最終更新: saimuseiri_wiki 2012年03月21日(水) 10:19:15履歴
ニュース記事
顧客から預かっていた約2億円を不正に流用していた、証券会社「丸大証券」(東京・中央区本店)に金融庁が13日、会社の登録を取り消す行政処分を行った。
有価証券を売買するために顧客から預かっていた資金のうち、約2億円を不正に流用し、会社の運転資金に充てていたという。(金融庁)
関東などで個人向けに証券の販売をしていたが、業績が悪化し、事業を継続するのは難しくなったとして丸大証券は14日、東京地方裁判所に自己破産を申請した。
およそ1600の預かり金を管理する顧客口座があり、約100億円の預かり資産があるが、丸大証券が資金を適切に分別していなかった。流用された投資者保護基金の資金のうち、1人当たり最大で1000万円までは補償する見通しだが、場合によっては損失が出る顧客も出る可能性があるという。
丸大証券は「このような事態になりましたことを深くおわびします。顧客から預かった資金の状況については、現在、投資者保護基金が確認中です」と話している。
解説
証券会社は、顧客から預かった資金は会社の資産とは別に保管することが義務づけられている。
株式などの販売の減少で資金繰りが苦しくなったため、去年1月から不正流用を繰り返していたようだ。東京商工リサーチ(信用調査会社)によると、負債総額は約23億円にのぼるという。
日本投資者保護基金(証券会社が経営破綻した時に顧客の損害を補償)は、経営破綻した丸大証券の顧客資産を補償する検討に入り、資産状況を調査し補償の是非を判断する模様。
保護基金の活用が決定すれば、12年ぶりとなり証券取引の厳しい経営環境の象徴といえる。
顧客から預かっていた約2億円を不正に流用していた、証券会社「丸大証券」(東京・中央区本店)に金融庁が13日、会社の登録を取り消す行政処分を行った。
有価証券を売買するために顧客から預かっていた資金のうち、約2億円を不正に流用し、会社の運転資金に充てていたという。(金融庁)
関東などで個人向けに証券の販売をしていたが、業績が悪化し、事業を継続するのは難しくなったとして丸大証券は14日、東京地方裁判所に自己破産を申請した。
およそ1600の預かり金を管理する顧客口座があり、約100億円の預かり資産があるが、丸大証券が資金を適切に分別していなかった。流用された投資者保護基金の資金のうち、1人当たり最大で1000万円までは補償する見通しだが、場合によっては損失が出る顧客も出る可能性があるという。
丸大証券は「このような事態になりましたことを深くおわびします。顧客から預かった資金の状況については、現在、投資者保護基金が確認中です」と話している。
解説
証券会社は、顧客から預かった資金は会社の資産とは別に保管することが義務づけられている。
株式などの販売の減少で資金繰りが苦しくなったため、去年1月から不正流用を繰り返していたようだ。東京商工リサーチ(信用調査会社)によると、負債総額は約23億円にのぼるという。
日本投資者保護基金(証券会社が経営破綻した時に顧客の損害を補償)は、経営破綻した丸大証券の顧客資産を補償する検討に入り、資産状況を調査し補償の是非を判断する模様。
保護基金の活用が決定すれば、12年ぶりとなり証券取引の厳しい経営環境の象徴といえる。
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