのです。

このページへのコメント

あら、メニューのリンクの作り方がわからない。
こんな解説は無用ですかね。。。

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Posted by JapanSea_Kyoto 2010年03月10日(水) 11:12:46 返信

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