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[SSメモ] xx 2013/06〜

NBG:Natural Borne Gigolo

※「姉と弟」スピンアウトSSで優視点のお話です。
 離婚によって愛するお姉ちゃんと離れ離れになった優が
 知り合うアイドルたちと様々に交わっていくという……

※2013.8.15現在 美希編と伊織編やよい編 で一旦おしまい

  • 以下本編-

両親の離婚に巻き込まれ、僕とお姉ちゃんは離れ離れになってしまった。
バスと地下鉄を乗り継げば会いに行ける程度の距離なのに、学校の都合や親に
ばれないためには月に2、3度会えればいいほうで、前のようにセックスするどころか
人目のない場所で抱き合ってキスするのが精一杯だった。

「勉強の方は進んでいるのかしら」
「うん、大丈夫。この前も試験の成績は少し上がったし」
「そう……その調子で頑張るのよ」
「お姉ちゃん、ご褒美……欲しいな」

夕暮れの薄暗い公園のベンチ。
お互いの近況報告を終えると、早速僕はお姉ちゃんと唇を重ね合わせた。
軽いキスが舌を絡めあうキスに移る頃、僕は我慢できなくなって伸ばした手を
スカートの裾に侵入させた。
太もものすべすべした感触が心地よく、ついそこで長居したのが失敗だった。
セックスは無理だとしても、お姉ちゃんのぬるぬるしたいやらしい液を久々に
味わいたかったのに、指がパンツに届く前に僕の手は押さえつけられた。

「だめよ優……キスだけで我慢しなさい」
「だって……」
「それにここは人目があるのだし」

耳元で囁くお姉ちゃんの声は少し掠れて上ずっている。
お姉ちゃんもこの状況に興奮しているに違いない、そう踏んだ僕はダメ押しに
やや強引に唇を奪うと、舌とともに唾液を流し込む。
それを受け止め飲み込んでいる隙に僕の指はやっとあそこに届いた。
思ったとおり湿った感触が指先に伝わってくる。
お姉ちゃんは慌ててその手を押さえようとしたけど遅かった。
指先でくすぐるだけで悩ましい鼻声をもらし、力の抜けた体がもたれかかってくる。
あとはこのまま攻め落とすだけだと、キスを続けつつ指先に神経を集中させる。

「あん……優、んんっ、はぁ……もう、だめだったら」

抵抗の言葉は甘く媚びるような女の声。
こうなればもうしめたものだった。あとは下着の脇から指を入れて……

「こらぁ……優、ここじゃだめ。もっと人目につかない場所じゃないと」
「お姉ちゃん、いいの? 本当に指入れちゃうよ」
「す、少しだけだから……本当にそれで我慢するのよ、でないと……」

いいかけた言葉を飲み込み、お姉ちゃんは周囲を見回すと奥まった木立で目を止めた。

「優、あそこ……」
「うん。歩ける?」
「馬鹿……」

いつの間にか日は落ちていて、木立の陰に入るともう表情すらよく見えない。
僕はもう一度お姉ちゃんを抱きしめてキスすると、さっきより楽々とスカートに侵入し
そのまま下着の脇からそこに触れることができた。

熱くてぬるぬるしたお姉ちゃんのあそこ。
久しぶりの感触を楽しみつつ、軽めのタッチでクチュクチュと撫で回してみる。

「あぁ……優、焦らさないでよ、早くお姉ちゃんの中に入れなさい」
「うん、いいけど……」

既に姉ははあはあと息を弾ませ、木にもたれかかって体を支えている。
それを見てふと僕はあることを思いついた。

「ねえ……舐めてあげようか?」
「いいよ優、お姉ちゃんのなめ……あっ、違うの。こんなとこじゃ駄目よ」
「ほら。お姉ちゃんだって我慢できないくせに」
「そうだけど…やっぱりこんな場所じゃ……」
「ねえ、さっきもベンチ立つとき何かいいかけたよね? 何て言おうとしたの?」

囁き声でそんな言葉を交わしている間も僕の指は休まず姉の性器を弄り回している。
時折思わせぶりに膣の入り口にそっと滑らしてみたり、花びらのような左右の襞を
押し広げ姉の大好きなあの小さな突起を窺ってみたり。

「ねえ、お姉ちゃん……教えてよ」
「もう……優の意地悪。我慢できなくて欲しくなったら困るっていいかけたの」
「やっぱりそうでしょ、だから舐めてあげるっていったのに」
「あぁもう……やっぱり駄目よ。その代わり私がしてあげるから」
「えっ? ちょっと、お姉ちゃんってば」

いきなり姉は強い力で僕の腕を振りほどくと、くるりと体を入れ替えて
僕の体を木の幹に押し付けた。

「お姉ちゃんが口でしてあげるから、今日はそれで我慢しなさい」
「う、うん……でも」
「いいから。この次はきっと優がしたいことしていいから」

そういって姉は足元にしゃがみこむとズボンの前を開いた。
キスしたときから勃起したままのペニスに姉の熱い吐息が吹きかけられ
次の瞬間、僕のペニスは姉の熱く濡れた唇に包まれていた。
じゅるりと音を立てて吸い上げられ、何度かそれが続いたあとに舌が絡みつく。
久々の感触に浸ろうと目を閉じて集中しようとしたその時だった。
携帯の電子音が響き渡り、姉の動きが凍りついた。

「……ごめん、優」

届いたメールを確認した姉はそういうと立ち上がり僕の体を抱きしめた。

「お姉ちゃん、今から行かないといけなくなったの」
「え、今からってそんな急に……」
「本当にごめんね、この埋め合わせは必ず」

その時にはもう僕のことなど眼中にない感じで、お姉ちゃんは慌てて身繕いすると
僕の手を引いて公園の出口に向っていた。僕は用事が何なのかを聞くこともできず、
別れの言葉を残して足早に去っていった後姿を呆然と見送るだけだった。


重い気分で家に帰ると父もあの人もまだ帰っていなかったから、僕は部屋に入ると
着替えもしないまま早速自慰に取り掛かろうとした。
もちろん想像するのはお姉ちゃんとのことだけど、さっきの事を思い出すと一方的に
お預けをくらったことに腹が立ってきて、引き出しの奥に隠した雑誌を引っ張り出した。

その日僕は初めてお姉ちゃん以外の女の子のことを考えながら自慰をした。
僕がお姉ちゃんと結ばれるきっかけとなった星井美希の水着グラビア。
弾けそうなおっぱいを見つめながら射精した後、お姉ちゃんを裏切ってしまった
罪悪感の刺激で興奮が収まらず、今度は星井先輩を全裸にして無理やり
おちんちんを入れる妄想で二度目の射精をしていた。
まさか翌日、その星井美希本人と会うことになるとは思いもせずに。


◆2

「ずいぶんムツカシそうな本だね」
「えっ、な、なにが……あぁ!?」

プログラムの本を探している時、不意に香水の匂いと柔らかい感触がぶつかってきて、
慌ててそっちを見ると派手な感じの女の子が帽子の陰から僕の顔を覗き込んでいた。

「ミキの写真集よりそっちの方がいいの?」
「ほ、ほほ、星井先輩!?」
「しっ! おっきい声出しちゃだめなの」

周囲の客が何事かと振り返る中、星井先輩は僕の手を掴むとそのまま歩き出し、
さっきまで眺めていた写真集を手に取るとレジに向った。
そして僕の持っていた本と一緒に精算すると、有無を言わさず近くの喫茶店まで
連行されて、こうして奥の目立たない席でなぜか肩を並べて座っている。

「あの、これは一体どういうことで……?」
「君って後輩だよね。学校で見た覚えがあるの」
「はい、それはそうですけど」
「その本プレゼントするから今日一日ミキの暇つぶしに付き合ってくれる?」

奔放で気まぐれというアイドル・星井美希そのままの行動だと思ったけど
話してみれば考え方なんか意外としっかりしているし、今はアイドルという
仕事にきちんと向き合っているのも分った。
派手でチャラチャラした軽い人という誤解が解けたのはいいとして
学校ではあんなにモテモテな星井先輩が何故僕なんかを……?

「今のミキは普通の中学生なの。だから学校の後輩と遊ぶのは当たり前なの。
それに君、カッコよくて可愛いいしなんか気になる顔なの」
「は、はぁ……」

僕が赤らんだ顔を俯けたのは褒め言葉に照れたからじゃなく、不意に昨夜の事を
思い出していたからだけど、この魅力的な先輩はそれに気付いた様子はない。
それどころか無意識だろうけどさらに体を押し付けてくるものだから、さっきよりも
強く感じる体の柔らかさや悩ましい匂いに頭がくらくらしそうだった。
それに胸元から覗いて見える“谷間”。
その下にあの豊かではち切れそうなオッパイがあると思うと、とてもじゃないけど
僕の股間は収まりがつかなくて大変なことになりそうだった。
そんな事態にドギマギしている僕をニコニコと眺めていた星井先輩は
不意にゲームをしようと言い出した。

「ミキが一番気にいってる写真を当てたら、いいこと教えてあげるの」
「先輩が気に入っている写真……ですか」
「そうなの。どの写真なのかはここに書いておくから」

写真集の先輩はどれもこれも魅力的で、中には中学生らしからぬエロチックな
ポーズのものもある。弾けるような笑顔、体中から滴り落ちる海水。
水着がめくれたところに見える日に焼けてない素肌の白さ。
どの写真も素晴らしくて選びようなどないと思ったのだけど
一番最後、小さいカットの写真だけ先輩の表情が違っているのに気付いた。
水着の上に羽織ったパーカーを脱ぎかけている星井美希が
カメラに向って凄く照れた感じで顔を赤らめている。
その写真だけはアイドル・星井美希ではなくただの星井美希である気がして
同時に僕は彼女のそんな姿に強く惹き付けられていた。

僕は黙ってその写真を指差しながら星井美希の顔を見つめる。
彼女はとても嬉しそうな顔でゆっくりと頷いた。


「正解したの、君が初めてなの。だからなんでもいうこときいてあげるね」
「ほ、本当になんでもいいんですか?」
「そうだよ、ミキにできることならなんでもいいの」
「あの、じゃあ……メ、メールアドレスとかでも」
「えー、メアドなんて普通に教えてあげるの。君って若いのに欲が無さすぎなの! 
 それともミキにはあんまり興味ない感じ?」
「そんなことないです! あの、じゃあ付き合っている人とか好きな人とか」
「いるわけないの。こう見えてもミキ、真面目にアイドルしてるんだから」
「じゃあ時々学校まで迎えに来ているスーツの人は?」
「ああ、プロデューサーさん? あの人は仕事でミキの面倒を見ている人だよ」
「そうなんですか。学校で結構噂になっていたから」

さすがに胸を触ってみたいなどとはいえるわけがなかった。
だけど星井美希は意地悪そうな顔をつくると僕にそれを突きつけてきた。

「ね、そろそろ正直に言うの。君の視線がどこを見てたかなんてバレバレなの。
本当は興味あるんでしょ、ミキの胸」

そういって僕の腕に押し付けられる柔らかい星井美希のバスト。
その魅力に抗えず、僕は視線をそらすこともできないまま
ただがくがくと頷くしかなかった。

「あは、正直でよろしい、なの。でもさすがにここじゃちょっと無理なの」
「そ、そうですね」
「だから今はこれで我慢してね」

そういうと星井先輩は襟元に指先をひっかけてそれをぐいっと下ろした。
僕の目の前に深い胸の谷間とピンク色の可愛らしいブラジャー、そしてそれに
包まれた半球形のおっぱいが現れた。
体を寄せ合っているせいでほんのりと甘酸っぱくてなまめかしい体臭が僕を直撃し
下着に隠されていることで余計にエロチックさを感じるおっぱいの眺めに
僕はこれ以上ないくらい勃起しているのを感じていた。



「ね、どう? ミキのおっぱい」
「……す、すごく綺麗で……魅力的です」
「あは、それだけ?」
「さ、触ってみてもいいですか?」
「君って真面目そうなのにエッチなんだね……いいよ、ちょっとだけなら」

などというのはその夜、布団の中で僕が描いた空想…いや妄想だった。
お姉ちゃんのおっぱいも綺麗だと思っていたけど、星井美希の胸は
それとは比べ物にならないくらい凄かった。

あのおっぱいに触りたい、揉んでみたい、舐めてみたい。
だけどそれこそ実現不可能な願望だと分っていた。
あの時みたいに二人きりでお茶を飲んだことだけでもあり得ないことで
間近で胸を見せてもらった事を口外すれば半殺しにされてもおかしくない。
メアドを交換したけど、メールがくるなんて無いと思っていた。

あの出来事のあった翌朝届いていた一通のメール。
お姉ちゃんからだと思って開いたのは、紛れもなく星井美希からのメールだった。
それ以来星井美希は結構頻繁にメールを送ってくるようになり、いつの間にか僕は
彼女からのメールを心待ちにするようになっていた。


◆3

「ごめんね優君、収録が遅れちゃったの」
「気にしないでください、美希さん」
「ありがとなの。じゃいこっか?」

メール交換を続けているうち、お互いの気心が知れてきたのもあって
僕達はプライベートなことまで打ち明けるようになり、時間が許せば今のように
会って他愛のない話をしたりちょっとした相談事をすることもあった。
ただそれだけのことでも、僕にとってはかけがえのない時間だった。

「美希さんにとって……僕はどういう存在なんですか?」
「優君は後輩で大切なお友達なの」

会うたびしてしまうその質問に、星井美希は淡々とその事実を答えるのみ。
君は恋人になれないと言われているも同然の言葉を。
彼女は毎日のように告られては拒否し、それはアイドルになった今も続いている。
僕みたいな年下で取るに足らない男子など恋人には論外なのは当然として
じゃあ何故メールをしたり会ってくれたりするのだろうか?

「ね、優君にとってミキはどういう存在?」

不意に真顔でそう聞かれ、僕は答えに窮してしまう。
憧れの先輩でありアイドル……そんな模範解答を答えようにも口が開かない。
僕にとって星井美希は自慰をするときのヒロインであり、空想の中ではお姉ちゃんと
していた行為よりさらにひどい行為ですら平気でさせていたのだから。

「……美希さんは僕の、僕の……」

懸命に言葉にしようとする唇を星井美希は人差し指でそっと塞いだ。

「二人でいるときはミキって呼んでいいの。優君は特別だから」
「どうして僕が特別なんですか?」
「ミキにもわかんない、ただなんとなくなの。その代わりミキも優って呼ぶよ?」
「は、はい……美希さ、美希」
「あは、なんだか恋人みたいだね、優?」

恋人みたい。
つまり恋人ではない、ごっこのようなもの。
だけどそれでも構わなかった。
僕はテーブルの下で美希の手を探り当てると指を絡ませる。
彼女もそれを察すると、無言で体を寄せぴったり肩を寄せ合わせる。
手のひらが熱く汗ばんでいるけど、それは美希だって同じだった。
目を合わせると、深緑の瞳が僕の心を見通すように射抜いてくる。
たまらなくなって僕が視線をそらせると、美希はケラケラ笑いながら僕をからかう。

「優が視線をそらせるといつもミキのおっぱいに逃げるんだね」
「そ、そんなこと……」
「そんなにミキのおっぱいが好き?」
「そ、それは……」
「また見たいの? それとも見るだけじゃ物足りない?」

最後の言葉はいつもの明るい声ではなかった。
僕の耳たぶを咥えるように、というか実際美希は唇を耳に触れさせながら
少し掠れたような低い声でそう囁いたものだから、その感触にやられてしまった僕は
ついに本音を彼女にぶつけてしまった。

「美希の胸、触りたい」

数秒の間があって、美希は僕の耳元に囁いた。

「いいよ、優」

そこがいつもの喫茶店だということも忘れ僕は空いている手を伸ばすと
そっと星井美希の胸元に置いた。

「……ぁっ」

美希が可愛い声で小さな溜息を漏らしたのだけど
僕はあまりにも柔らかく弾力的な感触に我を忘れてしまい
気がつけばゆるやかに胸全体を揉んでいた。

「あぁっ……優だめ、ちょっと大胆すぎなの」
「美希……」
「ん、ふあぁああ……もう、優の手、エッチすぎだよ」
「だって美希が可愛い声だすから止まらないよ」
「だめなの……ここじゃ……ミキだって止まらなくなるの」

そういって僕の手に重ねた美希の手は、僕の乱行を止めるどころか
催促するような動きを見せる。

「優って大人しいくせにテクニシャンなの……ただ触ってるだけなのにもう……」

いつも年上ぶって余裕を見せている美希が、赤らめた顔を困惑させ
まるで請願するように僕を見つめ返してくる。
それが愛撫をねだるときのお姉ちゃんそっくりなことが僕の心を刺激する。

「美希、気持ちいい?」
「う、うん……すごいの、こんなことされるの初めてなのに」
「こういうこと初めてだった?」
「そ、そうなの……だってミキ、男の子と付き合ったこととかないし」
「でも今は僕と付き合ってるんでしょ?」
「優、それはちが……んっ!?」
「もっと気持ちいいこと、美希に教えてあげようか?」
「だ、ダメだよ優、これ以上すると変な声がでそうなの」
「じゃあやめておきます、星井先輩」

僕は薄いシャツの上から揉んでいた美希のおっぱいを解放した。
慌ててその手を掴もうとする美希からそっと逃げる。

「やっ、まだやめちゃだめなの」
「でも星井先輩がやめてっていったから」
「違うの、それは……そういうのじゃないの」
「じゃあ、こういうのですか?」

僕は下ろした手を素早く美希の太ももに這わせた。
そして足の間を伝って奥まで侵入すると、指先で美希の“女の子”にそっと触れる。
下着の上からなのに、もうそこが熱く潤みかけているのが分った。
そして美希はぐんにゃり力の抜けていた体をビクンと跳ねあげ
懸命に歯を食いしばって声が漏れるのを押し殺すと、潤んだ瞳で許しを請うよう
僕を見つた。

「お願いなの、優……」

美希のその目はやはり欲望にまみれたときのお姉ちゃんと全く一緒だった。


◆4

ありふれたオフィスビルの中にあるその部屋はまさに“隠れ家”だった。
あれから美希は“デコちゃん”と呼ぶ相手に電話し、そのあとタクシーを飛ばして
きたのがこの場所なんだけど、ソファーにベッド、それにシャワーまで揃っていて
僕達の目的にはぴったりだった。

「美希さん、ここは……?」
「ミキも来るのは初めてなの。まるでホテルみたいだね」
「うん、そうですね……」
「どーしたの優、そんな緊張しなくても大丈夫なの。ほら、座ろ?」

シンプルなソファーに並んで腰を下ろすと不意に美希が抱きついてきた。

「ねえ優……ミキとのことは絶対に絶対にナイショだからね?」
「もちろんです。絶対誰にも話したりしません」
「約束だよ? ミキ、アイドルだから本当は彼氏とか作っちゃだめなの」
「約束します。美希さんに迷惑はかけません」
「さんづけはダメなの、ちゃんとミキって呼んで」
「はい、えっと、美希」

体を捻って向き直ると、もたれかかってくる美希の体を抱きとめた。
目の前には瞼を閉じた美希の顔。躊躇いは全くなかった。
顔を寄せると薄くルージュを引いているピンクの唇をそっと奪う。


「あっ! やぁん優ったらエッチ……おっぱい揉みすぎなの」
「んっ…だって、美希のおっぱい気持ちいいから」
「もう、んっ、や、服が擦れてちょっと痛いよ?」
「ごめん……もうおしまいにするから」
「優ってエッチなくせに肝心なとこで遠慮するんだね」
「え? だって美希が痛いって」
「服が擦れるから痛いの。やめてとはいってないの」

もちろん僕はやめるつもりなんて全く無かった。
自分の手で脱がせるより、美希が脱ぐよう仕向けたかっただけで
実際僕が胸から手を外すと、美希は悪戯っぽい笑顔を僕に向けたまま
シャツのボタンを外してあっさりそれを脱ぎ捨てた。
お姉ちゃんの白い質素なブラジャーとはまるで違う、カラフルで飾りのいっぱいついた
大人っぽいブラジャーと、それを押し上げるよう盛り上がる美希のおっぱい。
僕は吸い寄せられるようにその深い谷間に顔をちかづけた。

「あは、優ったら赤ちゃんみたいなの」
「だって美希のおっぱいみてたら我慢なんてできないよ」
「じゃあ許してあげる。でも最初はここにキスしなきゃダメなの」

少し汗ばんでいるせいか、むせるような肌の匂いに頭をくらくらさせながら
胸の谷間に唇をつけて酸っぱい汗を舐めて取ると、美希は体を震わせながら
僕の頭をぎゅっと抱き寄せる。
僕は夢中になって美希の柔らかいおっぱいに舌を這わせていく。

「これ邪魔なの……優が外して」
「うん、分った」

ホックを外すとぷるぷる揺れながら零れ落ちてくるおっぱい。
その白いマシュマロの頂にある紅色の乳首は、小粒で肌色が少し濃くなった色の
お姉ちゃんとは違ってツンと固く尖っていて、僕はたまらずそれを咥えていた。

「んぁああっ、優、だめなの、乳首、や、あっ、吸わないでぇ」

それが拒否の言葉じゃないのは分りきっている。
僕は唇でしっかり咥えたまま、さらに強く乳首を吸い上げる。
すでに美希のおっぱいは僕の唾液でベトベトに濡れ光っていて
その光景がとてもいやらしい感じでますます僕は猛っていく。

「やん、優、いいの…胸気持ちいい、もっと、あん、噛んでみて」
舌で弾き、唇できゅっと押しつぶしてみて、それでも美希のたてる喘ぎ声が
甘えたような鼻声のままなので、いわれるままそっと歯も立ててみる。

「んーっ、優、それいい、感じるの、乳首、気持ちよすぎるの」
「じゃあもっと美希を気持ちよくしてあげるから。ちょっと起きてみて」

ソファーに仰向けになった美希をひっぱりあげる。

「ベッドに横になって」
「……優、どうするの? ミキ怖いよ」
「大丈夫、エッチするんじゃないから……触れるだけだから大丈夫だよ」
「う、うん……本当に触るだけ?」
「そうだよ。だって美希、処女なんでしょ?」
「……うん」
「痛いことも怖いこともしないから。僕を信じて、ね?」

そういうとやっと美希は笑顔を見せてベッドに仰向けになった。
でもまだ不安な気持ちが残っているのだろう、僕は美希に覆いかぶさって
もう一度優しくキスしてあげた。

「美希、可愛い……大好きだよ」
「うん、ミキも優のこと好き」
「美希のおっぱい、すごく綺麗で美味しかった」
「むー……綺麗はいいけど、美味しいって変なの。まさかおっぱいが出たの?」
「あはは、まさか。でも美希のおっぱいなら飲んでみたいな」
「もう……」
「ほら、力抜けたでしょ? じゃあ続きするよ?」
「うん……触るだけ、だよね」
「そ、優しく触れるだけ……ゆっくり足、開いてみて」

恐る恐る開いていく美希の足をさすりながら、触りやすいよう膝を立てさせる。
そしてそこに手を伸ばす直前、もう一度唇を重ねるとゆっくり舌を差し込んでいく。
最初は驚きの反応を見せた美希もすぐ僕の舌を受け入れ、徐々に絡み始めてくる
美希の舌に合わせながら、空いている手を胸に伸ばした。
柔らかく弾力的な美希のバストをゆるやかに撫でて揉みながら、指先で固くなった
乳首をそっと摘みつつもう片方の手を伸ばして下着の上からそこを押さえてみた。

そうなっているとは思っていたけれど美希のパンツは外側まで濡れてびしょびしょで
僕が指先を動かすたびくちゅくちゅといやらしい水音が響く。

「すごいね美希……こんなになって」
「やっ、恥ずかしいの……ね、ミキ変じゃない?」
「ううん、そんなことないって。これ、気持ちいい証拠だって知ってるでしょ?」
「うん……でもこんなになるの、ミキ初めてだから」
「僕がしてこんな感じてくれたんだから、すごく嬉しい」


もちろんそれは本音だった。
憧れるだけの存在だったアイドル・星井美希が今ベッドの上で半裸になり
僕の指先が彼女をいやらしい女の子にしたてあげようとしているのだから。
今はキスしたりこうして触れるだけだけど、いずれは美希にもお姉ちゃんにしてあげた
ようなことをしてあげたり、してもらうつもりでいたし
最終的には……美希のヴァージンは僕が奪うつもりだった。

そのためにも焦ってはいけない。
ゆるやかに、美希自身がじれったくなるくらいゆっくりと。
僕は自分に言い聞かせながらゆっくり指先の動きを進めていく。
下着の上からの愛撫なのに、美希はすぐ感じ始めたようで
控えめだった喘ぎ声が部屋に響くくらいになる頃には
いやらしく腰をくねらせながら僕の愛撫に反応してくれて
数分後には大きく一声叫ぶとそのままぐったりとベッドに崩れ落ちた。


◆5

それ以来僕達はお互いの時間を合わせては“隠れ家”でデートを重ねた。
部屋に入るなり抱きあうと、いきなり舌を絡めあう大人のディープキス。
お互いの唾液を飲ませあいながらさらにキスを続けようとするのだけれど
そろそろ我慢しきれなくなってきた美希が僕の手を乳房にいざなう。
僕は美希をソファーに座らせると、服の上からゆっくり焦らしながら
その豊かなおっぱいを撫でまわしてあげる。

「服が邪魔なの……脱がして?」
「今日は時間、大丈夫?」
「……う、うん。まだまだへーきだから……ね、早く」

子供の着替えのようにバンザイさせた美希からシャツを脱がせると
前回よりさらに大人っぽいブラが現れた。
美希の体には似合っているけど、小さいカップから零れている乳首が
扇情的過ぎて、美希のあどけない顔立ちとは少々ミスマッチな気がする。

「昨日買ったばかりなの。どうかな、気に入った?」
「乳首が見えててエッチな感じ……でも可愛い」

そういって身を屈め小さなイチゴのような乳首を唇に挟んだ。

「んっ、あん! 優はせっかちなの。ちゃんとブラも外して」
「だって美味しそうだったから」
「やん、今日は汗いっぱいかいたからおいしくないの」

美希の言うとおり少々しょっぱい乳首をしゃぶりながら手探りでホックを外す。

「ねえ……こっちも触っていいよ?」
「まだおっぱいを味わってる途中なんだけど」
「だってこの手、遊んでるもん……ね、ここ、前みたいに」
「だめ。このあと仕事があるんだから、下着を濡らして困るのは美希だよ」
「ちょっとだけでいいから……して、ね?」
「我慢しないと。この次はちゃんとしてあげるから」
「むー……優のケチ、意地悪」
「してあげないとは言ってないでしょ? 僕だってしたいし……」
「じゃあ……あ、あのね、下着脱いじゃえばヘーキなの」
「美希はほんとにそれでいいの? ちゃんと脱げる?」
「だ、大丈夫……でも美希だけハダカはヤだから、優も一緒に脱いでほしいな」
「わかったよ、美希。一緒に脱いじゃおう」

わざと明るい声でいうと、僕はシャツとズボンを脱ぎ捨ててパンツに手をかけた。
ブラインドの隙間から入る夕日は裸の体を照らすには十分な明るさがあった。

パンツ一枚だけで向き合う僕と美希。
お互いの視線は小さな布地で隠されている部分に釘付けだった。

「優も濡れてるの……」
「そうだよ、興奮すると男だってこうなるんだって」
「あは、ミキと一緒……でも、ミキのほうがもっとヌルヌルで恥ずかしいの」
「そんなことないって。沢山濡れたほうが僕は嬉しいよ」
「ほんとに? ミキ、変じゃない?」

膝のあたりまで下ろされた美希のパンツ、その股間部分は濡れてテカテカだし
ねっとりとした粘液が糸を引いて股間とパンツを繋いでいる。
同じ女でもお姉ちゃんのはサラサラした感じと比べ、美希のは粘り気が強そうで
量も多かったから、きっと味だって違うのだろう。

「あ、あんまりジロジロ見ちゃヤなの……」
「美希だって僕のしっかり見てるのに?」
「むー……だって男の子のおちんちん、そんな見たことないから」
「じゃあしっかり見て確かめて。触ってみてもいいし」

そういうと美希は迷いながらその手で僕のをそっと触れてみる。

「す、凄くカチカチなの……オチンチンってこんなに固くなるんだね」
「そうだよ、あっ、美希の手……柔らかくて気持ちいい」
「ね、痛くない?」
「大丈夫、握ったりしても平気だから」
「うん。優も……して?」

そうして僕達は向き合って突っ立ったままお互いの性器を確かめあうよう
指先で触れ、握り、撫でさするといった行為を続けていく。

「あぁっ、優…の手、ふぁ、やらしいの……どんどん濡れちゃうよぉ」
「美希だって……そ、そう、握ったまま動かしてみて」
「こ、こう? んっ、やん、そこ、なんか感じるの」
「ああ、美希、気持ちいい、手だけでいっちゃいそうになるよ」
「んっ、はぁ…んぁ、んっ、や、ゆ、指、だめなの」
「痛い?」
「ううん……変な感じなの、そこ」
「続けていい?」
「い、いいの……でも、だめ、もう立ってられないの」

時折膝が崩れそうになる美希(実は僕も同じだったのだけど)と抱き合って
支えているのも限界だった。
僕はゆっくり美希の体を押すようにして背後にあるベッドに誘導する。
「あ、ああっ、優、そこいいの、もっと強く触ってほしいの!」
「美希も強く握って、そう、そのまま、そこ!」

その時美希の膝裏がベッドにぶつかり、仰向けに投げ出された美希の体は
ポーンと一度だけ弾んだ後、だらんと足を開いたままベッドに落ちた。
遮るものなく曝け出された美希の性器はてらてらと濡れ光る生々しい肉の花びらのようで
お姉ちゃんの性器と違い大人の形として完成しているのが僕にも分った。
そのあまりにも淫靡な光景に、そこをペニスで奪おうとか舐めて味を確かめようとする以前に
たまらなくなった僕はり自分で自分を握り締めてしごきはじめると、あっという間に高まって
とろんとした目で見上げる美希に向って今日最初の射精をした。
勢いよく飛び散った精液は美希のおっぱいから陰毛を結ぶように白い線を形作る。

「あん、優の熱いよ……」
「ごめん美希……我慢できなくて出しちゃった」
「いいよ優……すごいんだね、男の子の射精ってミキ初めてみたの」

美希は嬉しそうにいうと、乳首から流れ落ちる精液を指ですくい感触を確かめている。

「優、ミキの体でコーフンしたんだね」
「そうだよ、だって凄く綺麗でエッチなんだもん」
「セーエキ出るとき、気持ちよかった?」
「うん。頭が真っ白になるくらい」
「じゃあミキとシたらもっと気持ちよくなるかな?」
「ミキとするって何を?」

美希はニヤリと笑い、精液がついたままの指で自らの性器を広げて見せる。

「分ってるくせに。でもその前にミキをもっと気持ちよくしてほしいな……」

NBG #6

それまではエッチに臆病な美希を僕がリードしていたはずなのに
その一瞬で立場は入れ替わっていた。
理性を失った僕はふらふら美希の足元に跪いて顔を寄せていく。
美希の指が広げてみせる紅色の肉襞に陰毛から滴る精液が白い筋を作る。
だけど僕はそれには構わず目をつぶると唇をそこにつけた。

「あん、優…そんなとこ、舐めちゃ、やっ、ダメなの……そこ汚れてるの
ね、やぁ、んぁあ、舌いれな、いっ、あぁ……」

舌でなぞるとか唇で撫でるなんて余裕はなかった。
性器にかぶりつき、じゅるじゅると粘っこい愛液を舌で舐め取っては飲みこむ。
その間にも美希は切羽詰った声で喘ぎ、叫び続ける。
舐めても舐めてもおくから湧き出す美希の愛液はトロトロと粘っこくて
味もお姉ちゃんのより遥かに濃厚で、鼻の奥を刺激する匂いが僕の神経を
激しく昂ぶらせて出したばかりだのおちんちんがまた固く勃起していく。

もう触るとか舐めるだけでは我慢できなくなってきた。
僕は顔中を美希の愛液でべとべとにするまで性器の味を堪能すると
体を重ねたままずりあがってゆき、美希を真上から見下ろした。

「優…美希のってどんな味? 美味しかった……んぅむ!?」

唇を重ねると同時に僕はおちんちんを美希の性器にこすりつける。

「やっ、ダメなの……優、そんなことしたら入っちゃうよ?」
「美希に入れたい、ダメ? 今しちゃ」
「……だ、ダメじゃないの。でもね、したら赤ちゃんできちゃうの」
「うっ……大丈夫だよ」

その時僕のおちんちん既に美希の膣を捉えていた、といっても先っぽが穴の入り口に
わずかに引っかかっているだけだった。
溢れるほどトロトロに濡れてはいても、処女の小さく狭いソコはやはり力づくでないと
簡単には姦通できそうになさそうだった。

「…………いいよ、優がどうしてもっていうなら」

いつも自信に満ち溢れている美希なのに、このときだけは困ったような顔に
無理矢理笑顔を浮かべて僕を見上げていた。

「でも……優しくしてね、痛いのヤだから」
「美希……ごめん、無理矢理変なことしちゃって」
「変なことじゃないの、ミキね、初めては優君にあげるって決心してるの」
「でも美希、つらそうな顔してる」
「違うの。ちょっと不安なだけだよ、だって優君のおちんちん、すっごく固かったから。
初めての時は痛いっていうし」
「分った……じゃあ、ホントにいくから」
「んっ……」

僕は僅かに腰を浮かせた腰を小さく前後させ、美希の小さな入り口をマッサージ
するように擦り、その感触が怖いものではないと教えようとした。
その間もそこから気を反らせるよう、キスをしておっぱいを揉みながら
ほんの少しづつ前に動かす距離を伸ばしていく。

「美希、ゆっくり呼吸して……そう、力抜いてたら痛くないから」
「んっ、わかったの……ねえ優、キスやめないでね」
「うん。ほら、ゆっくり入っていくから、大丈夫だから」

時間をかけて先端部分がようやく膣の中に潜り込んだけど
お姉ちゃんの時と同じように、そこでおちんちんが障害物に突き当たる。
そう、処女膜という存在。
これを僕が力づくで切り裂いたとき、美希は処女を卒業して女になる。
僕のおちんちんがアイドル・星井美希にとって初めての男となる。
そのためには今から美希が痛がろうと、心を鬼にしないとだめだ。

「ねえ美希、目を開けて僕を見て」
「な、なに……優?」
「お願い、美希。しばらくそうやって僕を見ててくれるかな」
「うん……いいよ」

小さく笑った美希に唇を重ね、見つめあったまま舌を絡めあう。
その間に下半身の体勢を整えるとタイミングを見計らい
一気に腰を前に進めると、行く手をさえぎる処女膜は一瞬の抵抗のあと
はかなく切り裂かれると僕の侵入を許した。

その瞬間、美希の体はびくんと跳ねて硬直しかけたけど
最後まで侵入を果たした僕が一番奥で動きを止めると
美希はゆっくりと息を吐き出してからそっと僕の背中を抱きしめた。

「……優のが全部入ったの」
「分った、美希?」
「うん。ゆうのおちんちんがミキの子宮にこつんとしたの」
「痛かったでしょ? 我慢できそうかな」
「へ、へーきなの……ちょっとピリピリするけど、大丈夫」
「よかった。しばらくこのままでいるから」
「じゃあね、何かお話しよ」
「いいよ、美希はどんな話がいい?」
「あ、あのね……ミキって優のことあんまりよく知らないなって最近思ったの」
「そういえば美希ってあんまり質問とかしないもんね。じゃあ知ってることは?」
「んとね……学校の後輩で、名前は優で、性格はとても優しいの、名前と一緒で。
それからすごくエッチなの。あは、それはミキもだけどね」
「他には?」
「んー……頭がよくてお勉強が好きでコンピューターに詳しい?」
「そ、それほどでもないけど。あとは?」
「……それだけなの。どこに住んでるとか、好きな食べ物とか、そういうことは殆ど
しらないの。好きなアイドルは知ってるけどね」
「好きな食べ物と飲み物は知ってるくせに」
「もう……ミキの体は食べ物じゃないの」
「でもおいしいよ」
「あ、そうだ……ミキ、優の苗字も聞いてないの」
「あれ、名前は最初にあったとき自己紹介しなかったっけ?」
「したかもだけど、覚えてないの」

話しているうちミキの表情がほぐれ、体の強張りもとけたみたいで
そろそろ大丈夫かなと思いつつ、僕はごくわずかな動きを下半身に伝えると
美希の顔を真上からまっすぐ見つめながらいった。

「僕の名前は如月優。珍しい名前だから覚えやすいでしょ?」

だけど美希の反応は僕の予想とはまるで違っていた。

「き、如月…………」
「ねえ美希、どうかした?」
「んっ……やっ、待って優、なんか変なの」
「変って、僕の名前が?」
「ち、違うの……やだ、お願い、ちょっと止めてなの……だ、だめ、優」
「大丈夫だよ。それって段々気持ちよくなってくるんだから」
「ち、違うの優、あ、あのね、きさら、ぎ、あっ、だめ、優の、きさらぎって」

だけど僕はきつく締め付けてくる美希の膣に頭がのぼせかけていたのと
少しづつ美希が女の顔と声で反応するようになったのが嬉しくて
美希の変化にまるで気がついていなかった。

「美希、気持ちいいよ、すごく熱くてきつくて」
「優! ね、だめ……そんな動いちゃ、あっ、あぁっ! 優って、もしかして」
「美希! もう僕だめ、いっちゃいそうだよ、み、美希の中で」
「やん、優…ミキも変になっちゃうの、おかしいの、なんか熱くて、すごいの」
「あぁ、美希、美希! い、いく、出るーー!」



体力と気力を使い果たしてしまった僕を
美希は優しく抱きしめ、頭をずっとなでてくれていたらしい。
僕がいく瞬間、美希が浮かべていたのは苦悶と快感が入り混じった
表情だったはずだけど、今はとても穏やかな笑顔が僕に向けられている。

「気がついたの、優」
「うん……美希は……大丈夫だった?」
「へーきだよ、だから心配しなくていいの」

今になって避妊をしなかったこと、強引に処女を奪ったことの後悔が
あとから波のように押し寄せ来ても今さらどうしようもないわけで
僕にできるのは……このあとどうなろうと責任を取ることしかない。

「それよりね、今度はミキの話、聞いてくれる?」

そういって彼女が語ったのはアイドルになるきっかけのことだった。
中学の文化祭で見た合唱部のステージ、正確には独唱のパートを勤めた
三年生の歌は後になって伝説とまで言われたらしいけど
それが誰のことかは名前を聞くまでもなかった。

千早先輩みたいに、ミキもステージでキラキラ輝いてみたい……
そういうと美希は僕に顔をむけた。

「優は千早さんの弟だったんだね」
「……はい」
「あは、やっぱりね。初めてあったときにピンときたの」
「そうだったんですか」
「そうなの、でもミキの好きになった男の子が千早さんの弟だったなんて
なんか不思議な気分なの……」


そんな話をしながらゆるやかに流れる時間を止めたのはけたたましいアラームだった。

「いけない、ミキいかなくちゃいけないの!」
「今日は時間あるっていってなかった?」
「う、うう……こんな時間までいるって思わなかったから」
「分った、とにかく着替え……その前に美希、シャワーあびないと!」

どたばたと後始末を済ませ、レッスンに向うという美希を地下鉄の駅まで送ると
僕はすっかり暗くなった道を家に向って歩き始めた。
そういえばお姉ちゃんとは長いことあっていないし、メールや電話もこのところ
すっかり少なくなってしると思いながら。



NBG供^某ナ
 

今までは僕が美希をリードしてきたのだけれど、セックスを覚えてからというもの
美希はすっかり積極的になり、あの隠れ家に行くのは全て美希の誘いからだった。
もちろん異存などあるわけもなく、会うたびアイドル・星井美希の素晴らしい肉体を
思う存分味わいつくすのだけど、最近僕に跨ることを覚えた美希を見ていると
むしろ僕の方が食べられているような気がしないでもない。

姉とは違い奔放で激しい美希とのセックス。
挿入したときの感じも同じ女なのにまるで違っていて
きつく締め付けられる姉と比べ美希の中はゆるさを感じたけど
いざ入れてしまえば中がまるで生き物のようにぐねぐねと動き回り
僕のペニスに絡み付いて離そうとしない。
入れて動かなくても美希の膣の動きだけで射精にいたることもでき
そのおかげで何度意に沿わない射精を強いられたか分らないくらいだ。

週に1度、あるいは2度。
ペースとして多いのかどうか分らないけれど、美希はそれでも物足りないのか
会って体を交えるたび、絶頂して倒れ伏しても少し休めばすぐ僕を求めてきた。
僕もそんな美希にすっかり溺れてしまい、気付くべきことにも気付かずにいて
とうとうその日はやってきた。


たまたま前日にも会ったばかりで、しかも結構濃い目のセックスをしたせいで
この日は部屋に入っても最初の頃のように服を着たままなんとなく抱き合って
ただキスすることに夢中になっていた。
それでも美希の柔らかい体の感触、甘酸っぱい女の子の匂いといったものが
否が応でも僕を反応させてしまうわけで、そんな僕の股間に気付くと美希は
にっと笑うとソファーを滑り降り僕の前に跪く。

「今日は美希が優のを食べちゃうの」

それだって僕がやり方を教えたわけじゃない。
二度目のセックスを始める前、いきなり美希が無言で咥えてきたのには驚いたけど
初めてとは思えない技巧にはもっと驚かされた。
たまらず口の中で暴発させた精液を美希はためらうことなく飲み干すと、美味しかった
といって嬉しそうに笑顔まで浮かべてくれた。

可愛らしいベビーフェイスと、唇からたらりと零れた精液のコントラスト。
美希は僕のおちんちんを本当に美味しそうに頬張ってくれる。
時々ふざけて歯を立てるふりをするのはほんのご愛嬌だろうけど。
昨日たっぷりしたばかりだから、今日はじっくり美希の舌使いを楽しもうか、
そんなことを思いながらチャックを降ろしかけたその時だった。


「はい、そこまでよ」

棘を含んだ声に僕たちは動きを止めて扉の方をふりかえる。
鍵をかけたはずのドアが開いていて小柄な少女が立っていた。

「デ、デコちゃん!?」
「デコちゃんいうな! ほら、さっさと立ちなさい」
「ねえ、どうしてここに?」
「あんた、今日のレッスンはどうしたのよ」
「えっ、あの……これから行こうかなって……あの」
「今日だけじゃないわよね、最近しょっちゅう遅れてきたりサボったりしてたけど
これが理由ってわけなのね」

僕より小さくて華奢なくせに、存在感だけはやたらと凄いこの女の子。
それが誰かは名前を聞くまでもなかった。
美希と同じ事務所に所属している、セレブとかお嬢様アイドルと呼ばれている
水瀬伊織は腰に手を当てた姿勢のまま美希を睨みつけている。

「まったく……中学生の分際でさかってんじゃないわよ」

お嬢様には似つかわしくない単語で悪態をつく彼女の目は美希を見つめたまま
一度も僕の方を見ない。
それが“僕なんてまるで眼中にない”といわれているみたいで少々腹が立つ。

「ほら、早く来なさいっていってるでしょ」
「ちょっと待って下さい」
「…………?」

僕が言葉をかけると、ようやくチラリと視線を寄こしてくれた。
といってもなにか邪魔物でも見るような視線だったけれど。

「誰だか知らないけど今すぐ消えて。それから二度と現れないで。
そうしたらあんたがしでかしたことは不問にしてあげる」
「違うのデコちゃん、優はそういうのじゃないの」
「いいからあんたは黙ってなさい。今ならまだやり直しがきくって思ったから
プロデューサーにも事務所にも内緒で私一人できてあげたのよ?」

二人のやり取りと態度を見ればおおよその事情は見当がついた。
この二人は事務所でもそれなりに仲のよい友達なんだろうこと。
仕事やレッスンをさぼりがちな美希を不審に思い、それを心配したから
こうして一人で実態を探りにきたというわけだ。
それが僕につけこまれることになるとは思いもせず。

「あの、少しでいいから話を聞いてもらえませんか?」
「あら、あんたまだいたの。さっき消えろって命令したわよね?」
「話を聞いてくれたら消えます、お願いです……この通り」
「ちょ、ちょっと何よいきなり」

咄嗟に思いついた土下座だけど、水瀬伊織のたじろいだ姿を見れば
意表をついた効果は十分あったらしい。

「大体の事情は分ったつもりです。僕が美希を説得しますから」
「いやなの! 美希、優と別れるなんて絶対いや!」
「だそうだけど……どうする?」
「話をする間、二人きりにしてもらえませんか?」
「……いいわ。5分だけなら」
「ありがとうございます。美希、お願いだから僕の話を聞いてくれないか」



「さてと。そろそお時間だけど?」
「ごめんね、デコちゃん。美希が悪かったの」
「そ、そう……分ればいいの。じゃ帰るわよって……ちょっと、何よアンタ」
「あのね、美希ばっかり気持ちいいこと楽しんで悪かったの」
「ちょ、待ちなさい、離してよ! それにアンタなに言ってるのよ!」
「だからデコちゃんにも教えてあげるの。そうしたら優と別れろなんていわなくなるの」
「あ、あんた一体美希に何吹き込んだのよ! な、何撮る気? そんなことしたら
絶対許さないから、わかってるの? 私が誰だか」
「もちろんです。だからこそこうするしかないんですよ」

「お願い、やめて……絶対に言わないから、あんたたちのことは内緒にするから
もう許して……美希、ほんとうに」
「ごめんねデコちゃん、疑ってるわけじゃないの。写真は撮るけどデコちゃんが
ちゃんと約束してくれたら絶対誰にも見せないの」
「約束するから……ほんとにお願い、脱がさないで」

美希に羽交い絞めにされてしばらくは口うるさく喚いていた水瀬伊織。
どんなに暴れても脅しも美希の拘束がびくともしないと分ると態度を一変させ
哀れな表情を作って泣き落としにかかり、それも効果がないと分れば
服を脱がそうと手を伸ばした僕に憎たらしい罵詈雑言をひとしきり吐き散らかす。

「やめなさいよ、この変態!」
「優はヘンタイさんじゃないの、エッチの時はすごく優しいよ?」
「ちょっと、もしかしてあんた、もう……その、し、し、しちゃったの?」
「うん……優にあげたの。すっごく素敵だったよ?」
「し、知らないわよそんなの……」
「ごめんなさい、でもこうするしかなくて」
「……だから知らないっていってるでしょ!」

水瀬伊織は最後に僕を一睨みすると抵抗をやめてぷいっと横を向いた
その間に彼女の清楚な白いシャツのボタンを外してしまうと、隠されていた
白い柔肌と一目で高価なのが分る下着が目に入った。
彼女は僕と僕に今からされることを完全に無視することに決めたらしいけれど、
その頬は悔しさのあまり小刻みに震え、目尻には薄っすら涙が滲んでいる。
自分の下着姿の裸体をどこの誰かもわからない男に見られるだけじゃなく、
それを写真に撮られるのがプライドの高そうな彼女にとって屈辱なのだろう。

だけど僕の目的はそんなちゃちなことではなかった。
恥ずかしい写真は脅迫のネタではなくあくまで保険のつもりだった。
僕が美希を“説得”してその同意を得たのは、セックスの気持ちよさを教えてあげれば
きっと水瀬伊織は僕達のことをわかってくれる、という説明だった。

「……知らないのなら教えてあげるよ、水瀬伊織さん」

適当に何枚か撮影してから(もちろんそんなものは削除するのだけど)僕は携帯をしまうと
もう一度水瀬伊織と向き合った。

「い、いやよ! ちょっとあんたもいい加減にし離しなさい、やっ、あっ、だめぇ!」

人差し指を軽く滑らせてみた太ももの感触は姉とも美希ともまるで異なっていた。
すべすべだけど冷たくて乾いた感じのする姉の肌。
しっとりと柔らかいのにピチピチと弾けそうな美希の肌。
水瀬伊織の肌は柔らかさ、温度、湿り気、張り、そういった要素の全てが
絶妙のバランスで保たれているようだった。
その肌に触れている僕の指先が心地よさのあまり夢中で撫でまわしてしまうくらい。

「ちょっと、いやだから、ねえ……あっ、だめよ」
「あと少しだけ我慢して下さい、それで終わりにしますから」
「だったら今すぐやめて、誰にも言わないであげるから」
「いいんですよ、誰に言っても」

ぴっちり張り詰めた太ももをなぞる指先をそっと下着のふちに滑らせると
水瀬伊織ははっと息を呑み込んだ。
彼女の秘所まであとほんの数センチ。
もちろん僕に指先を止める気なんてさらさらない。

「……いや」

囁くような小さい声が水瀬伊織最後の抵抗だった。
指先が下着の上から性器の外縁部に到達すると、彼女は小さく溜息をもらして
しっかりと目を閉じた。

触れるか触れないかくらいの軽さでゆっくりと性器の形をなぞっていくと
水瀬さんはぎゅっと奥歯を噛み締め漏れそうな声を懸命に我慢している。
上気した顔、それからせわしない短い呼吸。
彼女も初めての間隔に戸惑いながら、それが快感であることを受け入れ始めている、
そんな確信がもてたから、美希に拘束を少しゆるめるように言葉をかけた。

「デコちゃん、気持ちいい顔になってるの」
「ば、馬鹿……そ、そんなことないから」
「あはっ、それは嘘なの」
「ちが、あっ!? だめぇ! そこはだめなの!!」

けれどもそれはもう言葉だけで、水瀬さんは力の抜け切った体を美希にあずけ
自分の恥ずかしいところを這い回る僕の指先を期待に満ちた目でおいかけている。
下着の上から触れるだけできりあげるつもりだった僕だけど
ここまでの反応を見せてくれるのならもう少し進んでもいいだろう。
美希には告げていないけれど、こんな美少女を味わうことができるのなら
僕にとっては願ったり叶ったりのこと。
姉だけが女だった頃には考えもしなかったけど、美希を知ることで僕の女性に対する
関心は高まるばかりだった。
ましてや水瀬伊織のように本物のセレブ、正真正銘のお嬢さんである彼女が
性的快感に目覚めたらどんな反応を見せてくれるのか。
彼女の味や匂い、そして感触は。
それを恋人である美希公認でできることは僕にとっても刺激的だった。

程なく指先が彼女の変化を伝えてきた。
内側から湿り始めたシルクの下着、その侵食がゆっくりと広がっていくと共に
おなじみの雌くさい匂いが漂い始めてくる。

「ほらね、気持ちいいでしょ……デコちゃん?」
「あっ、ふぁあああ……きもちなんて、よ、よくな、いぃ、あぁん」
「もう、認めればいいのに。でないとパンツ、びしょびしょになっちゃうよ?」
「いや……いや……」
「ねえ優、脱がしてあげようか?」
「だけど……もうこれ位でいいんじゃないかな?」
「デコちゃんはもう充分なの。今からはミキの番だから」
「……?」
「いいから優はデコちゃんを脱がしてあげるの」

それだけいうと美希は水瀬さんの体を離し、自分もさっさと脱ぎ始めた。

「早く脱がせるの。優もだよ?」

それを聞いてようやく美希の意図がわかった気がした。
僕も美希にならって服を全部脱ぎ捨ててしまうと、水瀬伊織の下着に手をかけた。

「……いや、お願い、もうこれ以上は許して」
「大丈夫、もう水瀬さんには手をださないから」
「そうなの。次はミキが優にしてもらう番だからゆっくり見るといいの」
「……!?」

さっさと素っ裸になった美希はまだ力の入らないらしい水瀬さんの
白いブラウスを器用に剥ぎ取り、ブラジャーもあっさり脱がせてしまう。
小さいけれどお椀を伏せたような綺麗な膨らみをみてつい思い出す姉のおっぱい。
頭をふってそれを打ち消すと美希が視線で催促するままパンツに手をかけておろすと
トロトロの粘液で満ちた股間から何本もの糸を引いていく。

「いやぁ……見ないで、お願い」
「へぇ、デコちゃんまだ全然生えてないの。赤ちゃんみたいにツルツルなの」
「やだ、言わないで……気にしてるんだから」
「そうかな、すごく綺麗だと思うよ」

実際、いやらしい粘液で濡れ光っているのを別にすれば水瀬さんの性器は
無毛なこともあってまるで精巧な人形のように綺麗だった。
美希のようにまだ大陰唇が発達していないのか、それとも生まれつきそういう形なのか
ほぼ左右対称の小さな花びらはまだほとんど閉じたままで入るけれど、微かにのぞく
その内側はピンクといってもいいくらいの鮮やかな色合いだった。

「もう、優ったらデコちゃんばかり見てないで欲しいの」

なんとか丸まって体を隠そうとする水瀬さんを、美希は子供を扱うように仰向けに
転がすと、秘部を隠す手をつかんで万歳させるように押さえつけた。

「ちょっと、離しなさいよ! あんた、な、何するつもりなの?」
「何もしないの。デコちゃんは見ているだけいいの」
「やだ、足、痛いってば…こら、やめて」
「大人しくするの。こんなの見せるのデコちゃんだけなんだよ?」
「だからアンタ、一体何をする気?」

逃れようとする水瀬さんの足を膝を使って器用に開かせると、そのまま膝を乗せて
手と同じように足もベッドに押さえつけてしまった。

手足を広げ仰向けに押さえられた水瀬伊織。
その上にのしかかるような格好で四つんばいになった美希。
足元から見ればそんな二人の性器が丸見えで、あまりの壮観に見蕩れてしまう。

「優、いいよ?」

僕としては水瀬さんの綺麗なあそこを味わって見たかったけど
美希の意図を理解して後から顔をそこに寄せていく。

「んっ……やん、いきなり舌いれちゃ、やなの……もっといっぱい舐めてから」

いいながら嬉しそうに腰をくねらせる美希。
僕はお尻を両手で掴むと勢いよく舌で性器全体を嘗め回して行く。
美希の嬌声が切羽詰った喘ぎ声に変わっていっても容赦しない。

「や、やめ、優…そんなとこ、あん、ミキ、もうおかしくなっちゃうの……
あぁ、んっ、もう……い、いれ、あぁっ! 優君、お願いなの……」

喘ぎのけぞる美希の下に見え隠れする水瀬さんの真っ赤な顔が可愛かった。
目を反らそうとしながら美希の痴態から視線が外れない。
このまま最後まで、僕と美希が愛し合う姿をみれば彼女も理解してくれるだろうか?
それとも美希のようにきちんと体で教え込んであげたほうがいいだろうか?
そんなことを考えながら僕は美希の後ろで膝をつくと、猛りきったおちんちんを
熱くぬれた美希の性器に押し当て、そのまま一気に奥まで貫いた。

悲鳴のような喘ぎ声をたてる美希。
その腰をしっかり掴んで激しく抜き差しを始めると、交わった性器から溢れる
粘液が水瀬さんの下腹部にぼたぼたと落ちていく。
それだけではなく、喘ぎ続けて閉じる暇のない口から垂れた涎が水瀬さんの顔に
落ちて、もはや美希も水瀬さんも全身がいろんな液でぐしょぐしょになっていく。
そして僕はやはり気になるところを捨てておくわけにもいかず
美希を責めながら水瀬さんの粘液を味わおうとそこに手を伸ばす。

「あぁん! やぁ、だめぇ…そ、そこ、変なの」
「デコちゃん、すごいの、ミキ、もういっちゃいそう」
「な、なによ、自分ばっかり……わ、私だって」
「あん、優はミキのカレシだからだめなの、あっ、や、そこ、当たる、奥、あぁ!
優君、いいよ……デコちゃんの前でいっぱいだして!」

いわれるまでもなく限界に近づいていた僕は、美希の下でしっかりと反応してくれた
水瀬さんの切なげな顔を見た瞬間、絶頂にかけあがった。
なんとかおちんちんを引き抜いた直後、僕は思う存分射精していた。
二人の体に放った精液は美希のお腹をべったりと汚した後、そのままぼたぼたと
水瀬さんのお腹に落ち、お臍にしろい水溜りができる。

「やん、優……中に出せばよかったのに」
「こ、こら、アンタ……何いってるの、そんなことしたら出来ちゃうじゃない」
「今日は安全日だから大丈夫なの……もう、こんなに零してもったいない」
「や、やだ……何よこれ」
「知らないのデコちゃん? これが男の子のセーエキなの」
「そ、それくらい知ってるわよ。私がいってるのはそうじゃなくて……」
「大丈夫、これ全部ミキのだもん。ミキがきれいにしてあげるの」
「きゃ、やだちょっと、あ、やめ……あんたそれ舐め、ひぁ、くすぐっ、あぁ、やめ、いやぁあ」



全てが終わったあと、疲れきった僕達は裸のままベッドに寝そべっていた。
もう水瀬さんは文句を言うのも疲れたのか、満足しきった美希に抱きつかれたまま
その肩越しに僕を見つめている。
少なくとも怒っている視線ではないのだろうけど、彼女は一体僕に何を言いたいのか?

その答えはすぐに分った。
美希に見えない角度で伸ばした手が僕の手を探り当てると
しっかり指を絡めて握り締めてきた。
意外に思ってもう一度彼女を見ると、今度は少し笑ったような目が僕を見ていた。


「……ま、アンタたちのことは不問にしてあげるけど」
「わかってるの。レッスンもお仕事もサボらないで頑張るの」
「当然でしょ。あと、避妊はちゃんとして……するのは程ほどにってことね」
「はいはい、なの。でもデコちゃんが分ってくれて嬉しいの」
「わ、わかってなんか無いわよ!」
「あは、いいのいいの。でもね、優君はミキのものだからね」
「わかってるわよ……私はアンタと違ってさかってる暇はないんだからね!」




それからわずか3日後、携帯に届いた見慣れない番号の着信。
確信をもって応えた僕の耳に、ちょっと甲高い、それでいて甘く媚びるような
舌足らずな声が飛び込んできた。



「いいんですか、僕なんかで」
「あんたじゃないとダメなの。ほら、いいからこっちに来なさいよ」
「美希が知ったら怒りますよ」
「黙ってたらわかんないわよ……それより、ほら」

彼女は突っ立ったままスカートの裾をつまんでまくりあげて見せる。
このまえよりも大人っぽい、というか少し背伸びした下着。
僕は黙って跪くと目の前のそれにそっと唇をつけた。
水瀬伊織は小さく溜息をつくと、僕の頭をぎゅっと抱きしめる。


(伊織編は一旦おしまい)



NBG掘,笋茲な


初めて伊織さんと会った時には下着の上から手でしただけで、そのあと全部脱がせて
可愛らしい性器まで見たものの、そこに手を触れることはできなかった。
そのあと彼女の方から呼び出しがあったときは、美希もいない今こそと思いつつ
下着の上からキスするまではよかったのに、脱がせようとしたところで彼女が
怖気づいてしまい、結局大した進展はなかった。
素のときは生意気で高慢なくせに、いざベッドに押し倒せば好奇心はあるくせに
大胆にはなりきれない、そして羞恥で顔を染める初心な少女。
姉や美希とはまた違った水瀬伊織の魅力に惹かれつつあった僕は
彼女からの連絡を心待ちにしていたけれど、中々その機会は訪れない。
姉とは相変わらずタイミングが合わずでメール交換が精一杯だし
美希とは水瀬伊織と約束した手前もあって(仕事の方も忙しくなったらしく)
前ほど頻繁に会えなくなっていたから最近の僕は少々欲求不満ぎみだった。



「なあ、お前って最近雰囲気変わったよな」
「そうかな? 別のそんなことないと思うけど」
「あるって。クラスの女子だって噂してるぞ、お前のこと」
「噂……なんて?」
「最近の優は外見草食系なのに目が肉食系だって」
「なんだよ、肉食系の目って」
「なんか危険な匂いがするんだってよ。俺にも内緒で彼女とか作ってない?」
「まさか。そんなことしたらお姉ちゃんに怒られるよ」
「綺麗な姉ちゃんだからいいじゃんか。うちのはうるさいし所帯じみてるし」
「そうかな、やよいさん可愛いと思うけど。家事だって万能だし」
「家の姿見たらそんなこといえないって。じゃ俺そろそろ部活いくわ」
「うん。じゃあね」

友人と別れたあと、午後をどう過ごそうかと考えながら下駄箱をあけたところで
ふんわり甘い匂いとともに後ろから声をかけられた。
少々舌足らずな可愛らしい声の主が誰かは振り返らなくてもわかった。

「優君、こんにちは。今日は部活ないの?」
「こんにちは。やよいさんも帰るところですか」
「うん。途中でお買い物して帰るだけだよ」

帰る方向が一緒だったから、なんとなく肩を並べたまま校門をくぐり歩いていく。
長介はやよいさんのことをあんな風にいっているけど、僕はやよいさんのふんわりと
柔らかい感じが好きで、長介の家に遊びに行くのも半分は彼女が目当てのようなもの
だから偶然でもこんな風に二人きりになれたのは嬉しかった。

「さっきはありがとう」
「え、何が?」
「だって優君、私のこと褒めてくれてたでしょ?」
「聞いてたんですか」
「うん。お肉が食べたいとかいうあたりから。最近ちゃんとご飯食べてる?」

僕の家庭事情を知る数少ない人でもあるから、やよいさんの微妙な間違えは
おいといて心配してくれることを素直に喜んでおく。

「……一応は食べてますけど」
「本当はどうなの? お肉食べてないんでしょ」
「食べてますよ」

女の子の柔らかい肉だけど……そう心の中で付け加えた。
普通の食事なら外食や弁当が多くなったとはいえちゃんと食べているつもりだった。
父親(と浮気相手だった女性)と暮らすようになってから家庭料理とは縁遠くなったけど。

「じゃあ家事万能のお姉ちゃん……じゃなかった、私が何か作ってあげようか?」
「あの、いいんですか? やよいさん買い物とか忙しいんじゃ?」
「大丈夫。買い物は自分の服買うだけだし、今日はお母さんが休みで家にいるから」

遅くまで親たちが帰ってこない寒々しい家を考えれば、この提案は魅力的過ぎた。
僕はやよいさんの言葉に甘えることにして、ショッピングモールに向って歩いた。



可愛い服を選んでくれたお礼だといって、やよいさんが僕のうちで料理を作って
くれるといったとき、心の奥が小さく疼いた。
慕っているというニュアンスで大好きなやよいさんは、親友の姉であると同時に
僕にとっても姉のような存在で今まで“女”であることを意識した事はなかった。

そう、今までは。

いつもなら無機質で寒々しい感じがする家のキッチンなのに、そこにエプロン姿の
やよいさんがいるだけで温かくなった気がする。
これが家庭というものなら年上の奥さんみたいだと淡い空想を抱いた僕には構わず、
やよいさんはテキパキと調理してあっというまに3品もおかずを完成させた。

「夜になったら温めて食べてね。残っても冷蔵庫だと3日くらいは大丈夫だから」
「あ、ありがとうございます」
「温かいうちに少しだけ味見してみる?」
「は、はい。いただきます」

数ヶ月前には当たり前だった家庭の味、母親の手料理。
薄れつつあるその記憶をやよいさんの作ったおかずが呼び覚ます。
ただ美味しいだけじゃない、そこに込められている確かな愛情。
鼻の奥がツンとなり、さっきまでほんのりと甘かった煮物が急にしょっぱく感じられ
そっと箸を置いた僕のことをやよいさんはいきなり抱きしめた。

「寂しかったんだね、でも大丈夫だよ優君」
「…………」
「いいんだよ、泣いても。お姉ちゃんがついてるからね?」

いわれて初めて自分が涙を流していることに気がついた。
抱きしめられた僕は顔をやよいさんのブラウスの胸におしつけていて
ほんのり乳臭いようなやよいさんの体臭に包まれ、声をあげて泣きながら
赤ん坊のように彼女の胸に顔をこすりつける。
そんな僕を彼女はしっかり抱きしめ、頭や背中をよしよしとなでてくれている。

どれだけ時間がたったのだろう、まだ明るかった午後の日差しは少し傾き
窓の外はそろそろ夕方の気配が近づいてきている。

「……ごめんなさい、やよいさん。なんか、その……恥ずかしいな」
「そんなことないよ、優君。一人で我慢しなくていいんだからね」
「はい。でも……」
「優君は私にとっても弟みたいなものだから、そんなの気にしちゃだめ」
「やよいさんみたいな人がお姉さんだったら嬉しいです」
「だったら優君の遠慮しないでいっぱい甘えていいんだからね」
「本気にしますよ、だって僕……やよいさんのこと」
「私がなあに?」
「その……す、すきだし」
「わたしも優君のこと好きだよ、一緒にいるとなんか嬉しい感じがするから」

思い切っていった言葉をそんな風に素直に受け止められてしまうと
なんだか気恥ずかしくてやよいさんの顔を見ることができない。
視線をそらすと涙と鼻水で汚してしまった胸元が目にはいる。

「ごめんなさい、制服汚してしまって」
「こんなの平気だよ、どうせ帰ったらお洗濯するんだし」
「でも……」
「じゃあタオルとドライヤー、借してくれる?」

僕は彼女に言われたものを用意して差し出すと、その場でブラウスのボタンを
外しかけぺろりと小さく舌を出した。
育児と家事に追われる大所帯の高槻家ではいちいちそんなことを気にかける余裕が
ないことを何度か長介から聞いたことがある。

「あうぅ、じぶんのうちだと勘違いしちゃった」
「あ、その……見てませんから! 僕の部屋つかってください」
「うん、ありがとうね」

だけどブラウスの隙間からちらっと覗いた木綿の肌着の白。
それにつつまれた可愛らしい膨らみの肌はしっかり目に焼きついていた。



「ふーん、長介と違って難しそうな本がいっぱいあるね」
「ほとんどパソコンの本ですよ」
「そっかぁ、じゃあ今度教えてもらおうかな」
「はい。じゃあ僕、あっちの部屋で待ってますから」

部屋を出ようとした僕の腕をやよいさんがぎゅっと掴んだ。

「あのね……優君は弟だから平気かも」
「でも……僕」
「あははっ、顔真っ赤だよ。恥ずかしい?」
「からかわないでください。僕だって男なんですよ」
「女の子の裸見るの初めて? それともお姉さんの見たことがあるのかな」

答えられずに俯いた僕を見て、彼女は初めてだと思い込んだらしく
からかうように笑いかけながら、また僕の前でブラウスを脱ぎはじめる。
そして僕が残した汚れのあたりをタオルでぽんぽんと叩くようにしながら
丁寧に綺麗にしていく。
僕より小柄で幼い外見なのに、そんな仕草を見ているとしっかりしたお姉さん
としか思えないのが不思議だ。
だけど木綿のブラジャーと少し草臥れた感じがするシュミーズは生活感がありすぎて
美希や伊織さんがつけていた可愛くてお洒落な下着とは程遠いのに
なぜか強烈な磁力にひきつけられる様にそこから目が離せない。

紺色のスカートのすぐ上は本来僕なんかが見る事はできない下着姿なのに
やよいさんは僕の視線などまるで頓着していない。
カーテンを閉め切ったままの少し薄暗い部屋でそんなやよいさんと二人きり。
そして彼女は無防備な格好でベッドに腰掛けている。
そんなことを変に意識したのが悪かったのか、気がつけば股間はこれ以上ないくらい
ギンギンに勃起していて僕はようやく自分の気持ちに気がついた。

今、僕はやよいさんに欲情しているんだと。

僕は立ち上がるとふらふらおぼつかない足取りでやよいさんの前に立った。

「これでいいかな。優君、ドライヤーある…ってどうしたの?」
「やよいさん……」
「やっぱり見たくなった? 優君も年頃の男の子なんだね」
「……あ、あの……僕」

無理矢理押し倒してでも思いを遂げようなどと考えていた僕は
全てをふんわり包み込むやよいさんの微笑みに受け止められ勢いを失った。
ズキズキと痛いくらい勃起したペニスはそのままなのに。
そんな僕の手を掴んで引き寄せたやよいさんは、さっきのように僕を抱き寄せ
耳元に少し掠れた声で囁きかけた。

「優君だったらいいよ……でもこのことは絶対に内緒、約束して」

彼女のいう“いいよ”が何を指してどこまでいいのかあえて確認はしなかった。
というよりそんな余裕は言葉を聞いた時点でふっとんでしまっていた。

「お姉ちゃんが教えてあげるね」

彼女はもう一度ベッドに腰をおろすと、深呼吸をしてからシュミーズを脱ぎ
後ろに回しかけた手を止めると、体を捻って背中を僕に見せる。

「優君が外してくれる?」

本当は片手の一ひねりで外せるくらいになっていたけど
あえてもたもたと両手で悪戦苦闘するふりをしてからホックを外した。
しばらくは彼女の思いやりにそって初心な弟を演じてみせないと。

そして彼女は脱いだ下着を丁寧に畳んでおくと、立ち上がってスカートのホックも外した。

「優君も脱ぎなさい……お姉ちゃんだけ脱ぐの、恥ずかしいよ」
「は、はい」

大きく膨らんだパンツの前を見られるのは、いやらしい欲望に塗れた自分が
ばれるみたいで正直恥ずかしかった。
だけどやよいさんはちらっとそこを見ると、何故だか嬉しそうな顔を見せた。

「うんうん、ちゃんと男の子なんだね、優君も。お姉ちゃん、安心したよ」

パンツ一枚の裸体を晒しながら、やよいさんがそう恥ずかしそうでもないのは
家でそんな格好に慣れているからだろう。
だけど最後の一枚を脱ぐ様子はなく、そのままベッドに座って僕を見上げた。

「はい……どうぞ、好きなだけ見ていいよ」

まだ子供っぽさの抜けない丸っこい体のライン。
おっぱいというより成長し始めて盛り上がっただけのような胸。
美希どころか華奢な伊織さんと比べても物足りないような体つきのくせに
そこから立ち上る不思議な気配は一体どういうことだろう?
そんなことを考えて立ち尽くした僕に、やよいさんはさらに追い討ちをかけてきた。

「優君は見るだけで満足するのかな?」

服を脱いでからの彼女は相変わらず舌足らずな喋り方のくせに
何か言うたび僕の背筋が強烈にくすぐられるような感じがする。
そして僕は誘われるように手をその胸元に伸ばしていった。

手のひらで包み込むと、柔らかさよりも弾力の感じられるその胸。
だけど僕を夢中にさせたのはその感触ではなくやよいさんの発した声だった。

「ふわぁっ……優君の手、あったかいよぉ」
「こ、こうですか?」
「んっ、そうだよぉ…あん、なんか凄く気持ちいいかも」

聞きなれた明るい声とはまるで違う、しっとり濡れたような女の声。
幼い顔立ちとのミスマッチがこれほど刺激されるものなのか……?
そんな声がもっと聞きたくて僕は両手で彼女の胸を掴み揉みしだいてゆく。

夢中になって胸を揉み続けたあげく、僕は無意識のうちにやよいさんをベッドに押し倒し、
ふっくらとした乳首をくわえ赤ん坊のようにチュパチュパ音を立てながら吸い付いていた。
それでも彼女は僕の背中をあやすように撫でてくれていて、そのことに気付いた僕は
気恥ずかしさのあまり体を離そうとしたのだけれど、背中にまわされたやよいさんの手は
それを許そうとはしない。

ほんの少しだけど意識が醒めたことで感じた微かな違和感。
やよいさんはあくまで母性的に僕をなぐさめてくれようとしているはずで
それは抱きしめ、撫でてくれる優しい手つきでよくわかる。
それなのに表情、声、そして反応に感じる違和感。
だけどそれをゆっくり考える余裕もなかった。

抱きしめられた勢いでやよいさんに覆いかぶさると、さっきは遠慮していたことー
カチカチに勃起した股間をそのままやよいさんのあそこにこすり付けた。
下着ごしでもふっくらとした柔らかさや熱く湿った感じが伝わってくる。

「…優君の、すごく固くて熱いね」
「やよいさんも……です」
「男の子なんだねぇ、なんか嬉しいかも」

あからさまに性的な行為をしかけてもやよいさんは拒絶するどころか
ふんわりとそれを受け止めてくれている。
だとしたら……もしかするとやよいさんは……最後までだって?
それを確かめるべく、僕は腰の動きを変えてゆるやかにピストンするように
おちんちんの先端でやよいさんの性器に刺激を与える。
やよいさんの顔に浮かんでいた微笑が消え、表情に余裕がなくなる。
もちろん声もそうだった。


「……はいたままじゃできないよ」

その一言で僕の性欲は決壊した。
蹴飛ばすような勢いでパンツを脱ぎ捨てると、ためらうことなくやよいさんの
パンツも引き摺り下ろして両足首を掴んでぐいっと開かせた。
産毛のような陰毛の下には子供のようにふっくらとした肉の合わせ目がぴたりと
閉じているのに、性器全体がとろとろとした粘液にまみれていてお尻の穴のあたり
までテカテカと濡れ光っている。

「お姉ちゃんでもいいの?」

返事のかわりにおちんちんをあてがった僕にやよいさんはうっすら微笑むといった。

「どこかわかる?」

やよいさんに僕を揶揄するような気持ちがないのはわかっていた。
それなのに僕は次の瞬間、やよいさんの腕を外してベッドに押さえつけると
全ての力を腰にこめて前に押し出した。
小学生と見紛うような幼い体つきのやよいさんをそんな風にすると
小さな女の子を無理矢理犯しているようで興奮がさらに高まっていく。
そして初めて受け入れるおちんちんで処女膜を裂かれる苦痛が顔に……

浮かばなかった。

艶かしさすら感じる溜息とともに浮かんだのは喜びの表情だった。
既に僕のおちんちんは根元までやよいさんの中に入っていて、
処女なら感じると思った抵抗感はまるでなく、狭さは感じるけれど膣全体が僕の
おちんちんをぎゅっと握るように絡み付く異様な緊迫感に僕は呻いてしまった。

「や、やよいさん……すごい、これ、なんで……」
「優君のがね、奥まできてるよ」
「う、わっ、こんなのって、あっ、すごすぎて」
「んぁあ、んっ、おねえちゃんも気持ち、いいよぉ」

がくがくと震えだしそうな腰を無理矢理前後に動かしながら
僕は歯を食いしばって押し寄せる快感に耐えようとした。

「がまんしなくていいんだよ?」
「や……よい…さん、もう僕、あっ、あぁ!」
「いいよ、中でだしなさい」

不意に美希の中で射精してしまった後の後悔を思い出した僕は
出そうになるのを堪えながら腰を引こうとしたけれど
それを察したやよいさんが両足でからみついたため抜くことができず
ぎゅうぎゅうと締め付けるやよいさんの膣があまりにも気持ちよすぎて
無意識に奥まで入れなおしたその瞬間、僕は弾けた。



わずかに開いた幼い性器から零れてくる精液の白。
そこにはあるべき赤色はなかった。

「優君も初めてじゃないんだね」

事を終えたあと、やよいさんは少し気だるい感じの声でそんなことをいう。

優君も。
そう、つまりやよいさんだって処女ではなかったってこと。
する前に感じた違和感の理由がようやくわかった気がした。

明るくて可愛いやよいさんだけど、セックスなんて縁遠いものと思い込んでいた。
顔も体も幼いのに溢れてきた女の液体は姉や美希にも負けないくらいだった。

「ほら、お姉ちゃんが綺麗にしてあげるよ」

そういって体を起したやよいさんはもういつもの明るいお姉さんに戻っていて
汗と粘液にまみれた僕の体をごしごしとふき取って綺麗にすると
ベッドの上に座ったまま僕を抱き寄せた。

「寂しいときはいつでもいいなさい、お姉ちゃんが慰めてあげるから、ね?」

「本当にいいの、やよ…お姉ちゃん?」
「うん。優君も大事な弟だもん」
「じゃあ約束……してくれますか?」

やよいさんの頬をそっと包んでその顔をのぞきこむと
彼女はしょうがないね、といった感じでチュッと可愛らしいキスをしてくれた。

「その代わり内緒にする約束、優君も守ってね?」


やよいさんの初めての相手が誰なのかは大いに気になることだけど
それを尋ねて同じ事を聞かれ場合、それはそれで困ったことになるから
好奇心は封印することにした。
幼いとはいえ明るくて可愛らしい女の子なんだから
気の早い初体験をする相手ときっかけがいたに違いない。




それから10日くらい後、別に寂しいわけではなかったけれど
学校が早く終わる日に下駄箱でやよいさんを待ち伏せした僕は
この前とおなじように僕の部屋に連れて行って今度はまっすぐ部屋に入ると
僕から抱きしめて行為に及んだ。

やよいさんから上手だと褒められたこと、フェラチオという単語すら知らない
彼女の口による愛撫がただひたすらペロペロと舐めるだけだったというのが
その後長い間僕の記憶にとどまっていた。


(やよい編&NBGは一旦おしまい)

構想は亜美真美編とかあるんだけど全く未定

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