トリコ

718 しまぶー復活記念☆ sage 2008/05/31(土) 02:04:27 ID:JuXlFRFA
 咲き乱れる戦渦の炎が、月影と星空を覆い侵す。
深夜。山一つを削り取って行われる最終決戦。
傷付き倒れて行く仲間達を背に、日本に攻め込んで来た西洋妖怪と繰り広げるラストラウンド。

リクオ「みんなの命、俺が預かる!」

首無し「奴良組みんなの力を若に!」
青田坊「後は頼みますぜ!」
ゆき女「カッコ良く決めちゃってください!!」

リクオ「オオオォォォォォォッッ!! ぬらりックウェェェェェイブ!!!」

妖怪王「うおおっ! 動けんッ!!?」
淡い緑色の光が西洋妖怪の王を包み込む。
リクオ「この一刀に! 一魂を込め! 一掃するッ! ぬらりックゥゥゥッッざぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

―――ズバァァァァッ!!

妖怪王「うぎゃぁぁぁぁぁッ!!? だが、唯では死なんぞ! 貴様に呪いを掛けてやる! 極上の美味になる呪いをなッ!!!」

―――どごぉぉぉん☆

捨て台詞を吐き、爆発する妖怪王。
ゆき女「それにしても、極上の美味になる呪いってなんでしょうね?」
リクオ「わかんないけど……コレで一段落、だね」


ぬらりひょんの孫・第一部 完。


 こうしてリクオは、解ける事の無い、とても恐ろしい、極上の美味になる呪いを掛けられた。
異変が起きたのは、それから一週間後。全てが平和の二文字に逆戻りした日。




   『トリコ〜若はオーマイコンブ〜』


七月一日
雪女が「若って良い匂いがしますね♪」と言ってきた。
ちょっと照れる。

七月三日
雪女が「若って美味しそう……」と言って、体育館のトイレで人差し指をおしゃぶりしてきた。
 ちゅぱぁっ、ちゅぱ、ちゅぱっ……
なんかエロい。

七月七日
雪女に「また舐めたいです」と急に言われ、神社の七夕祭りに来てたけど、人目の着かない境内の影で指をしゃぶらせてあげた。
一緒に来たカナちゃん達は怒ってないかな?

七月十日
体育のサッカーが終わった後、雪女に「汗を舐めさせてください!」と泣き付かれる。
校庭の大きな木の影で、頬っぺたと首を舐めさせてあげた。
キスマークがたくさん付いて隠せないので、保健室で午後は休む事にする。
雪女はうっとりした瞳で、「おいひ〜よ〜♪」と繰り返してた。

七月十二日
もしかして、これが呪いなのかな?
日を増すごとに、雪女が求めて来る感覚が短くなってきた気がする。
どうやら、僕の体内から出る分泌液には中毒性も有るようだ。

七月十三日
家のトイレでオシッコした後、台所で手を洗おうとしたら、雪女に手を掴まれて指を舐め回された。
その後に何故か雪女は、身体をビクビクと震わせてヘタレ込む。
学校では休み時間の度に人気の少ない所に行って、指をギリギリの時間まで舐めさせてあげるようになった。
ちょっと気持ちいい……

七月十七日
どうやら僕の感情が高まると、もっと美味しくなるらしい。だから、いちいちイヤらしい舐め方をする。
この頃から、授業ですら隙を見付けては指をしゃぶろうとしてくるようになった。
イケナイ。
何とかしないと……




 七月十八日
夕食後に雪女を僕の部屋に呼んで、「もう僕の身体を舐めるな!」と言い付けた。
大声でわんわん泣かれたけど、首を縦に振って部屋に戻ってくれた。
これで解決……か?

七月十九日
息苦しさで目を覚ますと、雪女が僕の上に乗っかって顔を押さえ付け、舌を差し込んで口内からジュルジュルと唾液を啜っていた。
グッバイファーストキス。
「あんな事を言う若がイケないんです! 私はもう、若が居ないと生きて行けない身体にされちゃったんですよ?」
と、雪女は末期症状。確かに気持ち良かったけど……
ちなみに、唾液は汗より美味しいらしい。

七月二十日
雪女が僕のアソコに興味を持ち出し、「わたし、若のせーえき飲みたいな〜♪」が口癖になった。
そのうえ、パンツをわざと見せ付けたりして僕を誘惑し始める。勃起させようとする。
ダメだ。この一線だけは守らないと。
花開院さんなら、なんとかしてくれるかな?

七月二十二日
雪女が僕の背中に抱き着いて来る事が多くなった。
抱き着いて、ズボンのポケットに手を入れて来て、『破れてる穴』から直接チンポを扱いて来る。
屋敷でも、街でも、学校でも、授業中でも。
でも、絶対にイカせてはくれない。僕がチンポをしゃぶる許可を出すまではこのまま。辛過ぎる。
早く、花開院さんに……

七月二十三日
なんとか出来ないものかと、放課後に図書室へ花開院さんを呼んで、最初から最後まで事情を話した。
……のだが、冗談だと思われて笑われただけ。
更に花開院さんは「そんなに言うなら、ちょっと舐めさせてみてよ」と僕の指を口に含む。
 ちゅぱぁっ、ちゅぱ、ちゅぱっ……
もう冗談なんて言葉に出せない。花開院さんの瞳は真剣になり、一心不乱に人差し指をフェラする。
その後、満足そうに溜め息を吐き「こんな美味しい呪い、治せへんよ♪」と台詞を繋いだ。
ああ、これから僕は、きっと、二人に、舐められ続ける。
2008年09月16日(火) 15:26:24 Modified by ID:P3EJOw3Z0Q




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