最終更新: saimuseiri_wiki 2011年11月28日(月) 16:05:41履歴
ニュース記事
借入総額を年収の3分の1に制限するなど、消費者金融の規制を強化した改正貸金業法の完全施行から18日で丸1年。資金繰りに困った借り手がヤミ金融に走るのではと懸念されていたが、業界団体などに寄せられる苦情や相談は減少傾向にある。クレジットカードのショッピング利用枠を現金化するといった不正事案は水面下で横行している可能性があり、実態把握は困難になったとの指摘もある。
2010年度に日本貸金業協会が受け付けた相談・苦情件数は4万6615件で、前年度比4.7%減少。協会では、規制強化で借りられなくなった人の多くは、支出を我慢することで対応しているとみている。
政府は改正法の完全施行後、借り手への影響を調べる「フォローアップチーム」を設けたが、東日本大震災の発生以降、会合は開かれていない。
一方、金融庁は4月、震災で生活費などが緊急に必要となった被災者への融資要件を緩和。10万円を上限に総量規制を超える借り入れを可能にした。これまで被災者から日本貸金業協会に寄せられた相談は約80件だが、被災地では今後『借りられない』『生活に困る』という相談が増える可能性もある。
解説
2010年6月施行の改正貸金業法では、借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐ為に「総量規制」が導入され、総借入残高が年収の3分の1を超える貸付など、返済能力を超えた貸付が禁止されました。
そのため、消費者金融業界でトラブルは減少しているようですが、総量規制により、借りる事ができない債務者に対して、電柱などに張ったチラシに携帯番号と業者名だけ載せ、正体を明かさずにお金を貸す「090金融」や、別のヤミ金から出回った顧客リストを元に、電話やダイレクトメールで融資を持ち掛けるなど、水面下ではさまざまな不正事案が横行しているようです。
これらは、初めは5万円程度の小口で“気軽"に借りさせておき、巧妙な追加融資で返済が終わらない状態に追い込むといわれています。
また、商品の購入、売却を装って実質的に金を貸す「クレジット枠の現金化」や、未公開株や社債への投資話を持ち掛ける利殖商法などの手口も最近では問題となっています。
多重債務者はさまざまな手口で狙われる事が多いようですが、絶対にこれらの業者に手を出してはいけません。
既に融資を受けている業者の中に疑わしい業者がいたり、ヤミ金から借入れを行っている方は、早急に弁護士・司法書士事務所に相談して下さい。
借入総額を年収の3分の1に制限するなど、消費者金融の規制を強化した改正貸金業法の完全施行から18日で丸1年。資金繰りに困った借り手がヤミ金融に走るのではと懸念されていたが、業界団体などに寄せられる苦情や相談は減少傾向にある。クレジットカードのショッピング利用枠を現金化するといった不正事案は水面下で横行している可能性があり、実態把握は困難になったとの指摘もある。
2010年度に日本貸金業協会が受け付けた相談・苦情件数は4万6615件で、前年度比4.7%減少。協会では、規制強化で借りられなくなった人の多くは、支出を我慢することで対応しているとみている。
政府は改正法の完全施行後、借り手への影響を調べる「フォローアップチーム」を設けたが、東日本大震災の発生以降、会合は開かれていない。
一方、金融庁は4月、震災で生活費などが緊急に必要となった被災者への融資要件を緩和。10万円を上限に総量規制を超える借り入れを可能にした。これまで被災者から日本貸金業協会に寄せられた相談は約80件だが、被災地では今後『借りられない』『生活に困る』という相談が増える可能性もある。
解説
2010年6月施行の改正貸金業法では、借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐ為に「総量規制」が導入され、総借入残高が年収の3分の1を超える貸付など、返済能力を超えた貸付が禁止されました。
そのため、消費者金融業界でトラブルは減少しているようですが、総量規制により、借りる事ができない債務者に対して、電柱などに張ったチラシに携帯番号と業者名だけ載せ、正体を明かさずにお金を貸す「090金融」や、別のヤミ金から出回った顧客リストを元に、電話やダイレクトメールで融資を持ち掛けるなど、水面下ではさまざまな不正事案が横行しているようです。
これらは、初めは5万円程度の小口で“気軽"に借りさせておき、巧妙な追加融資で返済が終わらない状態に追い込むといわれています。
また、商品の購入、売却を装って実質的に金を貸す「クレジット枠の現金化」や、未公開株や社債への投資話を持ち掛ける利殖商法などの手口も最近では問題となっています。
多重債務者はさまざまな手口で狙われる事が多いようですが、絶対にこれらの業者に手を出してはいけません。
既に融資を受けている業者の中に疑わしい業者がいたり、ヤミ金から借入れを行っている方は、早急に弁護士・司法書士事務所に相談して下さい。
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