あかがねカクテル
最終更新：
kuroe_trpg 2016年07月02日(土) 20:45:49履歴
あらすじ
大学の帰り、仕事の帰り、遊びの帰り、1日を終えてふとドアをくぐった探索者達は不思議な場所に出る。
バーらしき場所と不思議な女性。
家路を急ぐため探索者達はそこからの脱出に挑むことになる。
NPC紹介
【[ケイ] 藤 螢（ふじ けい）】29歳 女性 （ルルブ作家ベース）
STR8 DEX6 INT16 アイデア75
CON5 APP16 POW18 幸運80
SIZ14 SAN45 EDU19 知識95
HP10 MP16 回避12 DB0
＜職業技能＞
母国語95％ 他の言語〈英語〉86％ 他の言語〈仏語〉71％
図書館75％ オカルト70％ 制作〈小説〉75％
心理学45％
＜個人技能＞
いいくるめ65％ 芸術〈文学〉55％ 芸術〈演技〉55％
クトゥルフ神話18％
武器 こぶし50％ 1d3
ミステリアスな風貌の女性。
1.BAR『Crawling』
時刻は夜、探索者達はそれぞれの理由で家路を急ぐ。
ある者は学校や仕事の帰り、ある者は遊びや知人と会った帰りかもしれない。
しかし家や仕事場のドアをくぐると、いつもの見知った光景ではない、BARのような場所に出る。
ここが探索の舞台となるBAR『Crawling』である。
このような不可思議な体験をした探索者は1/1d3の正気度を喪失する。
BARは薄暗く、趣味のよいジャズがかかっている。部屋自体は小さく、カウンター席が6席ほどある程度である。
木製のカウンターは黒く磨き上げられ、シンプルながらも上品な調度が揃えられている。
良い意味で、アダルトな雰囲気を醸す場所であることがわかる。
カウンターの奥には人も酒もなく、席には女性が一人座っていて、ウィスキーのロックを飲みながら本を読んでいるのみである。
座っているのはこの不可思議なBARの常連、ケイという女性である。
「あら？私以外のお客さんなんて珍しいわね」
彼女はこの場所が普通のBARでないこと、何かの拍子に空間がねじれて迷い込む人が時折いること、ここから脱出するにはカウンターの横にあるドアをくぐる必要があるが、異次元空間を抜けるために、そのまま通れば素粒子に分解されてしまう事、を話す。
無事に帰るには、あかがねカクテルと呼ばれる飲み物を飲んでから扉をくぐる必要がある。
ただし現在はマスターが不在のため、自分たちで材料を調達し、作成しなければならない、とも話す。
またこの店は不安定な時空の中にあるため、あと三時間もすれば消滅してしまう、といたずらっぽく語る。
あかがねカクテルは1種類の蒸留酒、1種類のリキュール、1種類の果汁を用い、シェイク、☆ミキシング、ビルド、（いずれもカクテルの作成方法、正解はミキシング）いずれかの方法で作成する必要がある。
レシピは不明だが、ケイは飲んでみればわかる、という。
したがって探索者はBARの中を探索しながら、それらの材料を探し、カクテルを作成することが目的となる。
また、カウンターの上には「バーテンダーズハンドブック」という本があり、カクテルによく使われる酒などが記載されている。
持ち帰ってじっくり研究する場合は、制作〈カクテル〉に+5％してもよい。
2.酒蔵
酒蔵は木製の棚が並んでおり、そこには種々の酒類が置いてある。
ここもまた、よく清掃されており、店主の几帳面さがうかがえる。
アイデア、もしくは制作〈カクテル〉、芸術〈利き酒〉の4倍に成功した場合は、それらしき酒類を発見できる。バーテンダーズハンドブックを所持している場合は技能値に+20％できる
☆印が付いているものはあかがねカクテルに使用する酒である。
・リキュール類
カルーア ☆パッソア カンパリ カシス
（アイデア等に失敗した場合は、追加でオレンジキュラソー、アマレット、ブルーキュラソー、ディタを追加）
・スピリット（蒸留酒）類
テキーラ ☆ウォッカ ラム ジン
3.果樹園
ここは室内とは思えない明るい、緑あふれる空間である。高い木々はたくさんの葉をつけており、緑の匂いが部屋に充満している。改めてこの空間の異質さを再確認した探索者は、0/1の正気度を喪失する。
木には りんご オレンジ ☆ライム パイン
が実を付けている。また、近くには低めの木が生えており、枝を入手することが出来る。博物学、もしくは生物学に成功すれば、これがマタタビの木だという事がわかる。
果実を収穫するには登攀ロールを１回、もしくはDEX*5に2回成功する必要がある。鉤付きロープを使用するならば、これらのロールに+30％のボーナスが付く。
どれかのロールに失敗した場合は、跳躍に成功しない限り1d6のダメージを負う。降りるときにも同様のロールを行う。
4.倉庫
ここもよく清掃された小奇麗な部屋である。何に使うかわからない道具の中に、カクテルに使うらしき器具（マドラースプーン、ミキシンググラス、シェイカー）も置いてある。鉤付きロープもここで手に入る。
ここには倉庫番としてアウレリウスという名前の黒い雄猫がおり、道具を借りるには彼の許可が必要である。彼が人語を話すのを聞いた探索者は0/1d2の正気度を喪失する。
彼の機嫌を取るためには、マタタビの枝が必要である。マタタビを与えれば、彼は酔っぱらったように上機嫌になり、道具を貸してくれる。
5.カクテル作成
材料と道具が揃ったらカクテル作成である。カクテルを作成するのに特に技能は必要ない。
ケイに飲ませればカクテルの出来は分かるが、ケイは使用した材料の内、正しい数しか教えてくれない。この情報を元に探索者達はただしいレシピを推理することになる。
カクテルの作成が成功したら、ケイはもう一つ材料が必要だという、それは魔術師の血である。
それを話した後ケイは自分の指をアイスピックでつつき、カクテルに血を1滴たらす。これを飲めば探索者達はカウンターの横にある異次元への扉を開き、現実世界へ帰還することが出来る。
報酬
・5回以内でカクテル作成成功
1d6の正気度回復、望むならば制作〈カクテル〉にチェック
・6回以上でカクテル作成成功
1d4の正気度回復
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