C&A広辞苑、C&A喜怒哀楽、C&A百科、ひとことQ(CHAGE and ASKAオフィシャルファンクラブ会報「TUG OF C&A」より)

ん【「ん」の立場】

女「C&Aの曲名しりとりをしましょ」
チャゲ「ああ、いいとも」
女「じゃあ、まずはニューアルバムということで『GUYS』」
チャゲ「ず、ず、…『す』でもいいんだよね。『砂時計のくびれた場所』」
女「よ、よ、『夜のうちに』」
チャゲ「に、に、『Newsにならない恋』」
女「い、い、『if』」
チャゲ「ふ、ふ、『不条理なKissを忘れない』」
女「また『い』かー。い、い、『いろはにほへと』」
チャゲ「おまえ、古いなぁー。と、と、『遠い街から』」
女「ら、ら、『LOVE SONG』」
チャゲ「ぐ、く、く、『CRIMSON』」
女「あーっ、『ん』がついた!チャゲの負けー!」
チャゲ(ムッ…)
女「負け負けー! ばーか、ばーか!」
チャゲ「なんで『ん』がつくと負けなんだよ」
女「えっ…」
チャゲ「いったい、誰が『ん』がつくと負けなんて決めたんだ。『ん』だって立派な日本語だろ!」
女「そっ、それは…」
チャゲ「『ん』がかわいそうだと思わないのか!」
女「チャゲ、やめて…。興奮しないで…」
チャゲ「『ん』だって精一杯生きているんだぞー、ばかやろー!」
女「乱暴しないで!キャーッ!」
(*いわんとすることはおわかりいただけたと思います)

ん【チャゲの世界を知るキーワード】

「うん」はイエス。「ううん」はノー。これは一般的に使われる返事であるが、ニュアンス人間のチャゲの場合はこれに「ん」が加わる。チャゲにとっての「ん」はイエスなんだけどノーとも言えて、つまりできることならもう1度考えてほしかったりするときに使われたりする。「うん」と「ううん」と「ん」の違い。これがわかれば、あなたもチャゲの世界に入ることができる。

ん?【間違いめっけ】

しっかり聞いているはずなのに聞き逃してしまう事柄というのはよくある。飛鳥も例外ではなく、耳を傾けているのに、ときどき重要なことを聞き逃していたりする。特にそれが自分の意にそぐわない事柄だったりするから、けっこうやっかいなのだ。顕著に現れるのがレコーディング。オケ録りなどで、これでよしと納得したのに、いったんスタジオから出て人と打合せなどをしていると、流れてくる音のある部分に耳を引っ張られることがある。そのとき発するのが「ん?」
この「ん?」が出る瞬間は、かなり耳が敏感になっているが、改めてプレイバックしてもらうと、なんの問題もなく完璧に聞こえる。このときは、さらにしっかりと聞く態勢になっているから、気づかないうちにOKの音ばかりを拾っているのだ。気のせいだったと思い直し、人と打合せを再開させる。そして流れてくる音を片方の耳で聞いていると、また「ん?」。
もう1度スタジオに戻ってみる。わからない…。そうなったらもう追求するしかない。腰を据え、音の突き詰めがはじまる。やがて「ん?」とひっかかったところがわかる。確かにかすかにコードが違っていたり、なにかの音とぶつかっていたり。
「ん?」…。短い言葉で意味がないようだが、音楽を作る上であなどれない大事な言葉なのだ。

んーた【飛鳥の秘密】

その昔、ヤマハオルガン教室に通っていた宮崎少年。音譜を読むとき、四分音譜は「たん」、8分音譜は「た」、休符は「ん」と習っていました。未だにそのクセが抜けず、レコーディングなどで譜面を読むとき、つい「た、た、たん、た」などと口にしちゃったりして、休符と八分音譜が並んでいたりすると、強く「んーた」と言ってしまうのでした。

んーっと【幼稚な口グセ】

なにかを考えるとき、人は「んーっと」を口にしてしまう。チャゲと飛鳥も、話が間延びしたり、考える時間が長かったりすると「んーっと」でつなぐクセがある。子どもの頃、「んーっと」を使うのは幼稚な人です、と学校の先生に言われて育ったのに、いつまでたっても抜けない。たまに先生の言葉を思い出し、「んーっと」をさりげなく「えっーと」に変えてみるのだが、やっぱり「んーっと」のほうが圧倒的に多い。
ちなみにブラックアイズの十川知司は「えっっとー」がクセ。C&Aよりは大人っぽいと言える。

んーっとね【チャゲの嫌いな言葉】

自分たちのことは置いとくとして、女性が上目使いでまばたきをパチパチさせながら言う「んーっとね」は許せないチャゲと飛鳥。こういうかわいこぶりっこしてる女性に、怒りを感じずにいられない。特にせっかちなチャゲは「んーっとね」と言っている間にその場から消えてしまうので、ぶりぶりを武器にしている女性は注意するように。

ンー、マンダム【男の世界】

柴田君と宮崎君が中学生時代のこと。当時、男の整髪料と言えば、MG5とバイタリスが主流だった。そこへきていきなり彗星のごとく登場したのがマンダム。『男の世界』をキャッチコピーに掲げ、CMに出演しているチャールズ・ブロンソンは、そりゃもうかっこよかった。CMソング『男の世界』は爆発的に大ヒット。誰もがチャールズ・ブロンソンが歌っていると信じていたのだが、知らない歌手が歌っていて、レコードを買った人はみんながっかりしたという苦いエピソードもある。CMで流れる彼の「ンー、マンダム」の声はしぶく、全国の少年が競ってマンダムを買い、大人の気分で「ンー、マンダム」なんてマネしていたものだった。もちろん柴田君と宮崎君も御他聞のもれずマンダムを買ったくち。宮崎君よりもどちらかと言うと早熟だった柴田君は、チャールズ・ブロンソンみたいに男くさくなりたくて、彼の出ている映画『狼の挽歌』『レッド・サン』などを観て、しぶさを徹底研究していたのだった。その研究は現在、全然役にたっていない。

んがっ【これこそ意味のない言葉】

柴田君と宮崎君が高校時代のこと。少年チャンピオンに連載中の『がきデカ』が大ブームになり、主役のこまわり君が言う「死刑!」は、その年の流行語大賞になるくらい日本中に浸透した。「死刑!」の他にも「アフリカ象が好き!」などの数々の流行語を生み出した。中でも柴田君が好きだったのが「んがっ」。あまり頭のよくないこまわり君が返答に困ったときなど、その場をごまかすために使っていた言葉で、柴田君も場がしらけたりすると「んがっ」とやっていた。他に「んぺっ」もある。
大人になってチャゲとなった柴田君は、あの懐かしい『がきデカ』をもう1度読みたいと思っている。今、単行本となって出版されている『がきデカ』全巻。本屋さんに山のように売っているらしい。

ん・こ〜い【広東語で「すいませーん」のこと】

3年前、『夜のヒットスタジオ』出演と写真撮影を兼ねて、香港を訪れたC&A。写真撮影のときにコーディネーターとしてついてくれたのが洙さん。目にとても力のある人で、常に目を見開いているのが印象的だった。驚くときも「おっおおー」と声を上げ、なにかにつけて私たちを笑わせてくれた。チャゲも飛鳥も別に広東語を覚える気はなかったが、お店などでウエイターを呼ぶときの言葉くらいは知っておかなきゃいけない。そので洙さんに質問をした。「エクスキューズミーはなんて言うの?」。返ってきた洙さんの言葉が「ん・こ〜い」。冗談のようなマヌケな洙さんの言い方がうけて、以来、香港滞在中、ずっと洙さんをコピーして「ん・こ〜い」とやっていたチャゲと飛鳥であった。

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