IT関連資格の勉強記録と備忘録

MPLS移行と設定のケーススタディ

バックボーンのフレームモードMPLSソリューションへの移行

  • 複数POPと複数の上位プロバイダーへの出口を持つサービスプロバイダにおいては、各POPでBGPを実行しバックボーンネットワークで顧客ルートを伝搬させ、外部BGPピアに対して広報する必要がある。
  • そのためにはPOPとコアにルートリフレクタを持ち、POPのルートリフレクタはコアのルートリフレクタクライアントとして動作させる必要があり、複雑で階層的なトポロジーとなる。
  • MPLSアーキテクチャへの移行はサービスプロバイダのルーティングプロトコル構造の複雑性を軽減したいというソリューションに応えることができる。

移行前のインフラストラクチャの確認

サービスプロバイダコアでMPLSを実行する利点として、コアルータからBGP情報を削除できる点にある。
すべての顧客ルートはBGPで運ばれることになり、デザイン面で以下の利点がある。
  • BGPは多数のルート数に対応できる唯一のプロトコルである。プロトコル設計の最終形態の1つでもある。スケーラビリティは本プロトコル設計目的の1つとされます。
  • 外部ルーティングはBGPにより運ばれるので、ネットワークの内部ルーティング構造はルートフラッピングなどの外部の影響から保護される。
  • BGPによりQoSポリシーを分配することが可能(QoS Policy Propagation for BGP:QPPB)。これにより、BGPコミュニティ属性を使用して各顧客ごとに差別化したサービスを提供することができる。
  • IGPに大量のルートを注入すると、プロトコルのパフォーマンスが低下し、安定性とスケーラビリティに問題が発生する。

CEF要件

  • バックボーン内の全インタフェースでCEFを利用可能にする必要はない。
  • エッジLSRのインバウンドインタフェースのような、ラベル付加を実行するものについてのみ必要となる。
  • ただし、インタフェースでCEFを利用付加としておく特別な理由がなければ全インタフェースで使えるようにしておくのが望ましい。
    • (config)# ip cef または (config-if)# ip cef distributed(75xxシリーズでのdistributed CEF)
  • インタフェースごとにCEFを実行しないようにするには
    • (config-if)# no ip route-cache cef または no ip route-cache distributed

内部BGP構造の取扱い

内部リンクからMPLSへの移行

不要なBGPピアリングセッションの削除

ATMベースバックボーンからフレームモードMPLSへの移行

セルモードMPLS移行

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