小説家、村上春樹の新作。2017/2/24刊行。同氏の小説は発売までタイトルを除いて内容の一切が伏せられるのが通例となっているが、今回はそのタイトルこそがウィズプレイヤーの心をがっちりと掴んだ。

 というのも、黒ウィズのクリスタルガチャにおける常駐S精霊騎士団の面々は、性能的には既にインフレに取り残され使えないにも関わらずレア度が(無駄に)高く、ガチャの演出においては限定精霊と同様の扱いを受けている。そのため「単発で緑→緑→金演出からの騎士団」「10連ガチャ、ラスト一枠に堂々の騎士団」「10連途中で騎士団、かーらーのラスト騎士団」などはガチャ爆死あるあるとしてプレイヤーの間で語りぐさとなっている。
 即ち騎士団とは有害精霊の代名詞であり全ユーザーからヘイトを集める存在であり、ニュースでこのタイトルに接したユーザーは「そりゃ団長も殺されるわ」「終身名誉ノーベル文学賞候補村上春樹も騎士団には手を焼いたか」「3900万部のメガヒット間違い無し」等々と話のネタにしたとかしなかったとか。

 なお、騎士団長セドリック自身はウィズセレA精霊であり、その部下たちのほうが(数の多さもあって)抑止力としてはよく登場する。
 冷たいようだけど、完璧なガチャなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。やれやれ、僕は課金した。

 後日、本作は売れ行きが芳しくなかったらしく大量に返本にされてしまうというオチがついた。騎士団の呪いは黒猫の外でも健在の様である。
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