輪廻の蛇 エピローグ
最終更新：
kuroe_trpg 2021年08月06日(金) 14:04:40履歴
SW2.5キャンペーンリプレイ 漠砂に眠る蛇
最終話 エピローグ
黒江＠GM : さて、お時間ですね
黒江＠GM : キャンペーンのエピローグ的な部分を、ぼちぼちやっていきましょう
黒江＠GM : では開幕前に
黒江＠GM : 「小麦の香り亭に帰ったら冒険者がまずやるであろうこと」
黒江＠GM : を、一言ずつどうぞ
ルーカス : 宴！
ウィズ・サジェッツァ : 寝る！
エディル : 草たいてケツバレ
黒江＠GM : モンキー・D・ルフィかな＜宴
ルーカス : 冒険王に、俺はなる
黒江＠GM : まあ、回復とかは道中、軍の人がやってくれるだろう
遺跡とラージャハを往復するときにやっていたランダムロールを一応やったところ、蛮族が襲ってきた。
黒江＠GM : 二個小隊規模の軍に襲い掛かる蛮族！
ルーカス : あまりにも無謀……
黒江＠GM : さすがにみなさんに怪我をされると軍の面目がたたないので
黒江＠GM : ダメージは追わなかったことにしよう
黒江＠GM : ジャスミンたちが首をもぎもぎしてくれた
カペラ : 「なんなんだコイツら……」返り血
ウィズ・サジェッツァ : 「勝算があったのだろうか」
ルーカス : 「なんでこの戦力差で突っ込んできたんだ……」(困惑
エディル : 「まぁお宝運んでるようには見えたんじゃね」
黒江＠GM : というわけで、不可解な妨害を挟みつつ
黒江＠GM : みなさんは丸一日かけて、ラージャハまで戻ってくるね
黒江＠GM : 一応、そのまま宮殿で謁見の流れだけども
黒江＠GM : その間にどうしても挟みたい行動はあるかな
ルーカス : うーん、特に無いかな。最低限身だしなみを整えるくらいでしょうか
黒江＠GM : 身だしなみは王宮の中で整えるよう言われますね
黒江＠GM : なんかこう、奴隷の少女とかがバスタブみたいなので
黒江＠GM : 身体を洗ってくれますよ
---ラージャハ宮殿---
ルーカス : ごしごし
黒江＠GM : では多分、身づくろいをしている間に
黒江＠GM : 今回の件をどのように報告するか
黒江＠GM : パーティーで相談している感じだね
※GM注： ゾハルの件を正確に報告すると、ラージャハとマカジャハットの緊張が高まるのでは？ という懸念から、
嘘の報告をした方がよいのではないかという話がプレイヤー間でちょっとあった。
しかし詳しく調べれば分かってしまうことだし、リスクも高いという判断で、事実を歪めるのはやめた。
黒江＠GM : ちなみにホル＝シャホルの死体は
黒江＠GM : 防腐処理をするためにハルーラ神殿に運ばれていきますね
黒江＠GM : 神聖魔法の中には遺体を腐らないようにするやつがある。しかも永続
※GM注：レベル9神聖魔法プリザーベイション。レベルやコストの割に結構すごい効果な気がする。
ジャスミン : 「おーい、準備いいか？」ドアﾊﾞﾀｰﾝ！
ルーカス : 「お、おう」
ウィズ・サジェッツァ : 「いつでもいいぞ」
エディル : 「あいよー」
ジャスミン : 「んでは行こう」
ジャスミン : 「「ルーカス君、一応言っとくけど、皇帝陛下の前で武器抜いたらダメだからね」
ルーカス : 「お前は俺を何だと思っているんだ」
エディル : 「隊長を見るなり剣を抜いた男だろ」
ジャスミン : 「にゃっはっはっは」
黒江＠GM : では宮殿、謁見の間
黒江＠GM : 厳めしい顔の兵士たちが居並び
黒江＠GM : 壮麗さよりも威圧を感じさせるような空間である
黒江＠GM : その最奥にある黒鉄の玉座には
黒江＠GM : ラージャハ現皇帝“黒鉄大砲”ドノン�言い了僂�ある
ルーカス : 貴族時代の癖で、思わず跪くかな
黒江＠GM : ちなみにルーカスの家の格によっては
黒江＠GM : ラージャハなり別の王家なりに謁見したことがあったりするんだろうか
ルーカス : どうなんだろう…？そこまで考えてませんでした( ˘ω˘ )
※GM注： 地方の土豪ぐらいだろう、という話だった。
カペラ : 「皇帝陛下におかれましては、ご機嫌麗しゅう」
カペラ : 「この者たちが、今回ザハリヤルより、かの輪廻の蛇を持ち帰りました」
黒江＠GM : と、輪廻の蛇がジャスミンから皇帝側の誰かに引き渡される、みたいな儀礼が挟まれる
ドノン�言� : 「うむ。このたびの功績、見事なものであった」
ドノン�言� : 「顔をあげ、楽にせよ」＞冒険者たち
ルーカス : では貴族らしく失礼にならない様に姿勢を楽にします（正しいやり方が中の人の知識に無い)
エディル : 礼儀とかよくわからないので、基本的にルーカス横目でみて真似してる
ドノン�言� : 「報告については、のちほど軍の者からゆっくり聞くとする」
ドノン�言� : 「しかし、このラージャハに優れた冒険者は数多くあれど」
ドノン�言� : 「お主らのような若者が、輪廻の蛇を持ち帰るとは思わなんだぞ」
ルーカス : 「勿体なきお言葉にございます」
ドノン�言� : 「これからも人族のために、そして願わくばこの帝国のために」
ドノン�言� : 「力を尽くしてもらいたい」
エディル : 「ははー」
ルーカス : 「ははっ」
ルーカス : 「……ウィズ、お前寝てないだろうな」(超小声
ウィズ・サジェッツァ : 「何を言えばいいのか分らんのだ」
ルーカス : 「とりあえずエディみたいに私の真似しておけ」
ルーカス : 「多分それで大丈夫だ」こそこそ
エディル : 「いや静かにしてもらっといたほうがいい気もするがな……いつもの癖で愚かな種族とか、塵にも等しい脳みそとか言われたら首とぶぞ」
ルーカス : 「それはそうかもしれんな……」
ウィズ・サジェッツァ : 「私は私より賢くないモノにしかあんなことは言わんぞ」
エディル : 「ルーじゃねぇが俺もお前をわからせたいと思うことはあるわ……」
※GM注： ドノン�言い和進�「はっはっは面白いヤツじゃ」とは言ってくれないタイプの為政者。
ドノン�言� : 「では、この者らに褒賞を与えよ」
黒江＠GM : と、皇帝が言いますと、侍従が金貨の詰まった袋を捧げ持ち
黒江＠GM : とりあえずルーカスでいいか、ルーカスに渡します
ルーカス : ではうやうやしく受け取ります
黒江＠GM : 正確な金額はあとで伝えられるなり数えるなりすると思いますが
黒江＠GM : ウロボロスの売価に色をつけて、総額75000Gですね
エディル : ピューと自分にしか聞こえないレベルで口笛を吹き
エディル : うーん、このレベルの冒険者には正に破格
黒江＠GM : そしてこれは形ではないが
黒江＠GM : 名誉点100が与えられる
ドノン�言� : 「もし、なにかこの機会に願いがあるならば」
ドノン�言� : 「なんなりと申してみるがよい」
ウィズ・サジェッツァ : 「う〜む、であれば皇帝殿よ。国の持つ貴重な書物を読み解く権利を私は欲しておりまする」
ドノン�言� : 「ほう？」
ドノン�言� : 「お主はどうやら魔術師じゃな？ この宮殿の書庫に面白いものがあるかは分からんが……」
ドノン�言� : 「それが願いであるというのなら、許可を与えよう」
黒江＠GM : 行政文書っぽいのが多そうだ。あと魔動列車関係
黒江＠GM : 歴史とかは面白いかもね
ウィズ・サジェッツァ : 「感謝いたします。なに、魔法に関連せずとも書を読むのが好きなだけでございますゆえ」
ウィズ・サジェッツァ : 「…言葉遣いはこんな感じでいいのか？」
ルーカス : 「上出来だ、ウィズにしては」
ウィズ・サジェッツァ : 「なに、本を読めばこのくらいは分かる」
エディル : 「んー……」
エディル : 「じゃもしかしたらなんスけど」
エディル : 「王宮の厨房でバイト一人紹介するかもしれないんで雇ってほしいっすね」
ドノン�言� : 「ふむ？ その意図するところはよくわからんが」
ドノン�言� : 「その程度なら、大したことはない」
エディル : 「あざっす」
ドノン�言� : うッス
ドノン�言� : 「して、お主は？」＞ルーカス
ルーカス : 「……私が欲するのは名声にございます。それは此度の件で十分得られましょう。したがって、陛下のご厚意のみ賜わりとうございます。……ですが」
ルーカス : 「厚かましき願いを承知の上で、もしも穢れを除く術が今後得られる機会があれば、お受けしとうございます」
ルーカス : と一応言うだけ言っておく
ドノン�言� : 「ふむ……そのような術があることは知っておるが」
ドノン�言� : 「あいにく、わが国でそれを使える神官を抱えておるわけではない」
ドノン�言� : 「だが、その機会があれば、きっとお主の耳に入れようぞ」
※GM注：レベル13神聖魔法イレイス・ブランデッド。このレベル帯の人間は大陸屈指、いよいよ神の領域に近づこうという存在だ。
ルーカス : 「ご厚意、感謝いたします」ははー
ドノン�言� : 「うむ。改めて、こたびはご苦労であった」
ドノン�言� : 「遺跡自体が消えたわけではないゆえ、またお主らの力を借りることもあるかとは思うが」
ドノン�言� : 「しばらくは、ゆっくりと身体を休めるがよい」
ルーカス : 無事に終わりそうな気配を感じてホッと胸をなでおろす
黒江＠GM : とまあ、こんな感じ
黒江＠GM : 御前から下がったみなさんは、やっとこさ宿へと帰る……ということでいいかな？
ルーカス : 流石にこの後カペラに挑む体力は残っていない()
※GM注： 少年漫画だったら、ラスボス戦後にライバルと決着をつけるみたいな展開があったかもしれない。
黒江＠GM : よろしい。では、小麦の香り亭へ帰ろう！
---小麦の香り亭---
エディル : 「あー、かたこった」
黒江＠GM : 特に時間は意識していなかったが
黒江＠GM : まあそろそろ日暮れというぐらいにしようか
黒江＠GM : ひと足先に帰っていたウェンドリンとエリスが
黒江＠GM : 夕飯の支度を整えて待っていたね
ウィズ・サジェッツァ : 「ふぃ〜、やはりここがラージャハ一居心地がいい」
ルーカス : 「なんだかんだ、このパンの匂いを嗅ぐと安心する自分がいるな…わかるぞウィズ」
エリス : 「おっ、英雄さまがたのお帰りやんけ！」
エリス : 「ご褒美たんまりもらったんやろな？」
エディル : 「おう、たんまりな」
ルーカス : 「当然！！見ろ、この金貨袋！！」テーブルにどさっと
エリス : 「えっ……」
エリス : 「なんやこれ……。逆にちょっと引くわ……」
エディル : 「貧乏狸には重すぎたか……」
エリス : 「これアレちゃう？ 翌朝見てみたら、全部駱駝の糞とかになっとるんちゃう？」
エディル : 「なんのおとぎ話だ」
ルーカス : 「なんのおとぎ話だ」
ウィズ・サジェッツァ : 「仮に皇帝に受け取ったものでなければ、ない話ではないだろうな」
ウェンドリン : 「うひょ〜、すごい。これだけあったら、一年ぐらいは暮らせますね」
ウェンドリン : 「半分ぐらい使って温泉ほりません？」
エディル : 「おー、わるかねぇなそういうのも」
エディル : 「温泉妖精がどこほっつき歩いてるかわかれば楽なんだがな」
ルーカス : 「例の水路を辿れば、湧く場所の目星はつくかもな」
ウィズ・サジェッツァ : 「パンに温泉は合うのか？」
後日談……というわけではないが、ルーカスから大宴会の提案。
リプレイ読者にはなにがなんだかという感じだろうが、ある程度そのままでお届けする。
ルーカス : コネクションのある知り合いを呼んで飲もう
ルーカス : 「冒険の後に宴をやらないなんて嘘だろう！」樽をごろごろ
エリス : うおおおおお（ごろんごろん
ルーカス : 「おいエディル、サーラも呼んだらどうだ？」
エディル : 「声はかけた」
アズダハッグ : 「おっ、おいしそうなにおいがするであります〜」
ルーカス : 「おう！ちょうどいい所に来たな！」
ルーカス : 「ウィズも、魔法ギルドの連中を呼んでくるか？」
カペラ : 「なんだ？ さぞ疲れているだろうと思ったら、こんなバカ騒ぎをしているのか？」
ジャスミン : 「おーい肉持ってきたぞ肉」
ルーカス : 「げえっ、カペラ！」
サーラ : 「うわ、すっごい人いる……」
サーラ : 「あの〜、お邪魔します」
魔術師ギルド員 : 「おっ、酒か？」
魔術師ギルド員 : 「ギルド一のキス魔とは私のことだ。女子は全員覚悟しろよ〜？」
ルーカス : 「おいなんか変な奴が来たぞ！？」ウィズさんへ
ウィズ・サジェッツァ : 「知り合いを呼べと言うのでな。私のバイト先の知り合いでな」
ウィズ・サジェッツァ : 「酷い目に遭ったと記憶してる」
ルーカス : アイユークの旦那は難しそうだなぁ。エル＝ヤマニは……来るかしら？
エル＝ヤマニ : 「今夜の合コン会場はここか？」
ルーカス : 「宴だって言っただろ！」
ルーカス : 「いやまあ女もたくさんいるが」
エディル : 「人数合わせとかはしてねぇぞー」
アイユークの旦那もしれっといる。
ウェンドリン : 「う〜んこのごった煮な感じ」
ウェンドリン : 「なんかラージャハ！ って感じですね！」
ウェンドリン : 「よーし全員、胃が破裂するまで私のパンを食え！！」
エディル : 「三割ぐらい本気で言ってそうでこわいんだよなこのパンエルフ」
ウィズ・サジェッツァ : 「かつてないほど、風紀が乱れてるなぁ」
ルーカス : 「いいだろ、こういう時くらい！」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁ宣伝効果があっていいことじゃないか。商売の基礎を抑えているな、うむ」
エリス : 「おうぇっ、ゲロゲロ」ｷﾗｷﾗ
エディル : 「こいつは予想を裏切らねぇなぁ……」
ルーカス : 「よーし皆、酒は持ったか！？」
エディル : 「おーう」
黒江＠GM : 乾杯前だったらなんでエリスは吐いたんですか
ルーカス : 胃にパン詰め込まれたんじゃないですかね
黒江＠GM : かわいそう
ジャスミン : 「酒あるぞー」
アズダハッグ : 「お、スピーチでありますか？」
ウィズ・サジェッツァ : 「うむ」
エディル : 「ひゅーひゅー」
ルーカス : 「では……今回の遺跡で散って行った者達、そしてかつて生きていたザハリヤルの者達への鎮魂と」と前半はやや奥ゆかしく
ルーカス : 「我々、アストロ・ソフィアの大いなる功績を祝して」
ルーカス : 後半は思い切り声を上げて
ルーカス : 「乾杯！！」
ルーカス : ジョッキを高々と掲げましょう
ウェンドリン : 「乾杯〜！」
エディル : 「乾杯！」掲げ
ルーカス : ぐびぐび
ウィズ・サジェッツァ : 「乾杯〜」
ひとまずは立場を忘れての乱痴気騒ぎ。しかし耳をそば立ててみれば、いくつか興味深い話も聞ける。
宴の中、エディルは隅の方で飲んでいるアイユークを見つけた。
エディル : 宴でアイユークのとこいってひとつ聞きます
アイユーク : 「やあ。飲んでるかね？」
エディル : 「だいぶな」
エディル : 「ルーが裸踊りしても今なら許せそうだ」
ルーカス : バックで騒いでよう
エディル : 「……買う気はねぇから答えなくてもいいんだが」
エディル : といって隣の木箱かなんかにどかっと座り
エディル : 「凶星のゾハル。仮に詳しく知りたいって言ったらいくらつく？」
アイユーク : 「ふっ、ははは、あの密偵のお嬢さんか」
エディル : 「まぁあんたが知らねぇわけねぇよな」
アイユーク : 「詳しくというのならば、経費込みで100000Gはくだらないね」
アイユーク : 「調べる過程で2、3人は死ぬだろうし」
エディル : 「さよか」と苦笑して
エディル : 「なるほど、大した悪党だ」
エディル : 「あんがとさん、聞けてよかったわ」
アイユーク : 「彼女は君たちが殺したのかな？」
エディル : 「その情報は高く付くぜ？」
アイユーク : 「そうかい、そうかい」
エディル : といってニヤリと笑って去る
アイユーク : 「ま、僕も少々付き合いがあったから寂しいが、それも世の常というところだね」と、虚空に向かって杯を掲げている
少ししてルーカスの席周辺。
ルーカス : じゃあルーカスは酔っぱらいつつ、地下の遺跡での戦いやら、ザハリヤルでの戦いを、吟遊詩人の如く物語調に話して
ルーカス : ひと段落してまた酒を飲んでいるところでしょうか
黒江＠GM : 周りには誰がいるのかな
ルーカス : カペラ以外ならだれでも大丈夫です
ルーカス : ただ、会話が聞こえる程度の距離にはいて欲しいです＜カペラ
黒江＠GM : 複雑な乙女心
エディル : その表現が一番似合ってる気がしてきました
黒江＠GM : じゃあまあウェンドリンが主な聞き手。ジャスミンもいる。
ルーカス : 「そういえばウェンドリンよ」結構べろべろ
ルーカス : 「ウィズがこいつについて変な事のたまってたが、お前もそういうつもりで受け取ってたのかぁ？」と自分の首のペンダントを指しつつ
ウェンドリン : 「え？ なんでしたっけ？」
ルーカス : 「気があるとかなんとか」
ウェンドリン : 「ははは、やだなあ、エルヴンジョークですよエルヴンジョーク」
ウェンドリン : 「もしあったとしてもこの場で言うわけないじゃないですか！」
ルーカス : 「やはりな、ワハハハ！まあ本気だったとしてもこいつはそうやすやすと渡さんがな」
ルーカス : 「これは俺が家から持って出ていくのを許された唯一のものだからな」
ウェンドリン : 「そういえばルーカスさんっていいとこの出なんでしたっけね」
ルーカス : 「うむ……実は黙っていたが…俺は元貴族なのだ！」となんか溜めて
ウィズ・サジェッツァ : 「知ってたぞ」
エディル : 「知ってたな」
黒江＠GM : 鳥貴族に見えた
エリス : 「は？ なんや上級ラクシア民か？」
ルーカス : 「え」
ルーカス : 「何故バレてた！？」
エディル : 「隠す気があったことに驚きだよ」
ルーカス : 「完璧に隠してたつもりだったのに……」
ルーカス : 「まあ、元な、元」＞エリスさん
ルーカス : 「家は追い出され、家名も失った。今はただのルーカスだ」
ルーカス : 「あ、いや、不沈の新星、ルーカスだ！」言い直し
ウェンドリン : 「そういやなんで追い出されたんでしたっけ」
ウェンドリン : 「あ、コレ聞いていいヤツ？」
ルーカス : 「ああ……」少し声のトーンが落ちて
ルーカス : 「昔はな、俺は大概の事は何でもすぐにできてな。天才だなんだと持てはやされ、俺も増長してた」
ウィズ・サジェッツァ : 「今は違うのか」
黒江＠GM : 枠の外黒くしときますね
※GM注： 漫画の回想シーンみたいな。
ルーカス : 「ああ、俺が井の中の蛙と知ったからな」
ルーカス : 「ある時、領内へ蛮族の襲撃があった」
ルーカス : 「俺は兵を率いて討伐に向かった。小規模だったし、問題は無いと思っていたが」
ルーカス : 「敵の増援が激しく、対応も後手に回り、結果として多くの兵と民を死なせた」
ルーカス : 「そして俺自身も殺されかけた時、」
ルーカス : 「その蛮族どもを退けたのが、カペラだった」
ジャスミン : 「へーマジか」
エディル : 「……」
エディル : 「なんで会うなり剣抜いたの……？」
ルーカス : 「……あいつは、確かに恩人なんだ。だけど」
ルーカス : 「アイツと会って、俺の心は一度折られた」
ルーカス : 「自分が井の中の蛙と知った」
ルーカス : 「だから悔しかったんだ」
ルーカス : 「貴族としての責務を果たせなかった自分も、その力を持つアイツも」
ルーカス : 「……そうだな、惚れ焦がれてるんだ」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁ、実力と権力は別だしな」
エディル : 「おいどうする、想像の3倍めんどくせぇんだけど」ひそひそ
ジャスミン : 「……君こじらせてるねえ！」
ルーカス : 「夜闇に流れる銀糸の髪も、焔で照らされた艶やかな肌も」
ルーカス : 「明星の如き紫の瞳も、積まれた蛮族の死体の前に立つ雄弁な背も」
ルーカス : 「目に焼き付いて片時も離れやしない」
ルーカス : 「アイツは俺の憧れであり、目指す場所であり、超えていくべき敵なんだ」
ルーカス : と言い切ってエールを飲み干す
ウェンドリン : 「ふーむ。その口振りだと」カペラの方をちらちら見ながら
ウェンドリン : 「今回の成果ではまだまだ不足、って感じですかね？」
ルーカス : 「ああ…まだまだ足りない。実力で超えなければ。名声も得なければ。俺にはまだ、人の前に立つ資格が足りない」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁいいんじゃないか。どうせ人間はエルフの1/5くらいしか生きないんだ。短い人生、もっと拘ればいいんじゃないか」
ルーカス : 「長寿種は気楽だなぁおい」＞ウィズさん
ウェンドリン : 「ですねえ。ここで頭打ちになっちゃわれても、ギルドとして困りますし」
ウェンドリン : 「まだまだみなさんの冒険ははじまったばかり！ ですね！」
ウェンドリン : 「よーし、じゃあここでまた改めて！」
ウェンドリン : 「栄光あるアストロ・ソフィアの前途に！」盃掲げ
ルーカス : 「かんぱーい！」さっきまでのトーンはどこへやらと大笑い
エディル : 「乾杯」
エリス : 「かんぱ……ｳｯﾌﾟ」
ウィズ・サジェッツァ : 「かんぱーい」
ルーカス : そしてこいつはきっと酔って何を口走ったか覚えてない
黒江＠GM : カペラはおそらく聞いていたでしょうが
黒江＠GM : まあ、多分聞こえないふりをしているでしょう
ルーカス : いいんだ、カペラに面倒な奴だと思われても……
エディルがサーラに宮殿厨房での働き口を紹介したり、カペラが魔術師ギルド員にキスされたりみたいなこともありつつ、夜は更ける。
黒江＠GM : では、そんな感じかな＞all
ルーカス : 大丈夫ですー
エディル : 大丈夫です
ウィズ・サジェッツァ : 大丈夫ですよー
黒江＠GM : OK
黒江＠GM : かくして、輪廻の蛇――時を操る力を持つ古代の呪物は皇帝の手に渡り、
黒江＠GM : アストロ・ソフィアが結成初期に繰り広げた一連の冒険は、ひとまずの落着を見る。
黒江＠GM : とはいえウェンドリンの言う通り、その大いなる栄光の旅は、まだほんの序章を終えただけにすぎない。
黒江＠GM : あなたたちはさほど間を置かず、また多くの困難に彩られた道を、怖れることなく歩きはじめるだろう。
黒江＠GM : たとえ行く先が、乾いた砂塵に覆われていようとも。凍える闇に閉ざされていようとも。
黒江＠GM : あなたたちは己が内なる光を標として、軽やかな足取りで進むだろう。
黒江＠GM : そして数々の偉業と、善行と、おそらく少々は悪行をも為すだろう。
黒江＠GM : 末は王となるか、神となるか、あるいは神殺しの英雄となるか。
黒江＠GM : それとも小さな幸福を見つけ、慎ましい余生を目指すのか……。
黒江＠GM : アストロ・ソフィア。すべてはあなたたち次第。
黒江＠GM : それではこれからもよき冒険を。よき人生を。
黒江＠GM : SW2.5キャンペーン「漠砂に眠る蛇」 終幕としよう。
黒江＠GM : 長きにわたるセッション、お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
ルーカス : ありがとうございましたー！
ウィズ・サジェッツァ : おつかれさまでした〜！
エディル : ありがとうございました！
☆ ☆ ☆
冒険の成果
金銭報酬 皇帝からの報奨金 75000G
戦利品等 12000Gほど
経験点報酬 輪廻の蛇を持ち帰る（シナリオクリア） 1000経験点
輪廻の蛇を巡る冒険（キャンペーンクリア）1000経験点
凶星のゾハルを撃破する 500経験点
+エネミー排除分
名誉点報酬 輪廻の蛇を持ち帰る 100名誉点
リプレイにおつきあい頂きありがとうございました。
〈��へ〉〈目次〉〈背景：輪廻の蛇とホル＝シャホル〉
最終話 エピローグ
黒江＠GM : さて、お時間ですね
黒江＠GM : キャンペーンのエピローグ的な部分を、ぼちぼちやっていきましょう
黒江＠GM : では開幕前に
黒江＠GM : 「小麦の香り亭に帰ったら冒険者がまずやるであろうこと」
黒江＠GM : を、一言ずつどうぞ
ルーカス : 宴！
ウィズ・サジェッツァ : 寝る！
エディル : 草たいてケツバレ
黒江＠GM : モンキー・D・ルフィかな＜宴
ルーカス : 冒険王に、俺はなる
黒江＠GM : まあ、回復とかは道中、軍の人がやってくれるだろう
遺跡とラージャハを往復するときにやっていたランダムロールを一応やったところ、蛮族が襲ってきた。
黒江＠GM : 二個小隊規模の軍に襲い掛かる蛮族！
ルーカス : あまりにも無謀……
黒江＠GM : さすがにみなさんに怪我をされると軍の面目がたたないので
黒江＠GM : ダメージは追わなかったことにしよう
黒江＠GM : ジャスミンたちが首をもぎもぎしてくれた
カペラ : 「なんなんだコイツら……」返り血
ウィズ・サジェッツァ : 「勝算があったのだろうか」
ルーカス : 「なんでこの戦力差で突っ込んできたんだ……」(困惑
エディル : 「まぁお宝運んでるようには見えたんじゃね」
黒江＠GM : というわけで、不可解な妨害を挟みつつ
黒江＠GM : みなさんは丸一日かけて、ラージャハまで戻ってくるね
黒江＠GM : 一応、そのまま宮殿で謁見の流れだけども
黒江＠GM : その間にどうしても挟みたい行動はあるかな
ルーカス : うーん、特に無いかな。最低限身だしなみを整えるくらいでしょうか
黒江＠GM : 身だしなみは王宮の中で整えるよう言われますね
黒江＠GM : なんかこう、奴隷の少女とかがバスタブみたいなので
黒江＠GM : 身体を洗ってくれますよ
---ラージャハ宮殿---
ルーカス : ごしごし
黒江＠GM : では多分、身づくろいをしている間に
黒江＠GM : 今回の件をどのように報告するか
黒江＠GM : パーティーで相談している感じだね
※GM注： ゾハルの件を正確に報告すると、ラージャハとマカジャハットの緊張が高まるのでは？ という懸念から、
嘘の報告をした方がよいのではないかという話がプレイヤー間でちょっとあった。
しかし詳しく調べれば分かってしまうことだし、リスクも高いという判断で、事実を歪めるのはやめた。
黒江＠GM : ちなみにホル＝シャホルの死体は
黒江＠GM : 防腐処理をするためにハルーラ神殿に運ばれていきますね
黒江＠GM : 神聖魔法の中には遺体を腐らないようにするやつがある。しかも永続
※GM注：レベル9神聖魔法プリザーベイション。レベルやコストの割に結構すごい効果な気がする。
ジャスミン : 「おーい、準備いいか？」ドアﾊﾞﾀｰﾝ！
ルーカス : 「お、おう」
ウィズ・サジェッツァ : 「いつでもいいぞ」
エディル : 「あいよー」
ジャスミン : 「んでは行こう」
ジャスミン : 「「ルーカス君、一応言っとくけど、皇帝陛下の前で武器抜いたらダメだからね」
ルーカス : 「お前は俺を何だと思っているんだ」
エディル : 「隊長を見るなり剣を抜いた男だろ」
ジャスミン : 「にゃっはっはっは」
黒江＠GM : では宮殿、謁見の間
黒江＠GM : 厳めしい顔の兵士たちが居並び
黒江＠GM : 壮麗さよりも威圧を感じさせるような空間である
黒江＠GM : その最奥にある黒鉄の玉座には
黒江＠GM : ラージャハ現皇帝“黒鉄大砲”ドノン�言い了僂�ある
ルーカス : 貴族時代の癖で、思わず跪くかな
黒江＠GM : ちなみにルーカスの家の格によっては
黒江＠GM : ラージャハなり別の王家なりに謁見したことがあったりするんだろうか
ルーカス : どうなんだろう…？そこまで考えてませんでした( ˘ω˘ )
※GM注： 地方の土豪ぐらいだろう、という話だった。
カペラ : 「皇帝陛下におかれましては、ご機嫌麗しゅう」
カペラ : 「この者たちが、今回ザハリヤルより、かの輪廻の蛇を持ち帰りました」
黒江＠GM : と、輪廻の蛇がジャスミンから皇帝側の誰かに引き渡される、みたいな儀礼が挟まれる
ドノン�言� : 「うむ。このたびの功績、見事なものであった」
ドノン�言� : 「顔をあげ、楽にせよ」＞冒険者たち
ルーカス : では貴族らしく失礼にならない様に姿勢を楽にします（正しいやり方が中の人の知識に無い)
エディル : 礼儀とかよくわからないので、基本的にルーカス横目でみて真似してる
ドノン�言� : 「報告については、のちほど軍の者からゆっくり聞くとする」
ドノン�言� : 「しかし、このラージャハに優れた冒険者は数多くあれど」
ドノン�言� : 「お主らのような若者が、輪廻の蛇を持ち帰るとは思わなんだぞ」
ルーカス : 「勿体なきお言葉にございます」
ドノン�言� : 「これからも人族のために、そして願わくばこの帝国のために」
ドノン�言� : 「力を尽くしてもらいたい」
エディル : 「ははー」
ルーカス : 「ははっ」
ルーカス : 「……ウィズ、お前寝てないだろうな」(超小声
ウィズ・サジェッツァ : 「何を言えばいいのか分らんのだ」
ルーカス : 「とりあえずエディみたいに私の真似しておけ」
ルーカス : 「多分それで大丈夫だ」こそこそ
エディル : 「いや静かにしてもらっといたほうがいい気もするがな……いつもの癖で愚かな種族とか、塵にも等しい脳みそとか言われたら首とぶぞ」
ルーカス : 「それはそうかもしれんな……」
ウィズ・サジェッツァ : 「私は私より賢くないモノにしかあんなことは言わんぞ」
エディル : 「ルーじゃねぇが俺もお前をわからせたいと思うことはあるわ……」
※GM注： ドノン�言い和進�「はっはっは面白いヤツじゃ」とは言ってくれないタイプの為政者。
ドノン�言� : 「では、この者らに褒賞を与えよ」
黒江＠GM : と、皇帝が言いますと、侍従が金貨の詰まった袋を捧げ持ち
黒江＠GM : とりあえずルーカスでいいか、ルーカスに渡します
ルーカス : ではうやうやしく受け取ります
黒江＠GM : 正確な金額はあとで伝えられるなり数えるなりすると思いますが
黒江＠GM : ウロボロスの売価に色をつけて、総額75000Gですね
エディル : ピューと自分にしか聞こえないレベルで口笛を吹き
エディル : うーん、このレベルの冒険者には正に破格
黒江＠GM : そしてこれは形ではないが
黒江＠GM : 名誉点100が与えられる
ドノン�言� : 「もし、なにかこの機会に願いがあるならば」
ドノン�言� : 「なんなりと申してみるがよい」
ウィズ・サジェッツァ : 「う〜む、であれば皇帝殿よ。国の持つ貴重な書物を読み解く権利を私は欲しておりまする」
ドノン�言� : 「ほう？」
ドノン�言� : 「お主はどうやら魔術師じゃな？ この宮殿の書庫に面白いものがあるかは分からんが……」
ドノン�言� : 「それが願いであるというのなら、許可を与えよう」
黒江＠GM : 行政文書っぽいのが多そうだ。あと魔動列車関係
黒江＠GM : 歴史とかは面白いかもね
ウィズ・サジェッツァ : 「感謝いたします。なに、魔法に関連せずとも書を読むのが好きなだけでございますゆえ」
ウィズ・サジェッツァ : 「…言葉遣いはこんな感じでいいのか？」
ルーカス : 「上出来だ、ウィズにしては」
ウィズ・サジェッツァ : 「なに、本を読めばこのくらいは分かる」
エディル : 「んー……」
エディル : 「じゃもしかしたらなんスけど」
エディル : 「王宮の厨房でバイト一人紹介するかもしれないんで雇ってほしいっすね」
ドノン�言� : 「ふむ？ その意図するところはよくわからんが」
ドノン�言� : 「その程度なら、大したことはない」
エディル : 「あざっす」
ドノン�言� : うッス
ドノン�言� : 「して、お主は？」＞ルーカス
ルーカス : 「……私が欲するのは名声にございます。それは此度の件で十分得られましょう。したがって、陛下のご厚意のみ賜わりとうございます。……ですが」
ルーカス : 「厚かましき願いを承知の上で、もしも穢れを除く術が今後得られる機会があれば、お受けしとうございます」
ルーカス : と一応言うだけ言っておく
ドノン�言� : 「ふむ……そのような術があることは知っておるが」
ドノン�言� : 「あいにく、わが国でそれを使える神官を抱えておるわけではない」
ドノン�言� : 「だが、その機会があれば、きっとお主の耳に入れようぞ」
※GM注：レベル13神聖魔法イレイス・ブランデッド。このレベル帯の人間は大陸屈指、いよいよ神の領域に近づこうという存在だ。
ルーカス : 「ご厚意、感謝いたします」ははー
ドノン�言� : 「うむ。改めて、こたびはご苦労であった」
ドノン�言� : 「遺跡自体が消えたわけではないゆえ、またお主らの力を借りることもあるかとは思うが」
ドノン�言� : 「しばらくは、ゆっくりと身体を休めるがよい」
ルーカス : 無事に終わりそうな気配を感じてホッと胸をなでおろす
黒江＠GM : とまあ、こんな感じ
黒江＠GM : 御前から下がったみなさんは、やっとこさ宿へと帰る……ということでいいかな？
ルーカス : 流石にこの後カペラに挑む体力は残っていない()
※GM注： 少年漫画だったら、ラスボス戦後にライバルと決着をつけるみたいな展開があったかもしれない。
黒江＠GM : よろしい。では、小麦の香り亭へ帰ろう！
---小麦の香り亭---
エディル : 「あー、かたこった」
黒江＠GM : 特に時間は意識していなかったが
黒江＠GM : まあそろそろ日暮れというぐらいにしようか
黒江＠GM : ひと足先に帰っていたウェンドリンとエリスが
黒江＠GM : 夕飯の支度を整えて待っていたね
ウィズ・サジェッツァ : 「ふぃ〜、やはりここがラージャハ一居心地がいい」
ルーカス : 「なんだかんだ、このパンの匂いを嗅ぐと安心する自分がいるな…わかるぞウィズ」
エリス : 「おっ、英雄さまがたのお帰りやんけ！」
エリス : 「ご褒美たんまりもらったんやろな？」
エディル : 「おう、たんまりな」
ルーカス : 「当然！！見ろ、この金貨袋！！」テーブルにどさっと
エリス : 「えっ……」
エリス : 「なんやこれ……。逆にちょっと引くわ……」
エディル : 「貧乏狸には重すぎたか……」
エリス : 「これアレちゃう？ 翌朝見てみたら、全部駱駝の糞とかになっとるんちゃう？」
エディル : 「なんのおとぎ話だ」
ルーカス : 「なんのおとぎ話だ」
ウィズ・サジェッツァ : 「仮に皇帝に受け取ったものでなければ、ない話ではないだろうな」
ウェンドリン : 「うひょ〜、すごい。これだけあったら、一年ぐらいは暮らせますね」
ウェンドリン : 「半分ぐらい使って温泉ほりません？」
エディル : 「おー、わるかねぇなそういうのも」
エディル : 「温泉妖精がどこほっつき歩いてるかわかれば楽なんだがな」
ルーカス : 「例の水路を辿れば、湧く場所の目星はつくかもな」
ウィズ・サジェッツァ : 「パンに温泉は合うのか？」
後日談……というわけではないが、ルーカスから大宴会の提案。
リプレイ読者にはなにがなんだかという感じだろうが、ある程度そのままでお届けする。
ルーカス : コネクションのある知り合いを呼んで飲もう
ルーカス : 「冒険の後に宴をやらないなんて嘘だろう！」樽をごろごろ
エリス : うおおおおお（ごろんごろん
ルーカス : 「おいエディル、サーラも呼んだらどうだ？」
エディル : 「声はかけた」
アズダハッグ : 「おっ、おいしそうなにおいがするであります〜」
ルーカス : 「おう！ちょうどいい所に来たな！」
ルーカス : 「ウィズも、魔法ギルドの連中を呼んでくるか？」
カペラ : 「なんだ？ さぞ疲れているだろうと思ったら、こんなバカ騒ぎをしているのか？」
ジャスミン : 「おーい肉持ってきたぞ肉」
ルーカス : 「げえっ、カペラ！」
サーラ : 「うわ、すっごい人いる……」
サーラ : 「あの〜、お邪魔します」
魔術師ギルド員 : 「おっ、酒か？」
魔術師ギルド員 : 「ギルド一のキス魔とは私のことだ。女子は全員覚悟しろよ〜？」
ルーカス : 「おいなんか変な奴が来たぞ！？」ウィズさんへ
ウィズ・サジェッツァ : 「知り合いを呼べと言うのでな。私のバイト先の知り合いでな」
ウィズ・サジェッツァ : 「酷い目に遭ったと記憶してる」
ルーカス : アイユークの旦那は難しそうだなぁ。エル＝ヤマニは……来るかしら？
エル＝ヤマニ : 「今夜の合コン会場はここか？」
ルーカス : 「宴だって言っただろ！」
ルーカス : 「いやまあ女もたくさんいるが」
エディル : 「人数合わせとかはしてねぇぞー」
アイユークの旦那もしれっといる。
ウェンドリン : 「う〜んこのごった煮な感じ」
ウェンドリン : 「なんかラージャハ！ って感じですね！」
ウェンドリン : 「よーし全員、胃が破裂するまで私のパンを食え！！」
エディル : 「三割ぐらい本気で言ってそうでこわいんだよなこのパンエルフ」
ウィズ・サジェッツァ : 「かつてないほど、風紀が乱れてるなぁ」
ルーカス : 「いいだろ、こういう時くらい！」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁ宣伝効果があっていいことじゃないか。商売の基礎を抑えているな、うむ」
エリス : 「おうぇっ、ゲロゲロ」ｷﾗｷﾗ
エディル : 「こいつは予想を裏切らねぇなぁ……」
ルーカス : 「よーし皆、酒は持ったか！？」
エディル : 「おーう」
黒江＠GM : 乾杯前だったらなんでエリスは吐いたんですか
ルーカス : 胃にパン詰め込まれたんじゃないですかね
黒江＠GM : かわいそう
ジャスミン : 「酒あるぞー」
アズダハッグ : 「お、スピーチでありますか？」
ウィズ・サジェッツァ : 「うむ」
エディル : 「ひゅーひゅー」
ルーカス : 「では……今回の遺跡で散って行った者達、そしてかつて生きていたザハリヤルの者達への鎮魂と」と前半はやや奥ゆかしく
ルーカス : 「我々、アストロ・ソフィアの大いなる功績を祝して」
ルーカス : 後半は思い切り声を上げて
ルーカス : 「乾杯！！」
ルーカス : ジョッキを高々と掲げましょう
ウェンドリン : 「乾杯〜！」
エディル : 「乾杯！」掲げ
ルーカス : ぐびぐび
ウィズ・サジェッツァ : 「乾杯〜」
ひとまずは立場を忘れての乱痴気騒ぎ。しかし耳をそば立ててみれば、いくつか興味深い話も聞ける。
宴の中、エディルは隅の方で飲んでいるアイユークを見つけた。
エディル : 宴でアイユークのとこいってひとつ聞きます
アイユーク : 「やあ。飲んでるかね？」
エディル : 「だいぶな」
エディル : 「ルーが裸踊りしても今なら許せそうだ」
ルーカス : バックで騒いでよう
エディル : 「……買う気はねぇから答えなくてもいいんだが」
エディル : といって隣の木箱かなんかにどかっと座り
エディル : 「凶星のゾハル。仮に詳しく知りたいって言ったらいくらつく？」
アイユーク : 「ふっ、ははは、あの密偵のお嬢さんか」
エディル : 「まぁあんたが知らねぇわけねぇよな」
アイユーク : 「詳しくというのならば、経費込みで100000Gはくだらないね」
アイユーク : 「調べる過程で2、3人は死ぬだろうし」
エディル : 「さよか」と苦笑して
エディル : 「なるほど、大した悪党だ」
エディル : 「あんがとさん、聞けてよかったわ」
アイユーク : 「彼女は君たちが殺したのかな？」
エディル : 「その情報は高く付くぜ？」
アイユーク : 「そうかい、そうかい」
エディル : といってニヤリと笑って去る
アイユーク : 「ま、僕も少々付き合いがあったから寂しいが、それも世の常というところだね」と、虚空に向かって杯を掲げている
少ししてルーカスの席周辺。
ルーカス : じゃあルーカスは酔っぱらいつつ、地下の遺跡での戦いやら、ザハリヤルでの戦いを、吟遊詩人の如く物語調に話して
ルーカス : ひと段落してまた酒を飲んでいるところでしょうか
黒江＠GM : 周りには誰がいるのかな
ルーカス : カペラ以外ならだれでも大丈夫です
ルーカス : ただ、会話が聞こえる程度の距離にはいて欲しいです＜カペラ
黒江＠GM : 複雑な乙女心
エディル : その表現が一番似合ってる気がしてきました
黒江＠GM : じゃあまあウェンドリンが主な聞き手。ジャスミンもいる。
ルーカス : 「そういえばウェンドリンよ」結構べろべろ
ルーカス : 「ウィズがこいつについて変な事のたまってたが、お前もそういうつもりで受け取ってたのかぁ？」と自分の首のペンダントを指しつつ
ウェンドリン : 「え？ なんでしたっけ？」
ルーカス : 「気があるとかなんとか」
ウェンドリン : 「ははは、やだなあ、エルヴンジョークですよエルヴンジョーク」
ウェンドリン : 「もしあったとしてもこの場で言うわけないじゃないですか！」
ルーカス : 「やはりな、ワハハハ！まあ本気だったとしてもこいつはそうやすやすと渡さんがな」
ルーカス : 「これは俺が家から持って出ていくのを許された唯一のものだからな」
ウェンドリン : 「そういえばルーカスさんっていいとこの出なんでしたっけね」
ルーカス : 「うむ……実は黙っていたが…俺は元貴族なのだ！」となんか溜めて
ウィズ・サジェッツァ : 「知ってたぞ」
エディル : 「知ってたな」
黒江＠GM : 鳥貴族に見えた
エリス : 「は？ なんや上級ラクシア民か？」
ルーカス : 「え」
ルーカス : 「何故バレてた！？」
エディル : 「隠す気があったことに驚きだよ」
ルーカス : 「完璧に隠してたつもりだったのに……」
ルーカス : 「まあ、元な、元」＞エリスさん
ルーカス : 「家は追い出され、家名も失った。今はただのルーカスだ」
ルーカス : 「あ、いや、不沈の新星、ルーカスだ！」言い直し
ウェンドリン : 「そういやなんで追い出されたんでしたっけ」
ウェンドリン : 「あ、コレ聞いていいヤツ？」
ルーカス : 「ああ……」少し声のトーンが落ちて
ルーカス : 「昔はな、俺は大概の事は何でもすぐにできてな。天才だなんだと持てはやされ、俺も増長してた」
ウィズ・サジェッツァ : 「今は違うのか」
黒江＠GM : 枠の外黒くしときますね
※GM注： 漫画の回想シーンみたいな。
ルーカス : 「ああ、俺が井の中の蛙と知ったからな」
ルーカス : 「ある時、領内へ蛮族の襲撃があった」
ルーカス : 「俺は兵を率いて討伐に向かった。小規模だったし、問題は無いと思っていたが」
ルーカス : 「敵の増援が激しく、対応も後手に回り、結果として多くの兵と民を死なせた」
ルーカス : 「そして俺自身も殺されかけた時、」
ルーカス : 「その蛮族どもを退けたのが、カペラだった」
ジャスミン : 「へーマジか」
エディル : 「……」
エディル : 「なんで会うなり剣抜いたの……？」
ルーカス : 「……あいつは、確かに恩人なんだ。だけど」
ルーカス : 「アイツと会って、俺の心は一度折られた」
ルーカス : 「自分が井の中の蛙と知った」
ルーカス : 「だから悔しかったんだ」
ルーカス : 「貴族としての責務を果たせなかった自分も、その力を持つアイツも」
ルーカス : 「……そうだな、惚れ焦がれてるんだ」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁ、実力と権力は別だしな」
エディル : 「おいどうする、想像の3倍めんどくせぇんだけど」ひそひそ
ジャスミン : 「……君こじらせてるねえ！」
ルーカス : 「夜闇に流れる銀糸の髪も、焔で照らされた艶やかな肌も」
ルーカス : 「明星の如き紫の瞳も、積まれた蛮族の死体の前に立つ雄弁な背も」
ルーカス : 「目に焼き付いて片時も離れやしない」
ルーカス : 「アイツは俺の憧れであり、目指す場所であり、超えていくべき敵なんだ」
ルーカス : と言い切ってエールを飲み干す
ウェンドリン : 「ふーむ。その口振りだと」カペラの方をちらちら見ながら
ウェンドリン : 「今回の成果ではまだまだ不足、って感じですかね？」
ルーカス : 「ああ…まだまだ足りない。実力で超えなければ。名声も得なければ。俺にはまだ、人の前に立つ資格が足りない」
ウィズ・サジェッツァ : 「まぁいいんじゃないか。どうせ人間はエルフの1/5くらいしか生きないんだ。短い人生、もっと拘ればいいんじゃないか」
ルーカス : 「長寿種は気楽だなぁおい」＞ウィズさん
ウェンドリン : 「ですねえ。ここで頭打ちになっちゃわれても、ギルドとして困りますし」
ウェンドリン : 「まだまだみなさんの冒険ははじまったばかり！ ですね！」
ウェンドリン : 「よーし、じゃあここでまた改めて！」
ウェンドリン : 「栄光あるアストロ・ソフィアの前途に！」盃掲げ
ルーカス : 「かんぱーい！」さっきまでのトーンはどこへやらと大笑い
エディル : 「乾杯」
エリス : 「かんぱ……ｳｯﾌﾟ」
ウィズ・サジェッツァ : 「かんぱーい」
ルーカス : そしてこいつはきっと酔って何を口走ったか覚えてない
黒江＠GM : カペラはおそらく聞いていたでしょうが
黒江＠GM : まあ、多分聞こえないふりをしているでしょう
ルーカス : いいんだ、カペラに面倒な奴だと思われても……
エディルがサーラに宮殿厨房での働き口を紹介したり、カペラが魔術師ギルド員にキスされたりみたいなこともありつつ、夜は更ける。
黒江＠GM : では、そんな感じかな＞all
ルーカス : 大丈夫ですー
エディル : 大丈夫です
ウィズ・サジェッツァ : 大丈夫ですよー
黒江＠GM : OK
黒江＠GM : かくして、輪廻の蛇――時を操る力を持つ古代の呪物は皇帝の手に渡り、
黒江＠GM : アストロ・ソフィアが結成初期に繰り広げた一連の冒険は、ひとまずの落着を見る。
黒江＠GM : とはいえウェンドリンの言う通り、その大いなる栄光の旅は、まだほんの序章を終えただけにすぎない。
黒江＠GM : あなたたちはさほど間を置かず、また多くの困難に彩られた道を、怖れることなく歩きはじめるだろう。
黒江＠GM : たとえ行く先が、乾いた砂塵に覆われていようとも。凍える闇に閉ざされていようとも。
黒江＠GM : あなたたちは己が内なる光を標として、軽やかな足取りで進むだろう。
黒江＠GM : そして数々の偉業と、善行と、おそらく少々は悪行をも為すだろう。
黒江＠GM : 末は王となるか、神となるか、あるいは神殺しの英雄となるか。
黒江＠GM : それとも小さな幸福を見つけ、慎ましい余生を目指すのか……。
黒江＠GM : アストロ・ソフィア。すべてはあなたたち次第。
黒江＠GM : それではこれからもよき冒険を。よき人生を。
黒江＠GM : SW2.5キャンペーン「漠砂に眠る蛇」 終幕としよう。
黒江＠GM : 長きにわたるセッション、お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
ルーカス : ありがとうございましたー！
ウィズ・サジェッツァ : おつかれさまでした〜！
エディル : ありがとうございました！
☆ ☆ ☆
冒険の成果
金銭報酬 皇帝からの報奨金 75000G
戦利品等 12000Gほど
経験点報酬 輪廻の蛇を持ち帰る（シナリオクリア） 1000経験点
輪廻の蛇を巡る冒険（キャンペーンクリア）1000経験点
凶星のゾハルを撃破する 500経験点
+エネミー排除分
名誉点報酬 輪廻の蛇を持ち帰る 100名誉点
リプレイにおつきあい頂きありがとうございました。
〈��へ〉〈目次〉〈背景：輪廻の蛇とホル＝シャホル〉
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