和久井 啓太
やるで(主人公)、
準備はええか?

準備OK
フン…1、2の3で行くで。
ミスすんなや…
1、2の〜、3やっ!
少し待って
しゃーないな。
準備ぐらいさっさと
済ませぇや。
……。
もうええやろ?さっさとやるで。
1、2の3やぞ・
1、2の〜、3やっ!

アラミサキ
ウフ…ウフフフ…
やっと出て来れた〜!
…と思ったら、何よ、
いきなり見せつけて
くれるじゃない…。
つがいでラブラブ共同作業?
はぁ? 何ソレ?
ずっと独り寂しく封印されてた
私をいじめて楽しいわけ?
リア充、爆発しろ!
ケンカ売ってる?
な、何よ、急に凄んじゃって…!
も、文句あるなら
こっち来なさいよ!

で、何よ、
私に言いたい事があるの?
頼みがあるんだ
頼み?
何よ、いったい…。

で、私に何の頼みがあるの?
このハーレム集団!


どうせ孤独な私を
あざ笑ってるんでしょう!?
和久井 啓太
何やねん、この悪魔…。
ベラベラうっさいわ。
アラミサキ
ちょっと、そこのアンタ!
和久井 啓太
あん?
アラミサキ
そうよ!アンタ、
あっちの彼の事好きでしょ!
私には分かるんだから…!
和久井 啓太
ああ…確かに力は認めとるから、
対戦相手として好きやな。
…それが何やねん。
あんまグダグダうっさいと、
潰すで。
アラミサキ
あー、もう!ムカムカしてきた…!
愛に満ちたこの空間に
耐えられないわっ!
落ち着け
無理よムリムリ!
落ち着いてなんかいられない!
うらやましいだろ
ちょ、挑発?
人間ごときが、この私を
愛の力で挑発するの?


だいたい、こんな男のどこが…
あら?あらあらあら?
何かあなた、存在が薄い…。
ううん、そんな事より…
よく見たらあなた…
私好みの男の子じゃない!
ウフフ…決ーめた・
この子に取り入っちゃおーっと♪
ねぇ、ダーリン。
悪魔でも愛してくれるゥ?
和久井 啓太
ああん…?何しとるんや、
あの悪魔は…?
アラミサキ
は〜い、私、ダーリンに
取り憑いちゃいました〜。
これで私とあなたは一心同体♪
そんなヤツラより私の方が、
役に立つ良い女だって事、
教え込んであげるわ、その体に!
だから、これからよろしくね〜♪
よろしく♪
さすがダーリン、話が分かる〜♪
大好き!
和久井 啓太
何、呑気に言うとんのや、
(主人公)…。
それに悪魔、お前も…
何、勝手に人に取り憑いとんのや、
潰すで。
アラミサキ
何を言っても無駄よ無駄!
私とダーリンは心と体の深い所で
繋がっちゃったの!

ところで〜、アンタたち、
私の力を利用しようとして封印を
解いたんでしょ?
離れろ!
ええ…
ダーリンは私と一緒にいるの、
イヤなの…?

和久井 啓太
当然やろ、
さっさと(主人公)から離れろや。
潰すで。
アラミサキ
ダ〜メ、駄目駄目。
もう私はダーリンから
離れないの!


それに〜、アンタたち、
私の力を利用しようとして封印を
解いたんでしょ?
志島 大地
あ…バレてました?
アラミサキ
当然よ、
私を誰だと思ってるの?
新田 維緒
(主人公)くん、電話…
もしかして、マコトさんから…?
迫 真琴
(主人公)、私だ。
スピカが第防衛ラインを
突破した…!

マコトから映像が送られてきた…。

伴 亜衣梨
こ、これって…!
新田 維緒
レインボーブリッジは…
通過されたの…!?
迫 真琴
(主人公)…残っているのはもう、
君達がいる
最終防衛ラインのみだ。
近隣で戦闘可能なジプス局員は、
総員最終防衛ラインに
向かわせている!
そこでスピカを
食い止めるんだ…!

電話は切れた…。

志島 大地
おいおいおい…
ど、どどうすんだよ!?
伴 亜衣梨
ちょっと、
落ち着きなさいよ!
志島 大地
んなこと言われてもさ…
もうすぐここに
スピカ来ちゃうじゃん…!
アラミサキ
は?スピカ?
何よ、それ?
志島 大地
スピカはトリアングルムで…
倒さないとマズイ事に
なるんだよ…。
アラミサキ
ふぅん…トリなんとかって
よくわからないけど、何しに
来るのよ?
…はっ! さては…私とダーリンの
愛を邪魔しに来たのね!?
これは試練なのね!?
私たち2人の愛の力で
そのスピカってヤツを
やっつけましょ!
それじゃ、私はダーリンの中に
いるから、必要になったら
呼んでね〜!ちゅっ♪
新田 維緒
えっと…これで、
悪魔の協力をとりつけた…
って事になるのかな?
志島 大地
うぅ…とにかくお膳立ては
されたって事かよ…!
こうなったらやるしかね〜よな…!
よし、万全に準備して、
またここに来ようぜ…!

(主人公)たちは真剣な
面持ちで立ち去った…。

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