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解説

  • よみがな:【かやのもりせん】
  • 平成4年3月に廃止された、八木駅・橿原神宮駅から明日香村の山間部の集落栢森とを結ぶ路線。経路は、八木駅から、橿原神宮表参道を経由して、橿原神宮駅に至り、そこから菖蒲丘(現 菖蒲町四丁目)・野口・岡寺を経由する。旧橿原の〔4〕八木⇔岡寺と同経路である。ただし、栢森行きは、明日香観光会館からは、岡寺を経由せず、島之庄へ向かい、農協脇の小道から、阪田辻・稲淵・終点栢森に至る。八木行きは、島之庄から、岡寺・岡戎前を経由して岡橋本から栢森行きと同経路となる。島之庄〜栢森は、自由乗降区間。系統番号は、八木⇔栢森は〔6〕、神宮⇔栢森は〔7〕。廃止時は、2往復半の運転で、〔7〕の運用はなく、正月の橿原神宮の交通規制時に利用されていた。≪P.N. 6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 経路に関しては、昭和58年10月に橿原東口団地内(菖蒲町)の路線が開設されるまでは、野口⇔岡寺駅⇔見瀬⇔橿原神宮駅東口と経由していた。この時までは、早朝の片運転は、〔7〕橿原神宮駅行きであったが、団地まわりになってからは、八木駅まで延長され、〔7〕系統の使用は、正月を除き無くなった。使用車両については、廃止時は、橿原のDBRやMRを使用、MRが橿原に投入されるまでは、BYやRLを使用していた。昭和59年秋の日・祝日に1時間に2本の臨時バスが橿原神宮駅から旧経路で栢森まで設定された時に、MRが栢森線に初登場している。≪P.N. 6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 島之庄〜栢森間の自由乗降区間の停留所は、島之庄⇔祝戸橋(降車指定地)⇔阪田辻⇔稲淵口(降車指定地)⇔稲淵⇔関西大学文化研究所(降車指定地)⇔宇須多岐神社(降車指定地)⇔栢森の順。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 〔7〕橿原神宮駅行きが、〔7〕橿原神宮駅東口行きに路線が短縮されたのは、橿原神宮駅東口のバスターミナルが整備された平成2年4月からである。この時に、他の飛鳥線の系統(〔2〕・〔5〕・〔9〕系統)も同様の措置がとられた。神宮駅東口に乗り入れているすべての系統が、この時から、新バスターミナルに乗り入れている。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫

コメント

  • 栢森バス停があった所の道路は奈良県道15号線(桜井明日香吉野線)で、この道路をここより更に南下すること22、3分で、吉野町志賀の志賀バス停(元:奈良交通上市三茶屋・小名線で現在は吉野町福祉バスが担当)に突き当たる。
  • 現在でも、稲淵・栢森の停留所跡は容易に確認できます。稲淵は、集落の中ほどにある消防団の車庫の隣で、現在でも屋根(上屋)や長椅子があります。栢森は、集落入り口の集落につながる道と県道の新道の分かれ目付近で、転回用に使用していた切込みがあります。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 平成4年の廃止直前の頃、明日香村阪田地区が下水道工事を行っており、島之庄から石舞台古墳方面に迂回路をとっていたため、阪田辻を経由していなかった。廃止の日になっても、工事が終わっていなかったため、正経路を通ることなく、迂回路経由で廃止を向かえた。阪田辻臨時停留所は、祝戸公園入り口付近の県道(石舞台古墳への新道と島之庄への向かう旧道の交差点付近)に置かれていた。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 平成17年11月には、ついに今まで奇跡的に残っていた、稲淵バス停の待合所(上屋)や長椅子が撤去されました。待合所部分には、現在では、電柱が立っていますが、スペースがそのまま残っているので、言われれば、待合所跡だと分かる状態です。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 廃止直前の1日の平均乗客は、うわさによると、1人にも満たない状態(0.…人)であった。路線が、八木と明日香村の山間部の集落を結ぶ路線とは言え、悲しい最期であった。今から思うと、近年葛城管内で続く不採算路線のリストラの先駆けかもしれない。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 島之庄停留所の統合による廃止、稲淵停留所跡の撤去など、だんだん栢森線の遺構(?)の確認も難しくなってきましたね。栢森へ路線バスが走っていたことも、人々の思い出の世界だけで生き続けることになっていくのですかね?≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • ちなみに、葛城のMR69号車と中峯山のMR1053号車は、今でも奈良交通に生き残る栢森線の「生き証人」です。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 平成19年3月現在、中峯山の専属車両は、MR1053号車からRH477号車に代わっており、MR1053号車は転属か廃車されたようである。また、1つ栢森線の生き証人がなくなりました。≪6系統菖蒲丘経由栢森行き≫
  • 橿原営業所に新製配置された現在葛城営業所に所属する後期MR69号車も、奈良交通仕様だったことが災いしてか、五條・平端・八木付近と葛城管内のいたるところで酷使され続けている(噂によると、かなりの過走行車であるそうだ)。
  • 明日香村のコミバス「かめバス」が奈良交通の路線に次々と移管されているので、高市方面の路線も奈良交通に移管されんかのう。もし、移管されれば、栢森線の復活になるのに…。
  • 旧:島之庄停留所(現:石舞台操車場近く)の小道にかかる道路標識「大型車通行禁止(路線バスを除く)」は、かつて、栢森線の路線バスが小道を通っていた名残である。
  • 葛城営業所所属のMR69号車が、2012年3月に廃車されました。栢森線の「生き証人」が、ついにすべてなくなりました。寂しいかぎりですね。(6系統菖蒲丘経由栢森行き)

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