ドイツ ジェット戦闘機 Me262 A-1a/R-1 シュヴァルべ 
※仮画像です。ご自由に置き換えてください
解説
機首にMk108 30mm機関砲を4門装備しており、B-17やランカスター等の重爆撃機であっても一連射で解体できるほどの火力を持つ。
さらにアップグレードすればR4M"オルカン"空対空ロケットを24発装備できるため対爆撃機性能ではピカイチと言えよう。
しかし黎明ジェットの例に漏れず機動性・加速性能は劣悪。
単発機に格闘戦に持ち込まれた場合、味方の助け無しで勝つことは不可能なので、戦闘機を相手する場合は一撃離脱を徹底すべきである。
さらにアップグレードすればR4M"オルカン"空対空ロケットを24発装備できるため対爆撃機性能ではピカイチと言えよう。
しかし黎明ジェットの例に漏れず機動性・加速性能は劣悪。
単発機に格闘戦に持ち込まれた場合、味方の助け無しで勝つことは不可能なので、戦闘機を相手する場合は一撃離脱を徹底すべきである。
購入価格
加筆求む
アップグレード
エンジン
なし
ウェポン
| ロードアウト１ | 4×30mm Mk108機関砲 | 初期武装 |
| ロードアウト２ | 4×30mm Mk108機関砲 | 25000XP |
| 24×55mm(2.2in) R4M rockets |
ミスク
| Stab./Jagdgeschwader 7 (JG7) | デフォルト |
| Kampfgeschwader 51 "Edelweiss" (KG 51) 1944 | 20000XP |
派生機体
| 前機体 | Me 109-K-4? | |
| 派生機体 | 無し | |
| 次機体 | 無し |
史実
Me262はドイツ軍が開発・生産した、世界初の実用ジェット機。
遥さん氏による機体解説（改変禁止・元記事https://discord.com/channels/381459979317542914/10...）
メッサーシュミット Me-262
胴体部
胴体部はおむすび型と称される三角形の断面で、P.1065設計時には通常の楕円形断面であったのだが主脚車輪を無理なく収容するためのスペース、コクピットからの前後下方視界、"大飯食らい"のジェットエンジンのための燃料タンクスペースを確保し、なおかつ空力的ロスを少なくするためにこのような断面に変更された。構造は通常のセミ・モノコック式で、機首先端、兵装及び前脚収納部、前方燃料タンク及びコクピット、後方燃料タンク及び無線機室、尾部の5つコンポーネントからなっている。これらは各部分ごとに製作され、最終組み立てラインで結合された。
兵装室と前脚収納部は箱型構造を取っており、ちょうど前脚収納部の上に2門、その両側に2門のMk-108 30mm機関砲を備えるガンベイ(兵装室)がある。Mk-108の撃ち殻排出口に排莢シュートが接続され、その中を通り機首下面の撃ち殻排出口から排出される。この排莢シュートは空薬莢を排出するのではなくリンク付き空薬莢排出口である。シュートのバリエーションによってガンベイハッチに膨らみが生じる。ガンベイは後端4箇所のボルトで次のコンポーネントに接続される。前方燃料タンクの容量は900ℓ、自動防漏式でその直後が操縦席となる。
操縦席は従来の製造法と異なり、バスタブ型の容器の中に作り上げ、それを胴体の下からはめ込みバスタブの前後下2箇所を胴体部に固定した。バスタブの前下方スペースには、容量170ℓの増設燃料タンクが装備される。後方燃料タンクも容量900ℓで、戦闘爆撃機型のA-1a“Jabo”やA-2aは、その直後に容量600ℓの増加燃料タンクを追加し、航続性能の向上を図った。タンク後方にはFuG 16ZY(通信、方向探知用)、FuG 25a (味方識別用)の両無線機の搭載スペース。尾部セクションは、上部が垂直安定板の基部を兼ねており、前方の斜隔壁には、水平安定板取付角変更用電動モーター、中央隔壁の頂部には水平安定板が取り付けられる。
こうしたMe-262の胴体部材にはFw-190のようなロンジロン(強化縦通材)は使われておらず、その代わりに頑丈なストリンガー(縦通材)が30cmおきに通されていた。
兵装室と前脚収納部は箱型構造を取っており、ちょうど前脚収納部の上に2門、その両側に2門のMk-108 30mm機関砲を備えるガンベイ(兵装室)がある。Mk-108の撃ち殻排出口に排莢シュートが接続され、その中を通り機首下面の撃ち殻排出口から排出される。この排莢シュートは空薬莢を排出するのではなくリンク付き空薬莢排出口である。シュートのバリエーションによってガンベイハッチに膨らみが生じる。ガンベイは後端4箇所のボルトで次のコンポーネントに接続される。前方燃料タンクの容量は900ℓ、自動防漏式でその直後が操縦席となる。
操縦席は従来の製造法と異なり、バスタブ型の容器の中に作り上げ、それを胴体の下からはめ込みバスタブの前後下2箇所を胴体部に固定した。バスタブの前下方スペースには、容量170ℓの増設燃料タンクが装備される。後方燃料タンクも容量900ℓで、戦闘爆撃機型のA-1a“Jabo”やA-2aは、その直後に容量600ℓの増加燃料タンクを追加し、航続性能の向上を図った。タンク後方にはFuG 16ZY(通信、方向探知用)、FuG 25a (味方識別用)の両無線機の搭載スペース。尾部セクションは、上部が垂直安定板の基部を兼ねており、前方の斜隔壁には、水平安定板取付角変更用電動モーター、中央隔壁の頂部には水平安定板が取り付けられる。
こうしたMe-262の胴体部材にはFw-190のようなロンジロン(強化縦通材)は使われておらず、その代わりに頑丈なストリンガー(縦通材)が30cmおきに通されていた。
主翼
Me-262の特徴でもある後退翼は本来エンジンの大型化に伴う、重心移動への対策として後退角が取られたのだが、結果的に高速化へ寄与した。18.5°の後退角をもつ主翼は、その面積の小さいこと、薄いことでも際立っており、どちらもMe-262の高速化に貢献している。A-1aの総重量は6,775kgで、主翼面積は21.7�屬如⇒稾眠拿鼎�312.2kg/�屬砲眞�する。
よく比較されるグロスター ミーティア、ベル P-59 "エアラコメット"が、いずれもMe-262よりも軽いのに対し、主翼面積は35�崛宛紊世辰浸�と対照的。当時のレシプロ戦闘機で1番高翼面荷重とされた、P-47Dが229.4kg/�屬任△襪海箸魎佞澆譴弌�Me-262の翼面荷重の高さが際立つ。Me-262はレシプロ戦闘機のように主翼の揚力に頼る格闘戦は全くの不得手で、ただひたすらに高速を利して一撃のもとに相手を仕留める戦法に徹するしか無かった。
高速を目指すならば主翼は薄い方が良いため、翼厚比(翼断面の厚さを長さで割った比率)は付け根でわずか11%しか無かった。薄翼の代表とされるスピットファイアは13%、戦後に本格的に配備されたP-80(F-80)は13.5%であったことを考えると、Me-262の主翼がいかに薄かったか分かる。単に薄くすることは可能だが、それでは高速に耐えうる強度が得られない。そこでＩ型断面のクロームモリブデン鋼製主桁と、強度負荷を負わない補助桁に21本のリブを配し、主桁の前方に2本、後方に1本の縦通材(ストリンガー)を通し、2~3mm厚の分厚い外板(非電解皮膜処理)を貼った"ボックス・ビーム"構造によって、相応の強度を持たせてあった。付け根の主桁、補助桁間が主脚収納部に充てられ、エンジン・ナセルを挟んだ後縁両側に槓桿操作のフラップ(動作角-55°)、外翼後縁には同じく槓桿操作のフリーズ・タイプ補助翼(動作角±20°)が取り付けられ、どれも金属外皮で、主翼下面外皮は大きな4枚の着脱パネルで占められ、点検及び補修が容易なようになっていた。
高翼面荷重機に不可欠の離着陸、旋回時に必要な高揚力装置として、Me-262は主翼前縁フル・スパンに及ぶ自動スラットを備えていた。厚さ1mmの鋼板シートで、ナセルを挟んだ両側と外翼に3分割され、ナセル内側のみ個別に可動した。上昇、旋回時に速度が450km/h以下、離着陸時に300km/h以下になると自動的に前方に開くようになっていた。外翼翼端部にある翼端灯カバーはアクリル樹脂の一体成型で、この透明カバー自体が着色されている場合もあるが、基本的に透明カバーの中にある内部の透明カバーが着色されている場合が多い。内部の電球やソケットは標準部品で、Fw-190やMe-190も同じ部品を使っている。
よく比較されるグロスター ミーティア、ベル P-59 "エアラコメット"が、いずれもMe-262よりも軽いのに対し、主翼面積は35�崛宛紊世辰浸�と対照的。当時のレシプロ戦闘機で1番高翼面荷重とされた、P-47Dが229.4kg/�屬任△襪海箸魎佞澆譴弌�Me-262の翼面荷重の高さが際立つ。Me-262はレシプロ戦闘機のように主翼の揚力に頼る格闘戦は全くの不得手で、ただひたすらに高速を利して一撃のもとに相手を仕留める戦法に徹するしか無かった。
高速を目指すならば主翼は薄い方が良いため、翼厚比(翼断面の厚さを長さで割った比率)は付け根でわずか11%しか無かった。薄翼の代表とされるスピットファイアは13%、戦後に本格的に配備されたP-80(F-80)は13.5%であったことを考えると、Me-262の主翼がいかに薄かったか分かる。単に薄くすることは可能だが、それでは高速に耐えうる強度が得られない。そこでＩ型断面のクロームモリブデン鋼製主桁と、強度負荷を負わない補助桁に21本のリブを配し、主桁の前方に2本、後方に1本の縦通材(ストリンガー)を通し、2~3mm厚の分厚い外板(非電解皮膜処理)を貼った"ボックス・ビーム"構造によって、相応の強度を持たせてあった。付け根の主桁、補助桁間が主脚収納部に充てられ、エンジン・ナセルを挟んだ後縁両側に槓桿操作のフラップ(動作角-55°)、外翼後縁には同じく槓桿操作のフリーズ・タイプ補助翼(動作角±20°)が取り付けられ、どれも金属外皮で、主翼下面外皮は大きな4枚の着脱パネルで占められ、点検及び補修が容易なようになっていた。
高翼面荷重機に不可欠の離着陸、旋回時に必要な高揚力装置として、Me-262は主翼前縁フル・スパンに及ぶ自動スラットを備えていた。厚さ1mmの鋼板シートで、ナセルを挟んだ両側と外翼に3分割され、ナセル内側のみ個別に可動した。上昇、旋回時に速度が450km/h以下、離着陸時に300km/h以下になると自動的に前方に開くようになっていた。外翼翼端部にある翼端灯カバーはアクリル樹脂の一体成型で、この透明カバー自体が着色されている場合もあるが、基本的に透明カバーの中にある内部の透明カバーが着色されている場合が多い。内部の電球やソケットは標準部品で、Fw-190やMe-190も同じ部品を使っている。
尾翼
Me-262の尾翼は特筆すべき点はないものの、高速機らしい後退角の強いフォルムをしている。Me-109から採用されていた取付角変更可能な水平尾翼はMe-262でももちろん採用されており、胴体尾部コンポーネント前方斜桁の上部に電動モーターを設置し、操縦室内スイッチにより取付角を変化させた。この取り付け角変更可能な水平尾翼はダイブ時に1000km/hにも達するMe-262を安全に引き起こすためにも役に立った。
水平安定板は1本桁に8本のリブを配した骨組みで、桁中央の取り付け金具は胴体と、中央前部の取付金具は取付角度変更スクリュー・ジャッキへとそれぞれ結合された。昇降舵は金属外皮で、操舵を軽くするために桁外側にマス・バランス、後縁に槓桿操作のトリム・タブを有していたが後に廃止された。
垂直安定板は、前後桁の間に2本の縦通材を通し、5枚のリブで骨組みを構成、大きなトリム・タブ付き方向舵が後縁に付く。方向舵も金属外皮で、上部にマス・バランスをもつ。安定板上部が切り込まれているのはマス・バランスをクリアするため。方向舵後縁下部には尾灯が付けられるが、A-1a、A-2aの初期生産機ではライト取り付け位置が引っ込んだ位置にあり、透明カバーをつけていた。後期生産機は後縁ラインより突出してライトが付き、透明カバーは無くなった。
水平安定板は1本桁に8本のリブを配した骨組みで、桁中央の取り付け金具は胴体と、中央前部の取付金具は取付角度変更スクリュー・ジャッキへとそれぞれ結合された。昇降舵は金属外皮で、操舵を軽くするために桁外側にマス・バランス、後縁に槓桿操作のトリム・タブを有していたが後に廃止された。
垂直安定板は、前後桁の間に2本の縦通材を通し、5枚のリブで骨組みを構成、大きなトリム・タブ付き方向舵が後縁に付く。方向舵も金属外皮で、上部にマス・バランスをもつ。安定板上部が切り込まれているのはマス・バランスをクリアするため。方向舵後縁下部には尾灯が付けられるが、A-1a、A-2aの初期生産機ではライト取り付け位置が引っ込んだ位置にあり、透明カバーをつけていた。後期生産機は後縁ラインより突出してライトが付き、透明カバーは無くなった。
エンジン
Me-262に高速、高性能をもたらしたユンカース jumo004 流軸式ターボジェットエンジンは、黎明期のそれとしては成功作だった。今日では、常識となった流軸式圧縮機を最初から用いており、イギリスで同時期に開発が進められていたジェットエンジンは遠心式だったのに対し一日の長があった。
そもそもジェットエンジンの流軸式、遠心式というのは構造上の違いで、遠心式はレシプロエンジンの過給機(スーパーチャージャー)に付いているのと同じ、インペラ(羽根車)を使い、これを回転させ、遠心力によって圧縮空気を得る方法で、空気はインペラによりエンジンの外周に送られ、流路は蛇行する。この圧縮機を遠心式圧縮機と称し、これを用いるエンジンを遠心式ジェットエンジンと呼ぶ。
流軸式はエンジン筒内に据え付けられた静翼と、回転する動翼(羽根車)を軸方向に数段重ねに並べ、流入空気を、後方へ順に送りながら次第に圧縮していく方法。この圧縮機を流軸式圧縮機と称し、流軸式ターボジェットエンジンと呼ぶ。遠心式は構造が簡単という長所を持つが、構造的にエンジン筒直径が大きくなり、機内装備に不適切で、インペラの数も制限されるため初期の推力レベルならともかく、一定以上の圧縮比の向上、つまり推力向上が困難な欠点がある。反対に流軸式は構造が複雑で、遠心式より重くなるがエンジン筒径を変えることなく、静/動翼の数を増やせることで、発展的な推力向上が望めるのが長所だった。現在での主流は流軸式である。
さて、当初搭載が予定されていた同じ流軸式BMW003 が、理想を追求するあまり、実用化に長期間を要したが、jumo004 は早期の実用化を優先し、設計に無理をしなかったのが成功の要因だった。量産型jumo004B-1の本体は全長3.50m、直径0.76m、空気取り入れ面積0.46�屐⊇杜�740kgで、最大推力900kg/8,700回転。圧縮機はアルミニウム製動翼8段、鋼製静翼6段からなり、その後方に6個の燃焼室がある。燃焼室は軟鋼製の外側ケース、フレーム・チューブ、波形アルミナイズド・ライナーの主要3コンポーネントから成り、外側ケースには冷却空気ダクトが導いてあった。燃焼室で発生した高温ガスはその後方にある、61個のタービンを回し、圧縮機の回転動力を得る。タービンを回した後、高温ガスは本体最後部の排気筒から噴出され、機体の推進力となる。排気筒はアルミナイズド軟鋼製の二重構造となっており、この面の外側に設けられたスリットから外気を採り入れ、冷却する。また排気筒の中には地上、飛行時の各状況に応じて、ノズル面積を変化するための"Zwiebel"(ツヴィーベル/玉ねぎ)と呼ばれた可動式コーンがある。
エンジンの始動はカウリング内のコーンに取り付けられた2サイクルレシプロエンジンの"Riedel-Anlasser"(リーデル・スターター)によって行う。リーデル・スターターは備え付けモーターを外部電源によって始動し、10hp/6000rpmの出力がある。前線などで電源が確保できない場合や、緊急時に人力で始動するために人力始動ハンドル(ワイヤー接続用ハンドル)が付いている。ナセル前方内側がエンジン・プライマー用燃料タンク、リーデル・スターター用燃料タンクに充てられ主にB4(87オクタン燃料)が使用された。ジェットエンジン自体の使用燃料はJ-2と呼ばれた専用のオクタン価の低いディーゼル燃料だったが、1部機体ではB-4燃料などを用いたようだが、マニュアルによれば少し効率が落ち、航続距離も10%ほど減ると警告されている。
そもそもジェットエンジンの流軸式、遠心式というのは構造上の違いで、遠心式はレシプロエンジンの過給機(スーパーチャージャー)に付いているのと同じ、インペラ(羽根車)を使い、これを回転させ、遠心力によって圧縮空気を得る方法で、空気はインペラによりエンジンの外周に送られ、流路は蛇行する。この圧縮機を遠心式圧縮機と称し、これを用いるエンジンを遠心式ジェットエンジンと呼ぶ。
流軸式はエンジン筒内に据え付けられた静翼と、回転する動翼(羽根車)を軸方向に数段重ねに並べ、流入空気を、後方へ順に送りながら次第に圧縮していく方法。この圧縮機を流軸式圧縮機と称し、流軸式ターボジェットエンジンと呼ぶ。遠心式は構造が簡単という長所を持つが、構造的にエンジン筒直径が大きくなり、機内装備に不適切で、インペラの数も制限されるため初期の推力レベルならともかく、一定以上の圧縮比の向上、つまり推力向上が困難な欠点がある。反対に流軸式は構造が複雑で、遠心式より重くなるがエンジン筒径を変えることなく、静/動翼の数を増やせることで、発展的な推力向上が望めるのが長所だった。現在での主流は流軸式である。
さて、当初搭載が予定されていた同じ流軸式BMW003 が、理想を追求するあまり、実用化に長期間を要したが、jumo004 は早期の実用化を優先し、設計に無理をしなかったのが成功の要因だった。量産型jumo004B-1の本体は全長3.50m、直径0.76m、空気取り入れ面積0.46�屐⊇杜�740kgで、最大推力900kg/8,700回転。圧縮機はアルミニウム製動翼8段、鋼製静翼6段からなり、その後方に6個の燃焼室がある。燃焼室は軟鋼製の外側ケース、フレーム・チューブ、波形アルミナイズド・ライナーの主要3コンポーネントから成り、外側ケースには冷却空気ダクトが導いてあった。燃焼室で発生した高温ガスはその後方にある、61個のタービンを回し、圧縮機の回転動力を得る。タービンを回した後、高温ガスは本体最後部の排気筒から噴出され、機体の推進力となる。排気筒はアルミナイズド軟鋼製の二重構造となっており、この面の外側に設けられたスリットから外気を採り入れ、冷却する。また排気筒の中には地上、飛行時の各状況に応じて、ノズル面積を変化するための"Zwiebel"(ツヴィーベル/玉ねぎ)と呼ばれた可動式コーンがある。
エンジンの始動はカウリング内のコーンに取り付けられた2サイクルレシプロエンジンの"Riedel-Anlasser"(リーデル・スターター)によって行う。リーデル・スターターは備え付けモーターを外部電源によって始動し、10hp/6000rpmの出力がある。前線などで電源が確保できない場合や、緊急時に人力で始動するために人力始動ハンドル(ワイヤー接続用ハンドル)が付いている。ナセル前方内側がエンジン・プライマー用燃料タンク、リーデル・スターター用燃料タンクに充てられ主にB4(87オクタン燃料)が使用された。ジェットエンジン自体の使用燃料はJ-2と呼ばれた専用のオクタン価の低いディーゼル燃料だったが、1部機体ではB-4燃料などを用いたようだが、マニュアルによれば少し効率が落ち、航続距離も10%ほど減ると警告されている。
降着装置
主脚はオレオ緩衝機構を持つ1本脚柱で、同上部に連結する油圧シリンダによって出し入れされ、油圧シリンダを動かすための作動油タンクは左主車輪収納部上方の胴体内に設置備え付けられている。作動油のシリンダへの供給は左エンジンに設置されたポンプにより行われるが、圧力は18ℓ/分と低く、出し入れ操作は緩慢だった。主脚カバーは上下2枚からなり、収納部にはやはり油圧シリンダで開閉する主車輪カバーが付く。
タイヤサイズは840×300mmで、菱形のトレッドパターンを持つ。ホイールハブはHe162などが使用したものと同型で、内側、外側に2つのブレーキドラムを有するため、脚柱に沿って下方に伸びるブレーキパイプは途中でT字に分かれ、一方が車軸内を通って内側ブレーキドラムに接続される。前脚もオレオ緩衝機構を持つ1本脚柱で、取り付け位置は機体中央ではなく、右に少しオフセットされ、車輪を取り付けるオレオストラットは左にカーブしている。初期生産型は捻り止めアームが付いていた。
タイヤはMe-109G後期型と同じ660×160mmで、ホイールハブも同じだが、44年末以降の生産機の一部はMe-109G-10、K-4も用いた、660×190mmサイズを使用しており、その時調達できたものを取り付けたとされる。大きいタイヤを取り付けた際はオレオストラットも変更された。カバーは脚柱正面、収納部右側縁に付く2枚からなり、He162と同様にジュラルミン節約のため木製となっており、カバー表面は機体下部のアールに合わせカーブしている。またMe-262の主脚、前脚は通常の鋳造ではなく、低品質の鋼の引き抜き材を使ったために強度的に弱く、しばし折損事故が発生した。降着装置を出した状態の制限速度は500km/hで、非常時にはコクピット内レバーにより手動で下げられた。
タイヤサイズは840×300mmで、菱形のトレッドパターンを持つ。ホイールハブはHe162などが使用したものと同型で、内側、外側に2つのブレーキドラムを有するため、脚柱に沿って下方に伸びるブレーキパイプは途中でT字に分かれ、一方が車軸内を通って内側ブレーキドラムに接続される。前脚もオレオ緩衝機構を持つ1本脚柱で、取り付け位置は機体中央ではなく、右に少しオフセットされ、車輪を取り付けるオレオストラットは左にカーブしている。初期生産型は捻り止めアームが付いていた。
タイヤはMe-109G後期型と同じ660×160mmで、ホイールハブも同じだが、44年末以降の生産機の一部はMe-109G-10、K-4も用いた、660×190mmサイズを使用しており、その時調達できたものを取り付けたとされる。大きいタイヤを取り付けた際はオレオストラットも変更された。カバーは脚柱正面、収納部右側縁に付く2枚からなり、He162と同様にジュラルミン節約のため木製となっており、カバー表面は機体下部のアールに合わせカーブしている。またMe-262の主脚、前脚は通常の鋳造ではなく、低品質の鋼の引き抜き材を使ったために強度的に弱く、しばし折損事故が発生した。降着装置を出した状態の制限速度は500km/hで、非常時にはコクピット内レバーにより手動で下げられた。
操縦室
操縦室内レイアウトはドイツ機に共通した簡潔、合理的にレイアウトされ、人間工学的に優れた配置だった。当初は火薬式射出座席や与圧キャビン化が予定され対応可能だったものの、どちらも導入されなかった。正面計器板上方にはMe-109K-4と同様に飛行関係の計器がまとめられ、動力は右半分にまとめられた。やや右よりの正面計器板上にRevi16B 光学式射撃照準器が取り付けられるが、前方視界確保のため不使用の際は下方に折りたたまれたうえ、取り付け部を前方に押し込み、正面計器板近くまで移動するようにしていた。戦闘爆撃機型ではコクピットに爆弾投下スイッチなどを収めたコントロールボックスが追加された。R4Mを装備した場合も同様。左サイド・コンソールはスロットルや酸素関係の計器、バルブやフラップなどの操作スイッチ、右サイド・コンソールは無線機や電気関係のスイッチがまとめて配置された。
キャノピーは戦後の米軍の調査でP-51Dの完全水滴状デザインに劣るがドイツ機として極めて優れたものとして評価を受けている。風防は防御火器の強力な米4発爆撃機を相手にするだけあって、厚さ90mmの防弾ガラスで間に凍結防止プリントが埋め込まれている。中央可動キャノピーは右開き式で、上面の枠を挟んで左右2枚のプレシキガラスで構成される。後方フレームと、後部固定キャノピーに繋がる細い索は、Me-109などにも見られる臨時のキャノピー止め。中央可動キャノピー左右後方に付く突起はA-1aの後期生産機から導入したパイロット頭部防弾鋼板取り付け金具。取り付け金具自体はW.Nr17000番台(製造番号)の初期生産機から取り付けられていた。後方固定キャノピーの下方フレーム3箇所を結ぶT字状のパイプは、中央キャノピーと同時に非常時飛散させるための留め具連結用もの。スプリングを用いてキャノピーを投棄させるものだが、なくても風圧で十分に投棄可能だったとされる。キャノピー投棄ハンドルは風防右側の赤いレバー。
キャノピーは戦後の米軍の調査でP-51Dの完全水滴状デザインに劣るがドイツ機として極めて優れたものとして評価を受けている。風防は防御火器の強力な米4発爆撃機を相手にするだけあって、厚さ90mmの防弾ガラスで間に凍結防止プリントが埋め込まれている。中央可動キャノピーは右開き式で、上面の枠を挟んで左右2枚のプレシキガラスで構成される。後方フレームと、後部固定キャノピーに繋がる細い索は、Me-109などにも見られる臨時のキャノピー止め。中央可動キャノピー左右後方に付く突起はA-1aの後期生産機から導入したパイロット頭部防弾鋼板取り付け金具。取り付け金具自体はW.Nr17000番台(製造番号)の初期生産機から取り付けられていた。後方固定キャノピーの下方フレーム3箇所を結ぶT字状のパイプは、中央キャノピーと同時に非常時飛散させるための留め具連結用もの。スプリングを用いてキャノピーを投棄させるものだが、なくても風圧で十分に投棄可能だったとされる。キャノピー投棄ハンドルは風防右側の赤いレバー。
兵装
Mk-108は破壊力充分な、口径30mmで、部品の80%がプレス加工品という安価な構造で、軽量、小型の長所がある反面、有効射程が短く(4門は400~500m先で収束した)弾道不良の欠点を持ち、あくまで戦時急造品であって必ずとも満足する性能ではなかった。またコクピットに備えられた射撃照準器Revi16Bも、あくまでレシプロ戦闘機レベルの製品であったため、機能的にジェット戦闘機の速度に対応することが出来ず、撃墜のチャンスを逃すこともしばしばあった。1945年に入ってから一部のA-1aはジャイロ式の新型EZ42を用いたが、故障も多く、見越し照準をやめ、サイトを固定して使用したといわれる。
Mk-108はラインメタル・ボルジヒ社で、全長112.5cm、重量60.8kg、初速約500m/秒(530m/秒とも)、発射速度450発/分、弾頭は「M-geshoss」(ミーネンゲショス)を用い弾頭重量330ｇで炸薬72~85ｇ、最大射程は高度6000mで1,000m、有効射程はMG-151/20と同様に400mだった。ブローバック作動式で、着火は電気式で引き金操作と弾丸装填は圧搾空気。上部二門は各100発、下二門は各80発の計360発を携行した。機首下面左右に各2個の空薬莢排出口があり、排出シュートを通りここから撃ち殻が排出される。撃ち殻排出時には一旦リンクから押し出された弾薬は、弾頭が発射された後に空薬莢が再びリンクにはめ込まれ、結合が取れたリンクと共に1発分ずつ排出される。
JG7やJV44(第４４戦闘団/Jagdverband 44/ヤークトフェアバンド)が用いたR4M空対空ロケット弾 "オルカン"は、ハーケンフェルデにあるLGW社が開発したもので1発で、30mm砲弾(M-ageshoss)約6発分の破壊力があり、1発でこれぐらいの破壊力を持つのはMe410が備えた50mm BK5砲弾くらいだった。一撃で4発重爆撃機を撃墜できた。当初より空対空ロケットとして開発されたため、最大径55mm、全長812mmと小型で、弾頭重量は3.5kg(炸薬500ｇ)しか無かったものの、速度は最終速度で秒速525m/秒(1,890km/h)に達し、ランチャーは微妙に取り付け角度が変更されているため、R4M一斉発射時には距離1000mで高さ約15m、幅約30mに散布するようになっており、B-17をすっぽり包み込むことができ、ほぼ確実に１２発命中することが見込めた。また命中しなかったものは組み込まれた時限信管により自爆し、地上に被害を与えないようになっていた。発射は計器板下側に取り付けられたセレクターにより、一斉発射、分割発射の選択ができ、一斉発射の場合0.07秒から0.08秒の間隔で発射された。また一定間隔を空けて2発ずつの発射も可能とされる。また手動誘導式空対空ミサイル「X-4」も開発が進められていたものの、実用化されなかった。
Mk-108はラインメタル・ボルジヒ社で、全長112.5cm、重量60.8kg、初速約500m/秒(530m/秒とも)、発射速度450発/分、弾頭は「M-geshoss」(ミーネンゲショス)を用い弾頭重量330ｇで炸薬72~85ｇ、最大射程は高度6000mで1,000m、有効射程はMG-151/20と同様に400mだった。ブローバック作動式で、着火は電気式で引き金操作と弾丸装填は圧搾空気。上部二門は各100発、下二門は各80発の計360発を携行した。機首下面左右に各2個の空薬莢排出口があり、排出シュートを通りここから撃ち殻が排出される。撃ち殻排出時には一旦リンクから押し出された弾薬は、弾頭が発射された後に空薬莢が再びリンクにはめ込まれ、結合が取れたリンクと共に1発分ずつ排出される。
JG7やJV44(第４４戦闘団/Jagdverband 44/ヤークトフェアバンド)が用いたR4M空対空ロケット弾 "オルカン"は、ハーケンフェルデにあるLGW社が開発したもので1発で、30mm砲弾(M-ageshoss)約6発分の破壊力があり、1発でこれぐらいの破壊力を持つのはMe410が備えた50mm BK5砲弾くらいだった。一撃で4発重爆撃機を撃墜できた。当初より空対空ロケットとして開発されたため、最大径55mm、全長812mmと小型で、弾頭重量は3.5kg(炸薬500ｇ)しか無かったものの、速度は最終速度で秒速525m/秒(1,890km/h)に達し、ランチャーは微妙に取り付け角度が変更されているため、R4M一斉発射時には距離1000mで高さ約15m、幅約30mに散布するようになっており、B-17をすっぽり包み込むことができ、ほぼ確実に１２発命中することが見込めた。また命中しなかったものは組み込まれた時限信管により自爆し、地上に被害を与えないようになっていた。発射は計器板下側に取り付けられたセレクターにより、一斉発射、分割発射の選択ができ、一斉発射の場合0.07秒から0.08秒の間隔で発射された。また一定間隔を空けて2発ずつの発射も可能とされる。また手動誘導式空対空ミサイル「X-4」も開発が進められていたものの、実用化されなかった。
無線機
大戦後期に用いられた一般的なものを備えた。地上交信用FuG 16ZY、味方識別用FuG 16aを用い、どちらも胴体内に搭載した。FuG 16ZYはロレンツ社の製品で、大戦中期まで用いられたFuG16Zに地上防空管制通信ネットワーク、いわゆるＹシステムとの交信機能を追加した、単座戦闘機専用のVHF無線機。周波数は38.5~42.3MHzを使用し、後部胴体上部に取り付けられたD/Fループアンテナにより、帰投方位測定(ホーミング)能力を有する。後部固定キャノピー上部から垂直尾翼前縁に張られた空中線が通話用で、Ｙシステム用の送受信アンテナは右主脚収納部後方の主翼下面に取り付けられたモラーヌ・アンテナを用いる。
4つのチャンネルがあり、�“�行中の指揮官機と地上の戦闘指揮官のみ受信可能、��飛行中の編隊全機が交信可能、��パイロットと地上司令局間のみ交信可能、�っ肋紊寮鐺�指揮官と他の地上局のみでの交信可能のいずれを選択して使用する。味方識別装置として用いられたFuG16 a"エルンストリンク"は地上レーダーに連動する世界初の敵味方識別装置で、「フライア」、「ヴィルツヴルク」などの地上レーダーからの質問信号に対し、自動的に味方であることを知らせる応答波を発信する。応答波はカムを応用したモースル発信装置で送られ、それが個機別に暗号化されている。これが機密情報となるため自爆装置が内蔵されており、右コンソールに自爆スイッチがあるが機体によっては省略されており、交信アンテナは胴体した右側に突き出しており、長さ30cmのスチールワイヤにビニールやゴムの被膜をしてある。
4つのチャンネルがあり、�“�行中の指揮官機と地上の戦闘指揮官のみ受信可能、��飛行中の編隊全機が交信可能、��パイロットと地上司令局間のみ交信可能、�っ肋紊寮鐺�指揮官と他の地上局のみでの交信可能のいずれを選択して使用する。味方識別装置として用いられたFuG16 a"エルンストリンク"は地上レーダーに連動する世界初の敵味方識別装置で、「フライア」、「ヴィルツヴルク」などの地上レーダーからの質問信号に対し、自動的に味方であることを知らせる応答波を発信する。応答波はカムを応用したモースル発信装置で送られ、それが個機別に暗号化されている。これが機密情報となるため自爆装置が内蔵されており、右コンソールに自爆スイッチがあるが機体によっては省略されており、交信アンテナは胴体した右側に突き出しており、長さ30cmのスチールワイヤにビニールやゴムの被膜をしてある。
小ネタ
デフォルトスキンは"第7戦闘航空団 本部小隊所属のテーオドール・ヴァイセンベルガー少佐機"である。
遥さん氏の解説（https://discord.com/channels/381459979317542914/10...）
遥さん氏の解説（https://discord.com/channels/381459979317542914/10...）
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