- デッキ枚数:残り34枚(40-6枚)
- 初期手札枚数:6枚
- 既に初期手札6枚を引いている
- しかし目当てのカードが初期手札6枚の中にないのでマリガンで引きたい
という場面でこれからマリガンをする場合
- 横軸:マリガンでデッキに戻す枚数(1〜6枚)
- 縦軸:目当てのカードの投入枚数
で表す確率の表(単位:パーセント)
# | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|
1 | 2.94 | 5.88 | 8.82 | 11.76 | 14.71 | 17.65 |
---|
2 | 5.88 | 11.59 | 17.11 | 22.46 | 27.63 | 32.62 |
---|
3 | 8.82 | 17.11 | 24.88 | 32.15 | 38.94 | 45.25 |
---|
4 | 11.76 | 22.46 | 32.15 | 40.91 | 48.79 | 55.85 |
---|
5 | 14.71 | 27.63 | 38.94 | 48.79 | 57.32 | 64.68 |
---|
6 | 17.65 | 32.62 | 45.25 | 55.85 | 64.68 | 71.99 |
---|
7 | 20.59 | 37.43 | 51.12 | 62.16 | 70.99 | 77.99 |
---|
8 | 23.53 | 42.07 | 56.55 | 67.76 | 76.36 | 82.88 |
---|
9 | 26.47 | 46.52 | 61.56 | 72.72 | 80.91 | 86.83 |
---|
また同条件で表す期待値の表(単位:枚)
# | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|
1 | 0.03 | 0.06 | 0.09 | 0.12 | 0.15 | 0.18 |
---|
2 | 0.06 | 0.12 | 0.18 | 0.24 | 0.29 | 0.35 |
---|
3 | 0.09 | 0.18 | 0.26 | 0.35 | 0.44 | 0.53 |
---|
4 | 0.12 | 0.24 | 0.35 | 0.47 | 0.59 | 0.71 |
---|
5 | 0.15 | 0.29 | 0.44 | 0.59 | 0.74 | 0.88 |
---|
6 | 0.18 | 0.35 | 0.53 | 0.71 | 0.88 | 1.06 |
---|
7 | 0.21 | 0.41 | 0.62 | 0.82 | 1.03 | 1.24 |
---|
8 | 0.24 | 0.47 | 0.71 | 0.94 | 1.18 | 1.41 |
---|
9 | 0.26 | 0.53 | 0.79 | 1.06 | 1.32 | 1.59 |
---|
10 | 0.29 | 0.59 | 0.88 | 1.18 | 1.47 | 1.76 |
---|
11 | 0.32 | 0.65 | 0.97 | 1.29 | 1.62 | 1.94 |
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12 | 0.35 | 0.71 | 1.06 | 1.41 | 1.76 | 2.12 |
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13 | 0.38 | 0.76 | 1.15 | 1.53 | 1.91 | 2.29 |
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14 | 0.41 | 0.82 | 1.24 | 1.65 | 2.06 | 2.47 |
---|
15 | 0.44 | 0.88 | 1.32 | 1.76 | 2.21 | 2.65 |
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このページもその一つだが「マリガン込なら△△%の確率で引ける!
*3」なんて話はよく聞く。
しかしその数字は
ゲーム開始前から求めた確率であって、実用的かと言われればそうとも言い切れない。
例えば「1ターン目から
《ジャックナイフスワロウ》を出してベースへ移動させる」というプランを想定する。
もしも最初の手札6枚が「ジャックナイフスワロウはあるがベースミニオンがない(召喚できない)」としたらどうするか?
果たしてマリガンでスワロウを戻してまでベースミニオンを引きにいく価値はあるだろうか?
いやスワロウをキープして残りの5枚を引き直せば十分なのではないか?
それを判断するには
「マリガンで何枚戻せばどのくらいの期待値で引けるのか?」を把握する必要がある。
すなわちマリガンの効果を示して、マリガンの判断・基準を考察することがこの項の目的である。
上記のジャックナイフスワロウの場合を挙げると
- 手札にスワロウはあるがベースミニオンがない(召喚できない)
- ベースミニオンの枚数は不定
- マリガンは5枚と6枚のどちらにすべきか?
上記の期待値の表から抜粋すると、ベースミニオンを1枚以上引ける確率は
- 横軸:マリガンでデッキに戻す枚数(5,6枚)
- 縦軸:ベースミニオンの投入枚数
# | 5 | 6 |
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5 | 0.74 | 0.88 |
---|
6 | 0.88 | 1.06 |
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7 | 1.03 | 1.24 |
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8 | 1.18 | 1.41 |
---|
となりベースミニオンの枚数によって
- 7枚以上:スワロウを戻さなくても引ける見込みがある
- 6枚丁度:スワロウを戻さないと引ける見込みがない
- 5枚以下:スワロウを戻しても引けるか怪しい
ということが分かる。
*4
上記はベースミニオンを想定したが次はフィールドミニオンやマジック(同名3枚まで)を想定して考察する。
- 初期手札に狙っているフィールドミニオン又はマジック(投入枚数1〜3枚)は無い
- 何枚引き直すとどのくらいの期待値で引けるのか?
期待値の表から抜粋すると
- 横軸:マリガンでデッキに戻す枚数(1〜6枚)
- 縦軸:目当てのカードの投入枚数
# | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|
1 | 0.03 | 0.06 | 0.09 | 0.12 | 0.15 | 0.18 |
---|
2 | 0.06 | 0.12 | 0.18 | 0.24 | 0.29 | 0.35 |
---|
3 | 0.09 | 0.18 | 0.26 | 0.35 | 0.44 | 0.53 |
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例えデッキに3枚投入されていて6枚全てを引き直しても、期待値は0.53枚であり引けるかどうかは博打になる。
*5
また前述のスワロウの例で示した通りマリガンで1枚以上引き込みたいならデッキに6枚以上投入する必要があるため、マリガンで特定のカードを狙って引きにいくことは基本的に難しい。
一応、この例では"同名カード(3枚以下)"という括りだったが"同コスト"という括りなら4枚以上とみなすこともできる。
例えばコスト1の括りとして
《ジャックナイフスワロウ》と
《盾持ちゴブリン》を3枚ずつ計6枚投入していれば、仮に初期手札になくても6枚全てを引き直せばどちらか1枚は引ける見込みがある。
*6
以上から結論をまとめると
- 基本的にマリガンで特定のカード(1〜3枚投入)を狙うのは高くても期待値0.5枚程度しかなくハイリスク
- ベースミニオンなどの6枚以上のカード群を狙うのであれば、6枚全てを戻せば引ける見込みがある
- また投入枚数によっては4,5枚戻すだけでも十分なこともある
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