最終更新: saimuseiri_wiki 2012年11月05日(月) 10:43:55履歴
2012年11月02日(金)
ニュース記事
グレーゾーン金利の撤廃、貸出金利の上限引き下げ、貸出枠の総量規制、過払い金の返還請求など、逆風にさらされてきた消費者金融ですが、消費者金融業界大手の「アコム」は、2013年3月期第2四半期の業績予想によると、営業利益は前回予想(5月10日)と比べて57億円増えて240億円、経常利益は68億円増の263億円、当期純利益は57億円増えて279億円になる見通し。
理由として、アコムは「貸出債権が良化していることで、利息収益が増えているため」貸出残高も「反転とはいかないですが、減少速度は鈍化してきました」過払い金の返還訴訟について、「まだ完全に払拭できていません」という。そのため通期での業績見通しは修正しておらず、慎重な姿勢を崩していないものの、だいぶ落ち着いてきてはいるよう。
日本貸金業協会は、「貸付金額は徐々に増えています。どこも良質な債権の確保を狙いに、新たな顧客層の取り込みに注力しています」と話している。
解説
年収の3分の1を貸出枠の上限とする総量規制の導入や、グレーゾーン金利の撤廃で、貸出残高を大きく減らし、経営破たんや廃業が相次いだ消費者金融ですが、 業界全体でも12年度は月々の貸付金額が8月を除いて前年を上回り、一カ月あたり2221億円を超えているようです。
月間契約件数も一カ月に80万件超え、前年に比べると8%強と伸びている。8月の成約率は前年同月比3.7ポイント上昇して36.1%だったようです。
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