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CHM−181 「ガセレイプ」

※特別編のラストで如月Pが千早からの意味深な写メを見たシーンにつながります。

最初のメールから少し時間を置いて届いた二通目にも画像が添付されていた。
ワイシャツ姿で横たわる千早の片足がベッドからはみ出し、その足首には丸まった
ショーツが絡みついていて行為の進展を物語っている。
むき出しの股間は相変わらず片手で隠されているが、隠すというには扇情的な
光景を見れば、千早が誰かと共謀して俺にあてつけているのに違いない。
だが待てよ……?
こういう事に手を貸しそうな面子はさっきまでいた事務所に揃っていたはずだ。
あの場にいなくて、今仕事に入っていないのは……そこまでは分らない。
そのヒントが続いてきたメールで投げつけられた。

ベッドに横たわりこちらに向って挑発的な視線を送っている千早。
2枚目までと違い明らかにカメラを意識した目線なのは、何かの意図があるはずだが
続いてきた4枚目でそれが分った。
撮影者の下半身にすがりついた千早は、セックスを催促するかのような切なく濡れた
視線をカメラに送っているのだが、問題はその相手だった。
千早の頬に添えられるように写り込んだ撮影者の手首、ブランド物の腕時計には
見覚えがあった。

そして5枚目。
仰向けに横たわる千早を見下ろす正上位を思わせるアングル。
はだけたワイシャツからこぼれた片方の乳房は完全に露出し、隆起してとがった
乳首が濡れて光っているのが分る。
アンダーヘアのあたりで見切れているが、この画像が意図するものは間違いなく
挿入直前なのだろう。
それを裏付けるメールが、千早ではない名前で携帯に表示される。

《止めなくていいのか? 生でいれちゃうぞ》

くそ、水瀬Pの野郎だったか。
今までにもちょくちょく千早にちょっかいをかけていたのは知っていたが
まさかここまでやるとは冗談が過ぎるのじゃないか?
怒りの余り叫びそうになるのを堪えたところでようやくタクシーが目的地についた。
早足でマンションに向かい、震える手で合鍵をあけると靴を脱ぐのももどかしく
リビングを通り抜けて奥の寝室を開こうとした瞬間。

背後から羽交い絞めにされた俺は抵抗する間もなくがっちりと拘束され
頭から袋をかぶせられて視界を失った。

「おー、こいつで二人目だぜ。清楚な顔して乱れてやがるぜ」
「プライベートでエロ撮影会してたくらいだからな、お宝過ぎるぜ、これは」
「芸能界なんてこんなもんだよ、それよりさっさと縛り付けて楽しもうぜ」
「最初の奴はどうする?」
「スタンガン喰らわしてるからそう簡単には起きないだろ」
「プロデューサー! 水瀬Pが……助けて!」

下卑た会話を交わす男たちの声に混じったのは間違いなく千早の叫びだった。

「千早!? 千早なのか? 何があった!」
「あった、じゃなくて今から始まるんだよ、楽しいパーティがよ」
「お前らやめろ、千早、逃げるんだ!」

混乱から立ち直った俺が理解できたのは、あまりにも絶望的な状況だった。
会話から推測するに3人から4人いる男たちは千早を目的に乱入したようで
たまたま居合わせた水瀬Pをスタンガンで無力化した上に、状況を知らずに
飛び込んできた俺を縛り上げて……今から起こる事は考えたくも無い。

やめるよう懇願する千早の声、男たちの下卑た笑い。
なんとかしようともがいてみたところで、後手に縛られた上にベッドの足に拘束された
俺は身動きひとつ出来ないまま、ベッドの上で始まろうとしている凶行の実況を
聞きながら祈ることしかできなかった。

CHM−182 「醒めない悪夢」

体の自由と視界を奪われ、俺に残されているのはただ“聞く”ことだけだった。
複数の男たちに暴力で犯される千早の悲鳴を。
押さえつけられ、体中をまさぐられ、そして男たちの暴力的な行為を
受け止めるその瞬間の悲鳴と泣き声。
自分のしでかしたことが原因だと思いながら、消えてなくなりたいと思うくらい
絶望的な無力感に苛まれている間も行為は続いていく。
男たちの性欲を受け止める存在に貶められた千早は、犯されながらも
懸命に射精だけは許して欲しいと懇願を続けていたが、最初の男の射精を
子宮に浴びせられ、続く二番目にも早々と中出しを決められたと知ったあとには
もう力無く泣き続けるしかなかった。
三人目に犯されている途中、再び催した最初の男が何かを指示したらしく
しばらくベッドがギシギシと軋んだあと、千早の悲痛な叫びが寝室に響く。

「いや、やめて! そんなところ入らないから、いやぁ、やぁ、あっ、んぐ」
「おお、すげえなこれ! トップアイドルがマンコとアナルに突っ込まれてる」
「見てないで参加しろよ、空いてる穴にもう一本チンポをいれてやれよ」
「そうか、よし……これはすげえビデオになるぞ」

それ以上聞いていられなかった。
体がどうなろうと構わない、俺は戒めを解こうと死力を尽くし
その願いが叶ったのか、僅かながらゆるんだロープに力をこめると
ようやく腕が抜け、絡みつくロープを振りほどき被せられたマスクを
引っぺがすと立ち上がる。

「やぁ、如月P。お疲れさん」
「プロデューサー、やはり助けに来てくれると思ってました」
「……あ、あの、え? なんで」
「ふふっ、ドッキリ大成功ですね」
「なかなかリアルだったろ、この音声合成システムは」
「え、でもさっきいた人は?」
「ああ、水瀬シークレットサービスの人たちのことかな」
「あ……」
「何かいうことがあるのでは、プロデューサー?」
「…………千早、本当にごめんなさい。俺が悪かったです」
「その程度の言葉で許してもらえると思っているのですか」
「い、いや……でも頼む、この通りだから」
「千早ちゃん、許してやれよ。プライドの高い如月Pが土下座までしてるんだし」
「……では私がいいというまでその格好のままでいてください」
「どうするの?」
「水瀬P、下だけでいいので脱いでください」
「千早!?」
「プロデューサー、私がいいというまで喋るのも駄目です」
「ちょ、千早ちゃん、何脱いでるの」
「いいから水瀬Pもお静かに。すぐ済みますから」
「あひゃ、ローションなんてどうするの、え? 跨って」
「静かに……んっ、ほら、どうですか……こういうのは」
「い、いや気持ちはいいけど、駄目だって」
「ふふっ、体は正直です……こんな固くて熱いのですから」
「ス、素股なんてどこで覚えて、あっ、ああっ、千早ちゃん、気持ちいい!」
「あぁ、私も、なんか変な気分に、あっ、だめ、腰止まらなくて」
「そんな動いたら入っちゃうから、もうやめよう、な? 如月Pも反省してるし」
「だ、ダメ、この人の前でいかせて、このままで」
「いかせるって、ちょ、腰やばいって、素股は入れちゃだめ、あっ!?」
「いいですから、もうちょっとで私、あっ、いっ、いきそうだから」
「おいおい、俺が行く前にいっちゃう気?」
「い、いい、いっちゃう、いっちゃうから、水瀬Pのオチンチン、熱くて固いの
入ってくる、あぁ! いく!!」
「やばい、千早ちゃん、出る! 早く抜いて!!」
「……ええっ!?」

勿論入っていたというのは千早の大嘘で、事後にその証拠だといってしっかり
前張りで塞がれた秘部を見せられてようやく俺は胸をなでおろした。
だが俺が引き起こしたガセレイプ騒動はまだ終わってはいなかった。


CHM−183 「千早の迷走」

「二人とも心配かけてごめんね、別に喧嘩したとかじゃないから安心して」
「う、うん……それはいいんだけど。本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だけれど、私そんなに変かしら?」
「そんなことないよ、あは、ただの気のせいだよね」
「きっとそうよ。でもありがとう春香、心配してくれて」
「それより千早さん、ミキたちに相談ってなあに?」
「あのね、二人のプロデューサーとデートしたいと思って」
「いいよ、ハニーと楽しんできて」
「私もいい……いやいやちょっと待ってよ千早ちゃん」
「何かしら」
「何かじゃなくて、いきなりデートって言われても」
「そうね、食事をして夜景でも眺めて、できれば朝まで一緒に過ごせればいいかと」
「そんなのでいいの?」
「朝まで一緒ってもしかして……最後まで」
「そんなことは考えていないわ。ただ一緒に眠ればいいのだから」
「それならミキが夜景の綺麗なホテル、教えてあげるの」
「わ、私はちょっと……考えさせて欲しい」
「いいのよ春香、無理強いするつもりは全く無くて」
「分ってる……私ね、嫌とかじゃなくて……ちょっと言葉にできないだけで」
「じゃあ千早さんはハニーとデートすればいいよ、あとでスケジュールを確かめて
日程とか決めればいいの」


「……千早ちゃん、どうしちゃったの? 一体何があったっていうの?
私にも話せないようなことなの? 私、ちょっと寂しいよ……」

けれど春香の呟きは千早には届いていない、聞えない。



「食事、満足してもらえたかな? 俺のとっておきなんだけど」
「あんなに美味しいパスタ、初めてです。凄い穴場をご存知なんですね」
「まあね、それよりもっとリラックスすればいいよ」
「そ、そうですね。分ってはいてもつい……気恥ずかしいというか」
「俺もだけど、千早さん……千早と二人きりでいるのは新鮮だし、なんというか
ちょっとドキドキする……ほら触ってみて」
「本当……わ、私も実は」
「千早とこんな風に夜景見てると……」
「緊張しますか?」
「いや、こうしたくなる」
「あっ……ふふっ、強引なハグですね、星井P?」
「そりゃ俺だって男だから、こんな美人とデートすれば少しは攻めるよ」
「手、繋いでください」
「恋人つなぎでいいなら」
「大きい手ですね」
「千早の手、こうしてみると意外と華奢なんだな」
「星井Pって、こうしてみると結構がっしりしてるんですね」
「鍛えているからね、あとでゆっくり見せてあげるよ」
「今から一緒にでもかまいませんか?」
「背中、流してくれるのなら」
「はい、喜んで」
「ね、千早の髪……洗わしてくれるかな」
「お願いします。でも慣れていないとちょっと大変ですよ?」
「ほんとはね、美希のを洗う練習なんだ」
「ふふっ、では美希のためにしっかり練習してください」
「じゃあ入ろうか」
「あ、あの……あかり、少し暗くしますね」
「暗いと上手く洗えないんじゃない?」
「……では、その……あんまり見ないでください」
「今まで何度も見ているのにね」
「やっ、そういうことはいわないでください、今日はデートなんですから」

CHM−184 「千早と星井P」

「こっちおいで、髪も乾かしてあげるから」
「ドライヤーは慣れているのですね。美希にしてあげてるから?」
「そうだね、風呂上がってすぐにベッドで眠ってしまうときがあるから」
「ふふっ、美希らしい……確かに手馴れた感じがします」
「だろ、それにしてもこうして見るとやっぱり綺麗だな、千早の髪は」
「それなら……あの、もっと撫でてくれませんか?」
「じゃあそれはベッドの中で」
「いいですけど、気持ちよかったらそのまま寝てしまいますよ?」
「俺より先に寝てしまったら……しらないよ?」
「星井Pのこと、信じてますから」
「そんなこといいながら、千早ちゃん、悪い顔になってる」
「そ、そんなことありません……でも、いつもしていることなら」
「キスとか触るくらい?」
「……い、言わなくてもいいと思いますけど」
「どうせなら起きてるほうがいいけどね、千早ちゃんの反応が見れるから」
「らしくないですよ」
「何いってるんだよ、今日はデートなんだから」
「だったら……お休みのキスとか……」
「ん、じゃあもっとくっつこうよ」
「あん……もう、強引なんですね。いつもこうなんですか?」
「いいや、いつも強引に迫られてるからね」
「私だっていつも強引に迫られてるのに……」
「じゃあ攻めてみる?」
「せ、攻めますよ?」
「やってみてよ」
「では仰向けになってください」
「おお、最初から積極的だね。でも千早って軽いな、跨っても重さが…んっ」
「おしゃべりはここまでですよ」
「んっ……んむ、さすがキス魔、んっ……んんんっ!?」
「苦しそうですよ、大丈夫ですか?」
「息よりも……下のほうが苦しいから」
「ら、楽にしてほしいのですか」
「気持ちよくしてほしいかな……」
「上手じゃありませんよ、それに大きいから口に入りきらないかも」
「いいよ、好きなようにやってみて。おっと、布団で隠すのはなし」
「もう……だったら、こうです」
「うん、その上目遣い……可愛いよ」
「でるまでやめませんよ?」
「……出してもいいなら、本当に出しちゃうよ?」
「んむ……んっ、いいですよ、あむ……」
「じゃあ千早も向こうむいて……そう、ほら、一緒に」
「あん、そんな、ダメです、集中できないから」
「一方的なんてだめだよ、お互い気持ちよくならないと」
「あぁ、舌入れないで、欲しくなってしまうから、あっ、あん、やぁ、そこ感じすぎる……」
「ほらほら、口がお留守になってるよ、ちゃんと気持ちよくしてくれないと」
「あっ、だめ……いっちゃいそう、んっ、あぁ、あむっ、ちゅぷ……」



「で、千早さんの口でいっちゃったの?」
「ああ、なんか反応が可愛くて……止めるつもりだったんだけどね」
「ふーん、ハニーのは量が多いから千早さん、びっくりしたんじゃないかな」
「ちょっとむせてたな」
「でもよかったの、上手くいったみたいで」
「美希はなんで千早さんが迷ってるって分ったんだ?」
「分ったわけじゃないよ。何かに悩んでいるのかなって思っただけだよ。
でもね、ミキとハニーが千早さんの役に立ててよかったって思うな」
「だったらいいんだけどな、次は天海Pとデートなんだろ、大丈夫かな」
「結局は春香も認めたんだから大丈夫だと思うな」
「うまくいけばいいけどな……」
「千早さんならきっと大丈夫なの」

CHM−185 「千早の迷走2」

「えへへ、来ちゃった」
「あのな春香……来ちゃったじゃないだろ」
「だって、千早ちゃんのことが心配だったから」
「心配されるようなことしねえよ! ていうか居座るなって、ちーちゃんが風呂
入ってるうちに帰れよ」
「あー、なんか怪しいなぁ……私がいたらまずいことする気じゃないのかなぁ」
「無表情で棒読みするな」
「だってズボンの前、微妙に膨らんでるし」
「勃ってねえ!」
「あ、そうだ! 変なこと考えないように抜いちゃいましょうか」
「変なこといいだしちゃったよ! ほら、ちーちゃん出てくるだろうが」
「あら春香、遊びに来てくれたの?」
「うん、この近くで収録があったんだ」
「嘘付け」
「いいじゃないですか、知らない仲じゃない……「ていうか本来の恋人なんだし」
「ふふっ、そうだったわね。天海Pのリードが楽しくてすっかり恋人気分だったわ」
「本番はこれからだよ、千早ちゃん」
「そ、そうねって……本番までは」
「いやいや、そっちの意味じゃなくて」
「でも一応ベッドインして朝まで一緒に寝るわけだろ、星井Pともそうしたって」
「ええ……」
「じゃあ大丈夫だよ」
「そんならなんで来たんだよ」
「お、応援?」
「いらねーよ」
「あの、良かったら春香も泊まってく?」
「3Pデートとか……私初めてだよ!」
「アイドルが3Pとかいうな! ちーちゃん、いいのか本当に?」
「3Pとか応援はともかく……春香なら別に見られても」
「参加してもいいんだからね?」
「ちょっと恥ずかしいわね」
「嘘、冗談だよ。千早ちゃんの顔見たら安心したからもう帰る」
「ちょっと春香、いてもいいから、ね?」
「いいの、本当に千早ちゃんの顔みるために来たんだから」
「そ、そう……」
「だって千早ちゃん、今回のこと一言も説明とかしてくれなかったし」
「ごめん……それについては」
「気にしないで、千早ちゃんの考えてること、私も分ってきたから。だから私の事は
気にしないで思い切り朝まで楽しんでね!」
「もう……言い方がいやらしい」
「本当だよ、あいつのこと寝取っちゃうくらいの気持ちで骨抜きにしてあげて」
「そんなのじゃないのに……でもありがとう、いつかちゃんと説明するから」
「うん、あ、それなら私も如月Pとデートしちゃっていいかな?」
「もちろんよ、あんな馬鹿変態でよかったら」
「変態に馬鹿の称号がついちゃったんだ」
「まあね……」
「じゃあ帰るから。あっ、今日のことはあとで報告しなくていいんだからね」



「春香と何話してたの?」
「んっ……あむっ、ないひょれふ」
「うぉ、また腕を上げたか……口だけでいかされそうだな」
「いいれふよ、んむ…じゅぷ、がまんひなふへも」
「そんなこというと全部飲ませちゃうぞっと」
「あん! だめです、今は私が攻めてるのですから」
「攻めるとかはなし、一緒に気持ちよくならないと……こんなに濡らしちゃって、ぺろ」
「あぁ……やっ、そんなにされたらしゃぶれ、あん、あっ、ああっ!」
「ほら、ちーちゃん口とめないの」
「でも、んっ、んむ、ぁっ、んくっ、しょっぱいのがいっぱいわいてくる……」
「ちーちゃんの甘酸っぱいジュースもな、ほらいっぱい飲ませて」


CHM−186 「千早と天海P」

「プロデューサーさん見事なモミジですね。季節はずれもいいとこですけど」
「うー、面目ない……」
「まさかとは思いますけど、念のため聞いときますね。無理矢理入れようとしました?」
「いやいや、ヤバいことやったわけじゃないぞ」
「でもそれ千早ちゃんに貰ったんですよね」
「それは……まあ」
「正直に言ったほうがいいですよ」
「分った、ちゃんと言うからその目だけ笑ってない笑顔やめて」
「プロデューサーの回答次第ですよ」
「すまん、実は入れようとした。いやだから待って、そっちじゃないから」
「そっちじゃない?」
「うん、後」
「後って……アがつくほう?」
「そ。それも本気じゃないよ、冗談だから」
「詳しく話してくださいよ、ねえ?」



「あっ、そこはだめ、やん、舌入れちゃダメです」
「そうはいってもだな、こっちもヒクヒクしてそそられるんだよな」
「だめですって、この体勢はやめてそろそろ」
「こっちでしたことあるんだろ? ほら指一本なら余裕っぽいし」
「ひゃん! いきなり入れないで、そんなとこ、だめ、あん、抜いてください」
「ちょっとだけだからな、こんなことできるの今夜だけなんだし」
「そんな、いやです、後は好きじゃないから、もう……」
「でもさ、こっちだと本番にならないんじゃね?」
「そ、それは理屈です……もうおしまい、ふぁぁっ、だめだって、んっ、いやぁ」
「体の方は欲しがってんじゃない? こっちだと浮気にならないからさ
いいだろ? ちょっとだけ入れてみるってのは」
「だめぇ……入れるのは絶対だめだからぁ、お願いです、抜いてください」
「フェラやクンニはオッケーでAFがダメってほうが理屈だと思うけど。それにこっちだと
中に出しても平気だしさ」
「冗談ですよね、本気でしたら怒りますよ?」
「そうはいってもちーちゃんのここ、欲しいって言ってるよ」
「嘘! そんなことないです、だからそろそろ……」
「そろそろ入れるか」
「やだ、天海Pのなんて太すぎて無理です! 指1本だけでぎりぎりですから」
「一本? 今何本入ってるか分ってるのかな、2本入って余裕だよ」
「え? そ、そんな、あぁっ! お、奥こすらないで、だめぇえええ!」
「じゃあそろそろちーちゃんの中でたっぷり出してやろうかなぁ」
「いや、だめ、ほんとにだめ、中は絶対だめです、あっ、離して」
「いいからいいから、ほら、痛くないようヌルヌルのこれつけといて」
「いやだぁあああ、天海Pの馬鹿!」



「……プロデューサーさん、とりあえず正座しようか」
「すみません……」
「千早ちゃんのお悩み解決に協力するためっていってましたよね」
「はい」
「それなのにアナルセックス強要して引っぱたかれてくるなんて」
「ごめんなさい」
「私の立場、どうしてくれるんですかねえ」
「土下座でご勘弁を」
「それで千早ちゃんの悩み事、解決できそうなんですか?」
「えーと、まあそっちはなんとか……少しくらいは役に立ったと思うけど」
「少しですか……ほんとにもう」
「大丈夫さ、次のデートでラストになるはずだから。それは俺だって自信あるから」
「次でラスト? それ、一体誰なんですか?」
「うん、ある意味大物登場だな。恐らくこれでちーちゃんの迷走もおしまいさ」
「随分自信あるんですね……まあ、それならよしとしますか」


CHM−187 「旅の終わり」

「やあ、お待たせして申し訳なかったね」
「三浦P! ご無沙汰してます」
「半年ぶりくらいかな、千早ちゃんを生で見るのは」
「はい。でもいいのですか、例のプロジェクトがお忙しいのでは」
「ああ、シンデレラなら軌道に乗って一息ついたところさ」
「それならいいのですが……逸材は見つかりました?」
「もちろん、ユニークな子ばかりでな。何人かうちに欲しいくらいだ」
「それは楽しみですね」
「でも今日は仕事の話よりデートを楽しんでもらわないとな」
「はい。ですが三浦Pとデートなんて、少し緊張してしまいそうです」
「そういってくれるのは嬉しいけど、俺みたいな所帯持ちのおじさんより
若くて男前の方が千早ちゃんも楽しいと思ってな」
「…………?」
「ま、会ってみてのお楽しみだよ」



「いらっしゃい、千早ちゃん。久しぶりね」
「あ、あの……お邪魔します。あずささん、ご無沙汰してます」
「あらあら、そんなかしこまらなくていいのよ。さ、上がって頂戴」
「はい……」
「それよりうちのイケメンは?」
「そろそろお腹すかして起きる頃かしら。あなた、ちょっと見てきてくださる?」
「おう、わかった」
「千早ちゃんはそこに座っててちょうだい」
「おーい、あずささん、チビが起きた!」
「今お茶淹れてるから……千早ちゃん、おっぱいお願い」
「えっ!? あ、あのおっぱいって」
「うん、おっぱい。千早ちゃんにもあるだろ」
「あ、ありますけど……おっぱいなんてまだ出ません!」
「いいからいいから、こいつはおっぱい吸ってりゃご機嫌なんだ」
「……って言われても」
「こいつの初デートだと思って頼むよ」
「わ、わかりました……でも三浦P、恥ずかしいから、その……」
「俺だけのけもの?」
「え?」
「あいつら(天海Pやら星井Pやら)はよくて俺は見るのもだめ?」
「……いいのですか、奥さんの前で」
「うふふっ、私のことは気にしないでね」
「あ、あずささんまで」
「子育てが落ち着くまで夫婦の営みがね……だからこの人、溜まってるのよ」
「溜まってるって……」
「聞いたわよ、千早ちゃん。最近男の人をとっかえひっかえして遊び歩いてるって。
だからこの子とついでにうちの人も面倒見てあげて?」
「……あ、遊び歩いているなんて」
「デートは楽しい?」
「そ、それは……その」
「それよりおっぱい、あげてくれないかしら」
「本当にいいのですか、何も出ないし……ち、小さいですけど……あっ」
「ね? ご機嫌でしょ……誰に似たのやらねぇ。それよりどう?」
「ちょっとくすぐったいけど……なんだか、その」
「うふふふ、千早ちゃんいい顔になったわね。この前はあんなに迷っていたのに」
「そろそろ見つかったんじゃないかな、探していたもの」
「……はい、たぶん」
「じゃあいいわ、おっぱい交替ね。はいはい、いっぱい飲んでね」
「あの、俺は?」
「あなたは千早ちゃんに直接頼めばいいでしょう?」
「えっと、千早ちゃん……俺もいいかな」
「あの、あずささん、本気なのですか? ふたりとも冗談ですよね?」
「あらあら、少しだけならいいわよ。でもするなら向こうでね」

CHM−188 「覚者」

「さて、おっぱいはいいからしまいなよ」
「いいのですか? あずささんはああ言ってましたけど」
「千早ちゃんはいいのか? そんな風に誰にでもなんて」
「誰にでもってわけでは……信頼できる人だけです、デートしたのも」
「じゃあ俺も光栄なことにその一人ってわけだな」
「はい。候補生のときには随分とお世話になりましたし」
「あの時は千早ちゃんがこんなさばけた子になるとは思わなかったけどな」
「そうですね……経験を積めばいろいろと見えてくるものがいっぱいあったから」
「今回は少し難産だったのかな」
「そうですね。恋愛や愛することが分らなくなっていましたから」
「でも答えは出た、というか見つかった。そうだろ?」
「はい。素晴らしいデートをセッティングしてくれた三浦Pのおかげです。
あの、ですからお礼というわけではないのですが、少しくらいなら」
「……奥さんのそばで違う女の子のおっぱい吸えると思う?」
「黙ってます、何もせずお話しただけってことに」
「千早ちゃん、成長したな……俺は嬉しいよ」
「あっ……んっ、吸い方が赤ちゃんみたいです」
「んむ、時々俺も飲ませてもらってるからな」
「え? あ、母乳……ですか」
「なかなか美味いぞ、千早ちゃんも試してみるか?」
「そんな……だめです、あのこの大事な栄養なのですから」
「そうだな、さてと。ごちそうさま、美乳を堪能できたよ」
「ふふっ、お褒めいただき光栄です」



「ふーん、結局する事はしてきたんだ」
「おっぱいだけよ、他のプロデューサーみたいにエッチなことはしてないわ」
「そりゃまあ奥さんの目の前だしね」
「あずささんにけしかけられたのが本気か冗談か分らなかったわ」
「うーん、あずささんだからねぇ……」
「それよりごめんね、春香。ちゃんと説明できなくて」
「いいんだよ、千早ちゃん。今回はあまり役にたてなくてさ」
「気にしないで、あなたはいてくれるだけで安心できるのだから」
「いやぁ、そんなこと言われると照れちゃうなぁ」
「天海Pにもお礼を言わなくちゃね」
「いいよ、あんなケダモノには」
「でも……本当はいろいろと分ったうえでの演技だった、そう思うの」
「だからってねえ……」
「いいの、もう許してあげて」
「わかった……それより千早ちゃん」
「なあに?」
「あのさ、素股ってどうしたら上手くできるか教えて欲しいの!」
「だ、誰に聞いたの、それ?」
「んふふー、誰でもいいじゃない、私も今度試してみようかなって」
「ま、まあいいのだけれど……」
「じゃあさっそくやりますか」
「ちょっと春香、今からするの?」
「ん、するの。あるんでしょ、あれ(擬似ペニス)」
「あ、あるけど……」
「じゃあ出そうか。でもその前にお風呂にしたほうがいいか」
「そ、そうよ。一緒に入りましょう、久しぶりに」
「うんうん、いいねえ千早ちゃん、私気に入っちゃったよ」
「もう……そんなにベタベタしたら脱げないでしょ」
「私が脱がせてあげるよ、ほら、ほらほら」
「やっ、手つきがやらしい!」
「しょうがないよー、千早ちゃんの体も反応もエロいんだから」
「だめよ、そういうことはベッドにいくまで待ちなさい」
「そういえば彼のことはどうしたの? ちゃんとよりはもどしたの?」
「……うん、今度のオフにきちんと話合うつもり」

CHM−189 「お風呂でふふっ」

「それはそうとさ、最後のデート相手がどうして三浦Pだったの?」
「ああ、それはあずささんの推薦よ」
「あずささんの?」
「ええ。あの頃、生放送で歌う私をテレビで見たのがきっかけだって」
「ふーん……あ、ちょっとボディソープとって」
「はいどーぞ。私の歌を聞いて迷いがあるみたいねって気付いたらしいの」
「そうなんだ。背中、先に洗ってあげるね」
「お願い。それでね、三浦Pが色々と事情を調べて」
「千早ちゃんと如月Pの不仲を知ったと」
「いやね、不仲ではないから」
「でもこんな長期間、関係が冷え込んだのって初めてでしょ」
「だから別に冷え込んでもいないのだけれど」
「ふーん、体の方はすっかり冷めているようだけど」
「さりげなく胸を揉まないで……」
「久しぶりだと感じちゃうでしょ」
「いいから洗うのならちゃんとして……でないと素股教えないわよ」
「えへへ、腕も太もももきれいきれいしてあげますから」
「く、くすぐったい……そこから先はダメよ」
「そこから先って、ここ?」
「やっ、ちょっと……ダメだっていってるのに」
「相変わらず反応早いよね」
「春香が変な触り方するから」
「あれあれ? 私が触ったときにはもうトロトロしてたような」
「してない!」
「あとで私がしてあげようか、あれで」
「……べ、別にどうでもいいけど」
「そういえばさ、あずささんとは何か話した?」
「そうね……事務所のみんなの動向とか、将来の予定とか」
「千早ちゃんの?」
「うん、主に私」
「どんな予定?」
「私もあずささんみたいな家庭が持ちたいって話とか」
「やっぱりね」
「あずささんちの赤ちゃん抱っこしたときに悟ったような気がするの」
「お母さんになりたいとか」
「それもあるけど……もっと核心的なことよ」
「ほらほら、そんな気をもたさないで言っちゃってよ」
「私も赤ちゃんを産みたい、あの人の子供を」
「きゃー、熱い、熱いよ千早ちゃん!」
「色々と迷って考えたけれど、結論は意外とシンプルなものね」
「でもいいんじゃない? あれだけ迷って迷って試行錯誤した結果だもん。
もう揺るぎの無い結論なんでしょ」
「ええ、そうね」
「それが千早ちゃんの男遍歴で得た結論と」
「またそういう言い方をして」
「ごめん、冗談」
「春香も試してみれば? 今まで見えてない何かが見えてくるかもしれないわよ」
「そうかな、やってみようかな」
「けしかけるわけじゃないけど、刺激もあるし」
「でもさ、本当にしたくなったらどうしよう? 千早ちゃんはどうしてた?」
「あのね、セックス目的じゃないのよ?」
「あれ、そうだっけ」
「そうよ……人のことをなんだと思っているのよ」
「いやぁ、ちーちゃんはねぇ……」
「わかった、お風呂出たらお仕置き決定ね」
「ちょ、素股のレッスンはどこいった?」
「ふふ、覚悟してね春香。不仲で溜まっているのだから」
「やーん、千早ちゃんが性欲を持て余してる!」


CHM−190 「ED」

「響ってさ、髪おろすとちょっと幼い感じで可愛いよな」
「……はぁ、そうですか」
「千早のポニテには及ばないんだけどさ」
「今度我那覇さんにあったらそういっておきます」
「いや、だからそうじゃなくてさ。あっ、ポニテやめちゃうの? 可愛いのに」
「食事の支度ができましたので」
「そ、そうか。ん、えっと……一人分?」
「そろそろ帰ってはどうですか」
「……もう勘弁してください」
「勘弁も何も私、別に怒ってもいません」
「じゃあなんで」
「今は一人でいたいからです。仕事にはちゃんといきますのでご心配なく」
「……泊まるのはダメですか」
「お疲れ様でした、また明日事務所で」
「ホントに? 冗談抜きで?」
「はい」
「しなくても大丈夫?」
「プロデューサーほどではありませんので。それに相手には不自由しておりません」
「……分った、帰る」
「お疲れ様でした」



「それっきり家にいけないっていわれても」
「だから頼むよ、春香といるときの様子を教えてくれるだけでいいから」
「そう言われてもですね……特に普通というか、ちょっとさめた感じはするけど」
「怒ってる感じ?」
「あのですね、私が聞いても何があったかいまだに話してくれないんですよ、
だったら如月P、代わりに説明してもらえます?」
「い、いや……別にたいしたことじゃないと思うけど」
「大したことじゃなくて千早ちゃんがあんな態度取るわけないですよね」
「…………はい」
「だったら二人で解決してください、私にできることは何もないです」
「分った。じゃ、一つだけ春香にしかできないこと、頼めるか」
「なんですか」
「ちょっと立たせてみてくれないか」
「変態」
「そうじゃないんだ、立つか立たないか、それだけでいいから」
「もしかして……?」
「ああ、不能になったかもしれない」
「なんか天罰のような気がするけど……いいです、手伝ってあげます」
「すまん、手だけでいいから」
「はい、では……あ、ほんとに元気ない……って立ってきた?」
「あ、ほんとだ」
「ちょ、ギンギンじゃないですか!」
「おかしいな……家でかくときは全然だったのに」
「何やってんですかもう……」
「千早をおかずにしたんだけど、立たなかったんだ」
「相手を選ぶ不能なんてあるんですか?」
「さあ……わからん」
「だったら私以外でも試してみないと」



「なるほど、千早ちゃん以外なら全然問題なしか」
「そうなの。でも立ってから千早さんの画像を見せるとすぐ萎えたの」
「つまり立たない原因は千早ちゃんにあると」
「……そういうことになるんだな」
「一体千早ちゃんと何があったんですか?」
「いや、いいんだ。これは俺と千早の問題だから」
「私に隠れてコソコソしてると思ったら、随分お楽しみのご様子ですね」
「ち、千早ちゃん!?」


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