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VIP的2024春選抜チーム by 甲子園の泥2024
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2017春 甲子園への道のり

2016秋季大会

(全日程終了)

*明治神宮大会


静岡高校 ───┐             . .┏━ 履正社高
           ┏━┓       . .┏━┛
早稲田実 ━━━┛ . .┃    . .┏━┛  └─ 仙台育英
              ┃ . .┃ . .┃  │
福岡大濠 ━━━┓ . .├─┗━┛ . .└─── 工大福井
           ┃ . .│    . .│
作新学院 ─┐ . .┗━┘    . .│  ┏━━━ 札幌第一
        ┏━┘       . .└━┛
明徳義塾 ━┛             . .└─── 宇部鴻城

履正社が初優勝を果たし、近畿勢の優勝は2001年の報徳学園(兵庫)以来、実に15年ぶり。
神宮枠の設置が2002年の大会からであるため、近畿は初めて神宮枠の恩恵を受けることとなった。

初戦はエース・竹田の力投で相手打線を封じ込めると、準々決勝は1点を争う競り合いを継投でかわして勝利。
準決勝からは打線に火がつき始め、決勝は2本のお誕生日で激しい打ち合いを制した。

準優勝の早稲田実は都大会から引き続き1年生4番の野村が好調。特に準決勝では一人で4打点を荒稼ぎ。
決勝では主砲の清宮にも待望の一発が飛び出したものの、投手陣が大炎上。課題が残る戦いとなった。

ベスト4は福岡大大濠札幌日大。福岡大大濠はエース・三浦が評判通りの投球で初戦を完封勝利。
札幌第一は2試合とも守りのミスはあったものの、初戦では粘り強くサヨナラ勝ちを収めた。


21世紀枠各都道府県推薦校(白ヌキは地区推薦校)
北海道富良野全道8強
青森弘前東県3位、地区初戦
岩手不来方県準V、地区初戦
秋田横手県優勝、地区8強
山形山形南県8強
宮城佐沼県16強
福島小高工県8強
茨木常磐大高県4強
栃木石橋県準V、地区初戦
群馬前橋西県8強
埼玉川越工県16強
東京日野都4強
千葉中央学院県準V、地区8強
神奈川横浜創学館県8強
山梨韮崎工県8強
長野小諸商県4強、地区8強
新潟村上桜ヶ丘県準V、地区初戦
富山富山東県準V、地区8強
石川飯田県16強
福井羽水県4強
静岡韮山県16強
愛知桜丘県準V、地区初戦
岐阜多治見県優勝、地区8強
三重四日市県16強
滋賀彦根翔陽・翔西館県4強
京都洛星府8強
奈良高取国際県4強
和歌山日高県8強
大阪今宮府8強
兵庫三田松聖県16強
岡山玉島商県準V、地区初戦
鳥取倉吉東県4強
広島尾道商県準V、地区初戦
島根大田県4強
山口熊毛南県準V、地区初戦
香川土庄県8強
愛媛今治北大三島県16強
徳島生光学園県優勝、地区8強
高知中村県優勝、地区8強
福岡小倉工県4強
佐賀白石県8強
長崎長崎東県準V、地区初戦
大分大分西県4強、地区初戦
熊本球磨工県8強
宮崎高千穂県準V、地区初戦
鹿児島武岡台県4強
沖縄宮古総実県8強



*北海道


優勝:札幌第一高
準優勝:札幌日本大学高
4強:遠軽高、稚内大谷高
8強:富良野高、苫小牧中央高、鵡川高、滝川西高

富良野高 ━━━┓                . .┏━━━ 稚内大谷
           . .┃                . .┃
中標津高 ─┐ . .┗━┐          . .┏━┛  ┌─ 札幌創成
        ┏━┘ . .│          . .┃  └━┓
双葉高校 ━┛    . .┏━┐    . .┌━┛    . .┗━ 武修館高
              ┃ . .│    . .│  │
遠軽高校 ━━━┓ . .┃ . .│     │ . .│ . .┏━━━ 鵡川高校
           ┗━┛ . .│    . .│  └━┛
札幌清田 ───┘    . .│ . .  │    . .└─── 函館商業
                 ┏━┛─┤
苫小牧中 ━━━┓    . .    . .┃     ┏━━━ 滝川西高
           ┗━┐ . .    . .┃  ┌━┛
函館工業 ───┘ . .│ . .     ┃ . .│ . .└─── 帯広柏葉
              │ . .    . .┃  │
札幌第一 ━┓    . .┏━┛    . .┗━┓    . .┏━ 東海札幌
        ┗━┓ . .┃          . .┃  ┌━┛
札幌南高 ─┘ . .┗━┛          . .┗━┓  └─ 旭川実業
           . .│                . .┃
白樺学園 ───┘                . .┗━━━ 札幌日大


2016年のセンバツ出場校・札幌第一が連覇を達成。2年連続で春の便りがもたらされそうだ。
センバツを経験し、wikiにも名前が載った冨樫や、決勝で完投した前田など投手陣の活躍が光った。
打つ方も好機を逃さず着実に加点。前回センバツはUZGSを喫したが、同じ轍を踏むことなく戦うことが出来るか。

15年ぶりの聖地にあと一つと迫った札幌日大だったが、決勝は同じ札幌支部のライバルに完敗。
神宮大会で札幌第一が優勝すれば神宮枠は転がり込んで来そうだが……
ベスト4には北北海道勢が2校。2013年の21世紀枠・遠軽は実力での帰還を目指したが、準決勝で大敗を喫した。
未だ甲子園出場が無い名寄支部の雄・稚内大谷も及ばず。目ぼしい21世紀枠候補もいないだけに指名されればあるいは……?


<支部予選ダイジェスト>
夏の甲子園で準優勝と快進撃を見せた北海は支部予選の初戦に東海大札幌と激突し、惜しくも敗れた。
さらに駒大苫小牧や、通信制の学校として初めて夏の甲子園出場のクラーク記念国際も支部予選で姿を消している。
北照に至っては、相次ぐ不祥事の為無期限活動休止となるなど、今秋の北海道は天気以外でも大荒れ。


*東北(@山形)


優勝:仙台育英学園高
準優勝:盛岡大学附属高
4強:聖光学院高、酒田南高
8強:八戸学院光星高、大曲工業高、横手高、日本大学東北高

仙台育英 ━━━┓                . .┌─── 青森山田
                        . .┏━┓
花巻東高 ─┐ . .┗━┓          . .┃  ┗━━━ 酒田南高
        ┏━┘ . .        ┌━┛
角館高校 ━┛    . .┗━┓    . .│  │ . .┌─── 弘前東高
              │ . .    . .│  └━┓
八戸光星 ━━━┓ . .│      . .│    . .┗━━━ 横手高校
           ┗━┘ . .┃  ┃ . .│
不来方高 ───┘    . .┗━┛─┤    . .┏━━━ 日大東北
                 │    . .┃ . .┌━┛
聖光学院 ━━━┓    . .│    . .┃  │ . .└─── 東陵高校
           ┗━┓ . .│    . .┃  │
利府高校 ───┘ . .┃  │    . .┗━┓    . .┏━ 鶴岡東高
              ┗━┘       . .┃ . .┌━┛
大曲工業 ━━━┓ . .│          . .┗━┓  └─ 学法石川
           ┗━┘             . .┃
日大山形 ───┘                . .┗━━━ 盛岡大付


仙台育英が2年ぶりに秋の東北を制した。同じ系列の中学校、秀光中等教育学校で中3時に全国制覇したメンバーが中心だ。
2年前のチームは神宮大会を制し、夏の甲子園準優勝。先輩に追いつき追い越せといきたいところだ。
準優勝の盛岡大付も決勝は試合を壊したわけではなく、夏春連続の甲子園が濃厚となった。
初戦から準決勝までは3試合で19得点と「わんこそば打線」は健在。決勝でやらかしが相次ぎ、守備を鍛えて春を迎えたい。
どちらも甲子園ではお馴染みの学校。東北に優勝旗を持ち帰ることができるか。

ベスト4の2校も準決勝では接戦を演じるなど、上位2校との力の差は決して大きくない。
聖光学院は共に逆転勝ちで2勝を挙げた。酒田南は15年ぶりのセンバツを目指し、盛付を猛追したが及ばず。

後述するように、秋田からは県南の公立校3校が代表枠を占めるという初の出来事が起きたが、その3校が全て初戦突破。
秋田勢3校が全校初戦突破は現行の枠になってからは初という快挙。2勝目はならずセンバツは厳しいが、力をつけている。


出場校(各県3校)
【青森】1位:青森山田 2位:八戸学院光星 3位:弘前東
【秋田】1位:横手 2位:大曲工 3位:角館
【岩手】1位:盛岡大付 2位:不来方 3位:花巻東
【山形】1位:日大山形 2位:酒田南 3位:鶴岡東
【宮城】1位:仙台育英 2位:東陵 3位:利府
【福島】1位:聖光学院 2位:日大東北 3位:学法石川

出場する18校が出揃った。
夏の甲子園出場組では利府に逆転サヨナラ負けを喫した東北以外が全て出場するなど、お馴染みの顔触れ揃いだ。
秋田では県南地区の3校で代表枠を独占するという史上初の出来事も起きている。
岩手の不来方(こずかた)は部員僅か10人での快進撃。普通なら21世紀枠待ったなし!と言いたいところだが、
岩手からは昨年も県2位に食い込んだ釜石が21世紀枠で選出されていただけに果たしてどうなるか。


*関東(@栃木)


優勝:作新学院高
準優勝:東海大学付属望洋高
4強:前橋育英高高崎健康福祉大学高崎高
8強:慶應義塾高山梨学院高、横浜高、中央学院高

東海望洋 ━━━┓
           ┗━┓             . .┌─── 浦和学院
石橋高校 ───┘ . .┃          . .┌━┓
              ┗━┓       . .│ . .┗━━━ 横浜高校
山梨学院 ━━━┓ . .│  ┃    . .┌━┓
           ┗━┘ . .┃    . .│  ┃ . .┌─── 明秀日立
.霞ヶ浦高 ───┘    . .┃ . . . .│  ┗━┓
                 ├─┗━┓    . .┗━━━ 健大高崎
前橋育英 ━━━┓    . .│    . .
           ┗━┓ . .│    . .    . .┌─── 市川高校
白鴎足利 ───┘ . .┃  │    . . . .┌━┓
              ┗━┘    . .┗━┓ . .┗━━━ 中央学院
慶応義塾 ━━━┓ . .│          . .
           ┗━┘          . .┗━━━━━ 作新学院
花咲徳栄 ───┘

関東の出場枠は例年4から5。通例なら4強入りでセンバツ出場が濃厚だが今年は雲行きが怪しい。

関東を制したのは夏の甲子園覇者・作新学院。全国で一番新チームの始動が遅れた影響を感じさせなかった。
あの今井から背番号1を受け継いだエース・大関が躍動。3試合全て1失点のみと最小失点に纏め上げた。
準決勝は被安打2と機動力武器の相手にまともに走る機会すら作らせず、決勝もホームランでの失点のみと圧巻の内容だ。
全国制覇のメンバーの殆どが3年生だったが、この新チームも先輩に続けるか。夏春連覇の偉業に挑戦する。
準優勝は東海大市原望洋。決勝こそ力尽きたが、エース・金久保が全4試合完投の力投を見せた。
特に準決勝では逆転打も放つなど、投打にわたっての活躍。チームを7年ぶりのセンバツに導きそうだ。
前チームのエース・島はドラフトでロッテに指名を受けたが、甲子園は未経験。まずは先輩越えとなりそうだ。

ベスト4は共に群馬勢だがむしろベスト8の慶應義塾が有力。高野連の関係者である堀内氏と竹中氏が、高野連が早稲田実業との早慶同時出場をもくろむことを公言したので、
間違いなく選出されるだろう。その慶応に勝った群馬1位・前橋育英はほぼ当確だが、
もう1つの群馬2位健大高崎がもしかしたら脱落するかもしれない。果たしてセンバツ史上に残る理不尽なごり押し選考が行われるのかが注目だ。


出場校(開催地は3校、その他は2校)
【茨城】1位:明秀日立 2位:霞ケ浦
【栃木】1位:作新学院 2位:石橋 3位:白鴎大足利
【群馬】1位:前橋育英 2位:健大高崎
【埼玉】1位:浦和学院 2位:花咲徳栄
【千葉】1位:東海大市原望洋 2位:中央学院
【神奈川】1位:慶応  2位:横浜
【山梨】1位:山梨学院 2位:市川

出場する15校が出揃った。
常総学院東海大甲府桐生第一木更津総合といった2016年甲子園出場組が姿を消したが、
夏の甲子園を制した作新学院をはじめ、4季連続を狙う花咲徳栄、夏出場の前橋育英横浜山梨学院
2016年は出場を逃したものの、浦和学院健大高崎といった甲子園でもお馴染みの強豪校が多く名前を連ねた。
開催地・栃木からはシード校を立て続けに撃破した石橋が初出場。地の利を生かして実力で枠を勝ち取れるか。


*東京


優勝:早稲田実業学校高等部
準優勝:日本大学第三高
4強:日野高、国士舘高
8強:八王子学園八王子高、早稲田大学高等学院、関東第一高、城西大学附属城西高

東京実業 ───┐                . .┌─── 東海菅生
           ┏━┓          . .┌━┓
都立日野 ━━━┛ . .┃          . .│  ┗━━━ 関東一高
              ┗━┐    . .┏━┓
八王子高 ━━━┓ . .│  │    . .┃ . .┃  ┌─── 都立片倉
           ┗━┘ . .│    . .┃  ┗━┓
帝京高校 ───┘    . .│  ┃ . .┃    . .┗━━━ 早稲田実
                 ├─┗━┛
早大学院 ━━━┓    . .┃    . .│    . .┌─── 明大中野
           ┗━┐ . .┃    . .│  ┏━┓
東海高輪 ───┘ . .│  ┃    . .│ . .┃  ┗━━━ 国士舘高
              ┏━┛    . .└━┛
日大三高 ━━━┓ . .┃          . .│  ┏━━━ 城西城西
           ┗━┛          . .└━┛
創価高校 ───┘                . .└─── 都立城東

早稲田実が2点差の9回裏に4点を奪って逆転サヨナラで優勝を決めた。
ただ、注目の主将・清宮は準決勝に3三振、日大三に5三振を喫するなど全国レベルの相手にはすでに攻略されている感が。
が、その後ろに座った4番の野村が決勝でサヨナラ弾を放つなど清宮をしのぐ大活躍。早実の勝利は野村にかかっている?

逆転サヨナラで優勝を逸した日大三は6試合でお誕生日9発と伝統の強力打線が健在。
特に「デカプリオ」の異名を取る金成麗生(れお)は、ハーフ故の端正な顔立ちや豪快な打撃で一気にその名を轟かせた。
だが関東と併せて早慶のアベック出場を実現するために脱落が濃厚。ただし健大高崎を追い落としての逆転選出は考えられる。

4強止まりの都立日野国士舘は共にコールド負けでセンバツ出場は相当苦しい。
都立日野は夏の甲子園出場の八王子を撃破しただけに、21世紀枠候補に選ばれれば十分に出場は可能(日大三の追い落としも含めて)だが…


*北信越(@長野)


優勝:福井工業大学附属福井高
準優勝:高岡商業高
4強:日本航空高石川、日本文理高
8強:福井商業高、長野商業高、小諸商業高、富山東高

飯山高校 ───┐                . .┌─── 上田西高
           ┏━┓          . .┏━┓
高岡商業 ━━━┛ . .┃          . .┃  ┗━━━ 工大福井
              ┗━┓    . .┏━┛
小松大谷 ───┐ . .│  ┃    . . . .│  ┌─── 村上桜丘
           ┏━┘ . .┃    . .  └━┓
福井商業 ━━━┛    . .┃  ┃ . .┃    . .┗━━━ 富山東高
                 ├─┗━┛
日本文理 ━━━┓    . .│    . .│    . .┏━━━ 小諸商業
           ┗━┓ . .│    . .│  ┌━┛
富山第一 ───┘ . .┃  │    . .│ . .│  └─── 坂井高校
              ┗━┘    . .└━┓
星稜高校 ───┐ . .│          . .┃  ┏━━━ 航空石川
           ┏━┘          . .┗━┛
長野商業 ━━━┛                . .└─── 関根学園

優勝した福井工大福井が2年連続のセンバツ出場をほぼ手中に収めた形となった。福井勢はこれで秋3連覇。
準決勝は打撃戦を制すると、決勝は小柄なエース・摺石が好投。「眠い工大眠い」と揶揄された今年のセンバツのリベンジなるか。

決勝は6点差がついてしまった。順位通りならば高岡商が7年ぶりのセンバツ出場となるはずだが、
石川を制し、準決勝・福井工大福井戦に8回表の時点で一時は逆転していた日本航空石川が選ばれる可能性も0ではない。


出場校(開催地は4校、その他は3校)
【新潟】1位:日本文理 2位:村上桜ヶ丘 3位:関根学園
【長野】1位:上田西 2位:長野商 3位:小諸商 4位:飯山
【富山】1位:高岡商 2位:富山東 3位:富山第一
【石川】1位:日本航空石川 2位:星稜 3位:小松大谷
【福井】1位:福井商 2位:坂井 3位:福井工大福井

出場16校が出揃った。
2016年に甲子園に出場した学校では、2015年のセンバツを制した『無敵』敦賀気比が敗れたのをはじめ、
中越(新潟)、佐久長聖(長野)、北陸(福井)といった学校も姿を消している。


*東海(@静岡)


優勝:静岡高
準優勝:至学館高
4強:中京大学附属中京高、三重高
8強:藤枝明誠高、海星高、聖隷クリストファー高、多治見高


海星高校 ───┐          . .┏━━━ 中京中京
           │          . .┃
桜丘高校 ─┐ . .┏━┓    . .┌━┛  ┏━ 藤枝明誠
        ┏━┛ . .┃    . .│  └━┛
静岡高校 ━┛    . .┃  ┃ . .│    . .└─ 美濃加茂
              ┗━┛─┤
麗澤瑞浪 ─┐    . .│    . .┃    . .┌─ 菰野高校
        ┏━┓ . .│    . .┃  ┏━┓
三重高校 ━┛ . .┗━┘    . .┗━┛  ┗━ 至学館高
           │          . .│
クリストファ-...───┘          . .└─── 多治見高

例年の出場枠は2。決勝進出の2校がセンバツ出場の可能性大だが、決勝の内容からすんなりこの2校に決まりそうだ。

優勝は静岡。地元開催という地の利を生かしてか、県大会3位から這い上がって来た。
準決勝までは池谷が3試合連続で完投。決勝では竹内が試合を作るなど、投手陣の層がグンと厚くなった。
このところ甲子園出場が続き、すっかり静岡の顔役を取り戻した感がある。あとは全国での上位進出が見たいところ。

そしてもう1校は愛知決戦を大逆転で制した至学館。初出場で校歌が話題を呼んだ2011年夏以来の甲子園が濃厚だ。
もっとも、その校歌の話題は同期で甲子園初出場だった群馬のどっかにさらわれた感がある。実力で見返したい。
今年のチームは東海の準決勝を筆頭になんと5試合でサヨナラ勝ちと粘り強い。甲子園で勝ってあの校歌を歌いたい。


出場校(各県3校)
【静岡】1位:聖隷クリストファー 2位:藤枝明誠 3位:静岡
【愛知】1位:中京大中京 2位:桜丘 3位:至学館
【岐阜】1位:多治見 2位:麗澤瑞浪 3位:美濃加茂
【三重】1位:海星 2位:菰野 3位:三重

出場12校が出揃った。
2016年に甲子園に出場した学校(静岡・常葉菊川、愛知・東邦、岐阜・中京、三重・いなべ総合)が全滅と荒れ気味である。
それでも、それ以外の常連校が顔を並べた三重や、名門・中京大中京やカシオペア・至学館が名前を連ねた愛知はともかく、
地区大会5位だった聖隷クリストファーが東海大会初出場を決めた勢いそのままに頂点に立った静岡や、
中京以外にも県岐阜商大垣日大なども敗れ、美濃加茂以外甲子園経験無しとなった岐阜は大荒れと言っていいだろう。

なお、夏の甲子園で大逆転サヨナラ勝ちを収めた東邦は、逆に大逆転サヨナラ負けを喫した。

<愛知大会準々決勝>
東邦高 001 000 006 | 7
至学館 400 000 004 | 8


*近畿(@和歌山)


優勝:履正社高
準優勝:神戸国際大学附属高
4強:大阪桐蔭高滋賀学園高
8強:智辯学園高報徳学園高、高田商業高、上宮太子高

智弁学園 ━━━┓                . .┌─── 育英高校
           ┗━┐          . .┏━┓
京都翔英 ───┘ . .│          . .┃  ┗━━━ 履正社高
              ┏━┐    . .┏━┛
大阪桐蔭 ━━━┓ . .┃  │    . . . .│  ┌─── 和歌山東
           ┗━┛ . .│    . .  └━┓
龍谷平安 ───┘    . .│  ┃ . .┃    . .┗━━━ 高田商業
                 ├─┗━┛
神戸国際 ━━━┓    . .┃    . .│    . .┏━━━ 滋賀学園
           ┗━┓ . .┃    . .│  ┏━┛
近江高校 ───┘ . .┃  ┃    . .│ . .┃  └─── 智弁和歌
              ┗━┛    . .└━┛
上宮太子 ━━━┓ . .│          . .│  ┌─── 東山高校
           ┗━┘          . .└━┓
高野山高 ───┘                . .┗━━━ 報徳学園


例年出場枠が6と最多の近畿だが、今年はこれに神宮枠が加わることになって7校となる。
順当ならばベスト8のうちの1校が涙を呑むことになるが、内規の存在もあってかほぼ7校の陣容は固まったか。

優勝を果たした履正社は準優勝した2014年以来となるセンバツ出場をほぼ確実とした。
寺島・山口の両輪を擁した前チーム同様、このチームも投手が充実。エース・竹田は初戦から準決勝まで3試合を完投。
決勝は2番手の田中が完投するなど、計算が立つ。主砲・安田を中心とした打線も評判が高く、今度は頂点を狙えそうだ。

準優勝の神戸国際大付は7年ぶりのセンバツが濃厚。2005年には準優勝するなど、元々春に強い学校だ。
近畿大会で目立ったのが4番を打つ猪田。県大会決勝で顔面をすないぽされながらも、手術を回避して強行出場。
すると、センバツの掛かった準々決勝、そして準決勝で2試合連続お誕生日。体格も恵まれており、注目の打者となるだろう。

ベスト4進出の大阪桐蔭滋賀学園も他の学校の顔触れからしてセンバツ出場はほぼ当確と言っていいだろう。
大阪桐蔭はエースの徳山が力投。打線も入学前から話題の1年生・根尾や、来年のハーフ枠?の山本ダンテ武蔵など役者が揃う。
徳山を温存した準決勝ではあとアウト2つから逆転負けを喫したが、西谷監督が春までにチームの完成度を上げてくるはずだ。
2016年に個性派軍団でセンバツを盛り上げた滋賀学園。当時からのエース・神村はやや不本意な成績も、周囲がカバー。
履正社戦では敗れはしたものの15安打を放つなど、課題を残しながらも逆に言えば伸びしろを感じさせる戦いとなった。

残るはベスト8の4校。
まず、試合内容から前回センバツ覇者の智弁学園は確実か。昨年も大阪桐蔭に準々決勝で敗戦とコレは吉兆かもしれない。
昨年は「地域性」の前に涙を呑んだ報徳学園は今年こそ大丈夫か。こちらも昨年に続いて滋賀学園に準々決勝で敗れた。
逆に、上宮太子は大阪を制したが、センバツには「同一都道府県から一般枠で出場できるのは2校まで」という内規があるため絶望的。
となると、残る1校の高田商に神宮枠が回ってくる可能性が大だ。初戦では9回に4点を追いつく粘りを見せている。

ここまで選出0が濃厚な京都勢、和歌山勢が「地域性」を武器に準々決勝でコールド負けの高田商をひっくり返す可能性も無くはない。
京都1位の東山は報徳学園相手に中盤までリード。和歌山2位の高野山も上宮太子をあと一歩まで追い詰めた。
ただ、初戦敗退というのは印象がいいとは言えず、高田商が公立ということもあって逆転の可能性はかなり低いだろう。


出場校(大阪、兵庫は3校 滋賀&京都、奈良&和歌山は隔年で3校と2校が入れ替わる ※今年は太字が3校)
【滋賀】1位:滋賀学園 2位:近江
【京都】1位:東山 2位:京都翔英 3位:龍谷大平安
【大阪】1位:上宮太子 2位:履正社 3位:大阪桐蔭
【兵庫】1位:神戸国際大付 2位:報徳学園 3位:育英
【奈良】1位:智弁学園 2位:高田商
【和歌山】1位:和歌山東 2位:高野山 3位:智弁和歌山

代表16校が出揃った。
組み合わせ抽選が行われた結果、左上の山が全て2016年に甲子園を経験した学校が揃うという死のブロックと化した。
センバツ連覇を目指す智弁学園に対するは、ヨッシャオラァァァァ!!!!の小芝居で夏を沸かせた強打の京都翔英
大阪3位からの巻き返しを図る大阪桐蔭と、甲子園通算99勝の名門・龍谷大平安も初戦で潰しあうことになった。


*中国(@山口)


優勝:宇部鴻城高
準優勝:市立呉高
4強:創志学園高、鳥取城北高
8強:華陵高、関西高、米子松蔭高、広島新庄高

尾道商業 ───┐                . .┏━━━ 鳥取城北
           ┏━┐          . .┏━┛
華陵高校 ━━━┛ . .│          . .┃  └─── 立正淞南
              ┏━┓    . .┌━┛
宇部鴻城 ━━━┓ . .┃  ┃    . .│ . .│  ┌─── 玉島商業
           ┗━┛ . .┃    . .│  └━┓
  . 境 . . . ───┘    . .┃  ┃ . .│    . .┗━━━ 米子松蔭
                 ┗━┛─┤
益田東高 ───┐    . .│    . .┃    . .┏━━━ 市立呉高
           ┏━┓ . .│    . .┃  ┏━┛
創志学園 ━━━┛ . .┃  │    . .┃ . .┃  └─── 熊毛南高
              ┗━┘    . .┗━┛
出雲西高 ───┐ . .│          . .│  ┌─── 徳山商工
           ┏━┘          . .└━┓
関西高校 ━━━┛                . .┗━━━ 広島新庄


センバツの出場枠は四国と合わせて5。まずは決勝に進出して2枠目以内を確保しておきたい。

2年ぶりに優勝した宇部鴻城のセンバツ出場はほぼ確実だろう。
県大会で42得点をたたき出すと、中国大会でも決勝を含む2試合で10桁得点。機動力も絡めた攻撃力は高いものがある。
安定して試合を作るエース・早稲田の出来次第で、センバツ初勝利、さらにその上が見えてくるはずだ。

決勝戦は11点差と大差がついた。昨年も決勝は11点差だったが、四国の神宮枠獲得で計6枠となったからか、
当時は無難な選考となったが、今年は中国・四国ともに神宮枠を獲得出来ず、どう選考するかが注目される。

準優勝した市立呉は創部10年目という歴史の浅いチームながら、メキメキ力をつけてきたチーム。
準々決勝では県大会で敗れた広島新庄に雪辱。しぶとい攻めで快進撃を見せたが、決勝でエースの池田が力尽きた。
決勝が完全アウェーだったことと、公立校であることが有利に働くかどうか。

試合内容を見るなら、準決勝で優勝校に1点差の接戦を演じた創志学園にも可能性が出てくる。
長くエースを務めた高田の後を継いだ難波は最速140キロを超えるまっすぐに、多彩な変化球を持つ技巧派でもある。
もう1つのベスト4・鳥取城北を選出するならば、2015年のセンバツのように地域性を持ち出してくるかどうか。
当時は同じく私立の米子北を、出場困難な日本海側の学校という理由で、明徳義塾を押しのけて選出した前例がある。


出場校(開催地は4校、その他は3校)
【岡山】1位:関西 2位:玉島商 3位:創志学園
【広島】1位:広島新庄 2位:尾道商 3位:市立呉
【鳥取】1位:鳥取城北 2位:境 3位:米子松蔭
【島根】1位:益田東 2位:立正大淞南 3位:出雲西
【山口】1位:宇部鴻城 2位:熊毛南 3位:徳山商工 4位:華陵

出場16校が出揃った。組み合わせ抽選会は10/21の予定。
2016年甲子園出場組では出雲高川学園南陽工が姿を消すも、それ以外の学校は新チームでも勝ち上がって来た。


*四国(@愛媛)


優勝:明徳義塾高
準優勝:帝京第五高
4強:英明高、済美高
8強:中村高、高松商業高、宇和島東高、生光学園高


中村高校 ───┐          . .┌─── 宇和島東
           │          . .│
鳴門渦潮 ─┐ . .┏━┐    . .┏━┓  ┏━ 明徳義塾
        ┏━┛ . .│    . .┃  ┗━┛
英明高校 ━┛    . .│  ┃ . .┃    . .└─ 徳島北高
              ├─┗━┛
帝京第五 ━┓    . .┃    . .│    . .┌─ 坂出高校
        ┗━┓ . .┃    . .│  ┏━┓
岡豊高校 ─┘ . .┗━┛    . .└━┛  ┗━ 済美高校
           │          . .│
高松商業 ───┘          . .└─── 生光学園

中国地区と合わせて5枠の四国では、まずは決勝進出で2枠目までに入っておきたいところ。
優勝した明徳義塾は4季連続の甲子園がほぼ確実。昨年センバツを経験した北本が4試合全てに先発した。
打線も4試合で36得点。準々決勝こそ手こずったものの、それ以外の3試合では格の違いを見せつけて6年ぶりに秋の四国を制した。
甲子園通算48勝の馬淵監督は、今年夏の甲子園で「50勝で辞めようかな」と宣言。一気に大台に乗せたら話題になりそうだ。

準優勝を果たしたのは久々復活の帝京五。なんと1969年春以来、48年ぶりとなる甲子園をほぼ手中に収めた。
今年4月から東京・帝京のOBで元プロの小林監督が就任したが、それから1年経たずに結果を残して見せた。
決勝はコールドに近い点数がついたものの、ベスト4からの逆転選出も考えにくい状況でほぼ安泰といっていいだろう。
学校法人は違えど同じグループの帝京が伊藤の呪いに苦しむのを尻目に復活を遂げそうだ。

3番手になるとすれば、帝京五と接戦を演じた英明か。中国地区の結果次第で運命が決まりそうだ。


出場校(各県3校)
【香川】1位:高松商業 2位:坂出 3位:英明
【徳島】1位:生光学園 2位:鳴門渦潮 3位:徳島北
【愛媛】1位:宇和島東 2位:帝京五 3位:済美
【高知】1位:中村 2位:明徳義塾 3位:岡豊

出場12校が出揃った。
香川は前回センバツ準優勝の高松商は1位で県予選を終えたものの、尽誠学園小豆島は姿を消した。
徳島では夏5連覇中の鳴門が脱落。1位通過の生光学園は徳島の私立校で初めての甲子園行きとなるか。
愛媛も夏出場の松山聖陵が敗退。1位通過の宇和島東は20年ぶり、2位の帝京五は48年ぶりのセンバツを目指す。
高知は4季連続を目指す明徳義塾を抑え、夏の県準優勝の中村が40年ぶりに制覇。40年前はセンバツで準優勝している。


*九州(@大分)


優勝:福岡大学付属大濠高
準優勝:東海大学付属福岡高
4強:熊本工業高秀岳館高
8強:れいめい高、佐賀商業高、鵬翔高、鹿児島実業高

長崎日大 ───┐                . .┌─── 長崎東高
           │             . .┏━┓
大分西高 ─┐ . .┏━┐          . .┃  ┗━━━ 秀岳館高
        ┏━┛ . .│        ┌━┛
佐賀商業 ━┛    . .┏━┐    . .│  │ . .┌─── 杵築高校
              ┃ . .│    . .│  └━┓
熊本工業 ━━━┓ . .┃  │    . .│    . .┗━━━ 鵬翔高校
           ┗━┛ . .│  . .│
美来工科 ───┘    . .├─┗━┓    . .┌─── 佐賀北高
                 ┃    . . . .┌━┓
高千穂高 ───┐    . .┃    . .  │ . .┗━━━ 鹿児島実
           ┏━┐ . .┃    . .  │
れいめい..━━━┛ . .│  ┃    . .┗━┓    . .┌─ 興南高校
              ┏━┛       . . . .┌━┓
明豊高校 ───┐ . .┃          . .┗━┓  ┗━ 大分商業
           ┏━┛             . .
東海福岡 ━━━┛                . .┗━━━ 福岡大濠

九州の枠は例年4だが、今年はベスト4を福岡勢と熊本勢が2校ずつを分け合う形となった。
2つの県だけで九州の代表枠を占めるとなると、初めてのこととなるが選考の行方はどうなるか。

その中でも決勝を戦った福岡勢2校は地域性を加味したとしても逆転で落選する可能性はほぼ0だろう。
どちらのチームもエースがチームを牽引しており、甲子園でのマウンド捌きも楽しみだ。

優勝した福岡大大濠のエース・三浦は上背こそないものの準決勝までは3試合連続完封を果たす圧巻の投球。
決勝で今大会初失点を喫したが、サヨナラタイムリーを放って挽回。見事にチームを春秋の九州連覇へと導いた。
前チームのエース・濱地はドラフト指名を受けたが、甲子園出場という実績では一足早く先輩超えを果たしそうだ。

東海大福岡のエースは右サイドの安田。全試合で先制を許すも、そこからこらえて味方の反撃を粘り強く待ち続けた。
決勝こそ最後に力尽きたが、勝った3試合含めて全て1点差という接戦続きで大きな経験を積んだことだろう。
今年4月に学校名が「東海大五」から変わっていきなりの大舞台は31年ぶりという久々の帰還となりそうだ。

地域性を加味されるなら4強止まりの熊本勢2校は危ないかもしれないが、どちらも積極的に落選させる理由も薄い。
3季連続甲子園がかかる秀岳館は準決勝以外の2戦はいずれも付け入るスキを与えずに快勝してきた。
熊本工は初戦の延長13回サヨナラ勝ちに始まり、敗れた準決勝も含めて全て1点差と白熱した試合を演じている。
マイナス要素をあげるなら、秀岳館は準決勝の完封負けの印象が悪く、熊本工は県大会で秀岳館に敗れている点か。

もしも逆転要素があるとするならば、福岡勢に準々決勝で敗れた鹿児島勢のどちらかか。
特に、鹿児島1位で東海大福岡をあと一歩まで追い詰めていたれいめいはもしかしたらもしかするかもしれない。


出場校(開催地は4校、その他は2校)
【福岡】1位:福岡大大濠 2位:東海大福岡
【佐賀】1位:佐賀北 2位:佐賀商
【長崎】1位:長崎日大 2位:長崎東
【熊本】1位:秀岳館 2位:熊本工
【大分】1位:明豊 2位:杵築 3位:大分商 4位:大分西
【宮崎】1位:鵬翔 2位:高千穂
【鹿児島】1位:れいめい 2位:鹿児島実
【沖縄】1位:美来工科 2位:興南

出場する18校が出揃った。
夏の甲子園にも出場したのは秀岳館のみ。センバツを含めても鹿児島実の2校のみと顔ぶれはガラリと変わった。
秋の九州は62年ぶりという長崎東をはじめ、48年ぶりのれいめい、21年ぶりの鵬翔といった復活組、
奇しくも来年で学校創立100周年を迎える高千穂が初出場するなど、21世紀枠候補はゴロゴロしている。
2007年を最後にセンバツから遠ざかる佐賀勢は佐賀北佐賀商の全国制覇コンビが10年ぶりの春の便りを届けたい。


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2016年12月17日(土) 18:53:54 Modified by aikoku




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