最終更新:ID:tR3+/FG5Vw 2022年12月31日(土) 20:07:15履歴
作者:ベリーメロン
どうしてこうなった?
青年は下半身の強烈な快楽に苛まれながら、頭を悩ませていた。
「ふふ〜ん♪ビクビクしちゃってさ、なっさけな〜い?」
クスクスと笑う少女が青年の男根を弄くり回していた。桃色の髪のツインテールといい、勝ち気で生意気な物言いも含めてフレシアよりも幼く見える。
されどその手からもたらされる快楽は、青年の脳を焼きそうになるほど快楽を生んでいた。
「フレシアが男連れ込んだって言うからさ、味見しよーかな?って思ったのに期待ハズレ〜」
この一帯を愛の巣と化させて青年と暮らすようになったフレシア。
そんな彼女が不在の時に現れたのがこの少女、ランカの蟲惑魔であった。
突如現れた侵入者に本能的に構えるより早く、ランカの蟲惑魔は青年を押し倒してしまった。フレシアと触れあううちに、彼女たちが怪物であることも失念していたのだ。
鎌のような形の甲殻が、青年の腕をベッドに縫い止めてランカの暴挙を止めることも許さない。
「ふふ♪怒ってるみたいだけど無〜駄♪」
ランカの手が青年の男根を絶妙な加減で扱いていく。
フレシアに比べれば気持ちよさでは劣るだろう。しかしランカの手付きは青年のことを考えない一方的な快楽の押し付けだった。
蟲惑魔特有の催淫作用のある唾液をローションのように垂らし、塗り込むように扱いていく。
決して優しくはないが絶妙な緩急のある扱き方。強めに握ってみたり、わざとらしく爪を立ててみたり、グリグリと指先で押してみたり。
痛いはずの行為も唾液によって無理やり快楽に変えられてしまう。
そして、その上で。
「はい!スト〜ップ♪出しちゃダ〜メ」
ピタリと止められる手。もう少しで達する寸前なのに寸止めされて、青年の歯を噛み締めながら息を吐いた。
「そんなにイキたかった〜?でもダ〜メ♪今はランカのオモチャなんだから♪」
クスクスと生意気に笑うランカ。
かれこれこんなことを十回ほど青年は続けられている。そろそろ本格的に厳しくなってきていた。
「ね〜ね〜、そろそろ挿れたい?」
そんなところで囁かれる言葉。
身を起こしたランカはショートパンツのような衣装を躊躇いもなく脱いでいくと、甘い蜜のような香りの秘部を青年に見せつけるように晒した。
それを指でくぱぁと割り開きながら再び囁く。
「おにーさんがランカの奴隷になってるくれるなら……ここにズポズポ挿れさせてあげる♪」
クスクスと笑い声が聞こえる。
甘い蜜に誘われる羽虫のよう青年の耳はランカの囁きと呼気に集中し、その視線はゆっくりと近づいていく男根と花弁に奪われていた。
追い討ちのようにランカが囁く。
「ね、挿れたいよね?」
今にもすべて飲み込まれそうになりながら、それでも青年は奥歯を噛み締めて首を横に振った。
「は?」
すっとんきょうな声をこぼすランカ。
青年はフレシアを裏切ることはできない。それをランカは理解できずに目をぱちくりとさせている。
「はぁぁぁ!?ランカに挿れたくないってマジ?何で?こんだけ焦らされてるのに!」
ランカは断られると思っていなかったのだろう。
明らかに取り乱している。しかしここまで来て、彼女も引き下がれないらしい。
「もういいよ!このままヤっちゃって身も心もランカのモノにしてあげる!」
青年は頷かなかったが、このまま挿入させて籠絡すればいい!とそう考えたランカ。しかしあまりに時間をかけすぎていた。
「――なにをやっているのかな」
優しく透き通る声。しかしどういうわけか、今の状況においては何とも言えない圧力があった。
「げっ……フレシアっ!や、やばっ……」
いきなり帰って来てしまったフレシアに慌て始めるランカ。そそくさとその場を後にしようとする彼女だったが、驚くほど自然な足取りでフレシアは距離を詰めてしまう。
「きゃうっ!?」
「おにーさんに、なにをしようとしてたのかな?」
軽くランカを捕獲して蔓で拘束したフレシアがにっこりと微笑みながら囁く。
青年は初めて見るフレシアの反応に少し慌てるが、落ち着かせるように彼女が抱き付いてくる。
「おにーさんが取られなくてよかった」
拘束を解いてから青年の胸板に顔を埋めるフレシア。
まるで匂いを擦り付けるような動作に、青年も思わず見守ることしかできない。
「え、えーと、フレシア……?」
おずおずと蔓で拘束されたまま、ランカが気まずそうに話しかけていく。
フレシアは青年から名残惜しそうに顔を離すと、ニッコリしたままランカに近づいた。
「おにーさんに、何をしようとしたか、言ってくれる?」
「え、ええと……な、なにも……」
「正直に言ってくれる?」
ニッコリ笑うフレシアだが、妙なプレッシャーが後ろから見ている青年にも感じられた。
それを向けられているランカはもっと恐ろしいのだろう。やがて折れたように口を開く。
「い、悪戯しようとしてましたー!フレシアがやたら大事にしてたから味見しようかなーって……」
「…………そう」
ランカの告白にフレシアは淡々と頷く。
フレシアがゆっくりと手を上げるとランカは蔦で両腕両足を縛られたままベッドの上に投げ捨てられた。
「悪い子にはオシオキしなくちゃ♪」
クスリと笑うフレシアは、ベッドに乗り上げてランカに近付くとツーと指先で身体を撫でていく。
「ひうっ!」
変な触られ方で思わず悲鳴をあげるランカに、フレシアはさらにクスクス笑うと青年の目の前で彼女から服を剥ぎ取っていく。
「ちょっとまって!?」
「おにーさんもちゃんと見ててね?」
目を逸らしておこうとした青年に、フレシアは待ったをかけながらランカを弄り始めた。
自分よりも薄く幼いランカの乳房を指先で優しく撫で、その先端に息を吹きかける。
「やっ……まって!まってってば!んみゅぅっっ!?」
待ってと騒ぐランカがうるさいと言いたげに、フレシアはその唇を奪い去った。目を見開いて混乱するランカに追い討ちをかけるように、二人の口からぬちゃぬちゃと粘液質な音が響く。
少しだけモヤっとした青年だったが、それよりも美少女同士の濃厚なキスに目を奪われてしまう。
「ふ、ふれしあ……あ、あんた……」
わなわなと震えるランカに、フレシアはクスクス笑いながら指で乳首を摘まんだ。
途端にランカの小さな身体が強くのけぞる。
「ひうううっっ♡ひゃめっ……!やっ……んんっ♡」
さっきとは打って変わって悶えるランカ。
あのキスはランカに媚薬効果のある唾液を流し込んだのだと、青年はやっと理解した。
「ちくびやらぁっ!またイっちゃっ!?」
もはや何度も達してしまっているのか、ランカはすでに半泣きになっている。
フレシアはそんな反応に微笑みながら、痙攣するランカの下腹部を撫でつつその先に指を進めていく。
くちゅり♡
「ひゃうううっっっ♡ふ、ふれしあっ……そ、そこはっ……ああっ♡」
無抵抗なランカの短パンをずらせば、その下は洪水のように湿った秘部が晒された。躊躇いもなくフレシアの細くしなやかな指がソコを撫で蜜を撒き散らさせる。
花の香りにも似た強い雌の匂いが辺りに広がり、青年も思わずゴクリと喉を鳴らす。
フレシアは指で手慣れたようにランカの秘部を掻き回しては、痙攣する彼女に笑みを深めていく。
「ごめんなしゃっ……ふれしあっ♡ごめんなしゃいぃぃっ!らんかがわるかったからっ、ゆるひてぇええ!」
甘い声を混じらせて叫ぶランカ。
何度も無理やりイカされてよほど辛いのか、青年に見せていた生意気な性格はどこかへ行ってしまったようだ。
フレシアはといえば、まだ足りないらしい。青年の方を向くと手招きをしてくる。
「おにーさん♪ランカにオシオキしてあげて♡」
いきなりそんなことを言われ、青年は困惑したがフレシアは優しく囁く。
「大丈夫、これはランカへのオ・シ・オ・キ♡おにーさんもランカに怒ってるでしょ?」
理性を溶かすような言葉。青年はヒクヒクと震え、こちらを見つめるランカに喉を鳴らす。
それでも落ち着くように深呼吸してから、フレシアを気にしてることを告げると彼女は嬉しそうにはにかんだ。
「私を気にしてくれてるんだね?嬉しい♡」
言いながら青年に唇を重ねるフレシア。もはや何度もしたキスだが、それでも情熱的に舌を絡ませていく。
「でもね、おにーさん?一番愛してるのが私なら、おにーさんが少しくらい他の子に手を出したって怒らないよ?」
でも?と言いたげな青年に、フレシアは耳に口を寄せて。
「ほら、見て?ランカのアソコ……あんなに濡れてヒクヒクしてる♪生意気で意地悪をしてきたランカを、おにーさんは凝らしめていいんだよ?」
どうやらフレシアはそうまでしてランカに自慢のツガイを見せつけたいらしい。
ここまでお膳立てされれば応えないわけにもいかない。フレシアに誘われるままに、青年はランカに近寄っていく。
「ま、待って……今はダメだってば……や、やら……」
カタカタと震えるランカ。少し罪悪感を抱く青年だが、フレシアは後押しするようにランカの身体をひっくり返す。
うつ伏せになって小さな尻を青年の方に突きつける形になったランカは、後ろ手に縛られているのもあってなんとも言えない背徳感を抱かせる。
フレシアは告げる。
「おにーさん……ランカのアソコ、もうトロトロだよ♡」
ゴクリと喉を鳴らし、ランカの小さな尻を揉みしだく。そのまま割り開くようにすれば、ぐっしょりと濡れてフェロモンを撒き散らす秘部が露となる。
青年の理性はそこまでが限界だった。
「はひゅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」
ズプンッ♡と一気に挿入される男根。ランカの小柄な体躯では、あまりにも凶悪なモノが根本まで突き込まれている。
フレシアとはまた違うキツい膣の圧に、青年は獣欲のまま腰をぶつけるように振り始めた。
「あひっっっ♡こわれちゃっ……らんかごわれちゃうからっ♡やあっ♡」
「おにーさんのが欲しかったんでしょ?ほらがんばれ♡がんばれ♡」
「ちがっ、ひぎゅっっっっっ!?ひゃめっ!あやまるから ぁっ♡あびゃっ♡ひゃめぇぇぇええっ!」
喘ぐランカ、煽るフレシア、ただひたすら性欲を貪る青年。
ランカの痴態と愛する男が気持ち良さそうにしているのを眺めるフレシアは心底楽しそうだ。
ランカの小柄な身体をモノのように青年が腰を打ち付ければ、彼女は声にならない叫びを上げていく。
「こわくまなのにぃっ……にんげんなんかにっ!にんげんなんかにぃぃぃっっ♡」
そうしてオスを食い散らかすハナカマキリの蟲惑魔は、青年とフレシアによってひたすらに犯されていくのだった。
○ ○ ○
「あ゛うぅ……♡」
ランカを何度も出して抜かずに犯し続けた青年はやっと正気に戻ったらしい。ゆっくりと男根を引き抜けば、栓を抜いたように精液が溢れていく。
潰れたカエルのようにひくつくランカは、もはや拘束がなくなっても動く気配がない。完全に気絶してしまっているようだった。
「おにーさん、スッキリした?」
頭を抱えているとフレシアは楽しげに労いの言葉をかけてくる。
やりすぎたんじゃないか?と青年が心配そうな顔をしてるとフレシアは首を横に振った。
「いいの♪おにーさんと取ろうとしたランカが悪いんだから」
フレシアがそう言うならそれでいいかと青年が考えていると、彼女はフラフラと青年に抱き付いてきた。
そのまま耳元で囁く。
「私がさっきランカとキスした時、おにーさんムッとしてたよね?」
フレシアはとっくに気がついていたらしい。青年はフレシアが気にしないなら別にいいと考えていたが、彼女はもっと過激なことを考えていた。
「おにーさん以外とキスしたこと……オシオキしてもいいんだよ?」
囁かれたのはあまりにも過激な願い。
驚く青年を他所にフレシアは自らの衣装を解くと、さっきのランカのようにこちらに尻を向けた。
「おにーさんの、ガッチガチなおちんちんで……私をめちゃくちゃにしてほしいな♪」
四つん這いになったまま、指で丁寧に秘部を割り開くフレシア。糸を引くほどしっとり濡れてほぐれたソコは、ヒクヒクと揺れながらソレの訪れを待ちわびている。
そこまでされれば青年も黙って見ていることはできなかった。疲れはあったはずだが、それも吹き飛んでフレシアに後ろから覆い被さっていく。
「あっ♡おにーさんのが、はいってきてる……♡ゆっくりいれられるとゾクゾクして……あ、ああっ♡」
そのまま腰をゆっくりと前に進めていけば、しっとりと濡れたフレシアの花弁が青年の男根を受け入れていく。焦らすように最奥まで突き込めば、ランカほどではなくとも小柄なフレシアは青年に征服される快感に酔いしれていた。
淫らなフレシアに、青年の我慢も限界だった。
「あうっ♡おにーさっ……ああっ♡」
腰を引いては一気に押し込む。その動作をフレシアに前もって伝えることもなく青年は始めていた。
激しい行為が突然始まってフレシアも激しく悶えながら嬌声を隠さずにあげていく。
「あひゅっ♡おにーさんいつもよりはげしっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ほっ、ほんとにおこってたのっ……ひうっ♡」
ゴツゴツとフレシアの最奥に激しく突き立てれば、彼女は普段の余裕そうな表情が消え失せていた。
青年は別に怒ってないことを告げつつも、余裕のなさげなフレシアにさらに強く興奮していく。
「やっ♡すごっ♡ごつごつっておなかひびいてっ……ひあっ♡おにーさんので、おなかいっぱいになってる♡」
フレシアは剛直で何度も最奥を突き上げられ、強い快感に震えながら甘い声を隠さない
ほんとは期待してたんじゃないか?思わず煽ればフレシアは恥ずかしそうに悶える。
「あっ♡すこしだけうらやましくて……んんっ♡あんな、おにーさん……みたことないから……ひあんっ♡」
ランカの犯され具合を見て、フレシアは羨ましく感じていたらしい。そんな言葉を聞けば、青年も自重を捨てるのは早かった。
ばちゅんっ♡と淫らな水音と肉を叩く音を混じらせながら、青年はフレシアを優しく抱き上げる。
「んあっ♡だめっ……このたいせーはっ♡ああっ♡」
青年の腕の中にすっぽりと背中から収まるフレシア。しかし安心感を抱くよりも自分の体重が加算されたことによって激しく悶えていた。
青年は腰を激しく突き上げながら、フレシアを犯していく。
「おにーさんっ♡すきっ♡もっと♡もっとぉっ♡」
そうしてラブコールと嬌声が混じり合い、青年とフレシアは気絶したランカのことも忘れて互いを求めあっていくのだった。
フレシアの蟲惑魔が迎えにくる?話の続編っぽいもの
どうしてこうなった?
青年は下半身の強烈な快楽に苛まれながら、頭を悩ませていた。
「ふふ〜ん♪ビクビクしちゃってさ、なっさけな〜い?」
クスクスと笑う少女が青年の男根を弄くり回していた。桃色の髪のツインテールといい、勝ち気で生意気な物言いも含めてフレシアよりも幼く見える。
されどその手からもたらされる快楽は、青年の脳を焼きそうになるほど快楽を生んでいた。
「フレシアが男連れ込んだって言うからさ、味見しよーかな?って思ったのに期待ハズレ〜」
この一帯を愛の巣と化させて青年と暮らすようになったフレシア。
そんな彼女が不在の時に現れたのがこの少女、ランカの蟲惑魔であった。
突如現れた侵入者に本能的に構えるより早く、ランカの蟲惑魔は青年を押し倒してしまった。フレシアと触れあううちに、彼女たちが怪物であることも失念していたのだ。
鎌のような形の甲殻が、青年の腕をベッドに縫い止めてランカの暴挙を止めることも許さない。
「ふふ♪怒ってるみたいだけど無〜駄♪」
ランカの手が青年の男根を絶妙な加減で扱いていく。
フレシアに比べれば気持ちよさでは劣るだろう。しかしランカの手付きは青年のことを考えない一方的な快楽の押し付けだった。
蟲惑魔特有の催淫作用のある唾液をローションのように垂らし、塗り込むように扱いていく。
決して優しくはないが絶妙な緩急のある扱き方。強めに握ってみたり、わざとらしく爪を立ててみたり、グリグリと指先で押してみたり。
痛いはずの行為も唾液によって無理やり快楽に変えられてしまう。
そして、その上で。
「はい!スト〜ップ♪出しちゃダ〜メ」
ピタリと止められる手。もう少しで達する寸前なのに寸止めされて、青年の歯を噛み締めながら息を吐いた。
「そんなにイキたかった〜?でもダ〜メ♪今はランカのオモチャなんだから♪」
クスクスと生意気に笑うランカ。
かれこれこんなことを十回ほど青年は続けられている。そろそろ本格的に厳しくなってきていた。
「ね〜ね〜、そろそろ挿れたい?」
そんなところで囁かれる言葉。
身を起こしたランカはショートパンツのような衣装を躊躇いもなく脱いでいくと、甘い蜜のような香りの秘部を青年に見せつけるように晒した。
それを指でくぱぁと割り開きながら再び囁く。
「おにーさんがランカの奴隷になってるくれるなら……ここにズポズポ挿れさせてあげる♪」
クスクスと笑い声が聞こえる。
甘い蜜に誘われる羽虫のよう青年の耳はランカの囁きと呼気に集中し、その視線はゆっくりと近づいていく男根と花弁に奪われていた。
追い討ちのようにランカが囁く。
「ね、挿れたいよね?」
今にもすべて飲み込まれそうになりながら、それでも青年は奥歯を噛み締めて首を横に振った。
「は?」
すっとんきょうな声をこぼすランカ。
青年はフレシアを裏切ることはできない。それをランカは理解できずに目をぱちくりとさせている。
「はぁぁぁ!?ランカに挿れたくないってマジ?何で?こんだけ焦らされてるのに!」
ランカは断られると思っていなかったのだろう。
明らかに取り乱している。しかしここまで来て、彼女も引き下がれないらしい。
「もういいよ!このままヤっちゃって身も心もランカのモノにしてあげる!」
青年は頷かなかったが、このまま挿入させて籠絡すればいい!とそう考えたランカ。しかしあまりに時間をかけすぎていた。
「――なにをやっているのかな」
優しく透き通る声。しかしどういうわけか、今の状況においては何とも言えない圧力があった。
「げっ……フレシアっ!や、やばっ……」
いきなり帰って来てしまったフレシアに慌て始めるランカ。そそくさとその場を後にしようとする彼女だったが、驚くほど自然な足取りでフレシアは距離を詰めてしまう。
「きゃうっ!?」
「おにーさんに、なにをしようとしてたのかな?」
軽くランカを捕獲して蔓で拘束したフレシアがにっこりと微笑みながら囁く。
青年は初めて見るフレシアの反応に少し慌てるが、落ち着かせるように彼女が抱き付いてくる。
「おにーさんが取られなくてよかった」
拘束を解いてから青年の胸板に顔を埋めるフレシア。
まるで匂いを擦り付けるような動作に、青年も思わず見守ることしかできない。
「え、えーと、フレシア……?」
おずおずと蔓で拘束されたまま、ランカが気まずそうに話しかけていく。
フレシアは青年から名残惜しそうに顔を離すと、ニッコリしたままランカに近づいた。
「おにーさんに、何をしようとしたか、言ってくれる?」
「え、ええと……な、なにも……」
「正直に言ってくれる?」
ニッコリ笑うフレシアだが、妙なプレッシャーが後ろから見ている青年にも感じられた。
それを向けられているランカはもっと恐ろしいのだろう。やがて折れたように口を開く。
「い、悪戯しようとしてましたー!フレシアがやたら大事にしてたから味見しようかなーって……」
「…………そう」
ランカの告白にフレシアは淡々と頷く。
フレシアがゆっくりと手を上げるとランカは蔦で両腕両足を縛られたままベッドの上に投げ捨てられた。
「悪い子にはオシオキしなくちゃ♪」
クスリと笑うフレシアは、ベッドに乗り上げてランカに近付くとツーと指先で身体を撫でていく。
「ひうっ!」
変な触られ方で思わず悲鳴をあげるランカに、フレシアはさらにクスクス笑うと青年の目の前で彼女から服を剥ぎ取っていく。
「ちょっとまって!?」
「おにーさんもちゃんと見ててね?」
目を逸らしておこうとした青年に、フレシアは待ったをかけながらランカを弄り始めた。
自分よりも薄く幼いランカの乳房を指先で優しく撫で、その先端に息を吹きかける。
「やっ……まって!まってってば!んみゅぅっっ!?」
待ってと騒ぐランカがうるさいと言いたげに、フレシアはその唇を奪い去った。目を見開いて混乱するランカに追い討ちをかけるように、二人の口からぬちゃぬちゃと粘液質な音が響く。
少しだけモヤっとした青年だったが、それよりも美少女同士の濃厚なキスに目を奪われてしまう。
「ふ、ふれしあ……あ、あんた……」
わなわなと震えるランカに、フレシアはクスクス笑いながら指で乳首を摘まんだ。
途端にランカの小さな身体が強くのけぞる。
「ひうううっっ♡ひゃめっ……!やっ……んんっ♡」
さっきとは打って変わって悶えるランカ。
あのキスはランカに媚薬効果のある唾液を流し込んだのだと、青年はやっと理解した。
「ちくびやらぁっ!またイっちゃっ!?」
もはや何度も達してしまっているのか、ランカはすでに半泣きになっている。
フレシアはそんな反応に微笑みながら、痙攣するランカの下腹部を撫でつつその先に指を進めていく。
くちゅり♡
「ひゃうううっっっ♡ふ、ふれしあっ……そ、そこはっ……ああっ♡」
無抵抗なランカの短パンをずらせば、その下は洪水のように湿った秘部が晒された。躊躇いもなくフレシアの細くしなやかな指がソコを撫で蜜を撒き散らさせる。
花の香りにも似た強い雌の匂いが辺りに広がり、青年も思わずゴクリと喉を鳴らす。
フレシアは指で手慣れたようにランカの秘部を掻き回しては、痙攣する彼女に笑みを深めていく。
「ごめんなしゃっ……ふれしあっ♡ごめんなしゃいぃぃっ!らんかがわるかったからっ、ゆるひてぇええ!」
甘い声を混じらせて叫ぶランカ。
何度も無理やりイカされてよほど辛いのか、青年に見せていた生意気な性格はどこかへ行ってしまったようだ。
フレシアはといえば、まだ足りないらしい。青年の方を向くと手招きをしてくる。
「おにーさん♪ランカにオシオキしてあげて♡」
いきなりそんなことを言われ、青年は困惑したがフレシアは優しく囁く。
「大丈夫、これはランカへのオ・シ・オ・キ♡おにーさんもランカに怒ってるでしょ?」
理性を溶かすような言葉。青年はヒクヒクと震え、こちらを見つめるランカに喉を鳴らす。
それでも落ち着くように深呼吸してから、フレシアを気にしてることを告げると彼女は嬉しそうにはにかんだ。
「私を気にしてくれてるんだね?嬉しい♡」
言いながら青年に唇を重ねるフレシア。もはや何度もしたキスだが、それでも情熱的に舌を絡ませていく。
「でもね、おにーさん?一番愛してるのが私なら、おにーさんが少しくらい他の子に手を出したって怒らないよ?」
でも?と言いたげな青年に、フレシアは耳に口を寄せて。
「ほら、見て?ランカのアソコ……あんなに濡れてヒクヒクしてる♪生意気で意地悪をしてきたランカを、おにーさんは凝らしめていいんだよ?」
どうやらフレシアはそうまでしてランカに自慢のツガイを見せつけたいらしい。
ここまでお膳立てされれば応えないわけにもいかない。フレシアに誘われるままに、青年はランカに近寄っていく。
「ま、待って……今はダメだってば……や、やら……」
カタカタと震えるランカ。少し罪悪感を抱く青年だが、フレシアは後押しするようにランカの身体をひっくり返す。
うつ伏せになって小さな尻を青年の方に突きつける形になったランカは、後ろ手に縛られているのもあってなんとも言えない背徳感を抱かせる。
フレシアは告げる。
「おにーさん……ランカのアソコ、もうトロトロだよ♡」
ゴクリと喉を鳴らし、ランカの小さな尻を揉みしだく。そのまま割り開くようにすれば、ぐっしょりと濡れてフェロモンを撒き散らす秘部が露となる。
青年の理性はそこまでが限界だった。
「はひゅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」
ズプンッ♡と一気に挿入される男根。ランカの小柄な体躯では、あまりにも凶悪なモノが根本まで突き込まれている。
フレシアとはまた違うキツい膣の圧に、青年は獣欲のまま腰をぶつけるように振り始めた。
「あひっっっ♡こわれちゃっ……らんかごわれちゃうからっ♡やあっ♡」
「おにーさんのが欲しかったんでしょ?ほらがんばれ♡がんばれ♡」
「ちがっ、ひぎゅっっっっっ!?ひゃめっ!あやまるから ぁっ♡あびゃっ♡ひゃめぇぇぇええっ!」
喘ぐランカ、煽るフレシア、ただひたすら性欲を貪る青年。
ランカの痴態と愛する男が気持ち良さそうにしているのを眺めるフレシアは心底楽しそうだ。
ランカの小柄な身体をモノのように青年が腰を打ち付ければ、彼女は声にならない叫びを上げていく。
「こわくまなのにぃっ……にんげんなんかにっ!にんげんなんかにぃぃぃっっ♡」
そうしてオスを食い散らかすハナカマキリの蟲惑魔は、青年とフレシアによってひたすらに犯されていくのだった。
○ ○ ○
「あ゛うぅ……♡」
ランカを何度も出して抜かずに犯し続けた青年はやっと正気に戻ったらしい。ゆっくりと男根を引き抜けば、栓を抜いたように精液が溢れていく。
潰れたカエルのようにひくつくランカは、もはや拘束がなくなっても動く気配がない。完全に気絶してしまっているようだった。
「おにーさん、スッキリした?」
頭を抱えているとフレシアは楽しげに労いの言葉をかけてくる。
やりすぎたんじゃないか?と青年が心配そうな顔をしてるとフレシアは首を横に振った。
「いいの♪おにーさんと取ろうとしたランカが悪いんだから」
フレシアがそう言うならそれでいいかと青年が考えていると、彼女はフラフラと青年に抱き付いてきた。
そのまま耳元で囁く。
「私がさっきランカとキスした時、おにーさんムッとしてたよね?」
フレシアはとっくに気がついていたらしい。青年はフレシアが気にしないなら別にいいと考えていたが、彼女はもっと過激なことを考えていた。
「おにーさん以外とキスしたこと……オシオキしてもいいんだよ?」
囁かれたのはあまりにも過激な願い。
驚く青年を他所にフレシアは自らの衣装を解くと、さっきのランカのようにこちらに尻を向けた。
「おにーさんの、ガッチガチなおちんちんで……私をめちゃくちゃにしてほしいな♪」
四つん這いになったまま、指で丁寧に秘部を割り開くフレシア。糸を引くほどしっとり濡れてほぐれたソコは、ヒクヒクと揺れながらソレの訪れを待ちわびている。
そこまでされれば青年も黙って見ていることはできなかった。疲れはあったはずだが、それも吹き飛んでフレシアに後ろから覆い被さっていく。
「あっ♡おにーさんのが、はいってきてる……♡ゆっくりいれられるとゾクゾクして……あ、ああっ♡」
そのまま腰をゆっくりと前に進めていけば、しっとりと濡れたフレシアの花弁が青年の男根を受け入れていく。焦らすように最奥まで突き込めば、ランカほどではなくとも小柄なフレシアは青年に征服される快感に酔いしれていた。
淫らなフレシアに、青年の我慢も限界だった。
「あうっ♡おにーさっ……ああっ♡」
腰を引いては一気に押し込む。その動作をフレシアに前もって伝えることもなく青年は始めていた。
激しい行為が突然始まってフレシアも激しく悶えながら嬌声を隠さずにあげていく。
「あひゅっ♡おにーさんいつもよりはげしっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ほっ、ほんとにおこってたのっ……ひうっ♡」
ゴツゴツとフレシアの最奥に激しく突き立てれば、彼女は普段の余裕そうな表情が消え失せていた。
青年は別に怒ってないことを告げつつも、余裕のなさげなフレシアにさらに強く興奮していく。
「やっ♡すごっ♡ごつごつっておなかひびいてっ……ひあっ♡おにーさんので、おなかいっぱいになってる♡」
フレシアは剛直で何度も最奥を突き上げられ、強い快感に震えながら甘い声を隠さない
ほんとは期待してたんじゃないか?思わず煽ればフレシアは恥ずかしそうに悶える。
「あっ♡すこしだけうらやましくて……んんっ♡あんな、おにーさん……みたことないから……ひあんっ♡」
ランカの犯され具合を見て、フレシアは羨ましく感じていたらしい。そんな言葉を聞けば、青年も自重を捨てるのは早かった。
ばちゅんっ♡と淫らな水音と肉を叩く音を混じらせながら、青年はフレシアを優しく抱き上げる。
「んあっ♡だめっ……このたいせーはっ♡ああっ♡」
青年の腕の中にすっぽりと背中から収まるフレシア。しかし安心感を抱くよりも自分の体重が加算されたことによって激しく悶えていた。
青年は腰を激しく突き上げながら、フレシアを犯していく。
「おにーさんっ♡すきっ♡もっと♡もっとぉっ♡」
そうしてラブコールと嬌声が混じり合い、青年とフレシアは気絶したランカのことも忘れて互いを求めあっていくのだった。
フレシアの蟲惑魔が迎えにくる?話の続編っぽいもの
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