通称”駄犬”。2013年11月のファミ通魔道杯の累計報酬として登場した精霊である。ファミ通文庫とのコラボであり駄犬のカズは「犬とハサミは使いよう」という作品の登場キャラである。
 ちなみに記事名は駄犬カズだが精霊名は駄犬カズである。よくある間違いなので生暖かい目で見守って欲しい。

解説

性能

AS:回復、SS挑発の組み合わせである。潜在覚醒も無い頃に登場した精霊でありHPはたったの1600しか無く、これではすぐに倒れてしまって挑発で敵の攻撃を集めても意味が無いと思われほとんどのユーザーにゴミ扱いされていた。ヒーラーとして使おうにも同じくらいのHPと回復力を持って且全体攻撃のSSを持つシオミのほうがはるかに便利であった。このカード諸共挑発も完全な死にスキルとして産廃の烙印を押されることとなる。

突然の脚光

 2014年4月に「イタズラ女神とうさぎのおはなし」のイベントが開催され、このイベントの封魔級で駄犬カズが攻略のキーカードとなる。道中に登場する超火力のタコが即死級ダメージの単体攻撃を2連続で行ってきた。その際にほぼ確実に2体死んでしまいデッキが崩れクリア出来なくなるというのが本クエストの鬼門だった。これを解決するのが駄犬カズである。
 駄犬のカズをデッキに入れ、タコが現れた時に挑発スキルを使いタコの2連続の即死攻撃を2つとも引き受けて死んで、助っ人のファムと入れ換わるという使い方が出来た。これが最適解となりあっという間に駄犬のカズを持っている者は楽々とクリアしていくこととなる。

教訓

 これ以降駄犬のカズが使われた事は無いが、この事象は非常に意義のあるものとなった。「一見、どんなゴミに見えても捨てずにとっておく」という精神がユーザー達に根付いたのである。当初、駄犬のカズをゴミ扱いして捨ててしまったユーザーも多く、彼らは上記の攻略法が発見されたときは大いに後悔する羽目になったのである。この精神は現在においても魔道杯やイベントで生きており「どんな精霊でもいつ必要になるか分からないから取れるものは全て取っておく」という考えの下、配布精霊をきちんと回収するユーザーは多い。

 ちなみに、「犬とハサミは使いよう」は2013年7月にアニメ化されており、その際にこのカズこと春海和人を担当したのは、アルドベリク役の櫻井孝宏氏である。
タグ

どなたでも編集できます