外国人参政権反対

「製造業派遣禁止へ法案提出＝通常国会に−鳩山首相」の記事に対して、２ｃｈのスレの論調はいつもの如く

3 名無しさん＠十周年 [] Date:2009/10/29(木) 20:28:56  ID:tMjNYeL30  Be:
    大丈夫か？製造業が海外移転したら意味ないぞ。 

等の日本の製造現場の空洞化を心配する声が見受けられるが、人権費を安く押さえ、いつでも使い捨てされる人間をこれ以上増やしてはならない。派遣社員も同じ日本人であることを忘れてはいけない。彼ら非正規の派遣社員の納める税金が減れば、その分、正社員に負担がのしかかってくるだけだ。製造業派遣という仕事は大抵スキルは必要ない「体力勝負」の肉体労働である。むしろ、誰もが嫌がる仕事こそ、安定した収入を保障できる正社員として雇うべきである。このようにいえば、一流の大学にいって論文書くのに追われて、一流企業に入る。と、いうような努力を怠った人間には当然の報いであると主張される方がいる。（以下の図）

42  ノイズf(catv?) [sage] Date:2009/10/28(水) 23:12:52.44  ID:11u/wEv3  Be:
    派遣さんへ
    これ見て反論できるならしてみろ
    http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org313675.jpg 

なるほど、私は福本先生の作品はほとんど読んでいる。上記図が、福本先生のオリジナルか、創作したものかしらないが、この内容には２つの見方が出来る。それは、１．一般視点（ミクロ）と２．公的視点（マクロ）だ。、個人レベルではしごく、まっとうな意見であり努力を怠った人に対する痛烈な批判である。ゆえに、「努力不足だから、誰でも出来る派遣をしているのだ。」という意見に異論は無い。だが、もう一歩踏み込んだ、見方もしないといけないと思う。なぜか？、１の一般視点だけでは物事の本質が見えてこない。個人の努力うんぬんは、正論ゆえに思考が停止してしまっている人も多いと思う。しかしながら実際は、ミクロとマクロの両方の視点で見ないと本質が見えてこないと私は思う。例えば物理の世界では、原子や電子、素粒子などの、ミクロの世界は「量子力学」で説明され、目で見える大きなマクロの世界では「ニュートン力学」で物理現象を説明されるように、２つの視点で物事を見ることが出来る（下記図）。例えば、マクロの視点から見れば、現在２００９年では、日本全体の正社員の席が１０しかないときに、１００人の希望者がいれば９０人脱落してしまう。２０年前の１９９０年は正社員の席が９０あり、１００人の希望者がいれば１０席があまってしまう。というふうに、個人の努力ではどうしようもない環境がある。というのも考慮しないといけないと思う。環境が全て悪い。といっているのではない。個人の努力と環境の両方の視点で物事を見る必要がある。と私は思う。



ゆえに、上記図のミクロ的な考えは「一般人の視点では正しい」が、官僚や政治家などの公的機関に勤め市民に奉仕する立場、一般にエリートといわれる人がミクロの考えを持ってもらっては困る。エリートは、ミクロとマクロの両方の視点を持たないといけない。とはいえ、政治家や官僚はミクロの論理で、私腹を肥やし、上記図のように考え、「俺は努力したから当然の褒美。勝ち組。」と思い上がっている人がほとんどだろう。はっきりいうが、こういうミクロの考えしか出来ないのはエリートではない。学がないゆえにミクロの視点しか出来ないのか。

少し話を変える。一般に、統計をとると、自然分布といって、平均を中心に滑らかな山が出来る。中央部分が平均で、右に行くほど優れ、左に行くほど劣っているとすると、必ず劣る人と優れている人達が出てくる。左側の人達は、個人の努力不足によるものかもしれないが、１００％全員が右側に偏ることはありえないことだ。なので、そういった統計の性質を知らないで必ず存在する底辺に対して「努力不足」と叩くのはただの馬鹿に見える。本来。右側のエリート達は、運と才能に恵まれ、当然努力による影響も大きいかもしれないが、その才能を存分に発揮し、全体を見渡し、平均がよくなるように改善していくのが彼らエリートに与えられた使命だと思う。ゆえに、頭脳が人より恵まれている人はさまざまな恩恵を国より受ける。それは、全体をよくしていく知恵が彼らにあると期待されているからである。その期待を裏切り、天下りし、渡りを繰り返し、国民年金を湯水の如く使用し、悪行の数々を働いた官僚や公務員はエリートでもなんでもない。ただの無能である。



したがって、個人の努力うんぬんいう輩は、自分の努力を誰かに自慢したいだけに聞こえる。それで、この問題がどう片付けることが出来るのか議論することが出来ない。当然である。「個人の努力」信者は自分の立場を自慢・肯定したいだけで、基本的に自分以外どうでもいいことだから、努力不足の人間が犠牲になることを当然と考える。もしかしたら、職場に派遣さんがいて、彼らから搾取している悪い自分に負い目を感じているのではないか？。弱者から搾取している罪悪から逃れるために「努力不足のあなた方が悪い。ゆえにあなた方は私達の犠牲になって当然だ」と自分達に言い聞かせているかもしれない。そのように考えると、派遣で働いている人も、それを使用している人間も両方不憫に思えてくる。こういうのを沖縄の人から聞いたことがある「騙すよりも、騙される方がいい。」（確かこんな内容。）その理由は、騙す方が、騙されるよりも心が痛むからだという。


とまあ、長々と書いたが、派遣という所得の低下、しいては納税の低下を招く制度は即刻廃止するべきだと私は考える。製造業派遣を禁止したとしても２００４年に戻っただけだ。派遣法改正が始まった１９８５年以前まで戻すには、後１９年分戻さないといけない。もしくは、派遣であっても所得が増えるように法改正するか、いずれにしても、労働者＝消費者の所得を増やし、安定雇用を約束することが政府の責任であると私は考える。

2ch

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-0000011...



10月29日18時34分配信 時事通信
　鳩山由紀夫首相は29日の衆院代表質問で、労働者派遣法改正案について「3党連立合意に製造業派遣の原則禁止などが盛り込まれている。これらを踏まえ通常国会への法案提出を目指し、厚生労働省審議会で検討をスタートした」と述べ、規制強化に向け通常国会に提出する考えを示した。
　鳩山首相は「雇用にかかわる行き過ぎた規制緩和を適正化し、労働者の生活の安定を図ることは重要だ」と強調。審議会に関しては「年内に結論が出ることを期待している」と語った。共産党の志位和夫委員長への答弁。