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タグ検索で百合600件見つかりました。

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たかいおが往く

時代は明治だった。 私は武家出身ながら商才あって維新後富を築いた家に生まれたおかげで、 名門女学校に通い何不自由ない裕福な暮らしを送っていた。 あの日、私は学校が引けてから屋敷お抱えの俥で親戚の家に向かっていた。 親に届け物を言いつけられていたからだが、その用件自体は割とどうでもよくて、 そこの家の馬鹿息子に私を引き合わせようという目論見があるらしかった。 気は進まないがとりあえず用事は済まさねばならない。 季節は早春だった。ほのかに梅の香りがした。 ーーああ、もうそんな季節なのね。 時が過ぎるのは…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%bf%a4%ab%a... - 2012年02月10日更新

BAD ENDING/FUTURE

控えめな雨音だけが支配する、そんな薄暗い部屋に真美は居た。 真っ白なセミダブルベッドに、ふかふかで品のあるソファーが二つ、 電器店でしか見たことのないような、何インチあるか分からない大きなテレビ。 冷暖房は完備で、ひとりの女の子が住まうには文句のつけようがない広さだ。 対して真美自身は、天真爛漫な彼女には似付かわしくない純白のドレスを着ている上、 髪型もいつもとは異なり、髪ゴムは外され、その髪をすべて下ろしている。 「はあ・・」 カーテンの隙間から見えるのは灰色に染められた、重苦しい雨空だけ。 ここ数日、…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/BAD%20ENDING/F... - 2012年02月09日更新

みきいお

 ミキは一回だけ、男の人と付き合ったことあるよ。  確かバスケ部かサッカー部か野球部か、何かそんな感じのキャプテン?  だったか何だったか。  友達と一緒にいる時に告白されて、友達がミキちゃんすごいね!あの人って有名だよ!かっこいいなあ。すごいなあ。  とか何とか、ずーっとうるさくてね、断るのが面倒になっちゃった。  付き合ってても、ミキ的には何も楽しくなかった。  友達と一緒の時に告白してくるような人だから、空気がぜんぜん読めないの。  んー、どんな感じだったって?  デコちゃん、そんなこと気…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%df%a4%ad%a... - 2012年02月08日更新

みきはる

隣に寝転がった春香を、美希はちらりと見た。上着がはだけて白いお腹がちらちらと視界に入る。 「せっかく泊まりに来たのに寝ちゃうってどういう神経なの」 「いやあ、まだ寝てないからね……」 「どう見ても寝る寸前だから」 美希はそうは言ったものの、今日の舞台練習で主役の春香がろくに休憩をとっていないことはわかっていた。だから、なおさら少女は気に入らなかった。 「そこミキのベッドだし」 春香は一度、美希の方へ申し訳なさそうにして笑った。しかし、もぞもぞと枕に顔を埋もれさす。足元の布団をいそい…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%df%a4%ad%a... - 2012年02月08日更新

キャット×キャット

「・・ぅ、ん?」 目を開けたのを後悔するくらい、カーテンの隙間から差し込む朝の光が鬱陶しかった。 逃げるように目を逸らすと、その先にこれまた目の眩むような綺麗な金髪がもぞもぞと動いている。 伊織はそれを見て、ようやく自分が美希の部屋へ泊まりに来ていたことを思い出した。 一人暮らしを始めたからと、半ば強引に連れてこられたのだ。 「美希?」 その声掛けに、萎えていた美希のアホ毛が即座に反応した。 くるりと寝返りをうち、待ち侘びていたかのように身を寄せてくる。 「・・でこちゃん、やっと起きたの」 思ったよりも距…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a5%ad%a5%e3%a... - 2012年02月07日更新

無題(貴音×千早 百合38スレ711)

「千早、いい加減になさい」 怒った四条さんの前で、私は縮こまっていた。 「前々から思っていましたが、貴女は食を、ないがしろにしすぎです」 事務所でのお昼過ぎ。 楽譜のチェックに集中しているうちに、買っておいたサンドイッチが、すっかり 乾いてしまった。 無理に食べる気にもならず、ゴミ箱に捨てようとした手を、ガッシリと掴んだ彼女に今、 怒りの説教を受けている訳で…… 「良いですか。人生で取れる食事の回数は、有限なのです。 一回抜かす度に、その貴重なる機会を、自ら捨て去る事と、あいなる…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cc%b5%c2%ea%a... - 2012年02月06日更新

ばか春香

 どうしてそんなことしたの。と問われたら、無意識としか答えられない。  ご自由にどうぞと一筆添えられたドーナツに手を伸ばすように。  ココアの粉末を入れたマグカップにはお湯を注ぐように。  意識なんて介していない。謂わば条件反射。  ただ無意識に。  ただ無心に。  ただ夢中に。  どうしてそんなことしたのと問われたら―――だって。そこに春香の寝顔があったから。  ばか春香。      てっきり届いていないと思ったのに短い返事が返ってきた。 「……聞こえたの?」 「バッチリだよー。陰口叩かれるより…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%d0%a4%ab%b... - 2012年02月05日更新

おにぎりにチョコ

「律子なんてキライなの」 「だから……」 珍しく、呼び捨てを注意する余裕もない律子の呼びかけも、完全にへそを曲げた美希には 通じなかった。 まあ、チョコ入りのおにぎりを食わされたら、たいていはイタズラだと思うし、故に、 厳しい叱責をかますのは、自主的に美希の教育係を務める律子にとって、当然のこと。 神妙に聞いていると思った美希の、俯いた顔の涙に気がついた時には、もう手遅れだった。 「律子は、ミキのチョコなんて要らないんだ」 「そうじゃ無いってば。まだ早過ぎて……」 律子とて、女の子の…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%aa%a4%cb%a... - 2012年02月05日更新

真から見たはるちは

「「ただいまー」」 仕事を終えたボク達が事務所に戻ると、一人で譜面を見つめていた千早が顔を上げた。 「お帰り、二人とも」 「千早ちゃんも終わったとこ?」 「ええ」 春香の言葉にほほ笑む千早。 テレビの仕事だけを見ていると想像できないかもしれないが、最近の千早は良く笑うようになった。 初対面の時からは考えられないほど自然な笑顔を見せる千早を見ると、いろいろと感慨深いものがある。 「コーヒー淹れるけど、真も飲む?」 「うん、ありがと」 「砂糖一つとミルクね」 「うん」 「千早ちゃん、私は?」 「春香は…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%bf%bf%a4%ab%a... - 2012年01月30日更新

無題(美希×千早 百合16スレ699)

[[続く>無題(美希×千早 百合16スレ727)]]…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cc%b5%c2%ea%a... - 2012年01月28日更新

無題(美希×千早 百合16スレ727)

[[無題(美希×千早 百合16スレ699)]]の続きです。 ======================================================================================== 「好き。大好き。美希のことが好きで好きでたまらない。いつまでも離したくない・・・!」 千早さんはミキのこと、大切に想ってくれてた。ミキが千早さんを想うキモチよりずっと。 そして・・・・・キスしてくれた。それだけでうれしかった。 本当は、ミキだって千早さんとずっと…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cc%b5%c2%ea%a... - 2012年01月28日更新

無題(美希×千早 百合16スレ807)

[[無題(美希×千早 百合16スレ727)]]の続き(一応完結編)です。 ======================================================================================== 「千早さん・・・あのね・・・あしたのオフだけど・・・約束、忘れないでね。」 「あと、今日は本当にゴメンなさい。    ミキ」 ==============================================================…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cc%b5%c2%ea%a... - 2012年01月28日更新

雪、かあ。 事務所から窓の外を見つめて、ぽつりとそうつぶやくと笑いが込み上げてきた。 ボクの頭の中は目の前の雪よりも、雪歩のことで一杯で、 この白い光景を見て彼女はどう思うんだろうって想像してみたり。 「犬が庭を駆け回るのを怖がっていやしないかな」 外に出たくないですぅなんて、涙目で言ってるかもしれない。 声までばっちり脳内再生できて、またくすりと笑いが漏れた。 雪歩は想像でも可愛いな。そんなだからどうしてもほっとけない。 「あーもー、雪見てたら雪歩に会いたくなってきちゃったな。早く遊びたいや」 こんな銀…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%c0%e3... - 2012年01月24日更新

「あーつっかれたー」 午後からの仕事が終わって事務所で休んでいたら、伊織ちゃんが帰ってきた。 「お帰りなさい。伊織ちゃん」 「あら、やよいも仕事だったの?」 「うん。昼からだったんで、もうそろそろ帰ろうと思ってたとこなんだけど」 「そう。でも、今かなり雨降ってるから、後で家の車で送るわよ?」 「えっ、でも・・・いいの?」 「全然構わないわよ。春香の家みたくとんでもなく遠いわけじゃなし」 「あ、じゃあお願いしちゃおうかな」 「ええ。じゃ、迎えが来るまであっちで休んでましょう」 ソファでおしゃべりを始めて少…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cd%eb... - 2012年01月24日更新

吸血鬼を狩るもの

誰もいない深夜の765プロ。 そのビルの屋上に向かい合う二人の影があった。 一人の名前は水瀬伊織。彼女と彼女の家には秘密がある。 水瀬家は人の生き血を啜って生きる、所謂吸血鬼の一族であった。水瀬グループは表向き様々な事業に 手を広げるグループ会社、として知られるが実態は吸血鬼として活動する彼らの隠れ蓑として作られたものだ。 当然ながら、伊織自身も吸血鬼であり、765プロでの活動は人々の心を魅了し、水瀬一族の僕にするためのものであった。 もう一人の名前は四条貴音。彼女と彼女の家にも秘密がある。 四条の家…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%b5%db%b7%ec%b... - 2012年01月23日更新

無題(美希×千早 百合18スレ768)

「せっかくの日曜日でオフなのに、なんでミキはこんなに汗だくになってるんだろ?」 レッスン上の床に大の字に寝そべり美希が不平を漏らす。 「オフなのに事務所に来たのは美希でしょう。それに、私についてくると言ったのも美希よ」 「事務所なら千早さんに会えると思ったんだもん。千早さんはもう少しミキに優しくしてくれてもいいと思うな」 私と美希がユニットを組んで半年になる。不平を言いながらも私の自主レッスンに2時間も付き合ってくれているので、 最初のころと比べるとずいぶんとやる気にあふれていると思う。 本当は今日…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%cc%b5%c2%ea%2... - 2012年01月21日更新

21話 if

 コンサートの最中、如月千早のステージで突然アクシデントが発生した。  961プロの黒井社長の陰謀により、彼女の持ち歌のオケが流れなかったのだ。  しかし千早は動じること無く、自らの判断によってアカペラで「眠り姫」を歌い始めた。  それは、曲のイントロが始まらずにざわめく観客の心を鎮め、一瞬で会場を静寂を取り戻した。  高らかに謡う歌姫の独唱は観客だけでなく、黒井社長が買収したはずの音響スタッフの心までも揺さぶった。 「眠り姫〜 目覚める私は〜」  Bメロが始まるタイミングで曲が流れ出…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a3%b2%a3%b1%c... - 2012年01月20日更新

はるちはとぷち

「あ、千早ちゃん、お帰りー。」 「くっ!」 午前のスケジュールを終えて事務所に戻ると、春香がちひゃーのブラッシングをしていた。 ちひゃーは私を見るなり春香の膝から飛び降りようとするが、春香に捕まった。 「ダメだよー動いちゃ。あと少しだから待っててねー。」 「くっくっくっ!」 「はいはい、ただいま。」 ちひゃーは私を見つめながら春香の膝をたしたしと叩いている。 私はコートを掛けて、春香の隣に座った。 「悪いわね、春香。」 「ううん、全然! ちひゃーちゃんいい子にしてたよ。ねー?」 「くっ。」 私の…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%a4%cf%a4%eb%a... - 2012年01月11日更新

犬のような瞳で

「きゃっ」 事務所のドアを開けると、小動物のような声に迎えられた。 少し脅えたような瞳。 「あ、なんだ、千早ちゃんか。びっくりしちゃった」 「こんにちは、萩原さん。驚かせちゃったみたいでごめんなさい」 「そんなことないよ、こんにちは。私こそごめんなさい」 遠慮がちに微笑む萩原さん。私はこの人とユニットを組んでアイドル活動をしている。 お姫様として童話にでも出てきそうな整った顔立ち。 名前に相応しい色白な肌、触れたら融けてしまいそうな儚げな雰囲気。 そんな容姿からくるイメージとぴったりな、臆病で内気な性格。…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%b8%a4%a4%ce%a... - 2012年01月11日更新

百合心中

私は「四条」と表札のあるチャイムを鳴らした。 「雪歩・・・」 「・・・やっぱりだめだった。」 私は、父への説得が失敗に終わった事を告げた。 「・・・あなたのお父さまは私との関係を認めてくれないのですね・・・」 「うん…『女同士だと?!馬鹿な事言うな』って…それで『私は四条さんのこと本気で好きだ!』っていったら・・・」 「その顔を見れば分かります…痛かったでしょう。」 私ははれ上がった顔に手をあてる、彼女との関係を否定された苦痛で痛みなど麻痺しきっていた。 「それで・・・その後部屋に閉じ…

https://seesaawiki.jp/w/yadoran17/d/%c9%b4%b9%e7%b... - 2012年01月10日更新

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