最終更新: saimuseiri_wiki 2011年11月28日(月) 16:34:10履歴
ニュース記事
金融庁と警察庁、消費者庁など関連省庁は27日、消費者金融からの借り入れ規制を強化した改正貸金業法の完全施行から18日で1年が経過したことを受け、「フォローアップチーム」の会合を開き、同法の実態把握を行った。
施行前には、規制強化で借りられなくなった人がヤミ金融に走ることなどが懸念されたが、日本貸金業協会や国民生活センター、日本弁護士連合会は、いずれも完全施行後に「大きな混乱はなかった」と総括した。
改正貸金業法は多重債務問題の解決を目指して2010年6月に完全施行された。貸し付け限度を利用者の年収の3分の1に制限したほか、貸付上限金利も29.2%から20%に引き下げた。
調査は今年4月に貸金業利用経験者を対象に実施した。
完全施行前は登録業者から借りられなくなった個人がヤミ金に流れるとの懸念があったが、金融庁が提出した調査結果では1年前に比べて減少していた。ヤミ金に関する相談や警察による検挙件数、多重債務を苦にした自殺者数などは減少しており「落ち着きをみせてきている」との見解で一致した。
多重債務者も減少しており、5件以上の無担保ローンの借入残高がある人数も10年3月末の84万人から11年3月末には70万人まで減った。貸金業者に借り入れを申し込み、希望通りの借り入れができなかった人は25・7%で、昨年3月の調査(16・8%)より増加した。ただ、そのうちヤミ金融からの借り入れで対応した人は2・1%で、昨年3月(3・0%)より減少していた。
一方で、クレジットカードのショッピング枠を現金化する業者によるトラブルも顕在化している。金融庁は消費者庁などと連携して、引き続き完全施行に伴う影響を注視していく方針だ。
解説
昨年6月の貸金業法改正により、与信の厳格化などで借り入れができなくなった人がヤミ金融を利用する恐れが指摘されていましたが、施行から1年を経て、多重債務者(5件以上)の減少や、ヤミ金利用者の減少が確認されたことは、喜ばしいことです。
貸金業界は、同法の影響により1年間で市場が3割ほど縮小し、今後も縮小していくとみらています。過払い金の問題も含み、今後も苦戦を強いられることとなりそうです。
総量規制により、希望通りの借り入れが出来ないケースでも、ヤミ金から借りてはいけません。既に融資を受けている業者の中に疑わしい業者がいたり、ヤミ金から借入れを行っている方は、早急に弁護士・司法書士事務所に相談して下さい。
金融庁と警察庁、消費者庁など関連省庁は27日、消費者金融からの借り入れ規制を強化した改正貸金業法の完全施行から18日で1年が経過したことを受け、「フォローアップチーム」の会合を開き、同法の実態把握を行った。
施行前には、規制強化で借りられなくなった人がヤミ金融に走ることなどが懸念されたが、日本貸金業協会や国民生活センター、日本弁護士連合会は、いずれも完全施行後に「大きな混乱はなかった」と総括した。
改正貸金業法は多重債務問題の解決を目指して2010年6月に完全施行された。貸し付け限度を利用者の年収の3分の1に制限したほか、貸付上限金利も29.2%から20%に引き下げた。
調査は今年4月に貸金業利用経験者を対象に実施した。
完全施行前は登録業者から借りられなくなった個人がヤミ金に流れるとの懸念があったが、金融庁が提出した調査結果では1年前に比べて減少していた。ヤミ金に関する相談や警察による検挙件数、多重債務を苦にした自殺者数などは減少しており「落ち着きをみせてきている」との見解で一致した。
多重債務者も減少しており、5件以上の無担保ローンの借入残高がある人数も10年3月末の84万人から11年3月末には70万人まで減った。貸金業者に借り入れを申し込み、希望通りの借り入れができなかった人は25・7%で、昨年3月の調査(16・8%)より増加した。ただ、そのうちヤミ金融からの借り入れで対応した人は2・1%で、昨年3月(3・0%)より減少していた。
一方で、クレジットカードのショッピング枠を現金化する業者によるトラブルも顕在化している。金融庁は消費者庁などと連携して、引き続き完全施行に伴う影響を注視していく方針だ。
解説
昨年6月の貸金業法改正により、与信の厳格化などで借り入れができなくなった人がヤミ金融を利用する恐れが指摘されていましたが、施行から1年を経て、多重債務者(5件以上)の減少や、ヤミ金利用者の減少が確認されたことは、喜ばしいことです。
貸金業界は、同法の影響により1年間で市場が3割ほど縮小し、今後も縮小していくとみらています。過払い金の問題も含み、今後も苦戦を強いられることとなりそうです。
総量規制により、希望通りの借り入れが出来ないケースでも、ヤミ金から借りてはいけません。既に融資を受けている業者の中に疑わしい業者がいたり、ヤミ金から借入れを行っている方は、早急に弁護士・司法書士事務所に相談して下さい。
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