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消費者金融中堅のアエル(旧日立信販、東京都中央区)は24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
負債総額は231億円。利用者が過去に支払った利息制限法の上限を超える過払い金利の返還請求が増え、金融機関の融資姿勢が厳しくなったことで資金繰りに行きづまった。
消費者金融業界では、昨年9月に東証1部上場の中堅、クレディアが民事再生法の適用を申請するなど、貸金業法の施行で淘汰が進んでいる。アエルは03年11月に会社更生法の適用を受け事実上倒産。
米投資ファンド、ローンスターの傘下で再建を進め、昨年8月に更生手続きを完了したばかりだった。同社の貸出残高は約1000億円強で、業界13位と見られる。
解説
昨年、民事再生法の適用を申請されたクレディアの場合、過払い金のある方については他の債権者と同等に扱うような方向で話が進んでおり、これが認められると過払い金のある約50万人の過払い金は無効となります。
今回アエルの民事再生法適用の申請は、これを狙っていると考えられます。
アエルは03年に会社更生法の適用を受けましたが、その際は会社更生前の過払い金は更正債権としないという決定を東京地裁が下した為に、過去の過払い債権が全て残ってしまいました。
アエルにしてみれば、今度こそ民事再生手続きで過払い債権の請求権をチャラにし、会社の再建を図りたいところでしょうが、アエルに過払い金のある方からすれば過払い金をチャラにされたら、たまったものじゃありませんよね。
これからの金融庁の動き、裁判所の下す判決に非常に注目です。

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• 引用元ページ：債務整理ニュース「消費者金融アエル民事再生法の適用申請」
• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド