肩甲上腕関節
glenohumeral joint;GH joint
【関節特徴】
肩関節の大部分の動きを担っている。広範囲な可動性を生み出すために肩甲骨と協力して機能する。解剖学的肢位では関節窩の関節面は肩甲面において前外方を向いている。
解剖学的肢位では上腕骨頭の関節面は自然な後捻のために、後方、内側、上方を向いている。
胸鎖関節、肩鎖関節、第二肩関節とで肩関節を構成する。
【肩鎖関節を安定させる組織】
肩甲上腕関節の関節包靱帯:上・中・下の3つの繊維束に区分される腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋):自動運動の際に関節安定性に寄与
烏口鎖骨靭帯?:関節包や棘上筋腱と合流
上腕二頭筋長頭腱:関節の前方の安定性を担う。
関節唇:関節窩の深さ全体の50%を担う
【関連する滑腋包】
肩峰下滑液包?:棘上筋の上と肩峰突起の下との間にある肩峰下空間に存在する。棘上筋やその腱(比較的柔らかく傷つきやすい)肩峰の下面部分から保護する。
三角筋下滑腋包?:肩峰下滑液包の外方への延長部分
三角筋、棘上筋と上腕骨頭との間の摩擦を制限する。
2007年12月09日(日) 16:55:57 Modified by medireha_jiten