ロレンツィオは、通常クエストの6つ目のステージ。2014年6月6日に開放された。

概要

 ストーリー的にはサイオーンで一段落しているため、新たな章の導入部分といったところである。実装段階で既に次エリアの名称がエピローグに登場しており、明確に「次回へ続く」展開である。クォやアナスタシアは登場しない。
 ここまでのメインストーリーでは主に「ギルドの仕事を受ける」という形で話が進んでいたが、サイオーン終盤の出来事が原因で黒猫の人がお尋ね者扱いを受けており、ロレンツィオ訪問時にはギルド公式の仕事を受けることができない状態となっている。そのため序盤ではベルナデッタからの個人的な仕事を受けることで話が進んでいく。

登場人物

ベルナデッタ・イルマ
 ギルドマスター。城壁都市の中央にある教会の管理をしながら、孤児の世話もしているシスターである。
 実力については、森の封印魔法を感じ取る程度の魔力はあるが、魔獣との戦闘では魔獣への攻撃を魔法使いに一任しているところから、ベルナデッタ自身の攻撃面での戦闘能力は低いものと思われる。回復魔法は使えそうだが、作中での描写はない。
 ちなみに、通常トナメのボスとして起用された回数は3回(壱式・肆式・漆式)であり、全ギルドマスター中単独1位である。
世界を深淵へと導くモノ
 封印の森の奥にいる魔獣。普段はおとなしいが、フードの魔道士が封印を解いたことで凶暴化した。主人公との2度に渡る戦いの末、倒されて宝珠となった。
フードの魔道士
 ロレンツィオで初登場した正体不明の人物。ロレンツィオ15-4での直接対決後にフードが取れるが、この時点では余計に謎が深まるだけであった。

エリアの特徴

 通常クエストは基本的に道中の敵がランダムであることがほとんどだが、ロレンツィオからは「初戦だけは固定敵」という仕様になっている。キラービーや骨狼、スペクターなどは強敵であり、それらが初戦から出ると相当厳しい上、もしパネル事故を併発しようものなら即詰みなので、それを防ぐ措置だろうか。
 また、最近のクエストは推奨属性と相性の悪い敵はHPや攻撃力がやや低く設定されているクエストが多いが、ロレンツィオでは同種類の敵は属性関係なく同ステータスとなっている。そのため、同属性や苦手属性の敵は、それだけで得意属性の敵の倍以上の脅威となる。 
 通常エリアとしては初めて先制でスキル使用する敵が登場するが、ロレンツィオでは属性弱体化と毒のみ。属性弱体化は効果値100、毒は最大HPの10%ダメージと、今では珍しい内容となっている。スキル反射を張る敵は登場しない。
 オゥランディ実装前までは、7-3がレべリングポイントとして有名だった。

難易度

 相対的難易度としてはサイオーンやオゥランディよりは低いという評価が多いが、もちろん実装当時は決して簡単ではなかった。当時はパネル事故率も高く、またアユタラほどではないが後半の道中運ゲー要素も強い。
 後日サブクエが実装された際には、「20問連続正解」「1属性につき3体以下」など面倒なものや、「ターン数制限<連続正解数」という絶対3枚抜きできないサブクエなどが配置された。
 鬼門は中ボスの出現する7-4と14-4。逆に、最終ステージである15-4は他エリアと違い4戦しかなく、7-4や14-4をノーコンで抜けた人なら拍子抜けした人もいるだろう。

余談

 ステージ3-1では、クエスト名が「聖水のつくりかた」となっており、あらぬ想像をかき立てられたユーザーが多くいた。黒ウィズの薄い本の題材にもなっているらしい

どなたでも編集できます