多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。




名前の由来

かつてヘレゼクシュ地方に栄えたワリバーヤ朝の名は、彼らの祖先があがめた
令星太陽系の惑星の一つ)の神ワリブに由来する。

ワリブ・ァヤー(「ワリブが与えた(国)」の意)これがなまってワリバーヤとなったという説が有力である。

王国の首都

ディスカレイリーグ
ワリバーヤ王国の首都。「ディスカレイルの都」の意。現在のラープタッズ

ワリバーヤ王朝の君主

ワリバーヤ王朝の君主
1代目:ディスカレイル
2代目:アルセスバハル一世
3代目:ルータマス一世
4代目:ルータマス二世?
5代目:カカーブン
6代目:アルセスバハル二世
7代目:ルータマス三世?
8代目:ブラーサーム
9代目:アルセスバハル三世

初代:ディスカレイル

ワリバーヤ王国の建国者ディスカレイル王とその一族はアルセスを守護神として深く崇拝していたが、
キュトスをアルセスを誘惑した魔神だとみなしていた。

第5代:カカーブン

】は東方由来の武器である。第5代ワリバーヤ王カカーブンはゲヘナの弾圧と処刑のために切れ味の
良さで知られていた刀に目をつけ、東の国から技術者を招きワリバーヤ王国の剣術に適した形に改良させた。

第6代:アルセスバハル二世

アルセスバハル二世の名は「アルセスは勝利する」を意味する。
若かりし頃、パンゲオニルド哲学に傾倒していた。

第8代:ブラーサーム

ブラーサーム
ワリバーヤ王朝第8代国王。彼の代にアルセス教復興運動が興り、ブラーサームもそれに心を
動かされ認めたために、世俗化が進んでいたワリバーヤ王国は再びアルセス教化する。
ブラーサーム王は国中からゲヘナの血で汚れた【刀】を集めさせ、
英雄神アルセスと建国王ディスカレイルと聖ポルポフォンを讃え平和と繁栄を願う巨像を作らせた。
これが世に言う【刀狩】である。近世トルクルトアにまとめられた『アルセス教史』
には彼が夢の中に現れたアルセス神に命じられて刀狩を行ったという伝説が紹介されている。
彼は「忌まわしき道具は滅びなければならない」と主張し最終的には国中の全ての刀を像に変えようとした。
彼は【刀】を悪魔の道具とみなしていたらしく、【刀】の製造を禁止し製造技術を弟子などに教えることを禁じた。
さらには【刀】製造に関する書物の焚書を命じ、これらの禁を破る者には死罪をもって対応した。
ワリバーヤ刀の製法のほとんどが現在に残ってない理由には、
刀職人の間の秘密主義もさることながら、この王の徹底した政策によるところが大きい。
【刀】そのものはそれまでにも大量に作られ、また多くの愛好者が国内外にいたため
現存するものも多いが、それでも現代の多くの刀剣ファンにとって彼は呪詛レストロオセに匹敵する大悪魔である。
彼はゲヘナに対しても寛容な政策をとった有徳の君主ではあるが、ワリバーヤ国内に混乱
を招き他国に付け入る隙を与えた暗君でもある。そうでなくとも【刀】という重要な兵器
を失わせた事はこの国の滅亡を早めた一因であることは否めない。
後代の歴史家のなかには彼はゲヘナの魔術のせいで狂ってしまったとする者もいる。
このような見解はブラーサーム在世中にもあったようで、彼が死に弟のアルセスバハル三世が即位すると、ゲヘナへの弾圧はより過激な形で再開された。

(融月社刊『世界の君主たち』)


その権力者が集めた刀は、その国で信仰されていた宗教の聖者の巨大な像を作るのに
使われたという。国家の繁栄と平和を願って建立された聖像であったが、
聖者の巨像が収められた寺院では怪奇現象や僧侶の不幸が後を絶たなかったという。
ブラーサーム王の時代に起こった惨事
まず一つ目、【刀匠の館】放火事件・・・これにより禁を破っていない刀匠の多くまでもが死亡した。
犯人はわかっていないが、「王自身が密かに命じた」や「刀が再び作られるのを恐れた外国が行った」等、諸説ある。
二つ目、【ヘレゼクシュかぜ】の蔓延・・・5年間にわたりヘレゼクシュ一帯の住民を苦しめ、十万人以上の死者を出した。
ブラーサーム王の死とともに沈静化する。「王の乱心」と同様にゲヘナの魔術によるものとされた。

第9代:アルセスバハル三世

アルセスバハル三世は即位すると兄の愚行と疫病によって失われたの製法を再現しようとしたが、
実現されることはなかった。形だけは似ていても、それは【刀】と呼べる代物ではなかった。
アルセスバハル三世によるラカジン派弾圧
ラカジン派の布教を許可していたブラーサーム王が死に、
弟のアルセスバハル三世が即位するとラカジン派の信仰は禁止され、
信者には棄教が義務付けられ、それに従わない者は容赦ない弾圧がなされた。
ブラーサーム王の治世で行われた【刀狩】と王の死ぬ5年前から猛威を
振るい始めた、【ヘレゼクシュかぜ】の蔓延で社会情勢が不安定となっていた。

国内に住むゲヘナとともにラカジン派はこれらの災厄の元凶と決め付けられ
スケープゴートにされてしまった。さらに偶然にもこの疫病の分布とラカジン派の布教した地帯
とが重なってしまっていたことが「ラカジン派の暗躍を示す証拠」とされてしまい、
アルセスバハル三世の呼びかけとともに外国でもラカジン派が苛烈な迫害を受けることになる。
異端者ラカジンの処刑
ラカジン派弾圧のさなかにラカジンの処刑が行われた。
アルセスバハル三世は彼に栄誉を与えず美しい殉教になってしまわないように
火あぶりの刑や磔刑にするのはやめ、汚泥の池にラカジンを沈めて
窒息死させることにした。処刑執行後、汚泥の池から引き上げられた
異端者の死体は獣や鴉の餌にされた。

――――「アルセス教史

王朝の終焉

当時のアロイの王カルアーウィス?はワリバーヤ王朝を崩壊させようとアルセス神官団を買収した。
さらにカルアーウィスはアルセス神官団にアロイ領内での布教も許可してやると約束した。

ワリバーヤ王朝は9代目アルセスバハル三世の代で消滅し、
ヘレゼクシュ地方はアロイの支配する地となった。

後世への影響

キュトスの魔女

現在でもヘレゼクシュ一帯ではキュトスの姉妹キュトスの魔女と呼び、子供を躾ける為の脅し文句としても定着しているが、これはワリバーヤ王朝統治時代の名残である。

アロイの文化と学問

「ワリバーヤ王朝崩壊後アロイに受け入れられたアルセスの神官により
アロイの文化と学問の質はさらに向上したと言われている。」
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