【定義】
僧堂の背後にある
雲水の洗面所のこと。或いは僧堂の裏に備えられた
東司を意味する。架は洗面器などを置く棚のことである。
雲堂の洗面処は後架なり。後架は照堂の西なり、その屋図つたはれり。 『正法眼蔵』「洗面」巻
なお、
僧堂には
前架も置かれる。
不満二十衆といふは、よくすることのかたきによりてなり。僧堂おほきならず、前架後架なし。 『正法眼蔵』「栢樹子」巻
また、ここで
把針をした例も確認されている。
三日後に至って、師と雲岩と、後架に在りて把針する次で、泉、過り見て乃ち再び問う・・・ 『真字正法眼蔵』上−57則
コメントをかく